無駄じゃ無駄じゃ(?)

すべては無駄なんじゃよ

テレビ主題歌音盤史 ~子供向けドラマ編~(29)

めくらのお市

 『琴姫七変化』『旅がらすくれないお仙』と、女性時代劇アクションで活躍していた松山容子の主演で、これはその題名通り、目が不自由な女性の活劇となっています。

 題名に、そのものズバリの規制対象語が使われているため、『啞侍』と共に地上波は勿論、CSでもなかなか再放送とならない残念な番組の一つです。

 

 元々は松山が『くれないお仙』で人気の昭和44年に、松竹にて先に映画化されていたもので、それを同じ松山容子主演で、今度はテレビ化と相成りました。

 『お仙』と同じく田中照生の大人向け漫画が原作で、松山容子は本番組の後、田中と結婚しました。

 

 主題歌を歌ったのはマリオ・ランディという外人で、ロザンナの叔父やキャシー中島もいたというカサノヴァ7という外人&ハーフグループの一人だったようです。

 レコードは、彼がカサノヴァ7時代から在籍していたコロムビアから発売されました。

 

 

コートにかける青春

 『アテンションプリーズ』で人気を博した紀比呂子主演30分ドラマの一つで、これはテニスを描いたスポ根路線のものでした。

 原作は『スマッシュを決めろ!』という少女漫画で、主題歌の歌詞にも「スマッシュを決めろ」という言葉が出て来ます。

 高名なテニスプレイヤーを父に持つ姉妹を描いた物語で、紀は姉を演じました。

 

 二人は両親の離婚で、それぞれ父方、母方に別れて育てられており、妹は父の死後、母に育てられていた姉の元へとやって来ます。

 二人はダブルスでペアを組んで活躍もしますが、やがてそれぞれを好敵手として認識し始め、対決へと向かっていくのでした。

 

 主題歌は堀江美都子が歌い、コロムビアから発売されています。

 先の『めくらのお市』は P-115、本作は C-3118と、どちらも子供番組主題歌を集大成したかのような SCS系列ではありません。

 この辺の住み分けはどうなっていたのかは謎です。

 

 

刑事くん

 『柔道一直線』で人気となった桜木健一の主演で、これまたヒット作となりました。

 こちらはTBS月曜19時半からのブラザー劇場の枠で、断続的に5年も続く人気番組となります。

 

 主人公は殉職した刑事を父に持つ三神鉄男で、父の遺志を継いで刑事となった彼は、若さのままに走り回り、感情を露わにして捜査にあたります。

 翌年に始まる『太陽にほえろ!』を先取りした内容の、青春刑事ドラマでした。

 

 主題歌は断続的に続いていたシリーズ毎に替わりましたが、いずれも主演俳優が歌い、この第一作では桜木健一の歌う「コンクリート・ジャングル」がキャニオンから発売されています。

 また、テイチクのユニオンレーベルでは水木ひろしの歌唱で、B面に『太陽の恋人』主題歌をやはりカバー収録する形で発売されました。

 

 

さぼてんとマシュマロ

 『セブンティーン』連載漫画のドラマ化で、『柔道一直線』で人気となった吉沢京子が主演した30分ドラマです。

 4人姉弟の母子家庭の長女である主人公は、母を助けるために働きながら夜学に通おうという少女で、とある出版社に面接に行って、手違いから意中の雑誌ではなくエッチ系雑誌の編集部に入ってしまう事に。

 そこで鉢合わせした男と少しイザコザが有り、以後も顔を合わせればやり合う仲だったのが、少しずつ惹かれ合うようになるというラブコメディーでした。

 

 相手役は沖雅也で、沖は次番組の『だから大好き!』、更に次の番組の『小さな恋の物語』では主演の岡崎友紀を相手に恋人役を演じる事になります。

 主役ではなく、相手役側が主演を替えて同じ枠に出続けるという、非常に珍しい例です。

 

 主題歌は吉沢京子が歌い、テイチクのユニオンレーベルから発売されました。

 初期発売分ではブロマイドがオマケに付いており、その旨がジャケットに記載されています。

 ジャケットの違いはその文言の有無の他、吉沢京子の顔が表裏反転されて印刷されているという、少し見にはわかりづらい違いも有ります。

 

 

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