無駄じゃ無駄じゃ(?)

すべては無駄なんじゃよ

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

挿しす世相史「冷房電車登場」

昭和45年7月31日(金)、国鉄(現JR)による初の冷房電車が、一編成の試作車として登場しました。 *1 では、それまで夏場はどうしていたかというと、ドア付近の天井に、扇風機が付いていたのでした。勿論、更にその前はそれも無く、ただ窓を開けていただけ…

女系継承が有りならなんでも有りだろう

煮詰まるまでは書かないと思っていた女系破折だったが、いきなり煮詰めようという動きが急となってきたので、ワタクシなりの意見を書いてみたいと思う。 ワタクシが書いた意見で、もし同意できる部分が有れば、無名もしくは実名以外のハンドルを使用している…

朝日ソノラマはなぜ鉄腕アトム主題歌を独占できたのか(24)

オバQ音頭は空前の売れ行きを記録しました。 その背景は幾つか有ります。先ずは、安価な小型プレーヤーが普及し、ソノシートを再生できる家庭、子供が爆発的に増えた事。 勿論、番組やQ太郎の人気がべらぼうに高かった事は非常に大きいです。 提供会社の不…

科特隊集合 50周年ウルトラマンの日 杉並公会堂 初回分報告(1)

先々週の日曜、7月10日は、ウルトラマンの日でした。 何故この日がウルトラマンの日かというと、丁度50年前のその日、1966年、昭和41年7月10日に、『ウルトラマン誕生』(ウルトラマン前夜祭)がTBSで19時から放送され、日本中に初めてウルトラマンがその勇…

昭和唱和ショー「チョッキ」

ワタクシの場合、高校時代から記憶力が顕著に衰えを感じていたが、最近は真面目に悩んだら愕然とするくらいに覚えられない。勿論、諦めているから深刻には考えていないが。 その点、幼少時というのは、まさしく砂漠の砂がこぼした水を吸い込むように、覚えよ…

漫画投句「『がきデカ』から見る笑いの革命史」

【中古】少年コミック がきデカ(1) / 山上たつひこ【02P09Jul16】【画】価格:370円(税込、送料別) (2016/7/24時点) この漫画は週刊チャンピオンでの連載一回目から読んだ。 そして、わりとすぐに、今までに無い新しいギャグ漫画だという思いが生まれた。 …

麻雀回顧「名人戦(双葉社)の初アガリは誰だったのか」

函館2歳ステークス 麻雀回顧「阿佐田哲也(3)名人戦での初アガリは誰だったのか」 函館2歳ステークス 8番と10番に期待したのだが、やはり届かず。さりとて、5番までは読めないって。 GIIIは力の量れない馬がゴロゴロいるからね。本当は手を出さないのが賢…

挿しす世相史「ザトペック夫妻ヘルシンキオリンピックで同日金メダル」

昭和27年、現地時間での7月24日(木)、フィンランドのヘルシンキで行われていたオリンピック大会第6日目に、チェコスロバキアのザトペック夫妻が同日金メダルを獲得するという快挙を成し遂げました。 *1 夫のエミール・ザトペックは男子5000mで、妻のダナ…

「生前退位」に現れる知性の絶滅ぶり

ワタクシは、生前帰宅してから生前食事をし、生前ネット閲覧の後に、この記事を生前寄稿している。 さて、いまだに「生前退位」という言葉が無くならないどころか、殆どの週刊誌記事やWeb記事でその変梃な語を用い続けている。 ここまで来ると、元々左翼…

朝日ソノラマはなぜ鉄腕アトム主題歌を独占できたのか(23)

昭和41年より放送開始となったテレビまんが主題歌を見て参りましょう。 おそ松くん レインボー戦隊ロビン 海賊王子 ハリスの旋風 遊星仮面 ロボタン ジャングル大帝 進めレオ! がんばれ!マリンキッド とびだせ!バッチリ 魔法使いサリー まず、『おそ松く…

特別昭和テレビ特別寄稿「大橋巨泉を通して振り返るテレビの黄金時代」

我が勝手師匠の一人、大橋巨泉師の死去が報じられた。 個人的な思いは幾つか有るが、それを書いても詮無いので、ひたすら故人の来し方を振り返ってみよう。 いつもの通り、通常の報道ではまず流されないような事を中心としていきたい。 従って、余所で幾らで…

昭和唱和ショー「盆踊り」

今でも日本各地で盆踊りは催されているのでしょうか。少なくとも北関東の当地では、祭は有れども盆踊りは耳にもしません。 おそらく時勢から考えて、ワタクシが子供の頃はやっていた南東京の各地でも、今はやっていないのではないでしょうか。 なにしろ50m…

喧嘩漫画の系譜(終)「BE-BOP-HIGHSCHOOL」(きうちかずひろ)

BE-BOP-HIGHSCHOOL1巻【電子書籍】[ きうちかずひろ ]価格:540円 ここまでの喧嘩漫画は、概ね超人的な強さを持つ主人公が、次々と現れる強敵を打ち倒していくという形であった。特に『夕やけ番長』以後、その形は顕著となる。 そうした流れに革命的な一線を…

麻雀回顧「名人戦の誕生」

函館記念 麻雀回顧「阿佐田哲也(2)麻雀名人戦の誕生」 函館記念 今回は倍率が良かったし、先週二千円勝っているので、それを合わせての三千円を投入してみたのだが、倍率が高いという事はそれだけ難しいわけで、当然のように玉砕した。 いつも、こうなの…

挿しす世相史「もはや戦後ではない」

昭和31年7月17日(火)、経済企画庁がこの日の閣議に戦後十回目の経済白書(昭和三十一年度年次経済報告)を提出、発表しました。 これが後にも広く知られる戦後復興の合図、「もはや戦後ではない」という言葉を盛り込んでいた白書でした。 *1 その言葉は、…

恥恥放談「退位の大意とは」

ここのところ大きな報道が続いていて、どれも語りたい事は山と有るのだが全部書いている時間も無く。 で、悩みながら表題の事柄について書き始めている次第なのだが。 ワタクシがこの第一報を聞いたときに先ず思ったのは、1.確かに80を過ぎての公務はかな…

朝日ソノラマはなぜ鉄腕アトム主題歌を独占できたのか(22)

昭和40年から放送が始まった『ジャングル大帝』『オバケのQ太郎』は、テレビまんが音盤の流れを大きく変える作品となりました。 オバQについては、翌41年にも大きな出来事が有るのですが置いておきまして、残る40年組の作品を見てみましょう。 『ハッスル…

特別昭和テレビ特別寄稿「永六輔を通してテレビの黄金時代を振り返る」

今日は本来なら、先の日曜に行ったウルトラマン50周年の催しを報告する予定でしたが、昭和テレビの巨人逝くという事で、昭和テレビ特別寄稿は本来なら明日なのですが、明日は通常の寄稿をしたいというのも有り、本日、特別特別寄稿とします。何を言っている…

昭和唱和ショー「緑風会」

先の日曜は参議院選挙でしたが、かつて、と言ってもそんなには昔の話でもなく、戦後昭和に、政党政治制とは一線を画す動きが参議院に有ったのを思い起こせる人は、どのくらいになっているのでしょう。 それが、「緑風会」でした。 *1 『真実一路』『路傍の石…

漫画投句「うわさの姫子」(藤原栄子)

うわさの姫子(1)【電子書籍】[ 藤原栄子 ]価格:432円 本当なら今回は、喧嘩漫画の系譜最終回を書くつもりだったのだが、小林よしのりの生放送を見ていたら時間が無くなってしまった。 中で彼が新作『おぼっちゃまくん』の宣伝をしていたが、あれは茶魔語…

博士噺「プロキオンステークス」

プロキオンステークス これまた、かなり読み易く固いレースだったので、ワタクシにしては珍しく、たった4点買い。 その甲斐あって、2000円も浮いたぜ! って、相変わらずショボいわ。 しかし、同僚がまたやってくれた。 彼はワタクシのようにショボくないか…

挿しす世相史『朝日新聞一千万円懸賞小説「氷点」(三浦綾子)に決定』

昭和39年7月10日(金)発売の朝日新聞紙上にて、前年に一年間募集していた懸賞小説の受賞作を発表し、北海道・旭川の雑貨店の主婦である三浦綾子の『氷点』が見事に受賞しました。 この懸賞金は、一千万円という巨額なもので、故に相当の話題となっていたも…

我が渾身の国防論  ~参院選に絡めて

うちの選挙区は、自民、野党連合、幸福の科学という顔触れである。 これのどこに投票しろと言うのか? まず自民党。 今回の参院選で大勝すれば、改憲発議が出来るし、正常な日本政党人であれば、それを目指し、広く公論に訴えねばならない。 ところが、こん…

朝日ソノラマはなぜ鉄腕アトム主題歌を独占できたのか(21)

新興の朝日ソノプレス、朝日ソノラマがテレビまんがの主題歌を独占しまくり、一躍業界のトップに躍り出た事は、少なくとも現場の人間には苦々しい事だったかと思われます。 特に、ソノラマが席巻するまではテレビ主題歌で精力的に動いていた、キングレコード…

今頃レーガノミクスを礼賛できる出来の悪いコント作家の落合信彦

次の日曜は参院選という事で、我が国防論みたいなものをやろうかなと思っていたら、時間が無くなってしまった。 おそらく書き始めたら、軽く3時間以上はかかりそうな気がする。長文入魂系統の投稿となる事は間違い無いし、そうでなくては、ワザワザこの時期…

昭和唱和ショー「現代っ子」

ナウい、とかイマいなんて言葉が使われていた時期も昭和には有ったが、それらはアッと言う間に古びた言葉となってしまった。切り取る時代の範囲を限定した言葉であるほど、その言葉の賞味期限が短くなってしまう。 やはり昭和によく聞いた言葉で、「現代っ子…

入江文学対十兵衛なんて馬場対猪木を渇望するようなもの

今回の喧嘩稼業 工藤の母親を使った心理作戦は、狙いとしては面白いけれど、それが工藤との戦いにどのように活きるのか難しいね。 喜多だからぬかりは無かろうが。 いよいよ文学対桜井か。 最後のコマの桜井の存在感。 今までの登場人物とは明らかに扱いが違…

麻雀回顧「阿佐田哲也(1)」

ラジオNIKKEI賞 麻雀回顧「阿佐田哲也(1)」 ラジオNIKKEI賞 1番で決まりっていうのは有ったけどねえ。 あと、15番も注目していたのだが。 ダイワドレッサーはわからんわ。 麻雀回顧「阿佐田哲也(1)」 週刊文春だったか、伊集院静のやたら高飛車な読後感…

挿しす世相史「NHK『女優売春婦問題』解決へ向かう」

昭和30年に、NHKと映画界との間で、ひと悶着が起こりました。 この頃、売春等処罰法案で売春問題が世間を騒がせており、NHK第一放送が、それに絡めて大部屋女優のインタビューを放送した事が、女優を売春婦と同列に扱うものとして、映画界総出の猛抗議となっ…

無条件に若者へ投票を呼びかける愚

参議院選挙が近いという事も有って、あちこちで投票を呼びかけている。 政府はラップを使う馬鹿な広報をしているようだが、そのうち選挙権を7歳まで引き下げて、妖怪ウォッチだのを広報に使い出すのではないか。 時、人、場所をわきまえるという感覚が、あり…