博士噺「ゼロタイガー」
フローラステークス
今週はまた爆死。
いの一番にきちんと6番を入れているのに、以後の組合せでは完全無視してしまったのが痛かった。
我ながら、よく6番を上位2つの買いに入れたと思うのだが、引かれ者の小唄。
最初に買った6,7のうち、7では7-11-18を買っているのに、どうして6まで抑えなかったかな。いい倍率付いていたのに。悔しい。
パチンコ回顧「ゼロタイガー」
フィーバー登場からさほどの間を置かずして、また目新しい機種がパチンコ屋に並んだ。電動役物が使われるようになってから、パチンコ台が次々に新しい面白さを提示していた、パチンコ青年期と言って良いだろう。
その台は、飛行機のような役物が中央に据えられ、台名が「ゼロタイガー」となっていた。なるほど、〇戦の役物かと思った。
中央下部に「2」と書かれた入賞口があり、両袖に「1」と書かれた入賞口がそれぞれ有る。更に飛行機型の中央役物にはよく見ると3分割された入賞口があり、おそらく中央に入ると何か当たりなのだなという想像は付いた。
更に、初号機にはたしか説明文が貼付されていた。中央部に入ると羽が18回開閉するというような事が記されていたように思う。
とにかくやってみないとよく解らないのがパチンコなので、取り敢えず打ってみた。まだ釘が甘かったので、両袖にもよく入ったし、中央下部にも度々入ったので、すぐに理解できた。
数字は役物両翼が瞬間的に開閉する回数で、開いている間に球が入り込み、上手く3分割部中央に入ると役物両翼が大きく開閉を始めるのだった。
それは最大18回開閉するのだが、その間に再び中央部に入らないと「パンク」で、開閉が止まってしまうのでハラハラドキドキだった。
一回大当たりになると馬鹿みたいにボーッとハンドルを握っているだけのフィーバー型は好きになれなかったが、こちらにはなかなかハマった。
上記動画の説明では最大8ラウンドとなっているが、ワタクシの記憶では16ラウンドだったような気がするのだが記憶違いか。いずれにせよ、中央部に球が入る度に新規ラウンドに突入し、それが最大ラウンドまで継続していた。
最も効率よく稼ぐには、29秒目で中央部に入るのを最大回数続ける事なのだが、そうそうは都合良く行かず、新規ラウンドが始まって1発目2発目で中央に入ると結構悔しかった。
そうかと言って本当に25秒過ぎあたりまで中央に入らないと、今度はパンクが心配になる。時間ギリギリでまた中央に入った時には、本当に嬉しかったものだ。
尤も、いわゆる羽根物は現在までも生き残り続けているので、大抵のパチンコファンは、その醍醐味を理解できるだろう。
現今に残っているパチンコ台は、フィーバー型デジパチと羽根物とに大別できる。その両雄がほぼ時を同じくして登場するという、パチンコの一大変革期であった。
それは、パチンコが玄人の稼ぐものから、素人にも開放されたものという変革でもあった。
端的には、手打ち時代には素人にはまず出来なかった「打ち止め」が、運が有れば素人にも可能になったという事に現された。
ゼロタイガー初号機も、上手く中央部に続けて入れば瞬発的に打ち止めが可能だった。なにしろ、まだ10カウント規制が無く、羽が開いている間は何発でも入れられたのだから。