朝日ソノラマはなぜ鉄腕アトム主題歌を独占できたのか(58)
昭和48年開始のテレビまんがを見ていきましょう。
- バビル2世
- けろっこデメタン
- 山ねずみロッキーチャック
- ジャングル黒べえ
- ドラえもん
- ワンサくん
- 荒野の少年イサム
- ミクロイドS
- ミラクル少女リミットちゃん
- ゼロテスター
- 新造人間キャシャーン
- 空手バカ一代
- ドロロンえん魔くん
- エースをねらえ!
- 冒険コロボックル
- 侍ジャイアンツ
- キューティーハニー
バビル2世
『魔法使いサリー』以来、少女向けテレビまんがを放送していたNET月曜19時枠でしたが、路線に行き詰まりが感じられたか、ここで少年向けにいきなり転換します。
当時、ワタクシはこの番組の第一回オープニングを見て、それまでとあまりに雰囲気が違うので、局を間違えたかと思いました。
内容は、横山光輝の漫画を元にしたもので、この枠を少女向けにした大元の『サリー』の原作者を、路線転換にあたって持ってきた事になります。
それまで普通の少年として過ごしてきた浩一が、実は古代異星人の血を引く超能力者だった事に目覚め、バビル1世が残してくれていたバビルの塔を拠点に3つのしもべを操りながら、巨悪のヨミという超能力者と対峙するというものでした。
音盤としては、コロムビアの超縦長ジャケ、SCS500番台と、朝日ソノラマのパピイシリーズという、東映動画制作の場合のいつもの顔触れです。
後に通常ジャケットでも再発売されました。
けろっこデメタン
『みなしごハッチ』『樫の木モック』と続いたフジテレビ火曜19時タツノコプロ制作枠ですが、これは池の中の生き物たちを擬人化した話で、主人公はカエルでした。
今回はきちんと両親は居ますが、家柄があまり良くないという事でイジメの対象となってしまう話で、やはり随所で泣かせの演出が見られましたが、流石に視聴者も飽き始めていたのか、39回放送と、一年もちませんでした。
主題歌担当は堀江美都子で、フジ・タツノコ・コロムビアによる『ちびっこのどじまん』出身歌手押しも、一通り終わった感じです。
この辺りから、堀江美都子のアニソン女王然とした、猛烈な主題歌ラッシュが続く事となります。
山ねずみロッキーチャック
『みなしごハッチ』の大当たりは、大きく二つの子供番組路線を流行させました。一つは母恋もので、もう一つは擬人化ものです。
『ハッチ』当時、ワタクシの小学校教師が、人間でないものを人間のように扱う事を「擬人化」と言うと解説してくれましたが、そのくらい世間的に注目された番組、技法だったわけです。
この『ロッキー』は、山ねずみのロッキーを中心とした山の動物たちを描いたものでした。
主題歌は、これも全盛期に突入し始める堀江美都子でした。
ですから音盤は当然コロムビアで、LPレコードも出されましたが、終了主題歌が収録されないという摩訶不思議な構成でした。
シングルジャケットは通常の物で、縦長SCS500番台との使い分けがどのようなものであったのかが謎です。
但し、半年位してから別の超縦長ジャケットEPのCシリーズで、4曲収録の形で発売されています。
昭和唱和ショー「赤電話」
Gさん(仮名)「赤電話って、確かに懐かしいですけど、そもそも黒電話そのものが懐かしい物となりましたよね」
ごいんきょ「まあな。あとピンク電話、もっと珍しいのでは青電話ってのも有ったが」
G「それぞれ、どんな物だったんですかね」
ご「一番最初は、昭和28年に10月22日からの電気通信旬間から公衆電話増設と不当料金の取り締まりを強化したんだけど、その際に委託・簡易、両方の公衆電話を目立つように赤電話にしたんだ」
G「不当料金と言いますと?」
ご「ほら。昔は、機械式じゃなかったんだろ。だから委託先が、正規料金の一通話3円という利用料より多く取っていたりしたんだろうな。この記事では15円、20円も取っていたというから、かなりガッポリ取っていたみたいだ」
G「ガッポリって言葉も昭和語の香りが(苦笑)」
ご「そんで、お目見えしたのがこんな奴だったようだ」
G「あらら。料金収納率17%、一ヶ月の欠損520万円って書いてありますよ」
ご「戦後すぐの頃は物資不足で硬貨が発行できなかったので、公衆電話も紙幣で使われていたんだ。ところが当時は全自動の機械なんか無いから、利用者の良心に委ねていたわけ」
G「ははあ。今でも田舎でたまに見かける、無人野菜直売所みたいな感じですね」
ご「そうそう。それなのに当初は、ほぼ完璧な収益率だったのよ。みんな正直に料金を入れていたの」
G「へぇ~。さすが日本人は正直だったんですね」
ご「それがそうじゃなくて(苦笑)、みんな、何か判別できる仕掛けが有るんだろうって思っていたわけ。そんで、そんな仕掛けなんか無いってわかったら段々と回収率が落ちていって、しまいには17%まで落ちたって事なんだな」
G「17%っていうと、殆どの人はお金なんか払わずに使っていたって事ですね(苦笑)」
ご「そらそうだろうよ。野菜直売所だって、料金なんかまともに入ってないって言ったぞ。下手すりゃ石とか入ってるらしい」
G「うーん…。ワタクシは、必ず書かれている金額を入れてますが」
ご「ま、ああいうのはどうせ捨てるよりはって感じのとこが多いんだろうけど、悲しくはなるわな。
で、上の写真の赤電話は硬貨でやっていたわけだけど、それも全自動ではなくて、委託先の人が監視していたわけよ。だから、まだ不届き者が居たんだけど、昭和30年に少しましな電話機が登場して、翌年には赤電話は全部それになったんだ」
G「あ、我々が知っている赤電話の形に近くなりましたね。ところで、なんで委託の電話なんかが有ったんですか」
ご「だから、昔は電話を設置するには篦棒なお金がかかったわけ。お金持ちの中のお金持ちしか電話なんて設置できないのよ。
それに電電公社自体もまだ潤沢ではないから、公衆電話をそちこちに設置できるだけの体力も無かったんだ」
G「そう言えば、我々の頃でも呼び出しの家って結構ありましたね」
ご「用がある時は近所の電話が有る家にかけてもらって、するとその家の人がわざわざ呼びに来てくれるというな。近所付き合いが無くなった昨今では、とても想像できないだろう(笑)。
昭和40年代中頃までそんな感じなんだから、まして戦後の頃までなんか、近所でも持っている人なんか、先ずいないわけよ。有るのはお店とかになっちゃうわけ」
G「テレビの出始めの頃もそんな感じですよね。見たいプロレスやボクシングの試合なんか有ると、食堂なんか行ったりしたようです」
ご「で、電電公社、今のNTTだな、が、そういう所の電話を公衆電話として委託したりしていたわけ」
G「ははあ。それで冒頭のような、荒稼ぎする性悪な委託先が有ったりしたんですね」
ご「そうそう。機械式でない頃は、要するに委託先で貰い放題だったわけよ」
G「赤電話になったら、委託先の横暴も無くなったんですかね」
ご「料金の横暴は減ったみたいだけど、ほら、あくまでも本来は、その家の電話なわけよ。だからどうしても、自分の家を中心にって考えになっちゃって、店が忙しい時間帯は出前応対専用にして、一般には使用不可の扱いにするような所も出ていたの」
G「それっていいんですか?」
ご「駄目駄目。だって、委託とは言えあくまでも”公衆電話”で、そのために一通話あたり3円の使用料徴収を認めたり、基本料の免除をしたりしていたわけだから。公衆に使わせなかったら、自分たちの使用料を減額させるためだけの利用になっちゃうよ。
それで、上の写真の卓上式公衆電話に切り替えたんだけど、それはそれで、今度は赤電話荒らしに見舞われるんだけど」
G「赤電話の中からお金を頂戴する連中ですか」
ご「まあ少数だけどな。全体的には、先の赤電話登場で公衆電話はかなり正常な形で普及し始めて、我々が子供の頃のような感じになるんだな。
折角だから、カラー写真も載せとこうか」
G「あら。お千代さんがこんな歌を歌ってたんですか」
ご「電電公社のコロムビアへの委託制作だな。先に亡くなったばかりの、船村徹作曲だ」
G「船村先生の仕事一覧にも載ってないかもしれませんね」
森友事件はアッキー劇場で終了?
Gさん(仮名)「森友学園の問題ですけど、安倍総理の100万円寄付疑惑は、コントのようなオチで終了って報道が出ました」
ごいんきょ「コントって、わしが使った形容じゃないか(苦笑)。
まあ、猪瀬都知事の鞄コントの時は、わしだけじゃなくて本職のお笑いの人間も思っていたみたいだがな(笑)。最近の政治家はコント仕立てのやり取りが多くて(苦笑)。
で、今度は何が滑稽なんだ?」
G「どうも、100万円というのは昭恵夫人の講演ギャラだったのを、夫人が『学園のためにお使い下さい』としたのを、籠池さんの方で寄付扱いにしただけなんじゃないかという話なんですが」
ご「酷いな。ネット上の勝手な筋立ての一つに過ぎないじゃないか。仮にも報道機関がそんな無責任な説を垂れ流しているのか」
G「無責任ですかね」
ご「無責任と言うか、おこだな。安倍昭恵の講演料が百万するかよ(苦笑)」
G「するでしょう、現役総理夫人ですもの」
ご「じゃあ、完璧なる”公人”だな。たかが一時間二時間の講演でそんなに金を取れる人間が、一介の私人で済むはずはない。それが私人なら、芸能人や文壇人だって私人だろう(笑)」
G「いや、わかりませんよ、講演料は。しても不思議は無いってだけで。昭恵さんはかなり明け透けな人のようだから、そんなにお金を取らないとは思いますが」
ご「大体、根拠はなんなんだ。安倍昭恵が講演料を受け取らなかったのを、籠池の方で寄付に回したという根拠は」
G「『いま言われているのは』としか書いてないですねえ。どんな人が、どんな場で言った事かはわかりません。ワタクシが思うに、ネット上で言われているのは、という事だと思いますが(苦笑)」
ご「はあ!? そんな報道人にあるまじき姿勢の所が有るのか! いよいよもってカスゴミだな! どこだ、それは!」
G「これなんですが…」
籠池爆弾とんだオチ!?寄付疑惑は“KYアッキー劇場”で終了か
ご「なんだ、こりゃ!? 東スポじゃないか!(苦笑)」
G「こないだ彼らが書いていた、金銭を受け取った閣僚Xはどこへ消えたんですかね(苦笑)」
漫画投句「キャプテン(ちばあきお)その2」
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Gさん(仮名)「前々回のキャプテンに続いて、プレイボールの方もやってしまいましょう」
ごいんきょ「まあその前に、もう一度きちんとキャプテンを語ろう。前回は、トンデモな動きに対する不満しか書かなかったから(笑)。
先ず、週刊少年ジャンプが別冊少年ジャンプというのを出して、そこで人気を呼んだのが、中学野球を描いたキャプテンだったわけ」
G「あの頃まで、野球漫画って目茶苦茶だったんですよね」
ご「そう。最初の頃は戯画化されたほのぼの漫画しか無くて、劇画が出てくると、魔球と秘打の化かし合いという、およそ野球からはかけ離れた勝負漫画しか無かった。勿論、それらはそれぞれ面白いんだけれど、野球を描いた面白さではなかったんだ」
G「ほのぼの漫画か勝負漫画としてしか存在しなかったと」
ご「まだ漫画自体が黎明期と言える時代だったから、日本人が苦手な、スポーツを楽しむっていう観点で描かれた漫画なんて皆無だったんじゃないか、野球に限らず」
G「この『キャプテン』は、そこに一石を投じた感じですかね」
ご「『キャプテン』が発表された昭和47年というのは、わしに言わせれば野球漫画元年なんだ。
この年、自他共に認める野球狂の水島新司も遂に目覚め、『ドカベン』『野球狂の詩』を発表し始める」
G「それぞれ高校野球、プロ野球を描いたものですね。荒唐無稽な魔球が話の中心ではありませんでした」
ご「特に『野球狂の詩』はその名の通り、野球が好きで堪らない連中を描いていて、革命的な衝撃を受けたよ」
G「どれも、いずれここでも扱うでしょうけどね。で、『キャプテン』は中学野球というのが目新しかったですね」
ご「普通、高校野球を描くと思うんだけれど、舞台を中学とした事が先ず正解だった。当時、全国中学野球大会みたいのは無かったはずだから、完全に虚構の世界で作れたから」
G「大人が出て来ませんものね(笑)」
ご「相手側にはきちんと監督先生がいるのに、墨谷二中にはそういう存在が全くいないわけ。だからキャプテンがなんでも考え、なんでも決める。そういうのが子どもには感情移入しやすかったと思うよ」
G「『キャプテン』も話が進むと勝負を描くようになりますが、連載当初は特に野球への取り組み、チームの築き方なんかを描いてました」
ご「いやあ、進んでからだってそれは同じだよ。丸井もイガラシも近藤も、みんなチームを一丸とまとめる事に凄く苦労している。大会が始まっちゃうと勝負が話の中心になるけど、根っこの部分は、いつも丹念に描いていた」
G「しかも、ちばさんが凄いのは、そういう試合ではない回でもまったく退屈しないんですよね」
ご「水島新司もそうなんだけど、自分が野球を好きで堪らないから、登場人物もみんな野球への情熱が息づいているわけ。だから彼らが描かれれば常に活き活きしていたし、物凄く魅力的だった」
G「特に最初の数回は、墨谷二中が強豪となるために非常に大事な描かれ方ですね」
ご「みんな、谷口のしごきに耐えられなくてな。抗議しに行く事になって、平素の谷口を見てしまう」
G「俺たちの面倒を見た後に、こんなにっていうね(笑)」
ご「あれで反谷口の急先鋒だった丸井が何も言えなくなって、後に凄まじい谷口信者になってしまったんだな。子供の頃に読んで、あそこは泣けたよ(苦笑)」
G「それでみんな、黙って努力するようになって。影響を受けましたか?」
ご「根っこの部分はな。ただ、わしは生来、努力する才能が無かった(苦笑)」
G「努力を続けられる才能というのが、一番大事かもしれませんね。谷口にはそれが有ったけど、あなたには微塵も無かったと(苦笑)」
ご「だって、努力しなくても大抵の事はそこそこ出来たからなあ、子供の頃は。それが却って、自分のためにならなかった。人生なんて、正に禍福あざなえる縄の如しよ。
わしの話なんて暗くなるからどうでもいいよ(苦笑)」
G「そうですね(苦笑)。
キャプテンは谷口の後、その丸井、そしてイガラシ、近藤まで描かれました」
ご「この『キャプテン』人気で、別冊少年ジャンプが正式な月刊少年ジャンプとなったんだ。なにしろ当時は別冊扱いだから、強力な漫画なんて無いわけ。ちばさんだって無名の新人だったし。目玉と言えば、『ど根性ガエル』のテレビ版くらいだったよ」
G「テレビ版?」
ご「テレビ版と言っても、かなり前に週刊ジャンプに掲載された内容で、その月にテレビ放送される一話分だけを再掲しただけだけど」
G「それが目玉だったんですか(苦笑)」
ご「吉沢先生も、週刊連載の他に月刊でもっていうのはキツイだろう(笑)。で、新作の目玉がキャプテンなんだけど、無名の人だし、絵だってそんなに上手くないし、正直、当初はあまり注目してなかった。月刊ジャンプになってからは、永井豪の『けっこう仮面』とか菊池規子の『わが輩はノラ公』とか出て来て、どんどん面白くなったな」
G「そこまで雑誌が成長したのも、ひとえにキャプテンのお陰なんですね」
ご「そうよ。もう月刊誌は軒並み絶滅状態になってたんだからな。そこへ月刊誌を新設するなんて、いくら週刊ジャンプで上げ潮だったとは言え、集英社は無謀だと思われたと思うよ。
だから、本来は谷口を描いた漫画だったんだろうけど、なかなか辞めさせられなかったんだろうなあ。一度はケリが付いた宿敵・青葉学園と再戦っていう話になって」
G「でも、それも決着が付いて、今度こそ谷口を卒業させるしか無くなった」
ご「それで、題名も『キャプテン』なんだから、代々のキャプテンを描いていこうって事になったんだと思うよ。
で、青葉を再戦で破った後、休載が有ったんだ。次のキャプテンは誰になるかという読者を交えた座談会をしたの」
G「へえ。どういう結論だったんでしょう」
ご「それが、その頃はそんな読者座談なんかに興味無いから、内容は殆ど読まなかったのよ(苦笑)。恐らく、丸井では不安だとか、イガラシでいいんじゃないかとか、やっぱり三年の丸井しかいないとか、そういう話だったんだと思うけど」
G「結局、丸井が新キャプテンになりましたね」
ご「だけど谷口信者で、二言目には『谷口さんは谷口さんは』って。イガラシが見かねて、今のキャプテンは丸井さんなんですよって言ったら、『だから谷口さんは!』って返したもんだから部員から失笑を買っちゃってな(笑)」
G「それで辞めようとするんですよね」
ご「谷口さんを悪く言う奴らを引っ張っていく気は無いとか言って、ロッカーに引き上げてユニフォームを脱ぎ出すの。でも、暫くすると戻ってくるんだ」
G「丸井も少しはキャプテンの自覚が出来ていたと」
ご「いや。『谷口さんは物事を途中で投げ出すような事はしなかったからな』と(笑)」
G「凄い信奉ぶり(笑)。結局、丸井は高校に入ってからも谷口べったりなんですよね」
ご「最初は谷口のいる墨谷高校に落ちちゃうけどな(笑)。それでも、編入に成功しちゃうんだから一筋縄じゃない」
G「丸井は先輩想いでもありますけど、後輩の面倒見も尋常じゃなく凄かったですね」
ご「あの辺がなあ、ちばさんの凄さなんだよ。本当に登場人物の一人一人が、まるで生きている人間のように説得力を持っているんだ。生きてるんだよ、登場人物が。
丸井は、自分がキャプテンの器じゃないという事を自覚して、次代のためのチーム作りに没頭する。それが結局は、イガラシ時代に活きてくるんだな」
G「谷口が辞めた時は次のキャプテンは誰かってなりましたけど、丸井が辞めた時は、もうイガラシで決まりって感じでしたね」
ご「丸井が辞めた時もイガラシが辞めた時も、次のキャプテンは誰かって座談会は有ったんだけど、イガラシの時だけは文句無しって感じで。丸井と近藤の時は、やはり疑問視が有ったよな」
G「近藤は、普通に考えたらキャプテンの器じゃないですもんね(苦笑)。ノンプロ経験者の親父を出す事によって、なんとかそれらしくしましたけど、やはりチームは戦える状態には出来なくて」
ご「あくまでも次代を考えてのチーム作りになっていったな。その辺は、やはり器じゃなかった丸井の時と同じだ。
だから、イガラシだけはスーパーマンなんだけど、他の登場人物は、みんな欠点だらけで悩みながら悪戦苦闘するんだよな」
G「しかも、かつての野球漫画もどきのように勝負とか訳の解らない人間関係で悩むんじゃなくて、あくまでもチーム作りで悩むんですね」
ご「うん。団体競技としての野球を初めて描いた漫画が、『キャプテン』であり『プレイボール』なんだ。水島新司ですら、個性の強い登場人物がそれぞれに野球を楽しむ姿を描いただけだったからな。
『キャプテン』という題名は、伊達じゃないんだよ」
酒とバカラの日々「ベンリアック20年」
競馬
第65回 阪神大賞典
ガチガチだった。馬連で140円、馬単でも、なんと170円という鉄板レース。
そんなの買っても面白くないから、最初はGIIIの方を買ったのだが、そちらも今一つ乗り切れず、500円分しか食指が動かなかったので、じゃあ遊びでこちらも500円分だけ狙ってみるかと。
それでも流石にサトノダイヤモンドは外せず。これで3番シュヴァルグランまで買ってしまうと、どうにも面白味が無くなるので、そこを外す事によって中穴狙いに行ってみたのだが、やはり来るわな。
尤も、3着4番トーセンバジルを抑えていないのだから、全く駄目だったという話。
3連複でも500円行かないようなレース、本来なら見だなあ。
第66回 スプリングステークス
こちらは気持ちいいくらいに全くかすらず。
GIIIは難しいというのに、つい買ってしまう。
酒
ベンリアック20年
やや色濃い!ベンリアック 20年 旧ラベル 箱なし 並行品 43度 700ml
- ジャンル: ビール・洋酒 > 洋酒 > ウイスキー > スコッチ・ウイスキー > モルト・スコッチ・ウイスキー
- ショップ: お酒のちゃがたパーク 楽天市場店
- 価格: 8,980円
シングルモルト20年ものとしては、破格に安い。
ましてワタクシが買ったのは空色ラベルの旧型なので、8500円程だった。しかもポイントが10倍以上だったから、実質7000円台。
破格だろう。
尤も、最初に飲んだ感想は、値段なりだな、というものだったが。
注いで最初に漂うのは、心地良いピート香。
鼻を近づけるとハチミツ香がそよぎ、その奥にバニラが漂う。
含んでみると、20年ものとしては残念なくらいの刺激。
どうしてこうなるのだろう。
しかも、返しも膨らみも非常に貧弱。
これ、本当に20年ものですか?というのがワタクシの感想。
尤も、旧ボトルを買ったのだから、劣化している可能性が高い。
ハッキリ言って、筋の良い12年ものより劣っている印象。
今まで18年もの以上はそんなに飲んでいないが、しかし、そのどれもが、シングル・ブレンド問わず、非常にふくよかな余韻を味わわせてくれたものだ。
やはり安いには理由が有るなあという感じで、高ければ良い酒ではないが、安ければあまり良くない酒というのは有るだろう。例外は日本のニッカ。
いつか日の経っていない物で再評価したいが、そんなに何度も同じ銘柄の20年物を飲める身分ではい。
こういう出会いは非常に勿体ないので、良い物を買おうと思った時には、中途半端にケチるのはいけないという教訓を得た。
挿しす世相史「清宮内親王殿下と島津久永氏とのご婚約が発表される」
昭和34年3月19日(木)11時、宮内庁が、清宮(すがのみや)内親王殿下と島津久永氏(日本輸出入銀行勤務:九州島津家末裔)の婚約を発表しました。
清宮殿下は昭和天皇の末の皇女で、今上陛下の妹君でいらっしゃいます。
この年は、すぐ後の4月10日に、その皇太子殿下(今上陛下)ご成婚が控えるという、おめでた続きとなりました。
皇太子殿下のご婚約発表は、民間人の正田美智子さんが皇族になるというミッチー・ブームを巻き起こしましたが、この清宮殿下は逆に、皇族が民間人と結婚のため臣籍降下して民間に下る、おスタ(清宮貴子の略称)ちゃんブームを巻き起こしました。
臣籍降下して島津貴子となってからは、テレビや雑誌などにも度々登場し、一時は(元)皇族としては珍しい、タレントのような活動ぶりでした。
その飾らない人柄と明るい雰囲気は、男性は勿論、女性からも好感を持たれ、皇室と民間との架け橋という役割を果たされていたかと思います。
*1:昭和34年3月19日付読売新聞夕刊
恥痴呆談「現役閣僚Xが籠池氏側から金銭を受領?」
Gさん(仮名)「今週も森友学園の問題ですかねえ」
ごいんきょ「話すこと無いんだよな(苦笑)。まともな情報なんか一つも無いじゃないか」
G「一応、”閣僚と金銭の授受が有った”って報道がされましたよね(苦笑)」
ご「”閣僚”っていうから稲田防衛大臣かと思ったら、安倍晋三だったというな(笑)。総理大臣は閣僚って言わないんじゃないのか?」
G「その辺は難しいとこですけど、一般的には、総理大臣以外の国務大臣の事ですね」
ご「で、”金銭の授受”って言うから、てっきり収賄が発覚したのかと思ったら、逆に政治家の方がお金を渡したって話だろ(苦笑)」
G「あんまり無い話ですねぇ(笑)」
ご「普通、疑獄事件って言ったら、賄賂を貰って、それで便宜を図ってやるってものだろ。で、今回は、講演料も貰ってない、あげくに寄付しましたって話だろ。
で、それじゃあ愚民を扇動できないからってんで、カスゴミは”閣僚と金銭の授受”って報道したわけよ、最初。そうしたら、なんか森友と政治家が金銭的な繋がりみたいな印象を持たせられるから。
つくづく、滓で塵だな!」
G「でも、安倍総理は寄付も否定してますよ」
ご「わしは当初から言っているがな、日本の伝統を意識した教育というのは有って良いと思うし、それに優遇措置を講じるというのもいいと思うんだよ。
ただ問題は、あんな丸丸な学校だったという事だ(苦笑)。折角、保守意識が浸透しつつあった日本の流れを、非常に大きく後退させる事となってしまったな、あそこのお陰で。
安倍も、あそこがまともな学校だったら、ああまで露骨な手の平返しなんかしてないと思うよ(笑)」
G「しかし、安倍総理とは別の閣僚が、森友から金銭を受け取ったという話も出て来ました」
ご「本当か!? そりゃ言い逃れが出来ない、完璧な汚職じゃないか。誰の話なんだ」
G「名前は出てませんが、現役閣僚Xってなってます」
ご「まさか麻生か、財務大臣だし…。どんな報道なんだ」
G「こんな感じですけど」
“籠池劇場”本命ネタは安倍首相にあらず 現金受領・現役閣僚「X」浮上
ご「なんだこりゃ、東スポじゃないか!(苦笑)」
G「来週には喚問も有りますから、もう少しまともに語れる材料も出てくると思います(笑)」