挿しす世相史「住友銀行の二支店が完全オンライン化」
昭和42年8月14日(月)、住友銀行の池袋支店、及び五反田支店の二支店で総合オンラインシステムによる業務完全機械化が実施されました。
これは銀行業務の全てを完全に電子計算機で自動処理する仕組みで、算盤と帳簿が撤廃されたとの事です。
しかも驚くべき事に、この試みは「世界ではじめて」と報じられています。
勿論、住友は5月からオンラインシステムを採用していたと有りますし、電子計算機による業務は世界中で推進されていたのでしょうが、「完全」に実施されたのは世界初だったのでしょう。
正直、まだアメリカでもそういう所が無かったのかと意外な感じもします。
算盤を金融機関で見なくなったのは、いつ頃だったでしょうかね。
その辺も含めて、次の『昭和唱和ショー』あたりで算盤を扱ってみましょうか。
なんて書いてて、その通りに実行した事もあまり無いのですが。
*1:昭和42年8月15日付読売新聞