挿しす世相史「アポロ11号が月面着陸を目指して飛び立つ」
昭和44年7月16日(水)9時32分(=現地)、アポロ11号がアメリカのフロリダ州ケネディ宇宙センターから打ち上げられました。
これは、この5年前に在職中に亡くなったケネディ元大統領が敷いた、60年代の終わりまでに人間を月に送り、安全に地球へ帰還させるという公約を実現させる役割を担っていました。
そして、その大目標は20日になって実現し、世界中の人間が中継映像に見入ったものでした。
アポロ計画は昭和47年に終了。
以後、45年経つ現在までも、他国も、そしてアメリカ自身も、有人月面着陸を実現していません。
ソ連に著しく後れを取っていた宇宙開発の威信を取り戻すために、当時のアメリカが、どれだけ躍起になっていたかが偲ばれます。
*1:昭和44年7月17日付読売新聞