恥痴呆談「ヤマト運輸の値上げはデフレ脱却への舵を切れるか」
ヤマト運輸の値上げ
Gさん(仮名)「ヤマト運輸が値上げに踏み切るという事で、Amazonの送料無料も危うしって感じですが」
ごいんきょ「これなあ。随分と前から現場の悲鳴が散々と報じられていたのが、漸くって感じだな。尤も、値上げ=従業員の待遇改善ではないが」
G「しかし、サービス残業させていた分を払わざるを得なくなったので、その費用捻出のためではあるようですよ(笑)」
ご「いいんじゃないの。よく、ネット通販需要が増加してるって話は出るけどさ、需要が増加したら、対価は増えるというのが経済原則なわけよ。それが日本は、デフレに馴らされちゃっていたから、大口の需要が増えた場合に単価を減らすなんて考えで来たわけ。そんな事をやっていたら、いつまでもデフレ脱却できないのよ。陸上輸送業なんて完全に国内完結の業態なんだし、需要が増えて供給が追いつかなくなったら、単価を上げて対処しないと」
G「でも、ネット通販を使おうと思うと、送料で値段が跳ね上がってしまうのが萎えますよ(苦笑)」
ご「そりゃ仕方無いよなあ。人を動かそうと思ったら対価を支払わないと。それが嫌なら、身近の場所で買いなさい。それが地域振興にもなるから」
G「いや、正論なんですけどね(苦笑)。
今回、ヤマトは英断をした訳でもなんでもなくて、ただ勧告を受けたって事のようです」
ご「だろうな。あの電通女性の問題が、日本のデフレ意識そのものまで動かし始めたって事だ。せめてもの慰みじゃないか」
G「あの話、失恋が原因なんだから労働問題を追及するのは間違っているって拳を振り上げている人も散見されましたが」
ご「人の心を失った畜生だろう。
もしかしたら失恋は直接の切っ掛けかもしれない。だが、全く心を癒す時間が得られず、しかもその事が誰からも評価されないばかりか、罵倒を浴び続け、更にそこまで身を粉にして尽くしてきた事が、最終的に失恋という形で帰結してしまった。
社会に出たばかりで右も左もわからない二十そこそこの女性がまともに受けきれるか? ボロボロになって当然だろう。そこまでの道筋を作ったのは、紛う方無く電通の体制だよ」
G「俺たちの時代は!とか、うちはもっとだけど!とか力説するおやじがいますね~」
ご「右肩上がりの時代は、まだ夢を見られたからな。また、きちんとやっただけ評価される部署なら、誰も好き好んで死なないよ。時代と場所の違いを認識できない低脳としか言い様が無い。
仮に、俺はもっと過酷な条件で、過酷な場所で、なんの評価もされないし恋人も失ったけど頑張ってるんだぞ!って言う人がいるとしようか。わしはそういう人に言いたいね。『仕事を信仰の対象にしてるんですか?』と(笑)。
信仰の対象なら、自分がボロボロになっても他人に尽くすって形態は有るわな、世間的にも。教祖様のために利用されて憐れとは思うが、どうぞご勝手にとしか言えない。但し!そんな狂った考えを世間に浸透させようとするのはやめてくれ!」
G「苦労した人間って、往々にして他人にも苦労を押しつけますね」
ご「理に適っている苦労しかしてないから、そういう”おこ”になってしまうんだよ。世の中には理不尽な苦労が有るという事が理解できない。そのくせ、自分は苦労に耐えてきたという特権意識を持っているから、非常にタチの悪い人種だ」
G「それはともかく、ヤマトも値上げするなら、絶対に従業員の待遇改善に活かして欲しいですね」
森友学園問題
G「この金曜に来て、大きめの報道が重なってるんですよねぇ。先ずは森友の話から行きましょうか」
ご「金曜に大きな報道が、それも複数あると大変なんだよな。その前までに有る報道なら下書きしておけるけど、金曜だと投稿前日の一日で書かないといけないんだから。今回みたいに大きなのが2つも3つも有ると本当に大変」
G「確かにね。そんなここの内情はどうでもいいんですが(苦笑)、府が不認可したのを受けて、申請を自ら取り下げたという幕引きです。なんだか呆気なさ過ぎますね」
ご「で、契約通りに買い戻しか。退き際も手際いいな(笑)」
G「次に話そうと思う自衛隊の話といい、どう考えても安倍総理か、彼のゴーストライターが脚本を書いてますよね(苦笑)」
ご「まあ支持率が下がりそうだってんで、相当に焦ったんだろうな。森友の問題では、まさか金品の授受はしていないからあれだけ自信を持っていたんだろうが、これだけ連日やられると、大衆はどうしてもマスメディアに乗せられてしまうな。民主主義という病か?(笑)」
G「昭恵夫人がキーウーマンというか、どうも安倍さんも頭が上がらないみたいですねえ」
ご「彼の病状が酷かった時に、下の世話までしてもらったという事だな。それでなくとも、かなりの年下だし、自由奔放にやっているのも可愛いと思ってるんじゃないの」
G「でも、総理夫人なんだから自重は必要でしょう」
ご「『私は二度目の総理になるのは反対した!』って事らしいけどなあ。で、どうしてもと言うなら、私は私で自由にやらせてもらいますと言われて、安倍も承諾してしまったらしいが」
G「まあねえ。名誉校長に就任する事が、こんなに問題になるとは思わなかったんでしょうけどねえ」
ご「でも、安倍晋三は大したもんじゃないか。昭恵夫人が子宝を授からなかったから、政治の名門である岸・佐藤→安倍家の跡取りが出来なかったのに、年下の妻を庇い続けて、やりたいようにやらせているんだからな。やらせ過ぎなのかは知らんが(笑)」
G「皇太子妃殿下の出産の事で妃殿下を庇う言動をする女系派連中が、昭恵さんの叩き方は容赦無いですね」
ご「流産は精神的に大変な事だが、不妊は屁でもないとでも思ってるんだろう。だからアイツらは付け刃だと言うんだ。安倍晋三の病気だって揶揄した人非人どもだからな。
政治の名門の家に姑や周りから跡取りを期待されて嫁入りしたのに、それが叶わず居たたまれない気持ちのまま、首相夫人として一挙手一投足を監視されている身の大変さには思いが至らないわけよ。
それはそれでいいけど、連中の言動に説得力は無くなったな」
G「だから羽を伸ばして良いという事にはなりませんがね」
ご「だが、そうした女性の気持ちを或る程度は察してあげる心持ちも無い連中に、妃殿下の事だけ切々と言われてもねえ。じゃあ皇族以外は虐げてもいいんかいと。
大体、安倍昭恵がそこまで叩かれるような事を何かしたか、森友の話で。名誉校長になったって話だけだろ、少なくとも今のところ」
G「昭恵夫人が口利きに関与したと思ってるんでしょうか。それとも、安倍総理と夫唱婦随で名誉校長になったと思ってるんでしょうか」
ご「有り得ないだろ、どっちも(苦笑)。特に前者は絶対に有り得ないし、後者だって、布袋寅泰の首筋に衆目の前でキスするような人だからな(笑)。そんなに夫唱婦随で行動しているとも思えんよ」
G「あなた、反安倍になるんじゃなかったでしたっけ?(苦笑)」
ご「安倍を叩く奴がいないなら、わしがやろうと思ったけど、もうその必要も無いからな。わしのままで判断する」
G「そうした昭恵夫人に関する話も女性誌に載ってましたが、ゴーストライターが整えたんですかね(笑)」
ご「政治家だからな。可能性は排除しないよ(笑)」
南スーダンの自衛隊撤収へ
G「それで、南スーダンにPKO派遣されていた自衛隊が、どうも撤収されるという話が唐突に入ってきたんですが」
ご「いやあ、露骨な人気回復策だよなあ(笑)。稲田防衛大臣の件もついでに回収してしまえという(笑)」
G「あれですね。戦闘行為は有ったけど憲法上問題なので”衝突”と表現すると明言した(笑)」
ご「国会でコントやってるのか、コイツらは(苦笑)。しかも笑い事ではない問題で」
G「仮にも議員の質疑を”コント”と表現するのはブログ運営上問題なので、”軽演劇”と言って下さいよ(笑)」
ご「ああそう(笑)。なんでもいいけど、安倍って人気回復策は露骨にやるな。それはポピュリズムと言う人間もいるだろうけど、民衆を意識するって事は必ずしも悪い事ではないし」
G「今回も、自衛隊を危険な場所から引き上げる事は、まあ良しとすべきなんじゃないですか」
ご「危険だったら引き上げさせると従来から言い続けてきているわけだから、嘘はつかなかったって事にもなるしな。ただ、このオトシマエをどうやってつけるのか気になるけど」
G「引き上げてもいいって了解されるには、何か代わりのお土産を用意させられるって事ですか」
ご「だって、散々やいのやいのと言われたから、日本は渋々PKOなんてもんに参加しだしたわけだろ。危なくなりましたから撤退しますなんて、そんな虫のいい話で納得させられるのか?」
G「どうオトシマエをつけるんでしょうかね」
ご「あれか。日米雇用イニシアチブか(苦笑)。それとも日米FTAか。鬼が出るか蛇が出るか。安倍は、かなり借りを作っている気がして、嫌な予感がするのだが」
朴槿恵大統領 罷免さる
G「韓国の朴槿恵さんが、やはり罷免されました」
ご「これさあ、わしはずっと、何を騒いでいるのか不思議で仕方無かったのよ」
G「え? 要は、国家機密を知人に流してしまった事が問題なのでは?」
ご「だって、日本だって、どこの政治家だって、よほど親しい人間にはオフレコって事で色々話したりしないか?」
G「いやいや(苦笑)。そんな些末な話ではなくて、ありとあらゆる話を漏らしていて、しかも悉く崔順実の財団への利益供与に使われたりしていたわけでしょ。そりゃ罷免されますって」
ご「さすがに手広く手掛けすぎたか。汚職の総合商社って感じだな(笑)。崔順実ってのが情報を私的に流用しなければ、そんなに問題にならなかったかな?」
G「どうでしょう。韓国には公務上秘密漏洩罪ってのが有るらしいですが」
ご「日本なら、秘密を打ちあけるぐらいなら罪にはならないだろう。だって、歴代の総理の指南役とされる人間だっていたんだから。勿論、そういう人々は高度な倫理観を持ち合わせていたろうから、問題視された事は全く無かったが」
G「どう国を運営していくかというのは、言ってみれば勘に頼るような事も有るでしょうからね。心が弱まっていくと、占いみたいなものに、つい頼りたくなったりするんでしょうか」
ご「あと宗教な。歴史上でも、その二つの有力者に政治の舵取りを委ねたという人物はよく出る。やはり、女性が国を運営していくという重圧は相当なものだったのかもしれないな」
G「これで日韓関係もまた仕切り直しですね」
ご「今度は誰がなっても親北朝鮮だって話が闊歩しているがなあ。アメリカの大統領が丸丸のトランプだろ。どうなるか予想が出来なすぎだわ(苦笑)」
G「韓国は一時、物凄い反米気運が高まりましたからね」
ご「そうそう。それでアメリカが反日と嫌韓を煽ったと、わしは見ているけどね。陰謀論と揶揄されて構わないけど。
たしか当時、アメリカ大使館のIPから嫌韓書き込みがされた記憶が有るんだが、あれって事実だったのかな。あまり騒がれなかったけど、さもありなんと思ったんだけど」
G「韓国の事情はよくわかりませんが、たしかに慰安婦像とか反日運動が高まって、あれだけの反米気運が雲散霧消はしましたね」
ご「で、日本ではネット上に嫌韓を煽る書き込みが激増したわけ。それを読むと怪しい情報も多いんだけど、でも、相手が反日感情をぶつけてくるから、それが信憑性を弥増したんだな。そうして日本人もどんどん韓国が嫌いになって、今に至る。
個人の繋がりでも、二人を仲違いさせようと両方に悪い事を囁く悪魔のような奴が居たりするけど、日韓ではそれがアメリカだったね。わしの陰謀論では(笑)」
G「韓国や中国、日本で反米感情が高まらないように、お互いを憎ませるという手法ですね」
ご「ああ。我々は、白人様の掌の上で踊る猿廻しの黄色い猿よ(笑)。あの丸丸なトランプが親北政権に対してどんな態度で出るか、そしてそんなトランプに対して親北政権がどう出るか、先行きが見えな過ぎで思いやられるわ」
G「本当に親北政権だと、単純に日本への風当たりも強まりそうですね」
ご「だから、取り敢えず断交するのが最もお互いのためにいいんだけどな。仲の悪い夫婦を無理矢理同居させてたって、下手をしたら手を出し合っちゃうよ。せめて別居しないと」