無駄じゃ無駄じゃ(?)

すべては無駄なんじゃよ

男女平等の本質を深層から考えずに安倍昭恵叩きをする愚かさ

Gさん(仮名)「正直、森友の話も飽きてきたんですがねえ(苦笑)」

ごいんきょ「なにしろ、一向に確実な証拠が出て来ないからな。一生懸命イクのを我慢しているうちに、タたなくなってしまうってものだよ、言ってみれば」

 

G「あの~(苦笑)、ここはあまり下ネタは推奨してないんですが(苦笑)」

ご「ああ、すまんな。少し酒が入っているもので(笑)」

 

G「で、なんなんです、記事題は?」

ご「いや。わしの美意識からしたら、女を証人喚問へ要求するなんて、言語道断なわけ。昭和時代だったら、絶対に起きなかった話だと思うのね。

  そういう腐った要求が平気で罷り通る世になってしまったのは、”男女平等”というものを捻曲げて解釈している連中がいるからじゃないかと思ったのでね」

 

G「昭恵さんを証人喚問させよというのは、捻曲がってますかね(苦笑)」

ご「かなり捻曲がっとるねえ。性根が腐っとるね」

 

G「でも(苦笑)、男女平等って事であれば、籠池理事長を証人喚問したからには、同じ”私人”の(笑)昭恵さんも喚問に応じるべきというのは、そんなに外れていないようにも思えますけど」

ご「あのさ。わしは”男女平等”の定義づけって、実は好きじゃないのね。それは置いておいて、安倍昭恵が置かれている位置って、ちっとも平等じゃないんだよ。そこが認識できていない低脳の癖に、口先だけ”男女平等”を宣う連中って虫酸が走るね。ただの倒閣運動の癖に」

 

G「昭恵夫人って、けっこう奔放に活動しているみたいですよねえ。事の善悪はともかく、安倍総理はかなり昭恵さんを尊重してませんか?」

ご「少し話が逸れるが、”マディソン郡の橋”って映画が有ったろ」

 

G「はいはい。メリル・ストリープ主演でしたね」

ご「あれに感動したって女性の話を延々と聞いていてさ、ムカムカしたのよ(笑)。だって、わしは見てないんだけど、話を聞いていると、旦那は凄く良い人なわけ。そんな旦那を裏切って数日の肉欲に溺れた女がさ、なんか悲劇のヒロインみたくなっちゃってて、なんなんだ、それは!と。男の不倫は叩く癖に、女の不倫はなんで正当化されてみんな称えてるんだ、おかしいじゃないか!とな」

 

G「当然ワタクシも見ていないんですが(笑)、なんかそんなような映画だったなとはなんとなく」

ご「で、わしがその違和感を強く言ったらさ。その女性が言うには、主人公の女は自分の夢も何も無く、ずっと田舎で夫と家族の事を優先して何十年も暮らしていたのだと。女というのはそうして生きる以外に道が無かったのだと。男もそういう人生を過ごして言うのならわかると言われた時に、ちょっと言葉を失ったのね」

 

G「女性の人生って、あくまでも夫や子供のためのものって、究極にはそうなってしまいますね、今でも、日本でも」

ご「様々な事情でそうなるし、勿論、それはとても尊い事なの。

  だけど一方で、男はわりと好き勝手な夢を見られて、自由に生きられて、その上で不倫だって結構やってるわけ(笑)」

 

G「ま、多くは触れますまい(笑)」

ご「その主人公だって、自分が本当にやりたかった仕事をして生活するという人生の選択肢が有ったなら、別の人と巡り会っていた人生だって有ったかもしれないなと」

 

G「でも、それって”青い鳥症候群”じゃないんですかねえ」

ご「だからさ。件の女性も言っていたのは、女に男くらいの自由な選択肢が有った上でなら男と同一の価値観で見るのもいいけど、違うんじゃないかと」

 

G「はあはあ。”男女平等”を考える前提の問題ですね」

ご「話を森友問題に戻すと、”男女平等”なんだから女であろうと安倍昭恵を容赦無く叩くよっていう、非常に薄っぺらな事を言う連中も一部にいるわけ」

 

G「なんだか高校生みたいな幼稚な理屈づけですね(笑)」

ご「でもさ、安倍昭恵って、あくまでも”首相夫人”なんだよね。そして、それは本人が望んだ事ではないわけ」

 

G「正に首相である夫を”支える”立場で、彼女の自主性は完全に阻害されてますよね。それはそうですけど、政治家の妻になる以上は、究極そこまで考えてないと駄目なのでは」

ご「結婚したのが25とかだろ。で、33とかの安倍晋三とお見合いする時に、『今度おじさんとお見合いするの』と言ってたっていうじゃないか(笑)」

 

G「へえ。若い時の安倍さんは凄いイイ男でしたから、軽い気持ちでしたお見合いで一目惚れしちゃったんでしょうかね」

ご「ま、安倍晋三の方が一目惚れだったらしいけどな。お互いかもしれん。んなこたどうでもいいけど(笑)、それだけ若い時分だもの、総理夫人になったらどうなるとか考えないだろ、特にあの人の場合は(笑)」

 

G「まあねえ。若い時になんでも考えが及ぶ人ってのも、面白味が無いと言えば無いですけど」

ご「で、最初に総理夫人になった時には、かなり参っちゃったらしいんだな。他国の元首夫人と比べて、あまりに自分が空っぽなので。

  結局、森永令嬢としてあまりに甘やかされて育ってしまったんだろうけれど、それだって、もし男子だったら、跡継ぎとして徹底的に教育されていたはずなんだよ」

 

G「あ~…、たしかに」

ご「でも女なもんだから、どこか血統の良い所にお嫁さんに行ってくれればとしか思われてなかったんだろうな。それで何もしてなかったのが、総理夫人になって他国の元首夫人の聡明さに愕然としてしまったと」

 

G「うーん……」

ご「それで色々と勉強に励みだしたらしいんだけどさ、わしは自分の事としてもよく解っているけれど(笑)、勉強できるような習性って、子供の頃から身に付けてないと非常に難儀するのね」

 

G「意欲は有っても頭や体が言う事を聞かないと(笑)」

ご「しかも、家には非常に存在感の有る姑が居る」

 

G「岸・佐藤・安倍という、代々続く超一流政治家の家系を統括してきた人ですよねえ(苦笑)」

ご「かてて加えて、そういう”家”の維持に不可欠な子供も授かる事が出来なかった。

  いられるか、そんな家に(笑)」

 

G「ん~。そりゃ、あちこち出歩きたくはなるでしょうね(笑)」

ご「だから安倍晋三が首相に返り咲くって事に、安倍昭恵は反対したって言うわけよ。また自分の人生が蹂躙されるから。でも、安倍晋三は、君の自由にさせるからっていう約束で首相になったというんだな」

 

G「”自由”はいいんですけど、国家形態を弄るのは不味かったですね」

ご「確かにな。そこは、やはり未成熟に育ってしまったって事は有ると思う。でも先に言ったように、そもそも日本社会が、女性を未成熟なままに嫁がせようとしてきていたという部分も忘れてはいけない」

 

G「まあねえ。そう言われれば、昭恵さんも或る意味では被害者なんでしょうか。でも、安倍総理はもう少しなんとかできなかったんですか(苦笑)」

ご「だからさ、やっぱり好きなんじゃないの、彼女の事が(笑)。それに、病気で退陣した時に、下の世話までしてくれた事に義理を感じているって話も有る。権力者は情に溺れてはいけないんだけれども」

 

G「つまり、生まれも育ちも現在の状況も、本人が望んだものではなく、しかも抑圧が有るのだから、自由にやらせてやれって話ですか」

ご「そうは言わない。ただ、そういう事をまったく考えず、ただ総理夫人って事で無思慮に叩いて悦に入っている連中に、わしはおぞましいものを感じるという事だな。

  そして、そんな連中ほど”男女平等”って事を錦の御旗のようにひけらかしているのを見ると、なんともやるせない気持ちになるんだ。安倍昭恵が自分で選んだ道として公人たる総理夫人になったのなら、こんな気持ちにはならないわけよ」

 

G「いま現在、少なくとも日本社会は”男女平等”を声高に唱えられるほどの前提が整っていないという話ですかね」

ご「ま、そう煎じ詰めても一つだな。”男女平等”なんだから女も喚問に要求していいんだって話はさ、物凄く薄っぺらい論理展開だし、そういう事を言っている奴は薄っぺらだって事ね。

  あと気に入らないのは、一部で安倍昭恵の思想信条面を揶揄する阿呆が出始めているのね」

 

G「ああ…(苦笑)。でも、総理夫人として政策にも影響を与えていそうだって事だからじゃないんですか?」

ご「それならば、総理大臣たる安倍晋三を叩けよ。それだって、わしは薄っぺらな連中だとは思うだろうけど、総理大臣は高度な位置を要求されて然るべきだし、本人にもその覚悟が当然要求されるんだから。つまり、夫人の思想に流された行動をしているんじゃないかと糺すことは、これは有って良い」

 

G「日本は勿論、世界中の指導者が色んな宗教・思想で動いてきた歴史も有りますね」

ご「そんな事はちょっと思い起こせば、わしでも何例か浮かぶのよ。そのくらい特に奇異な話ではないんだ。ただ、先に言ったように、元首が求められる姿勢は厳しくて当然であるから、そこはまあ良しとする。

  だけどさ、そういう事まで持ちだして馬鹿騒ぎしている連中って、公明党のことはどう思ってるのよ」

 

G「ああ。創価学会の政党ですからね、あそこは」

ご「建前上は違うという話になっているけれどな、今は(笑)。

  でもそもそもは、三代会長の池田大作が、王仏冥合(おうぶつみょうごう=天皇日蓮正宗に帰依させる)を訴えて作った、歴とした宗教政党だったわけだろ」

 

G「世界的にも、キリスト教の政党とか有りますよね」

ご「そういう連中って、そういう事を等しく叩いてるの? わしは見たこと無いけど。宗教政党が与党なんだぞ、何十年も」

 

G「この問題の最初の頃に、あなた既に指摘してましたね」 

ご「わしは既にその時、創価学会、佼正会、幸福の科学などが学校を認可される事を、名前を挙げておかしいと言っているわけ。キリスト教までな。でも今回、安倍昭恵を叩いている連中が扱っているのって、要するに訳の解らないものだろ」

 

G「訳の解らないものだから叩いてるんでしょうよ(笑)」

ご「でも、オウムみたいに他者を排斥するって活動じゃないんだろうからね。そこには信教の自由が尊重されるという建前が有るわけだろ。それか、わしみたく大きいとこでもきちんとおかしいと言っているなら、まだ筋は通るよ。でもアイツらはそうじゃないわけ。弱いから叩いているのね、安倍昭恵とかその教えが」

 

G「はあはあ。確かに創価学会幸福の科学が学校や政党をやっている事はおかしいと言うのは、かなりの労力を必要としそうですね(笑)」

ご「そういう問題も有るし、また販売数が落ちるって問題も有るだろう。でも、安倍昭恵が傾倒していると言われる教えは、そういう心配が無いからな。しかも彼女は絶対に訴えないし、訴えてきたら逆に彼女や首相の名が落ちるという立場だし。言いたい放題なわけよ」

 

G「相手が弱者だからこそ平気で思想信条まで叩いているって、卑しい構図だなって事ですか」

ご「卑しいねえ。最低の連中だと思うね。総理夫人は弱者ではないかね、本当に。総理大臣は弱者ではないよ、勿論。でも夫人はそうなのか、夫人が強者で良いのかって、煎じ詰めて考えてやっているとはとても思えない。幼稚な衝動でやっているんだろうな」

 

G「確かに、思想信条を叩くのはワタクシもかなり卑怯だと思います。そこまでやるなら、宗教政党や宗教学校の是非まで論じて欲しいですよね」

ご「いまだに森友の教育をアレコレ言っている連中もいるけれど、いまだに宗教学校全体まで押し並べて語っているって人間はいない。そりゃそうだ、怖いからな(笑)。

  要するに、執拗に安倍昭恵を攻撃している連中なんて、ただの卑怯者なんだっていう話よ。社会的弱者である女を”平等だから”と叩き、他の思想に比べても力が無くて影響力も無い所ほど平気で叩くというな。逆だろ、やる事が」

 

G「ちょっと散漫になってしまいましたが、少なくとも現状の日本では、女性であるというだけで”不平等”なのだという事と、思想まで面白おかしく論われ始めているって事が宜しくないって事ですね」

ご「”宜しくない”ではない。”おかしい”、”卑怯だ”って言ってるんだ」

 

G(人が無難にまとめようとしているのに…)

ご「勿論、政治家、それも責任者になってくれば話は別だよ。小池百合子とか。そこには高度なものが求められるから。でも、夫人に高度なものをどこまで要求すべきかって事は、もっと煎じ詰められて然るべきだろう。

  そもそも”ファーストレディ”なんて、アメリカ人が勝手に常態化させたものだろ。元首に自分の意思でなった人間だけが高度なものを要求されるべきだし、世界的にもそういう体制を整えるべきだと、わしは思うがね」

 

G「ご高説、賜りました」

 (長くなるから、これ以上は広げないようにしよう……)

 

 

祝木多康昭先生原稿遅延「喧嘩稼業台詞改変集」

喧嘩稼業(8) (ヤンマガKCスペシャル)

喧嘩稼業(8) (ヤンマガKCスペシャル)

 
その1

何回落とした

 

テメエらのとこにいる糞みたいな漫画家が

糞みたいな原稿を何回落とした

 

俺は

一万回落としてやる!! !!!

 

 

その2

いつからだろう…

 

左足を折ってから?

 

親父が死んでからか…

 

もっと前か…

第一部が終わって重力に負けてからかもしれない……

 

夢は悪夢しか見ない

 

 

「オン・マリシ・エイ・ソワカ

 

 

? !?

悪夢じゃない!!

俺は死にかけている

 

なぜ? !?

俺の名前がヤンマガに載っていない

 

わかってる

真言が降りてくる事は意識が曖昧になっているって事…

漫画家として死にかけてんだろ

 

とにかく重力の支配から逃れ──

!?

 

地面が揺れ───

畜生…

 

 

酒とバカラの日々「ブラックニッカ リッチブレンド」

第61回 大阪杯

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 惜しいんだけどねえ。

 キタサンブラックは絶対だと思ってたけど、それを絡めるとオッズが低くて、どうせならと3点に絞ってしまった。

 いつも通りの買い方をしていれば抑えられたかもしれないが、それでも4830円って話だからな。諦めるしか無い。

 

 

ブラックニッカ リッチブレンド 

 これもグラスに釣られて買ってしまったんだよな。

 ハイボールグラスだから、ストレー党のワタクシの場合はあまり必要性が高くないんだけど、できれば全ての銘柄でロゴ入りグラスで飲みたいからねえ。

 こんな感覚、ワタクシだけだろうか。

 

 以前にポケット瓶で飲んでいるので、「リッチブレンド」という名前に負けているというのは解っているのだが、あの後、ハイニッカやジョニ赤などがロックで美味いのを実感しているだけに、これもロックなら意外とイケるのかもと、そこに一縷の望みを託してグラス欲しさに買ってみた。

 

 で、少々期待しながらロックで飲ってみたのだが。

 やはり駄目だあ。

 氷で若干薄められる事により、紛い物の味が更に浮き出てしまう。

 まあサントリーのトリスまでは行かないのだろうけどね。翌日に吐くという事は無かったから。

 

 しかしニッカでも、ブラックニッカクリアとリッチブレンドまでは、紛い物の味が消しきれない。クリアは特にだけど。

 ハイニッカでは非常に微かにって感じだけど、それより美味さの方が豊富に感じられるんだな。

 今まで、てっきりハイニッカの方が安いと思ってたんだけど、いまアマゾンで見たらハイニッカの方がリッチブレンドより、ほんの少しだけ高いんだ。

 すると、値段に沿った味わいだったという事になる。

 

 サントリーでかろうじて飲めるのは、ワタクシは山崎から。

 ニッカならハイニッカのロックから。ストレートならディープブレンドから。

 ディープブレンドになると、紛い物っぽい味は無くなる。

 トリスは吐いた後、知り合いにあげちゃったけど、このリッチブレンドは気持ち悪くなるまでは行かないから、時間を掛けてなんとか飲み干そう。

 

挿しす世相史「岩倉具視卿の五百円札が発行される」

 昭和26年4月2日(月)、岩倉具視卿が肖像に描かれた新紙幣の五百円札が発行されました。

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 更に昭和44年11月1日(土)に、肖像人物は同じ岩倉具視卿のままで新五百円札が発行されます。

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 この新五百円の登場により旧札は一気に市場から消え、新札の方は昭和57年に五百円硬貨が発行されるまで、普通に使われていました。

 五百円硬貨の普及と共に少しずつ見かけなくなっていった五百円紙幣ですが、それでも昭和時代末期までは、たまに目にしたものです。

 

 

 

*1:昭和26年4月2日付読売新聞夕刊

*2:昭和43年6月10日付読売新聞

恥痴呆談「森友報道の馬鹿馬鹿しさを抜け作にも分かるように説明してやんよ」

天皇退位制度問題

Gさん(仮名)「特例法で押し切った天皇の退位制度問題ですが、退位後の呼称が”上皇”で一致されたという事ですが」

 ごいんきょ「上皇というのは太上天皇(だじょうてんのう)の略称だよな。法律で正式に定める場合は、太上天皇にすべきだろうけどな。しかし上皇(じょうこう)の方が通りが良い事も確かで、その辺は勅許(ちょっきょ)、天皇のお許しが得られれば問題無いと思うけど、安倍官邸は勅許を仰ぎそうもないのが問題なわけ(苦笑)」

 

G「こんな報道も有りましたね(苦笑)」

 ご「特例法に対するお怒りが滲み出ているな(苦笑)。”特例”にしてしまうと、次帝の時もまた今回みたいなゴタゴタを経てからでないと次帝は退位できなくなるわけだから」

 

G「次代の皇嗣となる秋篠宮殿下を東宮にしないというのは、何かご叡慮(えいりょ)、お考えがお有りなんでしょうね」

ご「うむ。これはわしの推測に過ぎんが、秋篠宮殿下は、”皇太子”、”天皇”にお成りあそばす気構えが無い、無かったという事かなと。だから、むしろ悠仁様へとお考えなのかなとも思えるが」

 

G「呼称も”皇太弟”とはならず、”秋篠宮”存続という話が出てます」

ご「これもなあ。典範をとにかく絶対的に弄りたくない以上、こうするしか無いんだろうけど、非礼な話だと思うけど。陛下が東宮にお移りになるという意向も、この辺が関係しているのかな」

 

G「なんにせよ、一時的には”皇太子”がいなくなるという事ですね」

ご「”皇嗣(こうし)”、お世継ぎがいなくなるわけではないので、実質的には問題無いけどな」

 

G「”皇嗣たる皇子”を”皇太子”とお呼びするんですよね。秋篠宮殿下も”皇子”なのだから、”皇嗣”にお成りになったら”皇太子”ではないんですか?」

ご「まあなあ。それでいいって案も出てるんだけど、常識的に考えて、典範で言っている”皇子(こうし)”というのは、その御世(みよ)の天皇のお子様の事なわけよ。

  現在の皇太子殿下が次代の天皇にお成りあそばした時には、”皇子”、即ち天皇の男のお子様はいらっしゃらなくなるわけ。”皇女(こうじょ)”たる敬宮(としのみや)殿下しかいらっしゃらないからな」

 

G「秋篠宮殿下は次の天皇の弟君でいらっしゃるから、典範で言う”皇子”ではないという事ですね。

  しかし、今回は記事題にも配慮して、けっこう丁寧に表記してますよね、説明調に(笑)」

 

 

森友学園問題

G「さて、挑発的な記事題の方なんですが(苦笑)」

ご「だって、本当に馬鹿馬鹿しいじゃないか。なんで安倍昭恵が叩かれてるの? 矛先が違うだろ」

 

G「矛先はどちらにしろと?」

ご「勿論、責任者だよ。役人。もし安倍晋三が指示していたなら、その場合は安倍晋三になるのもわかるけれど」

 

G「昭恵さんを叩いている人たちは、何を怒ってるんですかね?」

ご「何も怒っているはずないだろう。ただ安倍晋三を何が何でも蹴落としたいだけだよ」

 

G「国民が8億円損したって事なんですか?」

ご「それだって、きちんと検証したわけじゃないからな。そもそも、なんであんなにゴミが埋まってるのよ。誰もそこを指摘しないね、表舞台の連中は」

 

G「なんでなんでしょうね? ネット上の噂では、産廃処理していたとか」

ご「撤去費に数億かかるって話からして不思議だろ。なんで表舞台ではそれが話題にならないの?」

 

G「本当に8億かかるのか、もっとかかるのか、検証している所も無いですね。勿論、どうしてゴミがそんなに埋まっているのかも」

ご「そういう所からして、誰一人この問題を真剣に考えている奴なんかいないって事だよ。ただ安倍を叩くための道具にしているだけ。だからくだらんと言うんだ」

 

G「仮に、本当に撤去費に8億かかるなら、これだけの馬鹿騒ぎの意味が霧消しますね」

ご「それも嫌なんだろうな。安倍が叩けなくなるし、安倍昭恵を馬鹿にして視聴率を稼げなくなるし。本当に低脳の集まりばかりか!?」

 

G「でも、撤去費用がそんなにかからない、どう考えても大きく見積もりすぎとなったら、やはり問題なんですかね」

ご「だからさ。安倍晋三は最初から、会計検査院の調査を待つって言ってるじゃないか」

 

G「会計検査院も同じ役所仲間だから信用できないって事でしょうかね、騒いでいる人々は?」

ご「いやぁ、違うよ。会計検査院が何かなんて何も知らないんだよ(苦笑)。それと、ただ安倍を蹴落としたい奴」

 

G「仮に不当に安く手放したとなったら、どうなります?」

ご「だから、担当責任者の不手際って事になるだろ、それは。伊達に”責任者”じゃないんだろうから」

 

G「もし昭恵さんの問い合わせに忖度した結果として安く手放したとなったら、昭恵さんにも責任が有りますかね?」

ご「だから、わしは最初から言っているけれど、安倍昭恵にはなんの権限も無いわけ。そういう人間がああしてくれ、こうしてくれっていうのは、言ってみれば陳情であって、陳情を受けて役人や政治家がどう動くかなんてのは、それぞれの人間の器量だろうが」

 

G「ああ。”私人”である昭恵さんの陳情で役人が動いたのであれば、その役人が決めた事っていう話ですか(笑)」

ご「いやいや(苦笑)。私人だろうが公人だろうが同じだよ(苦笑)。だから、今回は分かり易く例えてやるって言うの。

  いいか、或る一部上場の大企業が有ったとしようか。これを仮に大蔵(おおくら)物産としよう」

 

G(コイツの頭の中ではいまだに大蔵省なんだよな…)

 「大蔵物産っていうのは、財務省の例えですかね」

ご「ここの経理部長は非常に生真面目。そして、日之本グループ会長夫人のワガママに悩まされている」

 

G「大蔵物産は、日之本グループの一社という事ですね」

ご「そう。それも、頭抜けた力を持っている、日之本グループの最有力企業だ。だから代々のグループ会長に対しても物凄く発言力が有ったと」

 

G「日之本グループ会長ってのは総理大臣の例えですか」

ご「ところが現在の会長は桁外れの力を持っていて、大蔵物産の意向も次々とねじ伏せてきたと」

 

G「ワンマン会長って事ですかね」

ご「この会長には、とても奔放な奥方がいらした」

 

G「ああ…。わかりますよ(笑)」

ご「知り合いの頼み事をいちいちグループ関連会社の役員たちにお願いしていたと」

 

G「はいはい。わかりやすい例えですね~(笑)」

ご「ワンマン会長の奥さんの頼み事だからと、役員たちは聞ける範囲で聞いてあげていたんだよ」

 

G「今の一部上場企業ではどうか知りませんが、昭和時代とか、今でも中小企業では有りがちな話ですね(笑)」

ご「で、他のグループ企業の時にはたまたま問題にならなかったんだけど、大蔵物産での話が、かかった金額も他に比べると少しだけ大きかった事も有って、背任じゃないかと問題になったと」

 

G「背任というのは要するに、会社が本来なら得られた金額よりも大幅に安い金額で情実によって処理して、会社に損害を与えたって事ですよね、この場合は」

ご「うん。さて、仮に背任という事になったとして、罰せられるのは誰よ?」

 

G「え? そりゃあ大蔵物産の人ですよね。経理担当者か、社長かは、場合に拠るでしょうが」

ご「会長夫人が頼んだんだぞ?」

 

G「でも、経理担当者が判断してやったなら、その担当者、事の大きさによっては経営者になりますね。もっと大きくなればグループ責任者までに行く事も有るでしょうが」

ご「そこなんだな。物凄く大きな欠損なら、グループ責任者にまで責任が及ぶという事も、全く有り得ない話ではないわけ。だから阿呆どもがなるべく事を大きくしようとしてるんだけど、二百億の利益を誇るこの会社で、8万円の話なのよ」

 

G「ああ。予算2百兆の中の8億は、二百億の中の8万ですか(笑)」

ご「8万円の話でグループ会長の首を飛ばそうとするか、普通?」

 

G「でも、会長が夫人の素行を知っていたかどうかも関係しますね」

ご「だからさ。大蔵物産の担当者が、『会長、奥様がこう仰っているのですが、そのようにして宜しいですか?』と聞くべきじゃないの?」

 

G「うーん。会長や夫人に恥を掻かせると思って、出来る事なら黙ってやっちゃいそうですね」

ご「それが”忖度(そんたく)”って事だよ。今年の”流行語押し付け大賞”に間違い無くなるから覚えといて(笑)。反安倍用語だし(笑)」

 

G「それを聞かないで自身の判断でやった以上、大蔵物産の責任者の問題って事ですか」

ご「で、ここが一番の問題なんだけど、この夫人に何か責任ある?」

 

G「まあ、いい気になってグループを我が物顔で仕切ったという事で、行動は誉められませんけどねえ。でも、夫人はグループの役職には何も就いていないって事でしょ。そしたら、その行動によって自身が著しい利得を得ているかどうかに拠るんじゃないですか」

ご「なかなか良い指摘だ。頼み事を叶えてやる事によって蓄財していたとか、男を得ていた(笑)とかでなければ、どうだ?」

 

G「その場合、会社やグループの役職に何も就いていないなら、夫人に責は問えないんじゃないですか? 最終的な判断をした担当者の問題でしょう、やはり。

  だって変な要求なら、やり過ごすなりなんなりして、言う事をきかなければいいんじゃないですか? うちの会社でもよくやりますよ、それも社長に対して(笑)」

ご「そこがさ、馬鹿が付くくらいに生真面目なんだろうな、大蔵物産は」

 

G「あなたが以前から言っている、なんの権限も無い昭恵夫人を喚問させようとするのは不当だという事が、なんとなく腑に落ちました」

ご「”不当”なんて言ってないよ。”おこ”って言ったんだ。

  今回の趣旨に合わせて物凄く解り易く書くと、そんな事を一生懸命やっている奴らは”馬鹿”だって事」

 

G(あっちゃ~~)

 「で、でも、役人とすれば安倍総理のご機嫌を損ねるのが怖かったんでしょう」

ご「そういう事を役人がやり過ごして、それで昭恵夫人安倍晋三ががなり立てたってんなら、これは国民が怒りの鉄槌を下さなければならない。正に国家の私物化だからな。でも、そういう話ではないだろ。安倍昭恵は、不可能という回答をしたわけじゃないか、森友側に」

 

G「たしかにねえ。なんで役人の責任は追及しないで、権限の無い昭恵夫人だけが叩かれているんだっていうのは不思議です」

ご「不思議でもなんでもないけどな、本当は(笑)。そこにこそ、この問題が騒がれている事の本質が有るんだから。

  連中は、”国民の財産ガー”なんて実はこれっぽっちも思ってないの。ただの倒閣運動に過ぎないのであって、一般人の方は、そんなものに乗らないように注意して戴きたい。マリー・アントワネットギロチンにかけてしまうという歴史的大罪を背負った連中と、同じ様な罪悪を背負う事になるからね」

 

朝日ソノラマはなぜ鉄腕アトム主題歌を独占できたのか(59)

ジャングル黒べえ

 タイトル画面の上にわざわざ「原作 藤子不二雄」と出ます。

 つまりこれは、本当は原作は藤子不二雄というわけではないよという事です(笑)。

 元々は宮崎駿がコロボックルの話で描きたかったようですが、当時まだ無名だったために局側が難色を示し、著名作家の藤子不二雄の名前で番組化に漕ぎ着けたものです。*1

 藤子Fの方に東京ムービー側が頭を下げた際に、藤子F側で設定を少しいじり、ジャングルからやって来たズッコケ魔法使いの話となりました。

 

 音盤としましては、日本コロムビアのレコードと、朝日ソノラマのパンチシートという、いつもの組合せ。

 歌手は大杉久美子が『アタックNo.1』以来4年ぶりのテレビまんが主題歌を担当し、これ以後の暫く、コロムビアを主として活躍するアニソン女王の一人となります。

 

 あまり注目された番組ではありませんでしたが、平成になってすぐの頃に黒人差別を糾弾する風潮の中で、差別的な描写は無いにも関わらず扱われづらい作品となってしまいましたが、東映の裏方面への強さを借りる形で、無事にDVD化となりました。 

 

 

ドラえもん

 今にまで続いているものとは別で、昭和48年に日本テレビ系にて、日本テレビ動画の制作で放送されていたものです。

 ワタクシ などはテレビ化の話が小学館学習雑誌に出てからというもの、放送前でも今か今かと待ち倦ねていた番組でしたが、世間的には話題にならず、普通に2クール(26本)で終わってしまいました。

 6年後にテレビ朝日シンエイ動画の制作でまたテレビ化されましたが、そちらの方は大当たりとなり、第二のサザエさんと呼ぶべき国民的漫画となりました。

 

 音盤としましては、日本テレビという局とは関係性が低めだったコロムビアが、ここにも食い込んできました。制作プロが新規の所だったのが関係しているかもしれません。

 歌手の内藤はるみは、例によって『ちびっこのどじまん』出身者です。

 先ず4曲入りのEP盤が出て、次に超縦長のSCS500番台で開始・終了の両主題歌二曲で発売されました。

 まったく注目されない番組だったのに、何故2種の音盤が出されたのか、かなりの謎です。

 

 

ワンサくん

 三和銀行のマスコットとして企画されたので、名前が「三和」を逆読みしたものとなっています。「三和のワンサ」として、暫くの間、親しまれました。

 『てづかマガジンれお』という虫プロ発行の子供向け雑誌に連載された後、 テレビまんが化されたのですが、西崎義展が仕切ったために『海のトリトン』と共に、手塚アニメとしての扱いとしては独特な位置に有る作品です。

 物凄く端折って書けば、手塚の版権を西崎がパクったという事のようですが、詳細が語られる事は今後も難しいでしょう。

 

 しかし、西崎という人物は作品に懸けるものも確かに有ったようで、このすぐ後には『宇宙戦艦ヤマト』を興しますし、『海のトリトン』も、所謂アニメマニアの先駆けを産みました。

 『ヤマト』もそうですが、この『ワンサくん』でも金に糸目を付けぬ潤沢な制作ぶりだったようで、およそそれまでのテレビまんがでは有り得なかったミュージカル路線を実現させました。

 但しその資金には、手塚が手塩に掛けたキャラクターたちの版権をパクったものが使われていたと思われます。*2

 音盤としましては、コロムビアが正副主題歌の盤と挿入歌の盤を出しており、主題歌二曲は ソノラマもパピイシリーズで出しています。

 

昭和唱和ショー「日本初のリモコン付きテレビ」

Gさん(仮名)「今回は初のリモコン付きテレビですか。これ、知ってますよ。サンヨーズバコンですよね。

  あれって昭和50年頃ですよねえ。ここの記事にしては内容が新しくありませんか(笑)」

ごいんきょ「ズバコンは衝撃的だったもんなあ、テレビCMが。♪ サンヨー ズバーコンっ ていうジングルもいまだに歌えるよ。

  ただ、あれは久々のリモコン式テレビではあったが、実はもっと以前に製品化されていたんだ」

 

G「ああ。ズバコンは超音波式のワイヤレスが売りでしたけど、その少し前に線が繋がれたワイヤードリモコンは有りましたね」

ご「いやいや。勿論ワイヤレスで。しかも光線式」

 

G「へ? そんな話、聞いたこと無いですよ。今ウイキペディアとか調べてみましたけど、確かにアメリカでは有ったらしいですが、日本では、やはり70年代始めのサンヨーズバコンだと書いてあります」

リモコン - Wikipedia

ご「ふふふ。何を隠そう、あの日本放送協会、NHKですら把握できていないらしいんだな」

テレビは進化する —日本放送技術発達小史

 

G「ワイヤードのものが1960年で、ワイヤレスはやはり72年以降ってなってますねえ。これ、違ってるんですか、NHKが?」

ご「多分、間違ってると思うんだよな。確かにズバコンはテレビCMでよく知られたし、久々のワイヤレスリモコンだったから、初めて見た人が多かっただろうしね。

  だが、実は昭和34年に、あのビクターが既に光線式のワイヤレスリモコンテレビを発売しているんだ」

 

G「へ? 昭和34年というと、ワイヤードリモコン式が発売されたという昭和35年より前じゃないですか。そんな話は初耳です」

ご「NHKが書いていないくらいだから、ま、新再発見なんだろうな。論より証拠、これを見たまえ」

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G「あらー、本当だ。しかもピストル型のリモコンっていいですねえ(笑)」

ご「ちゃんとズバコン同様に、ガチャガチャ式のチャンネルが回ったようだな、丸く矢印が入っているし」

 

G「う~ん… 新聞広告までされているのに、なんで今までまったく評価されなかったんでしょう」

ご「やはり、当時はまだテレビを持っている家庭そのものがそんなに多くなかったから、リモコンって言ってもどんなものか実感が無かったんだと思うよ。

  また、この当時の日本人ってよく言えば勤勉、悪く言えばクソ真面目。テレビのチャンネルくらい手で回せって批判も有ったと思う」

 

G「そう言えばウチの親なんか、食洗機すら否定的でしたからね。こんなものまで機械に洗わせるなんて物臭だねえって(笑)」

ご「そんな感じだったのよ。テレビリモコンも。だから開発者には忌まわしい記憶になっちゃったんじゃないの(笑)」

 

G「それで誰にも振り返られず、今まで誰からも評価されてなかったんですか。しかし、流石は高柳健次郎氏のビクター、ここでも技術は先んじていたんですね」

ご「ま、こんな徒花ブログで記事を書いても、真の再評価まではかなり時間がかかると思うがな(笑)」

 

 

*1:昭和34年4月10日付読売新聞