昭和唱和ショー
Gさん(仮名)「そう言えばブリキという言葉も日常では聞かなくなりましたね」 ごいんきょ「せいぜい、ブリキのおもちゃを懐古的に扱うくらいだろ」 G「そもそもブリキってなんですか?」 ご「薄鉄に錫(すず)をメッキしたものだよ。それによって、腐食耐…
Gさん(仮名)「今回は”てんぶくろ”ですね」 ごいんきょ「言葉だけ聞いたのではわかる人は少なくなっているだろうなあ」 G「そもそも押し入れも減ってますかね」 ご「洋間だけって家も増えてるかもね。でも、まだまだ和室も根強く有るだろうし、そういう家…
Gさん(仮名)「そう言えば長屋はかなり前に見なくなりましたね」 ごいんきょ「わしの記憶では、やはり大阪万博の頃にほぼ潰滅したよな。巨人の星でも、生家の長屋が壊されるのを飛雄馬が嘆く場面が有ったが」 G「田舎の方にはまだ有るんでしょうか」 ご「…
Gさん(仮名)「大黒柱って、読み方すらわからないかもしれませんよ、若い人は」 ごいんきょ「”だいこくばしら”だな。”おおぐろ・ちゅう”という人名ではないぞ(笑)」 G「これって、家の中心に有った一際太い柱ですよね。昔の家に有った」 ご「昔の田舎の…
Gさん(仮名)「今の人には読めないでしょうねえ、記事題」 ごいんきょ「”ぬかどこ”だな」 G「そもそも糠ってなんですかね」 ご「そこからだよなあ。もう若者だと、田舎の人間でも知らないかも。 簡単にわかりやすく言うと、米の皮だな」 G「ん? 米の皮…
Gさん(仮名)「煙草屋って言葉も、いつの間にか聞かなくなりましたね」 ごいんきょ「いつからかはハッキリしてるよ。コンビニがタバコを売り始めてからだな」 G「昔は結構、あちこちに有りましたよねえ」 ご「♪ 向こう横丁の煙草屋の 可愛い看板娘~なん…
Gさん(仮名)「ここのとこ、結構な量の雨が降ってますよねえ。という事で思いついたお題なんですよ」 ごいんきょ「なるほどな。そう言えば、雨漏りのする家というのも、昭和時代の遺物かな」 G「昭和時代の貧乏な家と言えば、雨漏りですよねえ(笑)」 ご…
Gさん(仮名)「電報の終日受付が無くなるんだそうで」 ごいんきょ「う~ん… とうとう無くなるのかあ」 G「使った事は有りますか?」 ご「有るなんてもんじゃないね。わしは携帯電話の普及前は、電話を入れてなかったから」 G「固定電話入れるのには、保…
Gさん(仮名)「先週の”浪曲”に続いて”民謡”を扱おうと思いますけど」 ごいんきょ「日本の戦後歌謡というと、どうしてもアメリカ様の影響で、洋楽が台頭してきたんだな。総じて”ジャズ”と呼称していたけど」 G「必ずしも今日で言う”JAZZ”に限らず、洋楽は…
Gさん(仮名)「そう言えば、浪曲というものを全く耳にしなくなったのはいつごろからですかね」 ごいんきょ「わしらが子供の頃までは、特にNHKのラジオではたまに浪曲を流してたしな。テレビの方でも、ごくたまにやってた」 G「風呂で唸ってた年寄りも…
Gさん(仮名)「あ~、なるほど。そう言えば家庭の照明は、ソケット型の電球が普通でしたねえ、昭和30年代までは」 ごいんきょ「意外と蛍光灯の普及には時間が掛かって、昭和23年の時点では、日本の現状では蛍光灯の普及は困難とか言われていたんだ」 G「…
Gさん(仮名)「お手玉って、我々の子供時代でも、そんなにやってなかったですよね」 ごいんきょ「う~ん… でも、チラホラとやっている女子はいたね。 うちにも有った気がするなあ、何故か」 G「あれって、戦後すぐあたりの遊びですか」 ご「江戸時代とか…
Gさん(仮名)「そう言えば夕立が無くなった気がしますね。これは盲点でした。 尤も、これは地方差が有るかもしれませんね。あくまでも関東での話ですね」 ごいんきょ「わしの記憶では、15年くらい前までは、普通に夕立が有ったのよ、夏は。 夏場は殆ど毎日…
ごいんきょ「パンタロンでパンパンパン」 Gさん(仮名)「かなり古い人間でないと理解できない言葉で幕開けるのはやめましょう(苦笑)。 そう言えばパンタロンという言葉も暫く聞いてないですねえ」 ご「今ではベルボトムと呼ぶ事になってるみたいだな。 ”…
発案者は誰か ロカビリーによる再リバイバル 再々リバイバル、そして…… Gさん(仮名)「今回は”リーゼント”に迫るという事でしたが」 ごいんきょ「ああ。今回も徒花満載だぞ(笑)」 G「ネット上に、知る人ぞ知る徒花を咲かせ続けるのが趣味というブログで…
ヒカルVALU問題はまた来週 ポマード ヒカルVALU問題はまた来週 Gさん(仮名)「ん? 今日はネット熱闘録号外として、ヒカルVALU問題を扱うんじゃなかったでしたっけ?」 ごいんきょ「扱いたくて扱いたくて仕方無いんだけど(笑)、なにしろ本格…
Gさん(仮名)「チックも、たしかに日常で聞かなくなりましたね」 ごいんきょ「検索だと”チック症”ばかり出て来るから畜生!」 G「地味な”彼岸島”ネタやっても誰も気付きませんし(苦笑)」 ご「それに駄洒落を混ぜた高等技だったんだが、君らには少し高尚…
Gさん(仮名)「今回は、昭和企画としては、なかなかベタなものですね」 ごいんきょ「定番中の定番だな。べつに種切れというわけではないが(笑)、些か書く時間の方が無くなったので(苦笑)、勝手知ったるこれにせざるを得なくなったというか」 G「あと5…
Gさん(仮名)「やはり今回はこれですか」 ごいんきょ「平凡パンチと来れば、次は朝日ジャーナルだよな」 G「本来はパンチではなくてマガジン、週刊少年マガジンだったらしいですけどね。”右手にジャーナル、左手にマガジン”」 ご「ま、マガジンもジャーナ…
Gさん(仮名)「いつの間にか、”平凡パンチ”も懐かしむ対象となってしまってるんですねえ。 ごいんきょ「宿敵だった集英社のプレイボーイは、一応は健在なのになあ。集英社は雑誌作りが上手かった」 G「これって、創刊は昭和39年4月28日なんですね」 *1 ご…
Gさん(仮名)「今回は梅雨明けに相応しい題材ですね」 ごいんきょ「しかし、”氷屋”と言われると、かき氷を食べるお店と勘違いする人間が多そうだな、今は」 G「かき氷の元となる、氷そのものを売るお店ですよね」 *1 ご「そう。四角くて大きい氷の塊を売…
Gさん(仮名)「今回は予告通りに”アプレゲール”ですね。先ず、どういう意味なんですか」 ごいんきょ「本来はフランス語の”戦後”って事らしいな。そこから文学などで、”戦後派”みたいな使われ方をしていたんだけど」 G「でも、もっと悪い意味が有るような…
Gさん(仮名)「今回は我々の世代でも耳慣れない言葉ですね。終戦直後の言葉ですね」 ごいんきょ「”カストリ”だけだと粕取り焼酎…といいながら粗悪な品質の焼酎…というか、ただのアルコールなんだが、”カストリ雑誌”というものも有ったんだよな」 G「エロ…
Gさん(仮名)「そう言えば、おひつも日常生活では見なくなりましたね」 ごいんきょ「ま、今でも和風のひなびた旅館なんかに行くと、おひつから装ったりするけどね。普段の生活では見かけないな」 G「と言うか、我々の子供の頃も既に日常では見なかったの…
Gさん(仮名)「梅雨に相応しい題材ですけど、雨戸は今でも有るんじゃないですか?」 ごいんきょ「でも、減ってきてるだろ。うちみたいなマンションだと無いし。それに有っても、昔のような木製じゃないだろ」 G「それはそうですね。いまどき木製の雨戸じ…
Gさん(仮名)「今回は”国鉄”の巻だと、前回の最後で予告しましたが…」 ごいんきょ「”国鉄”だとだだっ広すぎるし、あくまでも解説したいのは、何故ストが無くなったかだからな。少し考えが変わったのよ」 G「昭和50年のスト権ストで、一般人の怒りを買って…
Gさん(仮名)「そう言えば、いつの間にかストって無くなってましたね」 ごいんきょ「少し前にプロ野球選手会がストやって話題になったけどな」 G「少し前って、もう13年前の話ですよ(苦笑)」 ご「もう13年も経つのか、早いな」 G「ゼネストとストって…
Gさん(仮名)「なんだって、この蒸し暑くなってきた季節にこんな題材なんですか(苦笑)」 ごいんきょ「暑い時こそ熱い物を頂く。これ暑気払いの極意ね」 G(どうせたまたま思いついたくせに…) 「しかし、我々の子供の頃にだって、いろりなんか無かった…
Gさん(仮名)「テープレコーダーって、カセットのですか?」 ごいんきょ「いやいや。そちらもいつかやるだろうが、やはり先にカセット式ではない物だろう」 G「それって、持っている家は少なかったのでは?」 ご「それが、ウチには有ったんだよねえ」 G…
*1 Gさん(仮名)「うたごえ喫茶ですか。昭和30年代以降の生まれには縁が薄いものですね」 ごいんきょ「それより前の世代でも、実際に行って歌ってたって人は限られてくるだろうけどな」 G「これって、その名の通り、歌を歌う喫茶店ですね」 ご「うん。殆…