酒とバカラの日々「ジョニーウォーカーXR 21年」
第22回 マイルカップ
うーーーん……
14番さえいなければなあ。6も15も11も抑えてたのに。
必ず、一頭は変なのが入ってくるんだよな。
段々と挽回が難しくなってきた。
ジョニーウォーカーXR 21年
こないだシーバス・リーガル18年を飲んでいて思いだしていた。
ジョニー・ウォーカーXRを、まだ飲み干していないのだった。
1ショットだけ取ってあったのを、連休の締めに、それも喧嘩稼業の掲載日に空ける事としよう。
一年以上は愉しんだ。
空気の部分がほぼ最大の状態で、かなり長いこと保存していたものだから、香りにややアルコール臭が立っている。
熟成物で堪能できる、あの木の香りが無い。
些か不安を覚えながら口付ける。
あー。やはり、かなり味が劣化している。
円やかさが心持ち落ち、コクは消え、とても21年物の風格は無い。
やはり良い物ほど、美味く戴けるうちに戴いてしまわないと駄目である。
しかし、容量も750mlと、やや多めで、チョビチョビと記念の時だけ飲めば一年以上愉しめる。
瓶の形状や箱も見映えがし、一瓶一瓶に固有の番号も振られている。
中身が入っている時は勿論、空になってからも、良い飾り物となってくれる。
普段はあまり良いお酒を飲まないような人も、一本くらいはこういう酒を傍らに置いておくと、かなり心が豊かになると思う。
味の方は、過度には期待しないようにすれば、ジョニーウォーカーなので勿論ハズレは無い。
一番飲み易いと言うか、俗に美味いのは緑、次に黒だと思っているが、青とかXRは、目でも飲む愉しみが有る。