長谷川豊というバカは燃え尽きるのか
少し前にまた長谷川豊の事に少し触れたのだが。
彼の場合は、釣り針がでかすぎてね(笑)。しかも、それがみっともない形状だから、基本的には触れたくない。
でも、ついつい時々触れてしまうのは、ちょくちょく内容がワタクシの考える事に近かったりするし(基本が正反対なのは決定的なのだが)、実際に映像で見る芸はなかなかなので、つい気を許してしまうのだな。ワタクシは根本的にお人好しだから。
で、その時には釣り返しとして、わざとURLを貼らずに彼の言葉を「お利口」と誉めて差し上げたのだが(笑)、その後も全開で、とうとうネットニュースなどで扱われだした。
彼にすればシメシメという感じだろうし、ワタクシは非常に苦々しい。
結局、長谷川自身が散々貶した「日本死ね」女とやっている事は同じなのだ、いくら言い訳をしようと。
そういう行動が蔓延すれば日本の言論空間はどんどん醜くなるし、一番大きいのは、子供や若者に背中を見せるべき「公人の大人」が与える悪影響であろう。
そういう意味で、ワタクシは小林よしのり一派はネットに来るべきではなかったと思っている。ただ、長谷川に関しては彼らよりはネットの特質を使いこなしている感じではある。
本人はそれを以て免罪符に出来ると考えているのだろうし、少なくない人間がそう扱うだろうが、ワタクシはその点に関しては、今後も決して認める事は無いだろう。
ところで、全開で灯油を撒き散らしている彼が、この度こんな事を書いている。
私は、炎上ってとても素晴らしいものだと思っています。
だって拡散できるのだから。
私はネットに全然詳しくないし、拡散とかよく分からないし。
でも、一人でも多くの人に知ってほしいのです。一人でも多くの方々に考えてほしいのです。
その為には…これはもう何度も何度も同じことを書いてきているのだけれど…「ハセガワという極論を言うバカ」を叩いてスカッとしながらでも全然いいのです。「ハセガワ」をバカにしながら、それでもみんなで少しでも知って考えることが大事なんです。
それくらい、今の日本の経済状況や社会状況って悪くなっているんです。
こうやって判り易い言葉できちんと真意を説明していく作業を逐一怠りなくやるのであれば、認めはしないものの、こうしてURLを貼って扱おうと思う。こういう部分が有ると無いとでは、かなり違う。
本人は「ネットに全然詳しくない」と言うものの、小林一派よりはネット民の特性を理解できているように思う。
向こうは色々な意味で、ネット上の所作に関してはまだまだ幼稚だ。
実際、こうやってワタクシも、まんまと彼の思う壺に嵌まってしまったのだ(笑)。
ワタクシも毎日千人以上(千ページではない)が覗いてくれる本家ブログを十年以上やっているから、数人とはいえ、固定的に付いてきてくれている人がいる。
個々に賛同するかどうかはともかく、そういう人々も興味の有りそうなURLの記事をザッとは目にするだろう。
そしてワタクシは、彼に敬意を表し、これからはきちんとバカにする事にする。
長谷川豊は極論を言って世を乱すバカである。
で、そのバカはどんな事でいま全開に灯油をぶちまけているのだろうか。
どうです。
ネット史上、ここまで活きの良いというか、見事なまでのバカっていなかったんじゃないですかね、著名人では。
(※ その後、彼は上記記事の一部の表現の至らなさを認めて、現在では記事題などが変わっています。それに伴い、当記事題も「燃やし尽くせ」から「燃え尽きるのか」に改題しました)
しかもこの男、べつに最近こういう事をやり始めたわけではなくて、もう結構な前からやっては極小規模の炎上を起こしていたのです。
それでもちっともアクセス数、チャンネル視聴者数が増えないものだから、どんどん薪をくべてるんだろうね。
ワタクシはこういう手法は絶対に認めないが、それでも、ちょっと叩かれたくらいで「嫌なら見るな」とか言い放つ芸NO人とか、ヒステリックにネット民を貶すだけの小林一派よりは、遥かにましだと思う。
昭和時代、ザ・ドリフターズの『8時だョ!全員集合』というお笑い番組が有って、それはもう世間から叩かれまくった。
プロデューサーはPTAなどからしょっちゅう呼び出されたが、「嫌なら子供に見せないで下さい」とは言わなかった。
人に見られなくて良い番組なら、最初から作るなという話だ。
彼は、例えば食べ物を粗末にしているという文句には、「ドラマの中で食べ物を無駄にしている事に文句を言いますか」とやり返したという。
つまり、ドラマを作っている人間と同様に、我々だって真剣に番組を作っているのだという説得である。
ドリフの面々も、そういう文句にいちいち言い返す事は決してしなかった。彼らはただ、大勢の人間に見てもらうにはどうすれば良いかだけを追求した。
そして『全員集合』は、新聞や雑誌で「炎上」を扱われれば扱われるほど視聴率が伸び、ついには50%を超えたオバケ番組となった。
長谷川が考えているように、きちんとその名が報じられさえすれば、炎上は宣伝でもある。
あとは、そのものに力が有れば、良いように作用する事も、このように、無いでもない。近年では、有吉だの坂上忍だのも、この範疇に入るだろう。
無いでもないが、かなり運用は限られるだろう。危険性も非常に高いから。だから、意図してやる奴は間違い無くバカである。それだけは間違い無い。
所作もバカなら、言っている内容もバカだと思う。
但し、これはワタクシの観点からの話であって、彼が最終的に言いたい事の内容には賛同する人も多いかもしれない。
本来ならばこれだけバカにしたなら礼儀としてきちんと言っている内容にも触れなければならないし、そのつもりだったのだが、ちょっと、もう結構な長さになったし時間も勿体ないので(笑)、それは土曜の恥恥放談の方ででもやろうと思う。
そしてこのバカは、毎週木曜23時から生放送の公式チャンネルを持っている。(無料)
つまり、今晩23時からだ。
正直に言うとだな、これは面白い。ワタクシはね。
つまりこの人は、やはり喋りのプロなのだ。
なんとか炎上させてチャンネル見てもらって、自分の本分である喋りで多くの人間にわかってほしいという事なのだろう。
だって今、生の視聴者は千人とかだよ。そこらの女子高生のニコ生主よりも、はるかに少ないと思うんだよね(笑)。件のネットニュースも、ランキング100にも入ってないし。炎上でもないよ(苦笑)。
この必死な炎上作業がどれだけ効果を持つのか、或いは反対に、ただ毛嫌いされて終わってしまうのか、そこらは一種の賭けだわな。
まあ小林もそうだが、他に逃げ場が有るから出来る事だろう。ネットが本分ではないし、或る種ナメているとも言えると思う。ワタクシがネット上での小林一派に持つ不快感は、そこに有る。
なんて言いながら、長谷川にしても小林にしても散々ここで扱ってしまうのは、べつに本音は好きだからじゃないんだからねッ。