無駄じゃ無駄じゃ(?)

すべては無駄なんじゃよ

恥痴呆談「今村復興相発言 他」

今村復興相失言

Gさん(仮名)「今週、最も政局を動かしたのは、この人の発言でしょうか」

ごいんきょ「それなあ。わしも最初の報道では耳を疑ったんだが、例によって生の発言を聞いてみないとと思っていたんだが。

  このご時世、有るものだな」

 

G「日テレでノーカット動画を流してるんですね。

  なるほど、確かに全体の流れの中では、日本全国で叩く程の事とも思えないですねえ」

ご「大前提として、この男が大臣の器ではない阿呆だというのは有るのよ(笑)。勿論、大臣の、それも復興大臣の発言として失格なのは間違い無いわけ。

  ただなあ。こうも日本中でヒステリックに叩きまくるほどの事かとも思うのね。”ああ、馬鹿なんだね、この人”でいいじゃない(笑)」

 

G「でも、辞任相当ではあると?」

ご「馬鹿に大臣をやらせたままではいけません(笑)。仕方無いね。馬脚を現しちゃったんだから、自業自得というものだ。

  ただ、わしが言いたいのは、もう少し冷静に報道できないのかという事なんだな、いつもの事だが」

 

G「と、言いますと?」

ご「今回の場合はさ、続け様の失態だし、安倍総理もすぐに事態収拾に動いているわけ。しかも、発言の流れ自体は、関東であの地震が起きたらどうなるかという趣旨なわけよ。”東北の方だから良かったけど”、首都圏だったらどうなっていたか。首都圏も警戒しないといけないという事を、地震のメカニズムから解説しているわけ。

  今回は合わせ技一本という感じだし(笑)、何よりも復興相として不用意な発言だった事は間違い無いから、総理大臣の判断で辞任に至らせるという事は当然だと思う。

  しかし毎度の事ながら、発言のごく一部だけを切り取って大々的に報道し、倒閣運動に利用するという扇情的な報道の仕方が、勢い余って自分たちをも傷つけ始めているという事に、まだ気がついていないんだな、コイツらは」

 

G「今回の場合はどう報道すれば良かったんですかね」

ご「だから客観的に、”こうこうこういう趣旨の発言の中で出た言葉ではあったが、復興相の発言としては不用意に過ぎるという判断も理解でき、安倍総理が事実上の更迭に動いたのもやむを得ないだろう”というような報道の仕方なら、ネトサポもアンチ安倍も、そんなに違和感無いんじゃないのかね。病的な奴は別にして」

 

G「被災地の人々の気持ちというものも有りますね」

ご「それはそうなんだけど、こういう的外れで扇情的な記事とか有るとゲンナリするのよ」

 

G「うーん… ”東北で良かった”って思ってる人いますかね?(苦笑)」

ご「だから病的な奴を過度に採り上げすぎなんだよ、昨今(苦笑)。そんな奴いるわけないだろ。いるとしたらソイツは病気だから。

  大多数の人間は、どこにも災害なんか起こらない世界を望んでいるよ。チリ地震で何人死んだ、ああ日本じゃなくて良かったとか思う奴いるか? 被害者意識をあまり振りかざしてはいけない」

 

G「この記事、東京だって他人事ではないって言いたいみたいですけど、正に今村さんが上の動画で言っている事ですよね(笑)」

ご「そう。他人事ではなく、いずれは首都圏でも起きうるから、まだ東北で良かったという言い方をしてしまったんだな。これが本当に完全な他人事だったら、そもそも比較対象にならないんだから。

  要するに、発言を完全に把握しないで、切り取られた報道だけを元に記事を書いてしまっているわけで、コイツも記者失格。それは被災者であろうとなんだろうと、その部分に於いては駄目。

  そうやって扇情的な報道ばかり繰り返してきたから、その有り余った民衆の情念が、扇情的報道にまで返ってきているわけ。”カスゴミ”とかいう心ない言葉を投げ掛ける人間が出て来たのも、まさしく自業自得なのよ」

 

G(”カスゴミ”って言ってたのは正におめーじゃねーか!)

 

 

共謀罪

G「共謀罪に反対する著名人が会見を開きましたが」

ご「なんか説得力の有る人選だなあ、色んな意味で(笑)」

 

G「実際の所、共謀罪って危険な法律なんですか?」

ご「わしに言わせれば、なんか無駄な議論だなあと思うね」

 

G「無駄?」

ご「ああ。だって、アメリカ様の要望で、しかも東京五輪が近くて、何も法整備しないわけにもいかんだろうよ。

  これを東京五輪終了までの時限立法にせよとか働きかけるなら、まだ実利的だけど」

 

G「共謀罪が無いとテロが起きますかね?」

ご「いや。有ろうが無かろうが起きる時は起きる。だから、わしは東京五輪なんか大反対だったのよ」

 

G「有ろうが無かろうが同じなら、必要無いのでは?」

ご「アメリカ様の情報網を利用するために、何か必要な地均しが有るのかもしれないな。

  大体、ムキになって反対しているけど、日本には危険な法案なんて既に結構あるぞ」

 

G「破防法とかですか」

ご「破防法なんて、左翼があれだけ騒ぎまくったけど、あのオウムにすら適用されなかったじゃないか。サリン撒いた集団が破防法に適用されない国だぞ(笑)。たかが共謀罪でそこまで怯える奴は心療内科でも行けよ」

 

G「でも、表現が萎縮されるって話も出てますが」

ご「”天誅”とか”ぶっ殺す”とか書けなくなるってか(笑)。そんな表現は消えて戴いた方がスッキリします。

  あのなあ、反対している連中は、日本が独立国だというお花畑の中に住んでいる人々なの」

 

G「あらぁ(苦笑)」

ご「日本の行動なんて、逐一アメリカ様が監視なさっているからね。だからアメリカ様の意に反する独裁国家になんか絶対になれないから。ま、アメリカ好みの尖兵国にされる危険性は結構あるけど。

  だから、そこまで心配するより前に、きちんと改憲して、米軍を追っ払って、その時にそういう危険となりうる法案も同時に見直すべきという話なら、お説ご尤もですってなるけどさ。

  お花畑の中にいる人々には、先ずはアメリカ様から独立しないと何もなりませんよと言いたいし、それまではお薬飲んで安静にしてなさいと言いたいね。余計な心配は体に悪いから(笑)」

 

 

ヤマト運輸労働問題

G「ヤマト運輸が、本気で来ているようですね」

ご「自分たちで勝手に宅配運転手の負担を増やしておいて、後になって顧客に迷惑を及ぼすんだからなあ。何が”一歩前へ”だよ。どれだけ宅配労働を後退させたんだか(苦笑)。

  ま、今後はもう少しきちんとした運営を心掛けて欲しいし、日本の労働環境や経済にとっても、いい契機になるんじゃないか」

 

G「これで賃上げする所が増えてきますかね」

ご「そう単純にはなかなかいかないだろうけど、漸進はしていくし、いかざるを得ないんだよね。

  但し! 移民とか外人労働者を増やしたら全てがパア。若手が減っていって労働力がどんどん枯渇して行っているから、少しずつ待遇改善せねばとなっていくんだから。相変わらず老若分断工作がネット上で酷いが、そんな事をせずとも、若手の待遇は良くなって行かざるを得ないよ。

  若い日本人に言いたい事は、老若分断工作に惑わされるなよという事だ。そんなのは日本国内対国外の問題に向けさせたくない連中の工作なんだから。年金や医療を劣化させたら、本当に損するのは将来の自分たちだぞ。

 ま、こんなこと言っても、いつもわしの警告は浸透せず、日本はどんどん悪くなるんだがな、日本人にとって」

 

G「例によって証拠は無いから、あなたの陰謀論ですよね(笑)」

ご「そう。わしの話は全て陰謀論(笑)」

 

 

朝日ソノラマはなぜ鉄腕アトム主題歌を独占できたのか(63)

 昭和49年開始のテレビまんがを見ていきましょう。

 

 

アルプスの少女ハイジ

 両親を亡くした少女ハイジが、アルムの大自然の中で祖父と共に暮らす様子を描いた作品で、それまでのテレビまんがでは考えられない雄大な大自然を事前調査までして描いたものです。

 『山ねずみロッキーチャック』に続いてズイヨー映像が制作したテレビまんがで、ヨハンナ・スピリの同名原作を映像化したものですが、日本向けに宗教色は排除されました。

 宮崎駿高畑勲の二人が、初めて大きな注目を浴びた作品ともなります。

 

 フジテレビ日曜19時半からの『カルピスまんが劇場』枠で放送され、同枠の音盤は『アンデルセン物語』以来コロムビアが担当し、LPも制作するという形です。

 朝日ソノラマもドラマ入りパンチシートで発売し、LPの代わりに4曲入り20cm盤も出しました。

 どれもかなり売れたようで、現在も中古市場で非常に入手が容易です。

 

 

チャージマン研

 月曜から金曜の毎日夕方、10分間という短い時間で放送されていたテレビまんがです。

 従来、ギャグ調でないこのようなものは、連続物で一週間で一話という作りだったのですが、この番組はSFヒーロー作品っぽい作りであるのに、その短い枠で一話完結の放送をしていたのが非常に特異でした。

 インターネット時代になり、その安っぽい作りと短時間故の強引な筋運びが笑いの種となり、それまででは考えられなかった注目を浴びるに至りました。

 

 安価な作品ながら、主題歌はきちんと宮内国郎によって作られ、音盤もキングレコードから発売されました。

 キングの独占音盤となってはいますが、これは枠も放送形態も不遇で、他社がわざわざ権利獲得に走る意欲も湧かない作品だったのだと思います。

 

 

柔道賛歌

 梶原一騎原作の柔道漫画で、週刊少年サンデー貝塚ひろしの絵で連載されていたものです。

 古豪漫画家の貝塚ですが、テレビまんが化された作品は、現在の所これだけのはずです。

 梶原原作らしく、利鎌竜平という鬼コーチが出てくるのは『柔道一直線』と同じですが、主人公の巴突進太に父は亡く、かつて女三四郎として講道館で鳴らした母が主人公に発破を掛けるあたりは、父親が息子をしごいた『巨人の星』の設定を引っ繰り返した感じです。

 

 音盤は、この時期の梶原テレビまんがの流れとして、ワーナーパイオニアの独占となっています。

 『侍ジャイアンツ』『空手バカ一代』と併せて考えれば、WPの実質仕掛人である渡辺プロが、「天地真理」の名を貰った縁を活かして梶原に交渉したという推測が、いよいよ確実と思われます。

 過去のクラウンレコードの例も有りましたが、新興のレコード会社にとって、当たれば非常に大きいテレビまんが主題歌は、なんとか食い込みたい砦だったでしょう。

 梶原実写作品の『愛と誠』『天下一大物伝』などにWPが絡んでいないのは、東京12チャンネル制作のため、売り上げが見込めなさそうな作品と判断したのかもしれません。

 

 

魔女っ子メグちゃん

 NET月曜19時の、いわゆる魔法少女もの枠ですが、それまでの魔法少女ものが少女を最前の対象としていたのに対し、これは更に視聴者層の拡大を図ったか、少年から少し大きいお兄さんまでをも対象としたかのような作りでした。

 劇中で主人公のメグのパンチラやヌードなどの場面がしばしば施されており、 およそテレビまんがとしては初めての、直接的なエロ描写で人気獲得を狙った番組と言えるでしょう。

 

 主題歌は前川陽子が歌っており、『キューティーハニー』と共に、この時期のお色気テレビまんが主題歌を担当しています。

 東映動画作品ですから音盤はコロムビアなのですが、この頃には女王然となり始めていた堀江美都子の歌声は健康的なため、この手の路線は前川が担当し、更に低年齢向けのものは大杉久美子が担当するといった使い分けがされていたようです。

 また、朝日ソノラマもパンチシートを出しています。

 

 

昭和唱和ショー「社会の窓」

Gさん(仮名)「なるほどぉ。たしかに懐かしい響きですねえ、社会の窓って。いま会社とかで使ったら、なんか恥ずかしいですね(笑)」

ごいんきょ「ズボンの前チャックな。元々はNHKのラジオ番組名なんだけど」

 

G「なんかドキュメンタリーっぽいものですか?」

ご「そうだな。正にドキュメンタリー番組の草分けみたいなものだろう。毎週、時機に沿った主題を決めて社会の問題点に斬り込む感じで、だから社会を覗く番組って感じの題名だな」

 

G「それが、なんでズボンのチャックを指すようになったんですかね(笑)」

ご「由来はわからんなあ。誰かが言い始めたのか、それとも全国的にそれとなく広まったのか。でも、誰か有名人が使って広まったとしか考えられないよなあ、こんな言葉」

 

G「男の股間は社会なんですかね?(苦笑)」

ご「うーん… それよりは女の股間の方が社会って感じするがなあ」

 

G「あ! 下ネタは非推奨ですよ」

ご「こういう話で下ネタやるなってのも不統一だろう(苦笑)。だったら、こんな話題にしなければいいんであって」

 

G「いやいや。女性の股間は許容範囲を超えます」

ご「それって性差別なんだよね、実は。なんで男のチンチンとか金玉はテレビやラジオでも言えるのに、女の…」

 

G「うるせえ!」

ご「はい、すいません(苦笑)。

  と…ところでファスナーと言えば、こんなYシャツを知ってるかな」

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G「ええ! 普通のYシャツがファスナーで閉めるようになってたんですか」

ご「みたいだなあ。しかし、普段着ではたまに有ったけど、こういう通勤用の白ワイシャツでは見たこと無かったけど」

 

G「多分、100%満足はしなかったんでしょうね(苦笑)」

 

 

 

*1:昭和32年4月25日付読売新聞

心を惹かれる鳥動画集

カラス

 カラスは言葉を喋ったり、実は物真似も得意だからね。

 一生懸命、インコと同じ声を出そうと練習してるんだろう。


カラスとインコのおしゃべり

 

 

インコ

 3分クッキングの音楽はインコの琴線に触れるようで、他にも様々なインコが入れ込んでいる模様。


オカメインコ キューピーでノリノリ

 

 

 これぞ純生の鳩時計(笑)。


猫を起こそうとする鳩、ハト

 

 

漫画投句「がんぼ ナニワ悪道編 (8)」

 現在連載中の漫画で、ワタクシが『喧嘩稼業』に次いで楽しみにしているのが、『がんぼ』シリーズである。

 この『ナニワ悪道編』は、題名通りにヤクザとの絡みが多く、ペテンを使った駆け引きが少なくなったのがやや難だが、それでも主人公が、表の二流官僚と結託しながら関西一の事件屋を目指す様は、なかなか痛快である。

 右を向いても左を見ても、薄っぺらいエロとグロに塗れた漫画ばかりが並ぶ中で、一際傑出した志を描いていると言って良いだろう。

 その8巻が発売された。

 

 前巻では尼崎の井手前との戦いに決着が付いたのだが、今巻からは新たな敵?、奈良のコスイノが登場する。

 女でありながら空手の達人で、頭脳はハーバード大学院というコスイノは、神崎と共闘する関係になりそうな感じも有る。

 そちらはドロドロの戦いを回避できそうな感じも有るが、コスイノに一目惚れしたチャックが神崎らとの因縁方々また日本に戻ってきて、一波乱も二波乱も起こしそうになる。

 

 京都の池杜屋は、偶然フィリピンの地で鷹鳶が逃がした烏田を見かけ、息子・反沢殺しの真相に迫る事となるが…

 一方、日本では寅司も鷹鳶の隠している事に薄々勘づき、井手前の所に行って、ボケながらもうわごとのように核心に迫る彼の発言を得る。

 大阪講談組は、まだ波乱含みである。

 

 尼崎、京都と、神崎の行く手を阻む者は一人、また一人と姿を消してゆく。

 奈良のコスイノと「共闘」が成立し、大阪講談組の弱みを更に確実に握って掌握できれば、神崎の関西制圧は完成に近づくだろう。

 そのための拠点も、今巻で入手済みである。

 その時はそれほど遠くなさそうだが、果たしてその次は、関東制圧編となるのだろうか。 

がんぼ ナニワ悪道編(8) (イブニングKC)

がんぼ ナニワ悪道編(8) (イブニングKC)

 

 

 

酒とバカラの日々「ハイニッカ」

第52回 フローラステークス

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 1番はノーマークだったなあ。相変わらず低空飛行だ。

 まだまだ挽回できるだろうけど、どうも当たりが減ってる。

 次の天皇賞は手堅く狙っていきたいが……

 

 

ハイニッカ 

ハイニッカ 720ml

ハイニッカ 720ml

 

 去年、またラベルが変わったわけだけど、それで味が少しだけ落ちた気がする。

 具体的に言うと、なんか薬っぽい味わいがやや増したというか。

 薬っぽいと言っても、アイラモルトみたいにピーティーとかではなくて、悪い意味でね。

 これの前のハイニッカは、ロックで飲めばかなり美味かったんだけど。

 

 ま、これだって勿論、ロックでなら値段を考えれば十二分に美味いけれどね。

 常日頃の常飲酒としては、非常に重宝する。

 あとは、ブラックニッカのリッチブレンド。

 

 その下にブラックニッカクリアが有るけれど、ワタクシは一寸、そこまでは落とせない。

 リッチブレンド、前の記事では辛辣に書いた気がするが、やはりロックでなら美味いわ。

 ブラックニッカの真髄はきちんと芯に有って、値段はこなれていて、やはり常飲酒として重宝する。

 

 それにしてもハイニッカの初号復刻は、いまだに忘れられない美味さだったなあ。勿論ロックでだけど。

 昔のハイニッカは、あんなに煙かったんだねえ。

 値段はやや高かったので、昔のハイニッカよりは良い酒類を使っていたのだろうけど、つくづく買い置きしておかなかった事を後悔する一品だった。

 

挿しす世相史「GHQが為替レートを1ドル=360円に指定」

 昭和24年4月23日(土)、GHQのマッカーサー元帥が日本政府に対し、公定為替レートを1ドル=360円で25日から実施するよう指令しました。

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  この1ドル=360円の公定為替レートは、昭和46年の所謂ドルショックまで維持されました。

 

 お仕着せとは言え、公定為替レートが仮初めにも定められた事は、日本の復興が進み、正常な取引相手として日本国・日本円が一定の信認を得るまで来たと言う事も出来るでしょう。

 

*1:昭和24年4月24日付読売新聞