無駄じゃ無駄じゃ(?)

すべては無駄なんじゃよ

テレビ主題歌音盤史 ~子供向けドラマ編~(2)

アッちゃん

 岡部冬彦原作の漫画をラジオドラマ化した物が、昭和30年代に大人気でした。

 それは13年も続く記録を作り、また、ラジオドラマというものが刻々と姿を消す中でも最後までその灯を守り続けた、日本を代表するラジオドラマでもありました。

 更に昭和40年にテレビ化されたものがこれで、こちらも人気を博し、時間帯を移動しながら丸二年近く放送されました。

 

 内容は、少し前から人気となっていたチャコちゃんシリーズ(どちらも制作は国際放映)の男の子版といった感じで、ワンパク坊主のアッちゃんの、お父さん、お母さんとの生活を描いたものです。

 最初のお父さん役が『夜のヒットスタジオ』の司会を務める前の前田武彦で、お母さん役が高千穂ひづるでした。

 アッちゃん役の蔵忠芳は、これで人気子役となって、以後も暫く『コメットさん』等で活躍しました。

 

 当初は夜の9時半からと、むしろ大人向けに作られたホームドラマでしたが、次に述べるチャコちゃんシリーズもそうだったように、こちらも子供達に見せたいという声から夜7時枠に移動となり、その際に両親役が交代しました。

 交代後の母親役は扇千景で、二代続けて宝塚出身女優が務めた事になります。

 更にまた夜9時半からに戻り、両親役がまた交代。但し母親役は、出産の済んだ高千穂ひづるが復帰しました。

 

 主題歌は、以上3回の放送時間でそれぞれ違っていたようで、最も有名なのは初代のいしだあゆみ歌唱のものです。

 音盤としましては、いしだ歌唱の物がビクターから出され、次に昭和41年7月に伊東ゆかり歌唱の『幸福(しあわせ)くん』という曲がキングレコードから発売されています。

 更に、昭和43年の新聞記事で”ザ・キューピッツ”なる歌手が日本テレビ『アッちゃん』の主題歌を歌ったような記載が見つかっているのですが、これにつきましては歌手も含めまして全く詳細が不明です。

 何かお心当たりの有ります方は、”管理者宛フォーム”という所からお寄せ戴けますと幸いです。

 

 

チャコちゃんハーイ!

 その『アッちゃん』の元祖とも言うべきワンパク女の子版のチャコちゃんシリーズです。

 元々は、安井昌二小田切みき夫妻が夫婦役を演じ、子供役を自分たちの次女である四方晴美に演じさせた、『パパの育児手帳』という15分の昼ドラマでした。

 それで四方の演じたチャコちゃんが注目を浴び、夕方6時台に移動となって、以後は次々とシリーズ化されていたものです。

 この数年後に弟役にケンちゃんが出て来て、宮脇康之のケンちゃんシリーズへと繋がって行く事となります。

 

 『パパの育児手帳』主題歌は、芦野宏東芝レコードから出していました。

 この番組の主題歌音盤も引き続き芦野が担当し、B面には何故か、『パパの育児手帳』主題歌である「いつでもパパと」が再び収録されています。

 

 

青春をぶっつけろ

 大学の柔道部に入った三人の新入生を中心に描く青春ドラマで、若き日の黒沢年男や、古川ロッパ次男である古川ロック等が主演でした。

 当時、局ではこれを”スパルタ路線”と名付けており、『巨人の星』登場前にスポ根物を打ち出していたのですが、やや時代が早かったようで、注目されずに終わりました。

 音盤はキングレコードから、ドラマ『赤でんわ』主題歌との組合せで発売されました。

 

 

 

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