無駄じゃ無駄じゃ(?)

すべては無駄なんじゃよ

2016-01-01から1年間の記事一覧

挿しす世相史「日韓条約採決強行」(昭和40年)

昭和40年11月6日(土)、自民党が衆議院日韓特別委員会に於いて、意表を突く冒頭での一方的審議打ち切り動議により、日韓条約に関する案件を強行採決しました。 *1 この、異様なまでの先ず採決ありきという姿勢は、日本の真の主権者であるアメリカの意向が働…

欅坂陣営にやって欲しい逆襲策

正直、欅坂なんたらがどうなろうとワタクシはまったく関心が無かったのだが、いつも通りのと言うか、既視感の有る光景が繰り広げられてきて、ちょっと不愉快になってきた。 なんで人権団体というのは、このような人権を抑圧するような要求が多いのかね。 だ…

朝日ソノラマはなぜ鉄腕アトム主題歌を独占できたのか(38)

わんぱく探偵団 この昭和43年になると、テレビまんがの先頭を走り続けていた手塚治虫の虫プロも、その神話が揺らぎだしていました。 経営もかなり追い詰められ、虫プロは苦渋の決断として、ついに手塚治虫作品ではないもののテレビ化に取り組む事となりまし…

レコード大笑の黒歴史

一億円で買われた昨年度大笑 今年一年、スクープ連発で名を上げた週刊文春が、先週もどでかいものをぶち上げた。 三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE(以下JSB)が昨年のレコード大賞を受賞するにあたり、芸能界のドンと呼ばれて久しいバーニングプ…

昭和唱和ショー「トロリーバス」

別ブログの『昭和テレビ探偵団』の方で話が出たのですが、ワタクシはトロリーバスの名は聞いた事が有ったものの、実物を東京では見た事が無いので、些か面喰らっておりました。 そこで、今回はキッチリと調べてみました。 最初に東京でトロリーバスの話が出…

漫画投句「1・2のアッホ!!」

ワタクシがこれまで読んできたギャグ漫画の中で、最もギャグが好きな漫画と言ったら、文句無くこの『1・2のアッホ!!』になる。 同じコンタロウによる次作『ルーズ!ルーズ!!』も好きだったが、流石にアレは内輪ギャグが強すぎて、この『アッホ』に比べれば…

麻雀回顧「石本洋一」

第154回 天皇賞 麻雀回顧「石本洋一」 第154回 天皇賞 あきまへん。 しかし、最初は枠連で5-7一本で千円買うつもりだったんだよな。 リアルスティールの騎手がデムーロだし、エイシンヒカリは絶対に駄目だと思っていたから。 あと一回、最後のボタンを押…

挿しす世相史「教育勅語発布」

明治23年10月30日(木)、世に言う「教育勅語」が発布されました。 本来、この連載は昭和戦後の話を連ねているのですが、時節柄、特にこの話題を扱おうと思います。 朕(ちん)惟(おも)フニ我カ皇祖皇宗国ヲ肇(はじ)ムルコト宏遠ニ徳ヲ樹(た)ツルコト深厚ナリ…

「一般人の指摘で改めたら死ぬ病」

産経・朝日は「謝ったら死ぬ病」が治癒したのだろうか 「謝ったら死ぬ病」というのが有る。 所謂ネットスラングだが、それだけネット上でよく見かける人々という事だろう。 ワタクシが二大おりこうさんと言った長谷川豊や小林よしのりはその代表格で、現実に…

朝日ソノラマはなぜ鉄腕アトム主題歌を独占できたのか(37)

元ソノラマの橋本一郎氏に伺った話を2本記事にしました かねてから告知していました、元朝日ソノプレス(朝日ソノラマ)の橋本一郎氏に伺ったお話の記事が、ようやく2本あがりました。 極力、ご著書に無い話を引き出す事に注力しましたので、まさしく秘話…

国際政治の炎上芸人

Flaming Showman Hall Of Shame Member 長谷川豊の最新投稿を見ていると、やはりなあという感じに。 今回の一連の騒動では、世間の一般的な評価と、ずっと僕のブログの読者でいてくれていた皆さんとの「温度感」がとても違うことが気になっていました。 結局…

昭和唱和ショー「肝油」

「肝油」と聞いて、すぐにどんな物かピンと来る人は、間違い無く昭和40年代以前の生まれでしょう。 戦直後から昭和40年代くらいまで、栄養環境があまり良くなかった日本の幼児に、補助食やおやつとして多用されていたものです。 ワタクシも保育園時代に、毎…

今回の喧嘩稼業「獅子退治の桜井が虎をも退治する」

白熱と化した入江文学と桜井裕章の闘いであるが、いよいよ決着の時を迎えつつあるようだ。 文学が梶原修人と対峙した時と奇しくも同じ、龍虎の構えが相見える事となったからだ。 文学と梶原の時は、龍の梶原が、虎の文学に喰われてしまった。 だから龍虎の激…

第77回菊花賞

菊花賞 今月は極限まで金が無いので、しばらく競馬はお預けだったのだが、さすがに菊花賞はなあという訳で参戦してみたが、例によってかすりもせず。 ディーマジェスティーは外せなかったもんなあ、やっぱり。 でも今見ると、3-6-11は惜しかったんだな。 と…

挿しす世相史「東京オリンピックで東洋の魔女が優勝」

昭和39年10月23日(金)、東京オリンピック最終日前日のこの日、女子バレーボール決勝で、東洋の魔女と呼ばれた日本チームが、予想に反してソ連を大差で下し、見事に金メダルを獲得しました。 その他にも、ボクシングのバンタム級で桜井孝雄選手が、ボクシン…

マジかよ、ボブ・ディラン最低だな

スウェーデン・アカデミーの連中がボブ・ディランにブーたれているらしいですぜ。 普通、他人を表彰しようという場合、先ず本人に候補となった事を通知して、そして決定したら、誰より先ず本人に告知をして、正式に発表手続きを取るというのが常識なのではな…

「退位制度」、「譲位制度」、「事実上の譲位」、考えれば幾らでも表現手段は有る

とまあ、記事題で全て終わる話なのだが。 「生前退位」などという破綻した日本語を定着させようとした、最初の人間は何者なのだろうか。 よくNHKが疑われているが、ワタクシは宮内庁の役人の誰かではないかと見ている。いかにも阿呆な役人が作りそうな、…

朝日ソノラマはなぜ鉄腕アトム主題歌を独占できたのか(36)

ちびっこ怪獣ヤダモン(ピープロ制作) ヤダモンは、初めてOP主題歌とED主題歌が入れ替わったテレビまんがだったようです。*1 この、OP主題歌とED主題歌を放送が進んでから入れ替えるという手法は、後に竜の子プロがよく用いており、『ハクション大魔王…

皇后陛下のお気持ちに安堵とお労しさを思う

皇族の方が初めて「生前退位」について言及なされたとの事。それも皇后陛下である。 どうも宮内記者会が寄せた質問に文書で回答されたもののようだが、馬鹿な質問が並んでいたようだ。 中でもワタクシがお労しいと感じたのは、次の一節である。 一方、「生前…

おりこうだった長谷川豊は賢者となれるか

テレビの仕事を全て失うという大打撃を受けた長谷川豊だが、先の記事で安心できそうだという事を書いたワタクシの予想を裏切らず、精力的に足を使って説明行脚しているようだ。 一度大きな過ちを犯すと、負に偏ってしまったネット世論を覆すのは至難なのだが…

昭和唱和ショー「はたき」

「はたき」って、若い人にわかるんでしょうかね。 昭和時代にホウキや雑巾と組み合わせて使われていた、掃除道具の一つです。 一応、掃除道具のはずなんですがね。子供の頃から、本当に不思議だったのです。 これで、何か掃除できてるのだろうか!? と。 だ…

漫画投句「サイボーグ009 完結編 conclusion GOD'S WAR」

ワタクシの知らないうちに刊行されていた、サイボーグ009の完結編である。 長かった。 秋田書店のサンデーコミックスで「天使篇」を読んでから約40年。 その間に、もうとっくに諦めていた。 そうして、そのうちに石ノ森章太郎も亡くなってしまい、とうとう天…

そもそも「竜王」って名前からしてどうなのさ

竜王って格下の名前じゃね? 読売新聞が将棋十段戦を廃止して、「竜王戦」って打ち出した時には、なんとネーミングセンスゼロの会社なのだろうと思ったけれどね。 ロールプレイングの世界かね。ラノベっぽい。風格が無い。そもそも「竜王」は、「王将」より…

挿しす世相史「両陛下、戦後初めて靖国神社参拝」

昭和27年10月16日(木)、昭和時代の天皇・皇后両陛下が、17日からの秋の例大祭を前に、七年ぶりに靖国神社を参拝されました。 *1 両陛下のご参拝は昭和20年以来で、戦後は初めての事でした。 これは日米講和の実現により成就した事で、軍人遺族にしてみれば…

澱痛でござる

かの東京五輪にまつわる種々の不手際以来、電通の神通力が衰え気味なんでしょうか。 それにしても、今時これだけの超大企業で、ここまで「コンプライアンス」とやらをガン無視した会社も珍しいんじゃないでしょうか。 おそらく、戦中戦後の体制が、悪い意味…

朝日ソノラマはなぜ鉄腕アトム主題歌を独占できたのか(35)

冒険少年シャダー 日本テレビで18:35から10分間の帯番組で、月曜から土曜まで毎日放送されていた枠です。 毎日少しずつ話が進み、土曜で一区切りついて、また月曜から新たな話が始まるという形式でした。昭和40年代には、こうした形式の番組が幾つか存在し…

文学賞(笑)

ボブ・ディランがノーベル文学賞ねえ。 しかし、歌手が歌う歌の歌詞って「文学」なのかね。 ま、ノーベル賞なんて特に近年はトンデモ賞になってしまってるからね。 青色発光ダイオードなんか、その最たるもんで。だって、その大元の発光ダイオードの発明者が…

昭和唱和ショー『火災報知器』

その昔、東京の街中に火災報知器があちこち設置されていたのをご記憶の方はいますかね。 ワタクシは、言われれば有った気がするという程度の記憶しか残っていないのですが、年長の者と話していて存在を知らされ、調べてみました。 すると、写真も見つかりま…

【漫画投句】 ど根性ガエルの娘(1)

ど根性ガエルの娘(1) [ 大月悠祐子 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 1,080円 ワタクシが小学生の頃に一番好きだった漫画は、『ど根性ガエル』だったのだろう。 主要週刊5誌と月刊ジャンプ、更には図書館で小学館学習…

【麻雀回顧】 大隈秀夫(2)

昭和47年の第三期名人戦も予選は16名の参加だった。 各麻雀団体からは、日本麻雀連盟から高田英一と金田英一両六段、日本麻雀道連盟から後藤豊水八段と灘麻太郎七段、日本牌棋院から坂田光行と浅倉敏友両六段、東京都麻雀業組合連合会(都雀連)から青木博と…