無駄じゃ無駄じゃ(?)

すべては無駄なんじゃよ

恥痴呆談「安倍昭恵を断頭台に乗せようとする民主主義という大病」

Gさん(仮名)「木曜は籠池デーでしたね(苦笑)」

ごいんきょ「午前の部、午後の部、更に夜の部まで有ったんだからな(笑)」

 

G「夜の部とは、外国特派員協会での会見ですね」

ご「凄いよなあ、あの人。あれだけ緊張を強いられる場で、一日中、何時間も喋り続けてまったく変わらないんだから。超人だよ(笑)」

 

G「喋りは上手いですよね」

ご「詐欺師というのはそうなんだ(笑)。ま、天性の詐欺師なのかもしれんな(笑)。

  わしは実際の詐欺師と、知らん振りで何度も会話した事が有るが、ああいう人物っていうのは超腕利きの営業マンみたいなものなんだよ。外見も問題無いどころか、むしろ清潔感に溢れ、言葉は淀みなく、しかも不快感を与えない。だから世間知らずは、コロッと騙されるんだよな。その辺は腕利きの営業マンでも同じなんだろうが」

 

G「営業マンだって、一歩間違えれば詐欺師みたいな所ありますからね(笑)。確かに共通点は有るでしょう」

ご「 ま、籠池の場合は良く言えば一種の天才。悪く言えば脳味噌が少し特殊。あれだけの数の議員があれだけ雁首揃えている場で、日本中に中継されているのに、あんなに堂々と話す事が出来るというのは、独特の人間なんだな。そういう人間っているんだよ。阿呆な連中は、真実を語っているからと思い込んだみたいだが(笑)、天性の詐欺師っていうのは嘘を真実と思い込めるんだ。多分、籠池劇場に感動した人間って、小保方晴子の嘘も見抜けなかった間抜けだと思うよ(笑)」

 

G「凄いですよねえ。判明しているだけでも数々の嘘が露見しているのに、あれだけ臆せずと言うか、堂々と語れるのは、確かにまともではないですよね、常識で考えれば」

ご「まあなあ。あそこまで肝が据わってりゃ、幕末なら清河八郎みたいな位置になれたかもな。惜しい人材ではある」

 

G「清河八郎は幕府に殺されちゃうじゃないですか(苦笑)」

ご「だって、幕府を騙して裏切ったから。あれ?(笑)

  あまり適当な例えではなかったかな(笑)」

 

G「やはり最も注目されるのは、昭恵さんが『安倍晋三からです』と言って百万円を渡したってところですかね」

ご「だからさあ。仮にそうだとして、何が問題なのよ」

 

G「それだけ肩入れしてるんだから、口利きもしたんじゃないかと結びつけ易くなるって事ですかね」

ご「口利きに関しては、今回、籠池本人が明確に否定しているじゃないか。安倍昭恵関係者から無理だと言われたと」

 

G「なんですがねえ。何が何でも安倍さんを引き摺り下ろしたい人々は、安倍さんに都合が良い証言は無視して、攻められそうなとこだけ論うんですよね」

ご「安倍昭恵も、今回の事で少しは懲りただろう。善意という甘い甘い砂糖には、虫どもが際限無く寄ってくるんだ。骨までしゃぶろうとしてな。美味しい物は、無警戒に、無分別に与えるものではない。それをやったら、却って飢えを振りまくんだ」

 

G「善意を思慮分別無く振る舞うと、却って混乱を招くって事ですね」

ご「お嬢様には、なかなか理解できないだろうがなあ。世の多くは、非常に下衆で、さもしい連中なんだ」

 

G「口利きはともかく、籠池氏が言う”神風”は、どうして吹いたんですかね?」

ご「そりゃ、安倍昭恵、ひいては安倍晋三の名前の威力だろう。籠池のおっさんだもの、精一杯、二人の名前を利用して回ったと思うよ。

  安倍晋三の許可なく名前を使って寄付金集めをしたと、本人も証言しているじゃないか。なんで詐欺師同然の人物の言葉をそんなに重視するのか、どいつもこいつも正常な判断力が無くなっているな」

 

G「それにしても、これ、収束点は有るんですか?」

ご「さあなあ。とにかく、なんの物証も無いから籠池の言いたい放題だろ。で、反安倍の連中はその中から、安倍に都合が悪そうなとこだけ抜き出して騒いで。本当に時間の無駄だな。

  だって、仮に口利きしたからなんだって話なんだよ、わしに言わせれば」

 

G「あれ? そこまで開き直るんですか(苦笑)」

ご「開き直るとかではなくて、政治っていうのはそういうもので、実はみんなわかっている事だろ」

 

G「そりゃーわかってはいるんでしょうが、国費がどうこうとか」

ご「8億だっけ? あのなあ、日本の国家予算が幾らかわかるか?」

 

G「いきなり言われても(苦笑)」

ご「物凄く大雑把に言って、大体200兆くらいだろう。

  200兆の中の8億ってどのくらいの割合かわかるか?」

 

G「計算苦手なんですよ(苦笑)」

ご「わしだって苦手だよ(笑)。でも、こう例えると判り易い。

  仮に君の年収が200万円としようか。そうすると、その中の8円って事だ」

 

G「は?」

ご「だからあ。8億っていうのは、国家予算全体から見ると、君の年収で考えると8円ってこと」

 

G「えーっ!」

ご「言ってみれば、国全体で考えると些細な金額なんだよ。そんな事で、こんなにグダグダやっている国家損失と釣り合うか?

  こんな事を役人だけで判断しないとか吹聴している無責任な連中がいるが、そんな訳ないだろ、たかが8億。いちいち8億ぽっちの使い道をばんたび政治家に聞くかよ(苦笑)」

 

G「でも、8億は8億ですよね(苦笑)」

ご「そりゃー、敵国に利するような事とか、差別を助長する事とかに使うのはいけないけど、そうでもなけりゃ、一国の首相にそのくらいの金、使わせてやれよ(笑)。

  わしは最初から言っているけれど、今回の件で最大の瑕疵は、ああした丸丸な教育をしていた所だったという事なんだよ(笑)。もし、あそこがしっかりとした日本優先の教育をしていたなら、わしは断固として擁護論を張ったよ。安倍にも、籠池にも。

  わしは、日本優先に考える政治家が少しぐらい所謂汚職をしようが、その金を有効に使えよという立場だからな」

 

G「あそこは、むしろ日本、日本人の品位を誤解させてしまいましたからねえ(苦笑)」

ご「だから、わしに言わせれば、それを見抜けなかった事だけが安倍の叩かれるべき点なんだよ。きちんとした日本教育をする所を作るためなら、国有地なんてどんどん利用して欲しいね」

 

G「加計学園の事ですか?」

ご「そりゃまた別だな(笑)」

 

G「籠池さんも木曜、夜の部で言ってましたけど(笑)、彼こそ一介の私人ですからね。それを、こんな事で喚問するなんて前代未聞の事ですが、それだって、そういう事を論う人々が国会に呼べ!国会に呼べ!って騒いだからですもんね」

ご「正常な、常識的判断がまるで出来ず、とにかく生贄が無いと暴れ回るからな屑どもは。正に民主主義という病(笑)。お望み通りになったら、今度は女性を国会で詰問しろって言えるんだから、もう完全に狂っている。マリー・アントワネットを断頭台に乗せろと騒いだ連中と同じだよ」

 

G「当の判断をした役人たちを呼んだ方が早かったんじゃないですかね」

ご「それだって同じ事でさ。彼らにしてみれば8円の話なわけよ(笑)。そんな事で国会にまで呼んで詰問するなんて前例は、本来は作ってはいけなかったんだ。これが収賄・贈賄を伴っているなら、また変わって来るがな。安倍の懐に2億くらい流れていたっていうなら問題になるけど。

  わしはそれだって、日本のための活動費にするならアリだと考える立場だけどな、たかが数億。わしは特殊としても(笑)、言ってみれば陳情に応えたって話だからな。この問題は将来に禍根を残しかねないんだけど、おこどもには全くわからないだろうね」

 

G「それで、昨日は役人の方を呼んだようですけどね」

ご「そんなもん、呼んだって何も変わるわけ無いんだから。わざわざ自分が不利になるような事を言うはず無いんだから。

  それでも、呼べ!呼べ!って魔女狩りする連中が収まらないからそうなってしまった。また国会ショーを楽しみたいんだな。本当に低次元な連中だ。

  男はともかく、安倍昭恵をそんな屑どもの生贄にしたら日本人の恥だよ。それだけは、わしは絶対に認めないぞ。

  だって、万万が一、安倍昭恵の問い合わせで役人が忖度したとしようか。そんなの、明らかに役人が悪いじゃないか。

  役人は不可能と答えた。それでも安倍昭恵が、いや、それじゃ困るからなんとかして欲しいと執拗に食い下がったって話じゃないじゃないか。不可能という返答を籠池にしてるじゃないか。

  でも事態は動いた。それが安倍晋三の言いつけなら、これはまた話が変わってくる。安倍晋三の責任だ。だが、そうでないなら一切の責任は担当役人に有るだろ。なんで、なんの権限も無い安倍昭恵が国会でまで詰問されなきゃいけないんだよ。どいつもこいつも狂ってるよ」

 

G「この燎原を、安倍首相がどう鎮火していくのか、お手並み拝見ですね」

ご「今頃、彼も邯鄲の夢を見た思いになっているかもしれんな。任期を延長したばかりなのに。

  叡慮は全てをご照覧だったという事だな。ま、特例法などで押し切って陛下の顔に泥を塗った罰(ばち)と考えれば、まだ軽い方かもしれん。

  安倍昭恵を守り切ったら、わしだけは彼を男として認めるよ。そして、彼女を生贄に要求している屑どもは軽蔑するし、そんな連中がどんなにご大層な言説を広げていても、わしだけは絶対に認めない

 

G「昭恵さんも、今後は”公人”としての自覚が欲しいですね」

ご「ただの公人ではない。自分は力を持っているという意識を持っていたようだが、 ”力”というのは、有れば有るほど自制しなければいけないものなんだ。わしがよく使う例えなんだが、よく切れる刀を力任せに振り回していると、勢い余って自分自身まで斬りつけてしまうものなんだよ」

 

G「切れ味の良い刀というのは、やたらに振り回してはいけないという例えですよね」

 ご「彼女は、自分から振り回して切れ味に酔っていたようだからな。お嬢様だから、そういう力を悪用しようとする連中がワラワラ湧いてくるという警戒心も無いんだろう。まして、そういう有象無象に乗っかる、更なる悪意の連中が連鎖してくる事なんか、想像だにしなかったろうからな。

  世の中には、善意が仇になるって事が有る事を、辛い事だが理解しないとならないんだよ、お嬢様」

 

G「また来週もこの問題なんでしょうかねえ」

ご「国会ショーが見たくて堪らない下衆どもが多いからな。連日、正に反吐を見る思いだ。こんなたかが8円の話で擦った揉んだするくらいなら、むしろ東京五輪をほじくれよ」