挿しす世相史「日米野球 対SFジャイアンツ最終戦で全日本逆転勝利」
昭和35年11月13日(日)、サンフランシスコ・ジャイアンツ来日による一連の日米野球最終戦が行われ、全日本軍が3対2で逆転サヨナラ勝ちしました。
この時のSFジャイアンツは、3番メイズ、4番マッコビーの「ウイリー」コンビが中軸の強力打線でしたが、SFジャイアンツの成績は11勝4敗1分けでした。
日本側の最優秀選手は野村克也(南海)、最優秀投手は堀本律雄(読売)と杉浦忠(南海)、優秀選手が田宮謙次郎(大毎)・豊田泰光(西鉄)・張本勲(東映)・森徹(中日)という顔触れでした。
そして最高殊勲選手には、SFジャイアンツのウイリー・メイズが選ばれています。
個人打撃成績ではウイリー・マッコビーの方が打率も打点も上でしたが、それだけメイズが大事な場面で打っていたという事なのでしょう。
打撃欄最下位に名前が有るカークランドは、後に阪神に入団して、年間最多三振記録を作ったり、割と野球ファンの記憶に残る選手でした。
ここでは成績最下位ですが、メジャー9年間で148本もホームランを打っており、当たればデカイが外れも多いという、典型的なホームランか三振かのバッターでした。