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無駄じゃ無駄じゃ(?)

すべては無駄なんじゃよ

酒とバカラの日々「ブラックニッカ クロスオーバー(ロック)」

第84回 東京優駿

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  12番を本命に持ってきたのは良かったのだが、ガチガチの所が入ってしまったので、漸く掠って220円だけ浮き。

 ダービーだからいつもの倍!予算を付けたから拾えたけど、千円でやっていたら、倍率が低いから外してただろうな。

 もう少し前に思いついていれば200円買っていたかもしれないが、最後の最後、1900円買っちゃったとこで思いついたから、本当に原点戻し。

 こんなの買っても無駄かなとか、もう100円買おうかとか思っていたが、どうせこんなガチガチで来ないから悩むの止めようとそのままにしたら、意外とガチガチで来たというね。

 一頭くらい変なの入ると思ったが。

 

 

ブラックニッカ クロスオーバー

 クロスオーバー飲んでみたという記事を書いたら、一気にアクセス数が3倍4倍と増えた。

 元々、前身のgooでの酒ブログでは150くらい有ったので、この僻地はてなブログでも酒記事を書けば100を越えるようになるだろうと思っていたのだが、暫くの間、あまり効果は無いように感じられた。

 はてなブログというのは、本当にアクセス数稼ぎには向かない所だと思う。

 gooの時は、非常に簡単に100を越えたからね。

 

 正直、アクセス数はほとんど気にしないでやっているので、基本どうでもいいんだけど。

 しかし、この急激な上がり方は予想外ではあった。

 どう考えても酒業界の人が新酒の動向を探っているって感じなんだけどね。

 でも、付随して他の酒記事もアクセス数が上がってきているので、少しずつ酒仲間が見るようになってきているのかもしれない。

 

 で、今回も注目度の高いクロスオーバー(CO)で行こうと、今度はロックで飲ってみる事にした。

 ワタクシは、ウヰスキーは殆ど全てストレートで飲むのだが、ごく一部の銘柄はロックの方が美味いと思う。例えばジョニ赤なんか典型だけど。

 COは結構荒さというか若さも感じられる酒なので、わりと口当たりが辛い。

 ロックでその辺が緩和されて、頗る美味くなる可能性ありや?と。

 

 しかし駄目だねえ。

 むしろアルコールっぽさが強調されてしまい、ワタクシは二度とロックで飲む気にはならない。

 やはり本生のクロスオーバー感覚を楽しみながら、生のまま飲るのが吉だな。

 ロックの方が美味いやと感じる酒、ワタクシの場合は本当に限られる。

 

 

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挿しす世相史「日銀が証券界へ特別融資」

 昭和40年5月28日(金)23時半、政府・日銀が株式市場の不安を抑えるため、日銀の運用預かり19社に対して特別融資を実施すると発表しました。

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  これは無制限、無担保、利子徴収猶予という破格の措置であり、日本の護送船団方式が如実に表れた例でもあります。

 

 そもそも昭和36年頃から踊り場に差し掛かっていた日本の景気に伴って証券取引が年々減少傾向に有り、加えて証券会社側も身の丈に合った経営になかなか切り替えられず銀行の介入を招き、それが経営危機に映って取り付け騒ぎのような事となって、証券不安が煽られていました。

 時の大蔵大臣は、豪腕で鳴らした若き田中角栄で、彼と宇佐美日銀総裁とがこの超優遇措置をあまねく証券界に講じると同時発表した事により、証券不安は解消されていきます。

 更にこの後、日本の景気は第二期高度成長の波に入っていき、この時の融資もたちまち解消されました。

 

 この時、最も懸念されていたのは四大証券と持て囃された中での第四位だった山一証券で、実質、山一救済のための措置だったと言って良いでしょう。

 然し乍ら、時代も平成に入ってからのバブル崩壊という特大の荒波の前に、今度は逃れる事が出来ませんでした。

 創業百年を超える名門の暖簾を守れなかった時の経営者が、記者会見で滂沱たる涙を流していた姿は、記憶に残っている人も多いでしょう。

 

 

 

*1:昭和40年5月29日付読売新聞

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恥痴呆談「安倍晋三に対する助言」

加計学園

Gさん(仮名)「やはり加計学園の問題が尾を引いてますね」

 ごいんきょ「え?そうなの? 週刊新潮には、前川前文部次官が破廉恥な男とわかったから、この問題は収束に向かうって書いてあったけど(笑)」

 

G「典型的な御用記者の文章じゃないですか(苦笑)。まだ終わってませんよ、この話は」

ご「確かに、わしも森友の時はそんなの政策次第で構わないじゃないかと思っていたけど、こちらの方は、きちんとした何かが出て来たら更に言い逃れが出来ないぞと思っていたけれどね」

 

G「ああ、そうなんですか。するってえと、安倍さんは追い詰められていると」

ご「するってえと? おうおう。なんだって急に江戸弁になりやがんでい、コンチクショウ」

 

G「いや、別に江戸弁ってわけじゃ(苦笑)」

ご「先ず、わし個人が合点がいかないのはね、この前川、なんで今になって、つまり首になってから言うんだよと。それこそ憂さ晴らしと取られてしまうじゃないか。

  ま、その辺は本人も、きちんとその時に抵抗しておくべきだったと後悔しているようだが、それが本来の”公僕”の役割なんだからな。昔の官僚は、選挙を気にする政治家なんかに天下国家は任せられないってくらいの気概が有ったもんだが。

  相手がガキみたいな安倍政権だから、幼稚な暴露合戦に持ち込んで、自分たちで一部マスコミをアンダーコントロールに置いている事を暴露してしまうという失態を犯してくれたけどな」

 

G「確かにミエミエの造反者締めで、実は安倍内閣の傷を更に広げそうですけどね。どうなんでしょう、まだ支持率は変わらないんでしょうか」

ご「こういう不愉快で不自然な作為を次々に出してくれば、いかに阿呆な国民と言えども、段々と嫌気が差してくるかもしれないね。ま、急落は無いんじゃないの?」

 

G「だって、出会い系バーでしたっけ? そんなのを咎められたら、我々男連中はみんな夜遊びできなくなりますよ(苦笑)」

ご「ふ~ん、そうなの? わしには無関係だけど」

 

G(あ、きったねぇ~~!)

ご「それはともかく、読売新聞は後代に恥を残しまくっているな。あんな不自然な提灯記事を書きまくって。安倍はまた、私の弁解は読売を熟読してくれって言うのかね?(笑)」

 

G「そもそも提灯記事というのは…(略)。相対的に安倍さんを持ち上げてるんで提灯記事でいいんですよね(苦笑)。

  それにしても、総理が国会で”読売新聞を読んでくれ”って言ったり、どんどんまともじゃなくなってますよ」

ご「こうした一連の流れを三十年後の日本人がもし読んだら、この時代の奴らはこんなのに高支持率を与えて自惚れさせっぱなしだったんだと呆れられるだろうな。或いは、今よりも日本人の劣化が進んでいるのか?」

 

G「森友の時と比べて、あなたもかなり辛辣ですね」

ご「わしはあの頃にも言っていたはずだよ。役人の判断に有無を言わせぬ言動をして我を通したら、その時は国家の私物化だから国民はソイツらに鉄槌を下さねばならないと。

  加計学園の話は、現在まで表に出ている材料で判断する限り、加計疑獄だよ。安倍晋三に対する利益供与と、それに伴う権力の濫用だ。逮捕案件だと思うよ、わしは」

 

G「それは、表に出たからですよね(笑)」

ご「まあな(笑)。実の所、国家次元でも地方次元でも、政治なんてのはこんな事の積み重なりなんだよ。わしの会社の経営者は元地方議員だから、そういう生臭い話は在り在りと眼前に現れる。日常的に見ているよ、選挙協力とそれに対する見返りの政策実行をな」

 

G「しかし、それを断とうと思うなら、実力政治家選挙制にするしか無いという事ですよね」

ご「それだけでは駄目で、その上で制度をきちんと設計しなければいけないがな。とにかく現状の”民主主義”なんてものは、必ず恩とか弱みとかを誰かに対して作ってしまうわけ。それが腐敗の温床なのに、誰もそれに気付かず傍観していて、あげく事が表に出た時だけモグラ叩きのようにその当事者を罰して満足する。

  臭い匂いは元から断たなきゃ駄目なんだ」

 

G「また平成っ子に元ネタがわからない事を言う…(苦笑)」

ご「わしが見ている事例だって、誰かが解説しながら工事とかするわけではないからな(笑)。そういう目を持っていなければ気付かない。先週、例に出した新幹線の話だって、言われればああそうかと思うだろうが、言われなければみんな見過ごしていただろう?

  まだまだ、わしには見えている不正なんて腐るほど有るよ。有名なとこでは築地移転だってそうだし、オリンピックだってそうだけどな。どれも政治家実力制にしないからであって、政治家が馬鹿だから役人と癒着しないと政策を実行できないし、金やコネが必要だから実力者の言う事を撥ね付けられない。そこを変えないと、なんの意味も無い。何十年、何百年経っても同じ事の繰り返しだよ」

 

G「旧運輸省佐藤栄作さんの流れが牛耳ってましたが、旧文部省と言えば、正に安倍首相の出身派閥の長だった森喜朗さんですよね」

ご「なに? 東京オリンピックを牛耳って食い物にしている奴が?」

 

G「どんな聞き間違いですか!(苦笑)

  文部省利権と言えば森さんですねって言ってるんですよ」

ご「ああ、そうそう。だから、安倍晋三もいい気になって強気で差配したんだろうけど。驕りだね。しかも、派閥としてのだから意識しないで自然にやってしまっていたんだろう」

 

G「直接指示したのは首相補佐官という話も出てます」

ご「ウィキペディアを見てみたら、首相補佐官というのはこんな役割らしい」

国家として戦略的に推進すべき基本的な施策その他の内閣の重要政策のうち特定のものに係る内閣総理大臣の行う企画及び立案について、内閣総理大臣を補佐する 

 

G「なるほど、真っ黒ですね(笑)」

ご「それが”国家として戦略的に推進すべき”政策なら、わしも擁護に回るわけよ。例えば森友の件なんか、たまたまあの学校はアレだったから駄目だったけど(笑)、 きちんとした学校なら有りと思うわけ。

  ところが加計学園の話は、最初から末尾まで違和感で塗り固められているのよ。しかも、官邸から具体的な指示が有って、それに役人が難色を示しても、”反対は受け付けない。とにかく進めろ”というやり方だったとな。国家の私物化、ここに極まれりで、右翼という者が健在な時代だったら刺されてるね、安倍は」

 

G「それが怖いから共謀罪をムリヤリ通したんでしょ(笑)」

ご「なるほど(笑)。

  ま、いずれにせよ、ここまで表沙汰になったのは、わしは天皇を軽んじて”特別法”なんてもので御した天誅……は不味いんだっけ?(笑)、天罰だと思っているよ」

 

G「このまま逃げ切れますかね、安倍さんは」

ご「多分、何がなんでも逃げ切るつもりなんだろうがな。わしは、ここは大所高所に立って、もっと先を見据えて振る舞った方が彼のためになると思うよ」

 

G「と言いますと?」

ご「誤解を与える行いにより世間を騒がせた責任を取って、今の任期を全うしたら総理総裁を辞めると言ってしまうんだよ。そうすれば、一期だけ誰かに預けて、次にまた再選っていう目も有るかもしれんぞ。このまま強行して、再起不能な次元まで支持率が下がってからだと、その可能性は皆無になるぞ」

 

G「誰に預けるんです?」

ご「世代交代をお預けにするって意味でも、麻生太郎が適任だろう。ネトサポ連中にも理解が得られやすいんじゃないか」

 

G「安倍さんの支持率は下げ止まったとしても、自民党の支持率は下がりそうですね(苦笑)」

ご「でも、前回の時だって麻生は目立った悪政はしてないしな。わしは少なくとも、石破よりははるかにマシだと思う。もし石破が総裁になったら、それこそ自民党の危機だぞ。あの顔、あの喋り、応援したくなるか?(苦笑)」

 

G「蓮舫さんと不人気指数を争うようになるかもしれませんね(笑)。でも、麻生さんも一般受けはしない感じがしますが(苦笑)」

 

 

まだ安倍昭恵に絡むストーカーども

ご「わしが以前から言っていた通り、役人や政治家から攻めていかなければ事態が進むはずが無いわけ。その意味で、最近の一部マスコミは、安倍昭恵叩きをしていた頃よりかなりまともになっているよ。

  権限が無い人間をいくら責めた所で、権限が無いという事は責任が無いという事であって、それをするのはただの嫌がらせ。屑の所行なのよ。例えばコイツらも」 

告発状によると、昭恵氏は昨年6~7月、参院選の候補者応援に夫人付職員ら政府職員5人を同行させたとされる。告発人は「特定の政党が推薦する候補者の支持を訴える行為は、公務員が守るべき政治的中立性を犯している」と訴えた。 

 

G「なんでしょうね、この理屈?」

ご「理屈なんてどうでもいいのよ。安倍昭恵に嫌がらせが出来ればいいんだから。人間の屑みたいな連中だとわしは思うけどね。

  大体、公務員本人が特定候補の支持を訴えたわけではないわけ。もう、およそ発想が正常じゃない。最近の安倍政権も正常じゃないし、国際情勢だけでなく日本国内も”ホンモノは誰だ”状態になってるな(苦笑)」

 

 

 

 

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テレビ主題歌音盤史 ~子供向けドラマ編~(1)

はじめに

 テレビ主題歌音盤の歴史を振り返り見ようというこの企画ですが、そのうちテレビまんが編の昭和40年代までが、前回までで一応終える事が出来ました。

 次は、残る中でも最も取り扱いが容易な、子供向けドラマを扱おうと思います。

 何故それらが取り扱い容易かと申しますと、既に先人により、非常に優れた資料が残されていて、ワタクシはそれを所有しているからです。

  という事でこの稿は、上記書籍を見ながら進めて参りたいと思いますので、昭和40年代以降の番組からとなります。

 昭和30年代に関しましては、今後も精力的に調査して、いつかきちんと発表できたらと思っています。子供番組以外のテレビ音盤に関しても同様です。

 

 

昭和40年

  • 美しい明日
  • アッちゃん
  • チャコちゃんハーイ!
  • 青春をぶっつけろ
  • 若いいのち
  • 新隠密剣士
  • 宇宙人ピピ
  • ファイト君
  • ヨーイドン
  • 空手三四郎
  • くらやみ五段
  • 009 大あばれとんま天狗
  • 弁慶
  • スパイキャッチャーJ3

 

 

美しい明日

 当時、御三家プラス1(ワン)などと持て囃された、”プラス1”の三田明を主役に配した青春ホームドラマで、フジテレビ日曜19時の番組でした。当時はまだ、19時台の30分ホームドラマも普通に有ったのです。

 そういう訳で、必ずしも子供向け番組という事ではないのですが、上記書籍での規定に、当連載も従いたいと思います。

 

 三田明は、このほぼ一年前に『美しい十代』という曲で一躍スターとなった存在で、同時期に活躍した西郷輝彦舟木一夫や、レコード会社の先輩でもある橋幸夫らと、御三家、もしくはプラス1という形で、暫く注目され続けます。

 この頃、橋と三田の所属するビクターは、テレビとのタイアップによる二人の青春路線構築を狙っていたようで、橋の方はこの三年前に『若いやつ』という、TBS19時台のドラマで、同名主題歌を発売しています。

 三田明は、その路線を継承したという事になるでしょう。

 

 ドラマは、佐野周二を家長とする五人家族を描いたもので、三田明は姉二人を持つ三人姉弟の末っ子の高校生という役柄。明るくクラスの人気者という設定です。*1

 母親の風見章子は入院中で、他にお手伝いさんのひな子としてミヤコ蝶々が出ています。

 『アップダウンクイズ』と『隠密剣士』に挟まれる形ですので、かなりの苦戦だったか、1クール(13本)で終了しました。

 音盤は、当然ビクターから三田明歌唱で発売しました。

 

 

 

 

*1:昭和40年1月10日付読売新聞

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昭和唱和ショー「テープレコーダー」

Gさん(仮名)「テープレコーダーって、カセットのですか?」

ごいんきょ「いやいや。そちらもいつかやるだろうが、やはり先にカセット式ではない物だろう」

 

G「それって、持っている家は少なかったのでは?」

ご「それが、ウチには有ったんだよねえ」

 

G「あれ? あなたの家って富裕層でしたっけ?(苦笑)」

ご「浮遊層? ああ、明日をも知れぬ身って事ではそうだったかもな(笑)」

 

G「いやいや(苦笑)。決してお金持ちではなかったのに、何故そのような物が」

ご「だって、ウチが買ったのは昭和45年頃だもの。多分、カラーテレビを買って、すぐ後に買ったんだと思ったけど。親父がわりと新しもの好きだったんだな。その血は確実にわしの中に流れているが(苦笑)」

 

G「そうですねえ(笑)。昭和45年だって、決して安い物ではなかったでしょう」

ご「でも、目ン玉飛び出るような金額ではなかったはずだよ。だって、ステレオ一式の一つとして買ったんだから」

 

G「コンポーネントステレオ、アンプやチューナーを別々に買い揃えるステレオではなく、全てが一つに纏まっているシステムステレオですね」

ご「そう。その今で言うオプションの中に、テープレコーダーが有ったんだろうな。両端にスピーカーが有って、真ん中上部がレコードプレーヤー、真ん中中部がラジオね。そんでラジオの下に下側に開けられる引き戸が有って、本来は空洞。レコードラックだな。そこに収まる形でテープレコーダーが有ったね」

 

G「昭和45年というと、既に『スパイ大作戦』でテープレコーダーの姿が広く知られていますね」

ご「”このテープは自動的に消滅する”ってやつな。ウチは見てなかったから、その辺の感激は無かったけど(笑)。

  ただ単純に、声を録音できる事を喜んでたね、親父は。自分の声とか、わしの声とかしきりに録音してたけど、自分の声が聞こえてくるのは恥ずかしかったな(苦笑)。

  あと、九州の田舎から母親の父親、わしの母方の祖父だな、が出て来た時に、”船頭小唄”を歌い残してるわ。あれは貴重な肉声で、是非もう一度聞いてみたいんだけどね。もう機械は無いから、再生機会が無いな」

 

G「そういう肉親の声って、知っている人間しか興味無いですもんね」

ご「そうそう。恐らく母親の実家に送っても、誰も興味を示さないと思う。実家は母親の弟が継いだんだけど既に亡く、嫁さんの方の家みたくなっているみたいだし」

 

G「いつ頃できたものなんでしょうか」

ご「これが意外と新しくて、日本で初めて発売されたのは昭和24年の年末なのよ。出した会社は品川の東通工。わかるかい?」

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G「小さな町工場ですか。あの辺はそういう町だったし」

ご「そうだな。その頃は正に、小さな町工場だったんだろう。そのうち、ブランドを作り出す。それが ♪ エス・オー・エヌ・ワイ、ソニーなのよ」

 

G「ああ、ソニーの前身会社ですか」

ご「そう。東京通信工業、略して東通工と言えば、ナリは小さいが技術力はピカイチと知られた存在になっていく。この数年後にソニーラジオを出して、”トランジスタラジオのセールスマン”として、”エコノミックアニマル日本”の象徴みたいになっていくんだがな。広告も小さいものよ」

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G「日本も徐々に復興の芽が吹いてき始めた時期なんでしょうね」

ご「松下電器でナショナルの歌を作った時に、担当者がこの機械を引っ提げて松下幸之助に聞かせに行ったらしい。聞き終わった御大は歌には関心を示さずに、第一声、”その機械はどこのや?”と言ったらしい(笑)。勿論、東通工なんて知らない、そういう時代だよ」

 

 

*1:昭和24年12月18日付読売新聞夕刊

*2:昭和24年12月26日付読売新聞夕刊

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ブラックニッカ クロスオーバーを飲んでみた

 昨日が発売日だったのだが、忘れてしまっていた。ま、一日くらいなら問題無いだろう。

 案の定、やまやで、ズラリと並んだ瓶から一本を抜き取る。

 BSで好評だった、つや消し仕様の高級感溢れる瓶の仕上げはそのままで、色はBSの青から黒に近い色となっている。

 今宵も晩酌が楽しみとなる。

 

 そして時は来たれり。

 香りを嗅ぐと、最初はブラックニッカらしい香りが鼻腔を占領するも、すぐにゴチャ混ぜの香気がけたたましくやってくる。

 これがクロスオーバーの語源となっている、シェリー樽とヘビーピートの融合によるものなのか。

 惹句を見直すと、『おだやかな調和を、決して期待してはいけない』とあった。

 

 味はと言えば、香りと同様、一口目はブラックニッカそのままの味と思えば、後追いで荒々しい力強さが来る。

 シェリー樽の味わいと、力強い荒さとが渾然一体となり、確かに、そこに有るのは調和というよりは、併存。

 かと言って、当たり前だが破綻しているはずもない。

 そこら辺が、プロのブレンダーの技というものなのだろう。

 

 ま、期間限定のお楽しみとして、こういうのも有りだろう。

 では常飲酒に出来るかと言えば、これが通常のSPと同価格になったとしても、ワタクシはSPを選ぶだろう。

 ではBSはどうかと言えば、やはり常飲酒ならSPの方を選ぶような気がする。

 常日頃飲む酒って、気軽さも大事な要素だしね。

 

 ただ、ブラックニッカSPはどうしても甘口で、コーラとかを飲んだ後だと飲む気にはならなかった。

 その点、このCOは恐らくブラックニッカ初の辛口と言って良い酒で、どうしても辛口を飲みたい時には重宝しそうだ。

 ブラックニッカ系列に限らず、これだけハッキリした辛口も珍しいかもしれない。

 そういう意味では、晩酌の友がまた増えたという事になるのか。 

ブラックニッカ クロスオーバー 瓶 700ml

ブラックニッカ クロスオーバー 瓶 700ml

 

 

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漫画投句「野球漫画の系譜(1)野球狂の詩 水原勇気編」

〈ANIMEX 1200シリーズ〉(12) オリジナル・サウンドトラック 野球狂の詩

〈ANIMEX 1200シリーズ〉(12) オリジナル・サウンドトラック 野球狂の詩

 

Gさん(仮名)「さて、少し間が開きましたが、水原勇気編の方を語ってみましょうか」

ごいんきょ「ケッ」

 

G「相変わらず態度悪いなあ(苦笑)。そんなに水原編が嫌いなんですか」

ご「嫌いと言うか、先ず、『野球狂の詩』が本当に面白かったのは単発当時なのに、どいつもこいつも水原勇気って言い出すのが気に食わないのが一つ。

  それから、”連載決定”の報せを物凄く喜んで心待ちにしていたのに、単発連載ではなくて一人の主人公を据えた連続物だと知って、非常にガックリきた原体験が残っている事が有るな」

 

G「ああ。”連載”って、単発の頃のやり方で毎週載ると思ってたんですね。それじゃ水島先生、アイデア考えるのでノイローゼになっちゃうでしょう(苦笑)」

ご「まあなあ。しかし、そのくらい単発当時は、次回掲載号を楽しみにしていたという事なのよ。前回も言ったけど、最終コマで次回予告が載るんだよね」

 

G「新連載開始の時の予告は、どんな感じだったんです?」

ご「先ず、何号から連載決定!みたいな告知が有ったと思ったな。それで非常に楽しみにしていたら、開始四週間前から1ページだったかな、新登場人物をスカウトが捜し回るっていう予告みたいな漫画を載せるようになったの」

 

G「ああ、それが水原ですね」

ご「勿論、そんな正体は何も明かさず、尻間千太郎というスカウトが、九州、四国・関西、東北だったかな、を順繰りに回って、ここにも良い選手は見つからなかったってボヤくんだよね」

 

G「スカウトが新戦力を探す旅に出ているという予告なんですね」

ご「で、東北で雪に埋もれながらも見つからなかった尻間が、翌号で、すぐそばに居た!みたいな感じで喜ぶわけ。灯台もと暗しで、東京にいたという落ちなんだな」

 

G「顔とか名前は出したんですか」

ご「いや、出さないよ、勿論。それは新連載第一回のお楽しみさ。

  で、わしらもどんな選手なんだろうと楽しみにしながら第一回を読んだら、ドラフトで指名したのが『水原勇気 投手』だったわけ。

  ところが記者も野球関係者も、誰も知らない名前なんだよ。それで、どんな選手なんだって調べたら、女性だってんで大問題になってくるって始まり方」

 

G「たしかソフトボールをやってたんでしたっけね」

ご「女子だから当然そうなるわな。勿論、下手投げで。

  本来、メッツは帯刀という捕手を一位指名で取ると思われていたんだが、そちらは二位にしたわけ。で、帯刀が女の後の指名では受けられませんとか、少し揉めるんだよな」

 

G「で直々に球を確かめに行って、納得するんでしたね」

ご「すぐにじゃないけどね。水原も最初は入団する気なんか無いから、わざと力を加減してたし」

 

G「で、入団したはいいけど、やはり女性の身では大変で、打ち込まれてしまうんですね」

ご「そこで出るのが”ドリームボール”よ。岩田鉄五郎が持ち掛けるんだっけな、勝負球の習得を。ただ、ドリームボールって聞いた時には、まさか水島新司が魔球とかやらないよなって、嫌な感じが有ったけど(笑)」

 

G「魔球ものはそれなりの面白さが有りますけど、水島さんの魅力は違いますもんね」

ご「で、紆余曲折あって、一球だけの最終リリーフっていう登板の形で使われるようになる。それを、各球団の一線級の打者がどうしても打てない。打てないだけじゃなくて、なんか妙な変化をするって不思議な気持ちになるんだけど、一球だけの対戦だから誰も正体を掴めないんだ」

 

G「最終的にドリームボールを打ったのは、メッツで水原のドリームボール習得を手伝った、言わば恩人とも言える広島に移籍した武藤だったですね」

ご「その時にドリームボールの正体が明らかになる。ま、詳しくは書かないでおくが、これが野球の本道からまったく外れていない、本当の変化球って感じの球なんだよな。勿論、実際に投げる事は不可能だろうけど。

  梶原一騎は、自分の漫画、巨人の星がそれまでの魔球物と違うのは、魔球に説得力が有る事だって自慢していたみたいだけど、水島新司はそれを越えてしまったよ。梶原は魔送球の投げ方は解説していない、本当の漫画だもの、あの変化は。

  恐らく内心では非常に忌み嫌っていたであろう魔球漫画を、水島新司は先ず、野球そのものの魅力を描く事で葬り去った。それだけに飽き足らず、魔球だって野球を知っていればきちんとしたものを考えられるんだという意地? 完膚なきまでに旧時代の野球漫画を駆逐してしまったんだよ。

  従って『野球狂の詩』を総括すれば、単発掲載時に”野球を描いた漫画”を漫画史上初めて世に出して野球漫画もどきが跋扈していた旧時代に楔を打ち込み、ドリームボールを描いた水原編で引導を渡したって事になるな。実際、その後は荒唐無稽な魔球が出る漫画って無いんじゃないの?」

 

G「なるほどねえ。あなたが常々言っているように、水島新司先生は”野球漫画の手塚治虫”、産みの親なんだという事が理解できました」

 

 

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