無駄じゃ無駄じゃ(?)

すべては無駄なんじゃよ

【告知】動画の方へ移行しますよ

Gさん(仮名)「ん? 今日はネット熱闘録じゃないんですか?」

ごいんきょ「つーか、そもそも水曜は不理意投句だからさ。なんでも有りなのよ」

 

G「ああ、そうですね」

 (どうでもいい事だけど)

ご「そんな訳で今日書いておこうと思ったんだけど」

 

G「動画へ移行すると言うのは? ここをって事ですか?」

ご「そうそう。『無駄じゃ無駄じゃ』を、YouTubeでやる事にしたのよ。まだ記事はあげてないけど」

無駄じゃ無駄じゃ - YouTube

 

G「ん? そんな事ができるんですか」

ご「できるできる。つか、動画の方が楽。

  わしさあ、少し前から動画で発表し始めてるんだけど、まあ楽なのよ、編集もしないし(笑)」

 

G「たしかに、喋るだけでいいのと、文字で書くのとは違うでしょうけどね」

ご「文字で書くのも、ただ考えている事を書くだけなら楽なのよ。それなら喋るのとそれ程は手間暇変わらない。

  だけど、資料を用意したりとかになると、キャプチャしたりなんだで、仕込みが結構面倒臭いんだな。特に大変なのは、文字起こし。言葉や活字をそのまま書き写す事が、本当に苦痛に感じるようになってきた。年のせいも有るんだろうけど。

  それが当たり前の頃はそこまで苦痛でもなかったんだけど、動画という楽ちんな手段を見つけてしまったら後戻りできない(笑)」

 

G「資料も、そのまま動画に映せばいいだけですもんね、大抵」

ご「そうだね。せいぜいプリンタで印字するとかの手間で済むし。また、口で説明した方が伝わり易い部分ってのも有ると思うのね」

 

G「で、どういう感じで移行するんですか」

ご「今、ここでは日曜:挿しす世相史、月曜:酒とバカラの日々、火曜:漫画投句、水曜:不理意投句、木曜:昭和唱和ショー、金曜:昭和テレビ特別寄稿、土曜:恥痴呆談という割り振りでやっているんだけど。

  それを、日曜:挿しす世相史、火曜:恥痴呆談、水曜:ネット熱闘録、木曜:テレビタイムトリップ、土曜:酒とバカラの日々、という感じでやっていこうと思っているのね。月曜と金曜は不理意投句、もしくは休み」

 

G「漫画投句と昭和唱和ショーが無くなる訳ですね」

ご「うん。昔は漫画も数千冊持っていたから動画に出せる物もいっぱい有ったんだけど、資金難のためにかなりの数を手放してしまったんで、語りだけで漫画を扱うのも苦しいかなと。

  昭和唱和ショーは、もう一通り扱ってしまった感も有るんでね」

 

G「テレビタイムトリップってなんですか?」

ご「これは、わしが持っているビデオの映像を引用して、それに関してアレコレ語るというものだな。取り敢えず最初のうちは、初期の『朝まで生テレビ!』が大量に見つかったので、それを肴に語りたいなと思ってるんだ。オウム真理教の回とか残ってるぞ」

 

G「著作権の方は大丈夫なんですか?(苦笑)」

ご「あくまでも引用として、ほんの一部しか流さないから。例えば朝生の場合、出演者紹介のとこだけ流そうと思ってるんだ」

 

G「それで、ここはどうなるんです?」

ご「ここの今後は、基本的に漫画投句専門みたいになるだろうな」

 

G「ああ。漫画投句は続けるんですか」

ご「続けるというか、ほら、喧嘩稼業についてアレコレ言いたいし。ほぼ喧嘩稼業専門サイトみたくなるかも。で、気が向いたら他の漫画の事も書くかもしれないけど。

  喧嘩稼業の掲載自体がたまになんで、ここの記事もたまにって感じになるだろうね」

 

G(べつに誰にも何処にも影響は無いから好きにやればいいんじゃないの)

 「ここの記事がスカスカになるのは寂しいですが、動画サイト凄く楽しみです!」

 

漫画投句「実録シリーズ(島田賢司)」

実録シリーズ傑作選(1)シャボン玉とんだ!! (ジャンプコミックス)

実録シリーズ傑作選(1)シャボン玉とんだ!! (ジャンプコミックス)

 

 Gさん(仮名)「随分と唐突な感じの漫画ですね。どうして扱う事にしたんですか」

ごいんきょ「いや、単に手元に有ったんで、簡単に再見できるから(笑)」

 

G「あ~…、やはり…。

  これはその名の通り、実際に有った事を描いてるんですよね?」

ご「”事実を事実のまま描く事は難しい、この漫画はそれに挑む”と前置きして始まった『空手バカ一代』がどんな漫画だったか知ってるだろう?」

 

G「ああ、そんな感じなんですか(苦笑)」

ご「ああ。全っ然、実録じゃない(笑)。

  これは月刊少年ジャンプに載っていた漫画なんだが、わしは元々が実録モノが好きなんで、わりと好んで読んでいたのね。当時は子供だったし、描いてある事はみんな事実だと思っていたのよ」

 

G「でも、そうでもなかったんですね(苦笑)」

ご「かなり適当(笑)。

  ただ、功成り名を遂げた人間ばかりではなくて、むしろそういう人間は少なめ。陰で人を支えたような人に光を当てていた所は好きだったな」

 

G「例えば、どんな人の事を描いてたんですか」

ご「無名の人だと、名物車掌さんとかシャボン玉飛ばしの人とか、個人タクシーの運ちゃんとか、とにかく色々だな」

 

G「有名人は無かったんですか」

ご「当時、月刊ジャンプでは”ほんまにアホかいな”という、藤山寛美の伝記漫画が有ったんだよ。だから被るっていう判断だったのかな。あまり有名人は無かったね。

  ただ、たまには有って、覚えているのだとオール阪神巨人、将棋の中原誠、それから変わったとこだと徳田虎雄なんてのも有ったな」

 

G「ひぇ~。汚職まみれの徳田さんが偉人として伝記漫画を描かれていたんですか」

ご「徳州会の元となる、最初の病院を作る時に、自分の命、生命保険を抵当にしたっていう話だったけど、あれも嘘っぽいな(笑)。

  でも、医療が進んでなかった所に病院を建てていったのは本当なんだろうし、だからこそ地元の支持は厚いんだろうし、偉人ではあるだろ」

 

G「はあはあ。中原誠さんも、今となっては微妙ですね(苦笑)」

ご「その頃は棋界の太陽だったんだよ!(笑)」

 

G「阪神巨人さんが扱われたのは、ちょっと理解されづらいかもしれませんね」

ご「当時はまだMANZAIブームの前で、たけしだの紳助だのが出てくる前だから。若手のしゃべくり漫才で注目を浴びてた頃よ。ただ、描いてあった事はいま見ると嘘ばかりだけどな(笑)。多分、本人たちに取材をしていたかどうかも怪しい(苦笑)」

 

G「単行本で全7巻ですか。月刊連載とすると、結構な長期連載ですね」

ご「5~6年続いたんじゃないかな。単行本は”傑作選”と銘打っている通り、収録されてない話も有るし」

 

G「それだけ地味な人気が有ったんでしょうかね」

ご「かもな。あの頃の月刊ジャンプも、なかなか面白かったよ。『キャプテン』を筆頭に、『けっこう仮面』『わが輩はノラ公』『硬派銀次郎』『どぐされ球団』なんてとこが載ってて。

  週刊の方は毎号毎号、部数新記録を更新し続けて、集英社、ジャンプのイケイケの頃だな。週刊と合わせて漫画月刊誌まで勢いが有ったなんて、今は昔の話だ」

 

酒とバカラの日々「ジョニーウォーカー トリプルグレーンを飲んでみた」

競馬

第69回 阪神ジュベナイルフィリーズ

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 完っ璧なる行って来い。

 ま、こういう買い方で、他のが来ればマンシュウなわけだから。

 押さえできてしまった場合は、それはそれで仕方無い。

 もっとガチガチの組合せも有ったが、そちらは当たっても原価割れになってしまうので、2通りくらい無視した。

 そっちで来なかっただけ見つけ物って事だろう。

 

ジョニーウォーカー トリプルグレーン 

 当初の発売日と告知されていた日からこちら、ずっと捜し求めていた日々。

 今日やまやに行ったら、今更ながら置いてあった。

 即、手にしてイソイソとレジへ。

 ワクワクしながら帰途に就く。

 

 さてさて、如何な案配か。

 香りを嗅ぐと、わりと強めの樽臭。

 これがオーク樽の香りかね。

 力強い若さを感じる木々の香り。

 

 そして一献。

 なるほど~。

 トリプルグレーンとまでグレーンを押すだけある味わいというか。

 これまでのジョニーウォーカーとは、ほんの少しだけ味わいが異なる。

 

 確かに元々JWは甘めの酒だが、これは特に強くなっている。

 ワタクシの苦手な、安スコッチに多用される甘みも少々。故に、JWの中では苦手めの部類かも。

 強いて言えばジョニ赤に寄った味わい。

 今回はストレートなので、次回ジョニ赤のようにロックで飲れば、クイクイとイケると思う。

挿しす世相史「三億円事件が発生する」

 昭和43年12月10日(火)9時20分頃、東京都府中市栄町の市立第九小学校前あたりで、現金2億9430万7500円を積んだ日本信託銀行国分寺支店の現金輸送車が略奪されるという事件が発生しました。

 後に”3億円事件”として認知され、日本犯罪史上でも随一と思われるような騒がれ方で語られ続けている大事件でした。

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 犯行の様子などは、様々な媒体で発表され続けている著名な事件ですので省きます。

 

 この事件がこれ程までに騒がれた、そしていまだに扱われ続けているのは、その当時としては桁外れの金額だった事も大きいですが、何よりも、たった一人でこれだけの事を成し遂げ、しかも結果的には一人の怪我人も出さず綺麗に犯行をやり遂げたといった、一種の英雄視のような見方が成立しやすかったという事が有るでしょう。

 しかも、結局は時効が成立し、現在までも完全犯罪が続いているという状況で、色々と想像力を掻き立てられるというのが、今でも関連した話が創作されている事に繋がっています。

 

*1:昭和43年12月10日付読売新聞夕刊

恥痴呆談「トランプがエルサレムをイスラエル首都に認定」

Gさん(仮名)「トランプ大統領が、とうとうやらかしましたね」

ごいんきょ「やはりホンモノだったなあ。来年は世界大戦の幕開けとなるかもわからんね。全てはトランプというホンモノを選んだアメリカ人のせいだよ(笑)」

 

G「昨年末、あなたはトランプは世界に災厄を即効的にもたらす可能性も有ると言いましたけど、そうなりそうですね(苦笑)」

ご「誰でも思ったんじゃないの、彼が大統領になった時(笑)。

  だがなあ、これは日本にとって、より大きな事態へと導かれる事なんだ」

 

G「アメリカがイスラエルの首都をエルサレムと認定する事がですか?」

ご「なにしろ、今のうちの総理は、”アメリカと共にある”と媚びへつらっているお方だからな。当然アメリカは、日本にも同調を求めてくるんじゃないか?」

 

G「どうなんでしょうねえ。これまでなら、日本とアラブ諸国の良好な関係に水を差さないような行動に理解を示していたかと思いますが」

ご「今回も日本がそういう態度で行こうとしたら、アメリカは、じゃあ北朝鮮もお前らで勝手にやれって言い出さないかね」

 

G「だって、北朝鮮問題でアメリカが懸念しているのは、核がアメリカに届くかどうかでしょ」

ご「そうだよ。だから、そこだけ北と合意して、極東情勢に関しては今より緊張させるような内容で外交を進めるかもしれん。アメリカとはそういう国だ」

 

G「でも、中東・アラブも日本にとって古くからの友人ですし、裏切れないでしょ」

ご「普通はな。だが、安倍晋三だぞ(笑)。とにかくトランプと、かつてのロンヤス関係みたいな結び付きを維持したくて尻尾ふりまくりだからな。平気で今回も、日本はアメリカと共に有るって言い出しそうで怖いよ(苦笑)」

 

G「その場合、東京五輪もこれまで以上に危なくなりますね。

  前門の北、後門のトランプですかあ(苦笑)」

 

 

テレビ主題歌音盤史 ~子供向けドラマ編~(29)

めくらのお市

 『琴姫七変化』『旅がらすくれないお仙』と、女性時代劇アクションで活躍していた松山容子の主演で、これはその題名通り、目が不自由な女性の活劇となっています。

 題名に、そのものズバリの規制対象語が使われているため、『啞侍』と共に地上波は勿論、CSでもなかなか再放送とならない残念な番組の一つです。

 

 元々は松山が『くれないお仙』で人気の昭和44年に、松竹にて先に映画化されていたもので、それを同じ松山容子主演で、今度はテレビ化と相成りました。

 『お仙』と同じく田中照生の大人向け漫画が原作で、松山容子は本番組の後、田中と結婚しました。

 

 主題歌を歌ったのはマリオ・ランディという外人で、ロザンナの叔父やキャシー中島もいたというカサノヴァ7という外人&ハーフグループの一人だったようです。

 レコードは、彼がカサノヴァ7時代から在籍していたコロムビアから発売されました。

 

 

コートにかける青春

 『アテンションプリーズ』で人気を博した紀比呂子主演30分ドラマの一つで、これはテニスを描いたスポ根路線のものでした。

 原作は『スマッシュを決めろ!』という少女漫画で、主題歌の歌詞にも「スマッシュを決めろ」という言葉が出て来ます。

 高名なテニスプレイヤーを父に持つ姉妹を描いた物語で、紀は姉を演じました。

 

 二人は両親の離婚で、それぞれ父方、母方に別れて育てられており、妹は父の死後、母に育てられていた姉の元へとやって来ます。

 二人はダブルスでペアを組んで活躍もしますが、やがてそれぞれを好敵手として認識し始め、対決へと向かっていくのでした。

 

 主題歌は堀江美都子が歌い、コロムビアから発売されています。

 先の『めくらのお市』は P-115、本作は C-3118と、どちらも子供番組主題歌を集大成したかのような SCS系列ではありません。

 この辺の住み分けはどうなっていたのかは謎です。

 

 

刑事くん

 『柔道一直線』で人気となった桜木健一の主演で、これまたヒット作となりました。

 こちらはTBS月曜19時半からのブラザー劇場の枠で、断続的に5年も続く人気番組となります。

 

 主人公は殉職した刑事を父に持つ三神鉄男で、父の遺志を継いで刑事となった彼は、若さのままに走り回り、感情を露わにして捜査にあたります。

 翌年に始まる『太陽にほえろ!』を先取りした内容の、青春刑事ドラマでした。

 

 主題歌は断続的に続いていたシリーズ毎に替わりましたが、いずれも主演俳優が歌い、この第一作では桜木健一の歌う「コンクリート・ジャングル」がキャニオンから発売されています。

 また、テイチクのユニオンレーベルでは水木ひろしの歌唱で、B面に『太陽の恋人』主題歌をやはりカバー収録する形で発売されました。

 

 

さぼてんとマシュマロ

 『セブンティーン』連載漫画のドラマ化で、『柔道一直線』で人気となった吉沢京子が主演した30分ドラマです。

 4人姉弟の母子家庭の長女である主人公は、母を助けるために働きながら夜学に通おうという少女で、とある出版社に面接に行って、手違いから意中の雑誌ではなくエッチ系雑誌の編集部に入ってしまう事に。

 そこで鉢合わせした男と少しイザコザが有り、以後も顔を合わせればやり合う仲だったのが、少しずつ惹かれ合うようになるというラブコメディーでした。

 

 相手役は沖雅也で、沖は次番組の『だから大好き!』、更に次の番組の『小さな恋の物語』では主演の岡崎友紀を相手に恋人役を演じる事になります。

 主役ではなく、相手役側が主演を替えて同じ枠に出続けるという、非常に珍しい例です。

 

 主題歌は吉沢京子が歌い、テイチクのユニオンレーベルから発売されました。

 初期発売分ではブロマイドがオマケに付いており、その旨がジャケットに記載されています。

 ジャケットの違いはその文言の有無の他、吉沢京子の顔が表裏反転されて印刷されているという、少し見にはわかりづらい違いも有ります。

 

 

昭和唱和ショー「ブリキ」

Gさん(仮名)「そう言えばブリキという言葉も日常では聞かなくなりましたね」

ごいんきょ「せいぜい、ブリキのおもちゃを懐古的に扱うくらいだろ」

 

G「そもそもブリキってなんですか?」

ご「薄鉄に錫(すず)をメッキしたものだよ。それによって、腐食耐久性能を高めた物だな。ちなみに亜鉛をメッキしたものがトタンだな」

 

G「ブリキというと、先程も話に出た玩具って事になりますけど」

ご「いやいや。昔は色んな物に使われてたんだよ。バケツとか、それから缶詰の缶なんかもブリキだったよ」

 

G「ああ、なるほど。なんで無くなったんですかね」

ご「バケツとかに関しては、今でも普通に有るね。

  ただ、プラ系の物が激増して、相対的に目にしなくなったよな」

 

G「ですねえ。百均なんかで手に入りますから」

ご「軽いしな。ただ、玩具とか缶詰の缶に関しては本当に無くなったよな」

 

G「”かん”が多いっすね(苦笑)。

  なんで無くなったんですか」

ご「玩具に関しては、やはり”超合金”ものの登場が大きいんじゃないかな。あれで金属製の玩具という物の趨勢が大きく変わった。ブリキ製なんて、すっごく安っぽくて幼稚に見えるようになっちゃった。

  缶詰に関しては、錫による中毒という食品公害が問題になったからなんだな。それで、アルミ缶が主流になる」

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G「たしかに、錫でメッキしてある面って、そもそもが食品関係向けじゃなかったですよね」

ご「いやホント。なかなか力業な時代だったな(苦笑)。

  ま、長期保存という利便性が何より勝っていたんだろうけど。メッキしてないただの鉄だと、食品と密着させたらすぐに腐食してしまうだろうからなあ」

 

G「金とか銀をメッキしたら腐食しないんでしょ。食器にも使われている安定素材だから無害だろうし」

ご「たかが缶詰に使えるか、そんなもん!(苦笑)」

 

*1:昭和45年8月12日付読売新聞