ヒカル復帰・チョコスモ解決・U-FES 明るい報せ続々の一週間
ヒカル復帰
Gさん(仮名)「題名通り、今回は明るい報せばかりでいいですね」
ごいんきょ「年も段々と押し詰まってきて、新たな年へ向けて明るい兆しが揃っているのはいい事だな」
G「先ずは、なんと言ってもヒカルさんの復帰ですが」
ご「まぁ~、年明けの方が形としては綺麗だったけど、台所事情がいよいよ厳しいんだろうな。復帰後の動画も長尺が多いし」
G「先ず、復帰動画ですけど」
ご「あれね、若い連中にはあの面白さは絶対にわからないよな。あれは社会経験がそれなりに無いと理解できない笑い。だって、たかが30分の動画作るために、沖縄行って北海道行ってハワイ行ってだぜ。こんな計算された無駄って無いだろ(笑)。
昔、ゲバゲバ90分っていう、今のテレビでは絶対に再現不可能な大掛かりなコント番組が有ったんだけど、あれなんか、たかが15秒くらいのコントのために、大の大人、それも名の通った芸能人が、きっちりと時間と金を掛けてメイクして衣装合わせして。それがほんの一瞬映って終わりという、錚錚たる無駄(笑)。
でも、そういう目に見えない部分までわかるような人間だと、物凄く馬鹿馬鹿しくて可笑しい。そういう大人向けの笑いだったんだよな、いま考えると。それを思い出したよ。ガキには思い至らない笑い」
G「ヒカルさんが映ったのは最後だけでしたね」
ご「いや~、あの演出は上手いよ。最後の最後でヒカルが前の通り、『今回なんですけどもォ』って言って終わった時には、思わずグッと来たな」
G「店長との再会も果たされましたし」
ご「あれも大人の呼吸でな。
店長は、いちいちわかり切った事は言わないで、間が空いた理由を他の事と結びつけてという。ああいう呼吸が読めるようになれば、その人は精神年齢がかなり上の人だぞ」
G「謝罪が無いとか反省が無いとか、相変わらずの人々も多いですね」
ご「何回謝りゃええねん。韓国か!(笑)
とにかくヒカルもラファエルも以前通りやってくれそうでホッとしたわ」
G「村井さんが早速連絡してコラボを申し込んでいたようですね」
ご「流石だよなあ。村井ルートの開拓者は違うわ(笑)。もう、あれでわしは村井にもずっと付いていくぞ。モンスト動画は見ないけどな(笑)。
彼は『あなたがしたこと忘れてませんよ』と言う資格が有ったって事だな。恩も忘れない。男だな、村井智建。射精台とは違うわ」
G「射精台…? ハッシャダイの事かな(苦笑)」
ご「なんでもいいんだけど(笑)。VALUの事も何も調べず、ネットの空気だけで若者の希望を一つ閉ざしてしまったんだから、わしは見下げ果てたよ」
G「大体、ヒカルさんって詐欺師なんですか? いまだにコメント欄で粘着したがる人間が多いですが」
ご「いやいや…(苦笑)。VALUって、クラウドファウンディングの一形態だからさ。本来は、その人間を応援したい人が資金援助するというものだから。
で、結果的にその時に買ったVALUが、後々に価値増大するかもしれないという愉しみも有りますよというだけで、第一義は資金援助だからね」
G「でも、以前に書いたように、営利目的の人が集まるのも仕方無いと」
ご「そうそう。で、実際の株式相場であんな事をやって、あんな事を言ったら、まず間違い無く刺されるね(笑)。そういう事をヒカルがやったのは事実」
G「クラウドファウンディングでありながら投機性も有るという特徴の悪い部分が一気に出た感じですね」
ご「だから、実際に損をした人間がヒカルを叩くというのは、まだ理解できるのよ。
わからんのは、全く関係無いのに”詐欺師”だとか言っている奴。いや、そういう馬鹿が一定数いるのは当然なんだけど、あまりに多くて日本の行く末が不安になってくるくらいなんだよ」
G「情報商材やってたからでしょうけどね」
ご「あのなあ。情報商材屋が即ち悪みたいに言ってる奴もいるけど、情報商材なんて身近なもんだぞ。例えば占いだってそうだし、予想屋だってそうなんだよ。
じゃあ、そういうのと詐欺師との明確な区別は何かと言うと、無いんだな(笑)。あとはもう、当事者同志が納得して金銭をやり取りしているかって話になっちゃうんだよ。後見人が必要な人間から金をせしめたとかだと道義的な問題も出てくるけど。
ちなみにわしは、予想屋も占い師も霊媒師もオーラデブだのも、みんな詐欺師だと思ってるけどな(笑)」
チョコスモ解決
G「チョコレートスモーカーズの件も謝罪動画が出ましたね」
ご「日本社会の象徴、謝罪動画。風流だねえ」
G「なんか棘が有りますね(苦笑)」
ご「いや、まあ謝罪動画まではいいでしょう。ヨハンとジョンレノが取り敢えず和解して、ヨハンも自分の非も認めて、という所まではとても良いなと思ったのよ。
しかし、ジョンレノ脱退って何? しかもヨハンも勉強って。じゃあ残りの二人で活動を続けるって事? それは荷が重すぎだろ(苦笑)。あの二人が潰れちゃうぞ」
G「チョコスモでボケを担当できるのって、ジョンレノと、せいぜいヨハンですもんねえ」
ご「いやー、意気は買うけど、残る二人はかなり覚悟を決めてやるならやらないと。そうとう大変だぞ。
それにジョンレノは”謹慎”ではなくて”脱退”ってどういう事? 単独での活動に戻るって事かな。それでチョコスモ解散ではないと。なんか、不自然な策だなあ(苦笑)。普通に”謹慎”って事で良かったんじゃないの」
G「単独では活動を続けるって事じゃないですか」
ご「あ~… で、頃合いを見計らってチョコスモに戻れたら戻ると。グループならではの頭の良い策やね、それなら(苦笑)」
G「チョコスモも、謝罪動画の後でもああだこうだ言っている人が多いですね」
ご「なんなんだろうな、最近の奴って? 当の二人が和解しているっていうのに、なんで関係の無い連中がゴタゴタ言っているのか理解できん。わしの感覚だと、あれで目出度し目出度しだよ。なんかおかしくなってないか、日本人。
昔、中川淳一郞という馬鹿で暇な奴が”Webは馬鹿と暇人のもの”とか言っていたけれど、今はそれにもう二枚加わったな」
G「なんですか?」
ご「Webは”馬鹿とガキと暇人と異常者のもの”だ。ガキも要するに馬鹿なんだけど、経験を積めばまともになる人間も多く居る。まともになれなかった成れの果てが馬鹿だな。
普通はこういう連中は相手にしなければそれでいいんだけれど、YouTubeではあまりに数が多すぎて、悪循環を生んでいると思うよ。
ヒカルやラファエルのように、コメントなんて承認制でいいんだよ。動画を見に来ている人間のコメントだけ載せれば良いのであって、その他の雑音は全部斬り捨てなさい。じゃないと、きちんとしたコメントをしている人間を冒涜する事になるよ」
G「それにしても、前回のチョコスモ炎上記事がここの人気一位になってたんですよ。非常に小さな世界の話ですが(笑)」
ご「”ネット熱闘録”の記事としては初めてだな。なんだかんだ、それだけ注目されてたグループだという事だ。”脱退”などと言わず、時期を見てきちんと活動再開すればいい」
G「三納さんも参戦してきてるんですよねえ(苦笑)」
ご「アイツはなんなんだ。当事者が手打ちしているのに、横から掻き混ぜに入って。あの動画は二週間遅いだろ。
わしが考えるヨハンの最も良い選択は、このままチョコスモとして数年活動して、経験と知名度と資金を得て、18歳とか20歳とかになってから独立すればいいと思うね。今はチョコスモの名誉挽回のために働く事が、最もヨハンの為になると思う。こういう俯瞰した意見が全く出て来ない所が、若造ばかりのYouTube世界の未熟さだな」
G「他人を活かす事って、いずれ自分にも活きてきますからね。むらいさんを活かしたヒカルさんもそうですが」
ご「ジョンレノにもヨハンにも三納にも、言って聞かせてやりたいよ(笑)」
G「そういう意味では、今回はマホトさんの存在が非常に大きかったわけですが」
ご「YouTube界のゴッドにいちゃんか(笑)。三納が掻き回しているのは、仲裁したマホトの顔も潰しているわけ。謝罪動画のコメント欄で勝手な事をほざいている連中もな。
ヤクザ社会で仲裁役の顔を潰したら、その仲裁役も戦争になるんだぞ」
G「そんな例えは要りません(苦笑)」
U-FES
G「U-FESの盛り上がりが凄かったですねえ」
ご「いやー、本当に、いよいよネット動画時代の幕開けに来ているよ、今年は。あれはテレビ中継すべき盛り上がり。
ま、商売敵に手を貸す事になるから、やるとは思えないけどね(笑)」
G「中でも東海オンエアの加入が大ニュースで、歓声も最高潮でした」
ご「東海オンエア動画の終了テーマが流れただけでウォ~~~ッて湧いたからなあ。ま、ネタ系YouTuberの中でも最高峰の企画力と目される連中だから、それは当然とも言えるんだけど。
しかし、どいつもこいつもUUUMかい」
G「なんだか昔の芸能界のナベプロや今のジャニーズみたいですねえ」
ご「いや。ことYouTube界に限って言えば、もうそんな次元じゃないよ。そして、権勢を持つ者は大抵、暴走するんだ。
ま、杞憂ならいいんだけど、テレビ史を調べているわしからすると、非常に危ない兆候を感じるのよ」
G「あそこはヒカキンさんが役員でいるから大丈夫でしょう」
ご「まあな。ヒカキンはかなり信用できるとは思うけど、規模が大きくなれば彼の人徳だけでは制御できなくなるって事も出てくるだろうから。
とにかく、あまり一社だけが肥大化するのは健全ではないから、誰も彼もがUUUMという風潮には苦々しいものを感じるね。桐崎とか東海とか、本来UUUMってキャラじゃないだろ(苦笑)。その内へきトラもUUUM入るんじゃないのか(笑)」
G「それも有り得ないって一言では片付けられない情勢ですよねえ(苦笑)」
喧嘩稼業(9)発売
「お前 変わったな
昔は自分の休みだけを求めていた
それが巻末の書き下ろしを作り
元編に別れを告げるなんて」
「遺言なんですよ
元編が移動間際に
事件とは無関係なのだから
パクチョンヒョンの名は使うなと
気遣ってくれて本当にいい奴だったので
移動間際の言葉くらい聞いてやろうと思いまして」
「いい奴でも名前を出さなかっただけか」
「まあ…
あいつが殺してしまったんで」
喧嘩稼業9巻発売
Gさん(仮名)「色々とわかりづらいパロディっすね(苦笑)」
ごいんきょ「当たり前だ。こんなもん、わかりやすく書けるか!(笑)」
G「ま、当の木多先生ですら名前は書いていないんですからね(笑)。
とは言え、よくあの人物を出したというか、それが原因で安友さんが飛ばされたかのような書き方(笑)。
完璧に遊んでますねえ、あれだけ尽くしてくれた元編で(苦笑)」
ご「わからない人も多いと思うが、単行本9巻での巻末の話な。そこで木多が、移動となった安友に別れの描き下ろしを書いているのだが」
G「今回は通常の描き下ろしもかなりの分量が有りましたね」
ご「ああ。あまりに通常の原稿に影響が出ているから、そんな事かなとは思っていたが。
あの描き下ろしはやらなきゃ駄目なのかな。どんどん木多の通常速度を落としているわけだが(苦笑)」
G「やはり本が売れない時代ですし、単行本でしか見られない部分が無いと駄目なんでしょうね」
ご「だが見ろ、今回もコナイ康昭になってるじゃないか(苦笑)」
G「ねえ。やはり一週ずつ、少しずつ間隔を延ばしていく作戦なんでしょう(苦笑)」
ご「だから単行本の話をするしか無いのだが、やはりアリが十兵衛を見張っている話と里見の策謀とを絡めてきたな」
G「で、十兵衛が勝ったわけですけど、里見たちは計画を実行している様子が無いですよね。のんびり桜井対文学戦を見てますし」
ご「うん。なんだろうな。ちょっと、どういう展開に持って行きたいのか見えないわ。
とにかく書き下ろしをタップリと読めるのは嬉しいけど、その度に掲載が一週ずつ延びていくのも困りものだな(苦笑)」
酒とバカラの日々「頂」
競馬
第34回 マイルチャンピオンシップ
やはり一頭が駄目なんだなあ。
それにしても外人騎手は軒並み上半分に入っているという。
相撲界のみならず、競馬界も日本人騎手はどんどん消えていくのかもねえ。
酒
頂
通常、ワタクシは発泡酒とかは飲まなくなったのだが、これは500mlのが20%引きで売っていたので、お試しがてら買ってみた。
飲んでみると、なるほど、高炭酸なのかな。
ただ、そのためなのだろうが味わいという点では今一つ。
コクはと言うと、正直、ビールはいつも銘柄を選んで買っているワタクシなので、所詮は発泡酒という次元は出ない。
高麦芽量というのも、高炭酸のためなのだろうが分かりづらい。
ただ、アルコール分が7%と通常より少しだけ高いので、その分、ホロ酔い心地は確かに上回る気がする。
総じて言えば、懐が厳しい時にビール系でホロ酔いしたいという場合には、良い相談相手になってくれるだろう。
恥痴呆談「日馬富士問題」
Gさん(仮名)「日馬富士問題が拗れてますね」
ごいんきょ「貴乃花ってのは何を考えてるんだ!?」
G「いや、それだけ弟子が可愛いんじゃないですか?」
ご「弟子がどれだけ可愛いのか知らないけど、相撲は可愛くないのかよ」
G「いや、そんな事は無いでしょう」
ご「だって、行動があまりにもおかしいぞ。大体わしは、頭蓋骨骨折なんて話が出たわりには”全治二週間”とか言ってて、ハア?と思ってたんだよ。全治二週間って、殆ど難癖のためにワザワザ診断書を書かせたって次元じゃないか」
G「でもまあ、暴行は有ったんでしょうから」
ご「暴行も程度問題でな。わしは、もし本当にビール瓶で頭を殴ったのなら、永久除名ものだと思ってたんだよ。そりゃ殺人未遂くらいの問題だし、そもそも力士が道具で相手を殴るなんてとんでもないと。
しかし、素手となると話は別だ。貴乃岩も殴り返せばいいんだから。格闘技の世界に於いて、気に食わない相手をぶっ飛ばすくらいの事は有りうるだろう」
G「しかし、相手は立場が上の横綱ですから、そんな事もできないんじゃないですか?」
ご「いやいや… こりゃ喧嘩の話なんだから横綱も糞も無いって。
第一、そんな気を使えるなら横綱が説教している時に携帯いじるなよ」
G「その辺の細かい話は、まだ確定してませんけどね」
ご「しかし、横綱というのは絶対の存在なんだから、通常ならそんな話にならないと思うよ。しかも白鵬も同席している場で。貴乃岩の態度が悪かったというのは有るんじゃないのか。
親方の貴乃花の態度も解せない。たかが全治二週間の事で殊更騒ぎ立てて相撲の印象をまた落として、本場所まで休ませるという。日産の問題と同じで、大した事じゃないのにムリヤリ騒ぎ立てて社会的損失だけを著しく毀損させている構図じゃないか。阿呆か!」
G「親方同士の人間関係の話とかもチラホラ言われますね」
ご「だから、そんなちっぽけな次元でしか物を見られないって、相当に頭がおかしくなってるぞ。理事長の座しか見えてないんじゃないのか。こんな冷静になれない奴に理事長なんか任せたら終わりだぞ」
G「あなたとしては、日馬富士は悪くないと」
ご「ああ。ビール瓶で頭を殴ったなら永久追放ものと思ったけれど、どうも諸々を考えるにそれは無さそうだ。で、素手の一対一だったら、そういう事だって有るだろ、格闘技の世界なら。気に食わなかったら殴り返せばいいのよ、相手が先に殴ってきたのなら。喧嘩に横綱も糞も無いし、相手は横綱だからと遠慮するくらいなら最初からきちんと立てろよと」
G「最初の”あなたたちの時代じゃない”みたいな言葉は、酒の上の軽口という事みたいですけどね」
ご「あのなあ… 横綱に対して平幕の人間が、例え酒の上でもそんな事を言うということ自体、絶対に有り得ない事なのよ。
貴乃花はそこの時点で先ず、自分とこの力士の非礼を詫びるべきだし、そういう姿勢が有れば相手の取った行動も多少は譲るべき点が有ったと考えるべきだろう」
G「まあ、状況がよく把握できないので、水掛け論になっちゃいますかね。やはり訴訟沙汰になるしか無いんでしょうか」
ご「馬鹿だなあ。たかが”全治二週間”で、しかも力士が。相撲界全体に及ぼす悪影響を考えたら、本当に最悪な行動だ。
やり口はヤクザと同じだが、ヤクザもまさか仲間内で”全治二週間”の落とし前は付けさせないだろうからな(笑)。或る意味、ヤクザ以下の馬鹿な所行だと現時点では思うね」
テレビ主題歌音盤史 ~子供向けドラマ編~(26)
昭和46年
- 宇宙猿人ゴリ ⇒ 宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン ⇒ スペクトルマン
- すし屋のケンちゃん
- 帰ってきたウルトラマン
- 仮面ライダー
- 美しきチャレンジャー
- ワンパク番外地
- ガッツジュン
- めくらのお市
- コートにかける青春
- 刑事くん
- さぼてんとマシュマロ
- 好き!すき!!魔女先生
- レモンの天使
- わんぱく天使
- なんたって18歳!
- 美人はいかが?
- シルバー仮面 ⇒ シルバー仮面ジャイアント
- ミラーマン
宇宙猿人ゴリ ⇒ 宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン ⇒ スペクトルマン
第一次怪獣ブームが鎮火した昭和44、45年の不作を乗り越え、この昭和46年は、年始早々1月2日放送開始のこの番組で幕開け、第二次怪獣ブームの狼煙が上がりました。
ピープロダクションの制作ですが、第一次怪獣ブームの時に円谷プロの『ウルトラマン』より少しだけ早くピープロの『マグマ大使』が始まったように、この時も円谷の『帰ってきたウルトラマン』に先んじる形で、この『スペクトルマン』が始まっています。
開始当初は悪の側の『宇宙猿人ゴリ』を番組題にするという変わった形でしたが、流石にわかりづらいという事で『宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン』に、更には普通の形態である正義の側を題とした『スペクトルマン』へと改題されました。
都合三度も番組題を替えたというのも珍しい事例となっています。
宇宙からやって来て地球征服を狙う科学者・宇宙猿人ゴリの野望を打ち砕くために戦う、ネビュラ遊星人が派遣したサイボーグがスペクトルマンです。
時は公害が社会問題として騒がれている頃で、怪獣や背景にそうした事が多く織り込まれました。
主題歌は正副共に番組前期と後期で二種類有り、後期主題歌は日本コロムビアが独占しています。
前期主題歌はハニー・ナイツ歌唱で、コロムビアの他に朝日ソノラマが二種類のソノシートを出しました。
但しカバー盤が各社から出されており、テイチクがサニー・メイツ、ビクターがザ・ブレッスン・フォー、東芝が上西弘次の歌唱で音盤化されています。
上西弘次はスペクトルマンの着ぐるみ演者で、主役が主題歌を歌う例は有るものの、こうした例は非常に珍しいものとなっています。
また、サン企画と勁文社もテレビ歌手と同じハニー・ナイツの歌唱で前期主題歌をレコード化していますが、児童合唱がテレビではみすず児童合唱団だったものが若草児童合唱団で収録されています。
すし屋のケンちゃん
TBS木曜19時半からのライオンこども劇場でのケンちゃんシリーズで、初めてケンちゃんの家がお店屋さんとなった番組です。
妹のトコちゃんも引き続き出ていました。
主題歌は、開始当初は藤田とし子が歌っていましたが、後に主役のケンちゃんこと宮脇康之が自ら歌うようになりました。
宮脇は前々作の『ジャンケンケンちゃん』でも一部を歌っていましたが、ここから本格的に主題歌を担当するようになり、レコード会社も東芝専属となったようです。
音盤は、藤田版がテイチクから、宮脇版が東芝から発売されました。
帰ってきたウルトラマン
怪獣アトラクションを番組化したようなミニ番組、『ウルトラファイト』での子供達の反応から円谷プロや局がウルトラマンの新シリーズを始める自信を深めたようで、『宇宙猿人ゴリ』に遅れる事3ヶ月、いよいよ第二次ウルトラが開始されました。
その第一段たるこれは、あの”ウルトラマン”が帰ってきたという感じでの始動でしたが、徐々に両者は別物という描かれ方となっていき、後にはウルトラセブンも含めて兄弟という設定にされました。
少し前に始まっていた『宇宙猿人ゴリ』との相乗効果で、一躍、第二次怪獣ブームの様相を呈していきますが、その世情形成に大きく寄与したのが、勁文社の発行した怪獣事典である”原色 怪獣怪人大百科”でした。
更に翌日には『仮面ライダー』が始まり、”第二次怪獣ブーム”は”変身ブーム”へと広がりを見せて、昭和47年、48年と、テレビ史に残る過熱ぶりで推移していく事となります。
主題歌は主役を演じた団次郎が歌い、日本コロムビアが独占で発売しています。
第一次ブームの時にはTBS参加の日音が音源を差配し、参入希望社には等しく音盤化させていましたが、この頃にはそうした方針も崩れ、テレビと同じ音源は或る一社が独占するという形となりました。
但し、これもカバー盤は数多く存在しており、ビクターがヤングフレッシュ、キングがボニー・ジャックス、東芝が若子内悦郎、テイチクが山形忠顕の歌唱でそれぞれ音盤化しています。
ソノシートの売り上げが落ち始めていた朝日ソノラマは、ソノラマレコードという物と二面展開をしていた時期で、二種類出したシートはコロムビアから音源を借りられたようです。
しかし、それらをレコード化した物はレコード同士で競合するため、挿絵やドラマはそのままながら、歌手だけが外山浩爾に差し替えられました。
他に東宝レコードと、エルム、勁文社というシート会社も外山浩爾歌唱のものを音盤化しています。
更にキャニオンレコードは、主題歌の収録を諦めてドラマを両面に収録した33回転EP盤を発売しました。
昭和唱和ショー「大黒柱」
Gさん(仮名)「大黒柱って、読み方すらわからないかもしれませんよ、若い人は」
ごいんきょ「”だいこくばしら”だな。”おおぐろ・ちゅう”という人名ではないぞ(笑)」
G「これって、家の中心に有った一際太い柱ですよね。昔の家に有った」
ご「昔の田舎の家には有ったな。家の中央に有るだけでは無くて、家を建てる時に一番最初に立てる柱だったんだな。写真で見せられる者を探してみたよ」
G「なるほど。”欅の大黒柱”って写真ですね。”欅”という字も読みが難しいですが」
ご「”けやき”な。かなり高級な建材だ。
この写真の柱は四角柱だが、円柱の柱も多かったよ」
G「家の中で一番大事な柱、その家の中心を支えている柱という事で、お父さんの事を”大黒柱”と言ってましたね、昭和時代」
ご「今は共働きも増えているし、”大黒柱”というのは建材でもだが、比喩表現の言葉としても死語となっているだろうな。
ところで、わしは子供の頃、周りに大人がいっぱいいる場で、大人受けを狙って『俺は未来の大黒柱』って言った事が有るのよ(笑)」
G「うぅわ~。狙いすぎでしょ(苦笑)」
ご「まだ就学前の話だからね。だから大ウケよ。計算して笑いを取った最初だったかもしれないな(笑)」
G(才能を子供の頃に使い果たしたんだろうな~……)