恥恥放談「カジノ法案衆院通過ほか」
Gさん(仮名)「なんなんですか、この形は?」
ごいんきょ「いや、今回から恥恥放談は、対談形式にする事にしたのだよ」
G「対談形式って、一人しかいないのに馬鹿じゃないんですか!?」
ご「そう言うな。わしの内面の声である君に聞き手になって貰うという趣向なのだよ」
G「本当は知ってますよ。この間、漫画投句で『大市民』やったもんだから、ああいう風にやりたいなと思いついたんですよね。あなた、何年か前には『ゴーマニズム宣言』に感化されたブログやってたでしょ。節操無さ過ぎじゃないんですか」
ご「き、気にするな! そもそも題名の元となっている時事放談だって、二人か三人でやってたじゃないか。だから、これでようやく本道になったんだよ」
G「まあいいや、どうせ読んでる人なんか10人もいないんだから。そう言えば、なんで誰も読んでないのにこんな記事を書いてるんですか」
ご「憂さ晴らしだ」
G(やっぱり………)
「ところで、日刊ゲンダイがスクープっぽいですよ」
ご「ああ、百田何某が外人どうこう言って軽く炎上した事件か。やはり実力者の家系だったという話か」
G「そうなんです。最高裁判事の曾孫で、家系はみんな法曹・政治関係者だっていうんですよ」
ご「でもゲンダイだろ。ゲンダイ信じてどうする。夕刊紙だぞ。そんな調査能力あるのか?」
G「いやいや。腐っても講談社ですから。まったく火の無い所に煙は立てないでしょう」
ご「ゲンダイは現代とは違うからな。講談社が直にやっているわけではないし。いつも、なんの取材もせずに小汚い感想文を書き散らかしているだけだぞ。これだって妄想じゃないのか」
G「うーん、たしかに完全な信用は置けませんけどね」
ご「まあ、仮にゲンダイの記事通りだとしても、警察が情報を発表しなかった理由は、まだ決めつけられないな。
とにかく、わしが言いたい事は、酒は嗜んで飲めという事だ。へべれけになるまで飲めば、体にもなんにでも、ロクな事が無い。正体を失うまで飲んではいけないし、正体を失うほど飲ませようという人間と一緒に酒を飲んではいけない」
G「そんなこと言うのは簡単ですけど、あなたと違って普通の人は、相手に遠慮して勧められたら飲んじゃうんでしょう。
カジノ法案が可決されましたけど、ギャンブル好きなあなたは嬉しいでしょう?」
ご「うーむ。今後によるかな。弊害の方が大きいのでは話にならない。わしは以前から言っているが、日本人は会員制にして、きちんと収入証明書を提出させて、一定割合の中でしか遊べないようにすべきだと思う」
G「外人はどうするんですか」
ご「外人は自由でいいよ。奴らにどんどん金を落とさせるためのカジノなんだから」
G「日本人は保護するが外人は破綻しても良いというのは如何なものかと五月蠅い人たちもいるんですよ」
ご「大量の借金をしてカジノ用の資金を抱えてくる人間もいないだろう。日本にカジノを主目的に来る人なんかいるわけないんだから。
国内の人間は、サラ金とかで借りてやる奴が出てくるから規制は必要だろう。だが、外人は借金できないんだから、用意してきた小使いを巻き上げるくらいは許容範囲だろう」
G「でも、外人と日本人と分けての運用はできないでしょうね」
ご「ならば、カジノなんかやるべきではないな。日本にそれだけの運用能力は無いよ。かと言って、他国の運営会社に任せたら中抜きが馬鹿馬鹿しいし」
G「でも法案が通った以上、やるんでしょうね。オリンピックに合わせてだろうから、お台場なんでしょう、やはり」
ご「公共企業のテレビ局が賭場を開帳する世の中になるのか。世も末だわな。そんな日本を見たくは無いな」
G「もし出来ても行かないんですね?」
ご「いや。だから、きちんとした会員制ならば行くよ。カジノは嫌いではないからな」
G(行くんじゃねーか!)
「天皇陛下のご学友が、陛下が退位の制度化を望まれていると官邸に申されたようですが」
ご「そもそも、8月8日の勅語で陛下御自ら仰っていたわな」
G「それなのに”有識者”とかいう人たちが、あの時のご発言を否定するような言葉を連発してましたからねー」
ご「陛下ご自身のご意志なのか、ご学友が憂慮されての事か。どうも麻生太郎も噛んでいるようだな」
ご「要するに、陛下ご自身か、もしくは非常に近い方が憂慮して、麻生家にも働きかけたという事だな。安倍晋三に近い位置に有る麻生も、この問題では陛下のご意志通りにという立場を取ったと考えて良いのではないか」
G「きちんと典範を改正して、退位を制度化すべきという事ですね。女性宮家や女性天皇に関してはどうなんでしょう」
ご「話はそこまで行かないな。先ずは典範を改定して、退位規定と共に、秋篠宮家の扱いをきちんとしないと」
G「皇太弟の規定ですね」
ご「皇太弟という狭い規定に捕らわれずだな。陛下が”譲位”を望まれているのも、宮家に皇位を移すのに、それが最も形になると思われたからではないのかな。以前も週刊誌に、皇太子殿下への譲位から悠仁親王殿下への譲位をお考えであると報道された事が有るな」
G「年の近い皇太子殿下がお年を召してからの秋篠宮殿下への皇位委譲では、安定的でないという事ですかね」
ご「これまでの報道や勅語から察するに、その様に受け取れるな」
G「陛下は敬宮内親王殿下を皇位に就かせたいのだと言っている人々もいますが」
ご「小林よしのり一派だろう。彼らはトバシが多いから。それでいて小林も高森も、謝罪も訂正もしないから、盆暗があそこしか見ていないと事実を見逃してしまうんだよ。
確かに悠仁殿下のご誕生前は、陛下にも女性天皇やむなしかというお考えも有ったのかもしれない。それしか選択肢が無い状況が想定されたのだから。
だが、今は悠仁殿下がいらっしゃるのだから、当然そちらを優先してお考えであろう。秋篠宮妃殿下は、悠仁殿下を『両陛下からお預かりした大切な命』と仰っているという。これが何を意味するか、わかりそうなものだ」
G「でも、向こうの人は一言もそんなこと書いてませんけど」
ご「とにかく女性天皇から女系天皇までなんとか自分たちの手で実現させたいんじゃないのか。悠仁殿下が皇位にお就きになっても、それは当たり前の話だからな。だが、敬宮殿下が皇位にお就きになれば、そのための発言をしていた者たちは手柄という事になるから。
と思われかねないくらいに、妙に悠仁殿下の存在を無視しているな。先日の事故に関しても全く触れないって、皇室の未来について語っている人間なら有り得ないだろう、普通。
彼らが第一に考えているのは”皇室の未来”じゃないんだよ。小林は、女が好きなだけなんだよ」
G「あなたは好きじゃないんですか」
ご「そりゃー好きだが、皇位は全く別の話だからな。天皇という位は、女性には基本、不向きだろう。確かに過去に女帝は数人いらっしゃったが、摂政を置かれたりしているからな。
現代の天皇という責務を、摂政も置かずに身籠もりながら子育てしながら続ける事が出来るのか。非常に過酷な事を要求しようとしているのではないか、彼らは。
第一、皇太子殿下も妃殿下も、敬宮殿下が幼い頃から、天皇にしたいという事とは反対と取れるご発言をしばしばされている。それは高森明勅なら、本当はわかっているはずなんだ。だから、余計に彼への不信感が強いんだな、わしは。
敬宮殿下だって、天皇となりたいと思っていたら、ああまで人前に出る事に緊張されないだろう。才能が有る方なのだから、もっと民間に近い位置でご活躍なさる事が最も幸福なのではないかなと、わしは思うよ」
G「結論は、あなたも女は好きだという事ですね」
ご「流石に一心同体だけはあって、よく判っているな」