『ガイアの夜明け』キリン説教映像を斬る
ヒカルにかかった呪いの正体とは
Gさん(仮名)「ん? ヒカルさんの話をもう少しするんじゃなかったでしたっけ?」
ごいんきょ「あれね、わかった。シバターなんだよ」
G「は?」
ご「いや。わしはてっきりマックスむらいの呪い、マックス呪いだと思ってたのね」
G「ヒカルさん、マックスむらいさんと絡んですぐに落ちたから、マックスむらいの呪いだという話はチラホラ言われてますよね(笑)」
ご「そのマックスむらいとのコラボ動画の中で、『YouTuberがみんな怖れる村井ロード』とか揶揄してたけどさ、まんまと自分が村井ロードにハマりつつあるからな(笑)。
しかも村井側がヒカルを主人公にした漫画やアプリの開発にかかったろ。それが、今度の騒動で出せなくなったろ(苦笑)。
こりゃもう、村井の呪い、”マックス呪い”としか言い様が無いと、わしも思ってたのよ(笑)」
G「でも、村井さんはヒカルさんとの動画の後、物凄く面白くなりましたよね」
ご「これな。『あなたの言ったこと忘れてませんよ』には笑った(笑)」
G「確かに、この動画で吹っ切れたというか、新たな一面を開発しましたよね」
ご「村井本人は面白くなかったからオワコンになったわけだけど、見事に盛り返しつつある。これはヒカルの功績だよ」
G「ご本人は”村井ロード”から脱しつつあるんでしょうか(笑)」
ご「だからさあ、わしは、ヒカルにオワコン菌、”オワ菌”を移したから治ったんじゃないかなと思ったのね(笑)」
G「風邪ですか!(苦笑)」
ご「まあ、そんなようなものだと(笑)。
だからヒカルを治すには、今度は村井の方が救いの手を差し伸べて、オワ菌を引き受ければいいんじゃないかと(笑)」
G「免疫できてるんじゃないですかね(笑)」
ご「かもしれない(笑)。すると、誰か他の人間が救いの手を差し伸べてあげればいいんじゃないかなと」
G「”村井ロード”にハマる菌を誰が引き受けるんですか(苦笑)」
ご「とまあ思ってたんだけど(笑)、実は真の病原菌はシバターじゃないかと気付いたのよ」
G「あ~。確かにシバターさんこそ、関わる人間はみな不幸になるという伝説の持ち主ですもんね(笑)。しかもヒカルさんも、シバターさんともコラボ動画をやってしまった…」
ご「実は村井とのコラボが原因ではなくて、シバターとのコラボで不幸を呼び寄せてしまったんではないかな。
両方の相乗効果なのかもしれないけど(笑)」
G「でも、やはり数々のコラボ企画が潰れてしまった村井さんの線が濃いような…(苦笑)。
村井さんも、ここのとこの面白さから復活は間違い無いでしょうし、ヒカルさんも今度は良い方向で引っ張って貰えるといいですね」
ガイアの夜明け騒動に思う『酒は楽しく飲め 説教は素面でしろ』
G「事の発端はテレビ番組なんですけど、それを元にネット上で賛否が喧しい話が有りまして。お酒大好きなこことしては素通りできないなと(笑)」
ご「これはねえ、牛乳石鹸騒動の時と通じるものが有るけれど、商品を売る立場として絶対にやってはいけない事をやってしまったのね」
G「その商品に負の印象を与えてしまう事ですね」
ご「ああ。大体、若い奴にとって上司が混じる飲みの席なんて、鬱陶しいものなわけよ、そもそもが。
それって、酒の席は嫌だなあという負の印象を植え付ける要素で、酒の会社だったら、そういうものを払拭するように動くのが本当じゃない」
G「あなたも、ここの前から酒ブログやってますけど、それはそういう理由でしたもんね」
ご「もうね。安酒はどうでもいいよ。だから普通のキリンビールでグダグダやるのは、本当はどうでもいいんだけど(笑)、きちんとした酒はさ、造る方も精魂込めて造っているわけだから、美味しく、楽しく飲もうよと。
尤も、わしは若い頃から酒は楽しく飲もうと心掛けてきたし、絡み酒の奴とかいると本当に嫌で、俺はなんでこんなとこにいるんだと思ってたけどね」
G「でも、会社の上司との酒は断れないでしょ」
ご「そこはもう、仕事の延長と割り切るしか無い訳だけど。
だから、わしは若い頃は酒なんかあまり好きではなかったのよ。それが今、本当に酒が好きで、酒を飲むのが楽しくて仕方ない。
こんな素敵な物を貶める奴は阿呆だと思うし、それを製造会社自らやってしまったのが、本当に情けない」
G「CMではないから油断してしまったんでしょうね」
ご「CMではなくてドキュメンタリー? 真実?
もっと悪いわ!(笑)
私生活からして楽しんで、美味しく酒を飲まない会社が作る酒を美味そうに感じるか? 絶対に駄目だろ」
G「なんで酒を飲むと説教したがる人がいるんでしょうね?」
ご「素面で言うと角が立つとか思うからだろ。酒の上の話は酒の席で忘れろみたいな。
わしに言わせれば、説教こそ素面の時にしないと駄目だろ。きちんと叱って、導いて、その後で関係修復のために楽しく杯を交わすというのが本当だとわしは思うよ」
G「なるほど~。そういう映像だったら、たしかにお酒に良い印象を持たれたかもしれないですね。酒は潤滑油、ですか」
ご「わしは若い時から、それは信条にしてたからな。文句や説教などは、酒で誤魔化さずにきちんと言う。言えない事は我慢する。酒の席はとにかく楽しく。
ま、本当に気の置けない人間だけで飲む場合、深刻な話とかも有りなんだろうけど、わしは可能な限り御免被りたいね」
G「お酒は美味しく、楽しく楽しみましょうと」
ご「わしはブログで、そういう事とか、酒で量を自慢する奴は馬鹿だという事を、何度でも書いて啓蒙していくよ。誇るべきなのは酒量ではなく、どれだけ美味しく、楽しく酒を飲んでいるかという事なんだとな。
こうした事に反する連中が、酒に対する世間の偏見を強める、酒の敵なんだ。それは即ち、わしの敵でもあるな」
G「お酒を造っている人たちは、肝に銘じて欲しいですね」
今回(2017年41号)の喧嘩稼業「頭のおかしいルー厄充(やくみつ)再登場」
Gさん(仮名)「ようやく来ましたね、コナイ康昭」
ごいんきょ「来たけど、暫くは罰としてコナイ康昭と呼ぼうな(笑)」
G「今回は川口が、もう一本の腕も折られてしまいましたけど」
ご「なあ。どこが”防御不能の蹴り”なんだ?(苦笑)
金隆山と川口の戦いで興味を惹いた点って、お互いの禁じ手が炸裂した時にどうなるかって事だったろ。で、金隆山はバキバキ川口の骨を折るけど、川口はいくら蹴っても折れないって、看板に偽り有りじゃないか(苦笑)」
G「確かに、こういう事なら金隆山が勝つって分かりきってますよね」
ご「いや、そう思わせて、最後は川口が勝つんだけどな、コナイは捻くれてるから(笑)」
G「確かに、最大の武器である蹴りはまだ使えますし、ハイキックが出てませんからね」
ご「そして、片腕が使えなくなった文さんが、両腕を使えなくなった川口に勝てる可能性が少しだけ出て来たな」
G「少しだけですか(苦笑)」
ご「少しだけ(笑)。
腕を折った者同志の対決になるのは、ほぼ間違い無くなったな」
G「それにしても、金隆山がどんどん工藤と被ってませんか?(苦笑)」
ご「捕まえればへし折る原始的な闘い方をする相撲取り(笑)」
G「今週も出てましたね、ルー厄充(やくみつ)(笑)」
ご「出てたねえ(笑)。しかも、頭のおかしい人の一人として(笑)」
G「ワタクシも、やくみつは大嫌いなんで、なんかこれだけで嬉しいんですけど(笑)」
ご「この男、週刊郵便箱に”ナマ板紳士録”とかいう四コマ連載してんだけど、なんでこんなにツマラナイんだと感心するくらいつまらないんだよな(笑)」
G「大人漫画家って、面白い人あまりいないですよね」
ご「おっと! フスマさんの悪口はそこまでだ!(笑)」
酒とバカラの日々「ひこうき雲と私」
競馬
第31回産経賞セントウルステークス
やっぱり一頭、変なの入るのよね。
なかなかドンピシャ来ないな。今年はこのまま終わりそう…
酒
ひこうき雲と私
名前だけ見たのでは、何なのか、酒なのかすらわからないし、酒だとしても、日本酒なのか、チューハイなのかわからない。
グランドキリンという、キリンが作っているクラフトビールの一種。
この系統は高いだけあって流石にみな美味いのだが、これも当然、そこらで普通に売っているやつよりは美味い。
美味いのだが、ごく微かに有る果汁感が、好きな人には好きな部分だろうし、ワタクシには、ちと邪魔な感じ。
挿しす世相史「映画五社が協定に調印」
昭和28年9月10日(水)午前11時、新橋クラブに於いて、松竹、東宝、大映、新東宝、東映の映画会社五社が協定書に調印しました。
これは実質的には、各社所属の映画スターや監督の奪い合いをお互いにやめようというものです。
それと言うのも、戦後に東映や新東宝が出て来た事により映画界は競争が激しくなったため、引き抜き合戦が一時激化しつつあったというのが有ります。
加えて、昭和29年から日活が制作を再開する運びとなり、既存五社対日活という構図が出来上がりました。
これを受けて既存五社はお互いに協定を結び、専属俳優・監督に関して、お互いに手を出さないという申し合わせを行いました。
これが日本の娯楽史上に悪名高い”五社協定”で、調印当初は日活対既存五社というのが実質的なものでした。
対して新興映像娯楽であるテレビは、まだ発足間も無く、質的にも量的にも映画会社は歯牙にも掛けていない頃です。
後には、その日活も協定に加わり、着々と力を付けつつあったテレビという存在が、映画会社にとっての敵と認識されていきます。
昭和30年代半ば頃より、映画会社はテレビに対して人材もフィルムも完全に締め出しを図るようになり、五社協定の壁は、テレビ界に対する防波堤として機能するようになりました。
しかし、テレビ対映画の帰趨も昭和40年代に入る頃には見えてきて、この協定は徐々に有名無実化していく事となります。
*1:昭和28年9月10日付読売新聞夕刊
恥痴呆談「NexTone が YouTube での著作権管理を透明化」
ヒカルVALU問題の注目すべき続報を少しだけ
ごいんきょ「ヒカルVALU騒動第二弾は、また水曜のネット熱闘録でやるけど、取り敢えずこれだけは言っておかなければ気が済まない事。
VAZが示すべき案はネクステ解散なんかではなく、社長放逐くらいの次元だろ、これが事実なら」
Gさん(仮名)「あれ? VAZの森社長は、直後のインタビューで、動画には一切関わっていないと返答していましたよね?」
ご「或る程度の想像はしていたが、VAZというのは本当の屑会社だな。あれだけ世間を騒がせている状態だったのに、社長自らが大嘘を、しかも自分が火の手から逃げるための大嘘をこいていたんだから。一般の会社では有り得ないね。社長まで含めて堅気ではないな、こりゃ。
しかもなんと、全放出を指示したのは当の森本人だったというじゃないか。それで、直後のインタビューでの回答があれって、人間半世紀以上やってても中々お目にかかれない屑だぞ、事実なら」
G「まだ20台半ばの自社のタレント達に全てを被せて知らん顔とか、ちょっと常軌を逸した屑ぶりなんですけど…」
ご「そりゃ、ヒカル達も耐えきれずに見切り発車で謝罪動画を出すよな。
大体、どんなに遅くともヒカル達がネクステ解散宣言をした時点で、会社としての処分を社長に科していなければ駄目だろ。
片や、ライバル視していたUUUMは同時期に上場とか、あまりに違い過ぎるだろ、法人として」
G「ま、言いたい事は数々ありますが、また水曜にまとめて話しましょう。
NexToneが動画配信新時代の扉を開けるかもしれない
さて、著作権管理会社のNexToneが、YouTube配信での自社管理楽曲について、画期的な策を取ったようですけど」
NexTone 新たに YouTube の技術を活用した著作権管理サービスを開始 | 株式会社NexTone
ご「画期的というか、やっと!、音楽関係でもこういう所が出て来たかという思いだね。
YouTubeには、凄い精度で楽曲や動画を判断する仕組みが有って、それを元に収益分配を受け取っている会社は、動画制作方面では既に有る事は過去に記事にしている」
G「一年以上前の記事ですか。本当に、やっと!という感じですね」
ご「ま、まだ詳しい運用方法がわからないから、配信者にとってどうなのかは確言できないけれど。
でも恐らく、上の過去記事に書かれているような感じで、収益配分を自動的に徴収されるのを了承すれば、NextToneの音楽を自由にアゲる事ができるようになるのではないかな。
少なくとも、丼勘定が減る事だけは間違いが無い」
G「これまでは、JASRAC管理楽曲を上げると、どんなに貴重な証言とか素敵なコメントで溢れていても動画削除されたりして、本当に歯痒かったですもんねえ」
ご「殺す事しか考えない。活かす事を考えない。だから、わしはJASRACが大嫌いだし、音楽文化の敵だと言うのよ。
でもまあ、動きの軽い若手が新時代の扉を開けつつある事で、石頭の爺どもも少しは危機感を持つかもしれないな。
ちょっとお人好しすぎるかな?」
テレビ主題歌音盤史 ~子供向けドラマ編~(16)
昭和43年
- 海の次郎丸
- チャコとケンちゃん
- クレオくん
- 無敵わんぱく
- (戦え!)マイティジャック
- 黒い編笠
- 怪奇大作戦
- ゆびきりげんまん
- まぼろし城
- バンパイヤ
- 河童の三平 妖怪大作戦
- 怪盗ラレロ
- せっかちネェヤ
海の次郎丸
大佛次郎の『ゆうれい船』を原作とした、松竹テレビ映画です。昭和32年には東映によって映画化されています。
母を失い、大船頭だった父も悪人に連れ去られてしまった次郎丸が、愛犬・太郎と共に南海の孤島まで目指す海洋活劇でした。
東映映画版で次郎丸を演じたのは中村錦之助、後の萬屋錦之介でしたが、この番組では錦之介の甥にあたる中村光輝が、小学五年生にして主役を演じています。
主題歌はキングレコードが担当し、レコード化しましたが、朝日ソノラマもドラマ入りソノシートを出しています。
チャコとケンちゃん
四方晴美のチャコちゃんシリーズ最終作で、題名にケンちゃんが付いた最初の作品でもあります。(ケンちゃん出演は前作より)
この頃、テレビの世界では視聴者に訴求力を持った場面はどこかを弾き出す事が出来るようになっており、ケンちゃん登場場面で、それは跳ね上がっていたという事です。
チャコちゃんも成長し、子供としての無邪気さを期待するのは難しい年齢に差し掛かっており、一方のケンちゃんこと宮脇康之の演技力は天才的でしたので、それも仕方の無い事でした。
長年、この系統で主役を張ってきたチャコちゃんへの敬意を表すかのように、最終回の副題は、”さようならチャコちゃん”でした。
主題歌は、どういう事情なのか、松竹の女優だった新藤恵美が歌っています。後に、やはりTBSの子供向けドラマ『美しきチャレンジャー』の主役を張っていますし、TBSに人脈が有ったのでしょうか。
クレオくん
フジテレビで20時56分から帯放送していた『待ッテマシタ!』の水曜日に活躍していた、チンパンジーのクレオくんを30分ドラマの主役に仕立てた子供向けホームドラマで、日本製の30分以上のドラマでチンパンジーが主役の連続物は、恐らくこれだけではないかと思われます。
主題歌はポリドールがキンダーレコードで音盤化しました。
昭和唱和ショー「パンタロン」
ごいんきょ「パンタロンでパンパンパン」
Gさん(仮名)「かなり古い人間でないと理解できない言葉で幕開けるのはやめましょう(苦笑)。
そう言えばパンタロンという言葉も暫く聞いてないですねえ」
ご「今ではベルボトムと呼ぶ事になってるみたいだな。
”チョッキ”を”ベスト”にしたり、一体なんなんだ?」
G「何故なんでしょうね。どこかの誰か発言力の有る人が決めたんでしょうか」
ご「しかし、パンタロンと言えば何時ごろ流行ったものと思うかね」
G「記憶では昭和40年代後半だったような」
ご「だよなあ。我々の目にもハッキリとわかるようになったのは、つまり街中で普通に見かけるようになったのは、大体その頃って気がする」
G「それから昭和50年代前半いっぱいくらいって感じですか?」
ご「でも調べてみると、意外と日本でも早くから入ってきている。
事の起こりは、映画『恋するガリア』で主人公のガリアが着ていたのが”ガリアンヌ・ルック”と呼ばれたあたりみたいだな」
G「でも、パンタロンって今では”ベルボトム”って置き換えられるでしょ。つまり、裾が広がってるのが重要じゃないんですか」
ご「うん。たしかに、これは”スラックス” だよな。でも記事では、この映画の主人公はパンタロン・スーツで恋人と散歩すると書かれていて、”パンタロン(スラックス)スーツ”となっているから、この頃は用法も曖昧だったのかもな。
そして翌年、昭和43年に、画期的な人物がブラウン管に登場する」
G「”ブラウン管”も昭和語ですね(苦笑)」
ご「そっちに食いつくな(笑)。
ピンキー、”恋の季節”よ」
G「あ~!確かに。あれが日本でパンタロン姿を知らしめた最初と言えるのかも」
ご「でも、まだ街中ではそんなに見なかったけど、段々と昭和44年にかけて流行していったんだな。ミニスカートと共に」
G「ミニスカートとパンタロンの流行は同時だったんですか。なんか、パンタロンの方が後かと思ってました」
ご「微妙にミニの方が早かったんじゃないか。そして、早く廃れた。
一方のパンタロンは、昭和40年代後半には街中で普通に見かけるようになって、生き残ったんだな」
G「前に書きましたけど、それでシミーズが駆逐されてしまったんですね」
ご「そうではないか、という事ね」
*1:昭和42年1月16日付読売新聞