挿しす世相史「日本が世界銀行とIMFに加盟する」
昭和27年8月13日(水)午前11時30分(現地時間)。戦後初の駐米大使だった新木栄吉が、米国ワシントンに有る国務省五階の応接室で行われた、日本の国際通貨基金(IMF)と国際復興開発銀行(世界銀行)の加盟調印式に出席し、戦後日本の国際金融社会への復帰が成されました。
これは、同年4月に、既に対日平和条約が発効された事に続けての事です。
時あたかも朝鮮戦争によって、アメリカ側が日本を一刻も早く同盟側に確定しなければならなかった政治的事情が有りました。
その戦争特需によって戦後復興が急激に成されていった日本は、こうして世界経済の中でどんどん急激に存在感を発揮し続けて行ったのでした。
*1:昭和27年8月14日付読売新聞