大統領選簡易感想
やっぱりね、という感想しか湧かない大統領選結果だった。
途中、何度も馬鹿だなあという事を言っていたのだが、その度に向こうのマスコミが、トランプの足を引っ張るの反対、足を押していた?
向こうのマスコミがトランプを落とせば落とすほど、人々のトランプへの信頼度が増すという空気だったのが、如実に感じ取れたからだ。
「トランプはこれまでの支配層とは一線を画している!」と。(事実そうかどうかは知らない)
特に大きかったのが、あちこちの新聞でヒラリー・クリントン支持を打ち出した事だろう。
今や日本でもアメリカでも、マスコミなんてものは信用ならないものだという認識が、ネット民を中心に非常に大きく蔓延している。
その日米の裏打ちされた感情に微妙な差異は有るが、アメリカの場合は、マスコミそのものが旧来の支配者の「ツール」に過ぎないという知識が、インターネットによって共有されてしまったのだろう。
トランプは、そうした現状を打破したい層に訴求力を抱えていたのに、それを公正原則を打ち破って堂々とヒラリー支持を打ち出したりしては、逆に強烈なマスコミ不信感からトランプへの追い風になるなと見ていた。
今回も、イギリスのEU離脱の時のように、直前にヒラリー勝率90%とか流していたが、あれはなんだったのか?
仕手や賭けで儲けようとしている連中がいるのではないか?
日本にもブックメーカー会社が有ったら、ワタクシも小使いを増やせていたのに。
マスコミは偏向して良いなんて言っていた連中は、もう、そんな時代ではないのだという事をそろそろ認識した方が良い。
それは自らの首を絞めていくだけなのだが、頭の固くなった連中は、考えが凝り固まって時代に合わせる事が出来ないのだろう。
それが大義に沿っているなら見上げた理念だと思うが、「公正でなくて良い」「偏向して良い」なんて公言していても、それは全くの逆効果にしかならない上に、自分たちの考えの卑しさを公言しているだけという阿呆さに早く気付くべきである。
で、トランプになったら何かが劇的に変わるのだろうか。
ワタクシには、とてもそうは思えない。
そのように、いかな大統領と言えども、明日からアメリカを共産主義の国に出来はしないし、原発や核兵器をゼロには出来ない。
ただ、日本にはどうも、良い点が有るように感じない。おそらく、色々と世知辛くなりそうな気もする。
核兵器保有を認めるのではとか、在日米軍駐留をやめるのではとか、有り得ない妄想をしている人はお花畑から出てくるべきである。
米軍は、中国やロシアと戦うためのみに駐留しているわけではない。
日本を押さえつけておくために存在しているのだから。