昭和25年9月3日(日)、ジェーンと名付けられた台風が四国から13時20分頃に京阪神、中部地区を風速40m前後で上陸し、2時間程に渡って甚大な被害をもたらしました。
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大阪の四分の一を浸水させたと報じられた台風は、死者・行方不明500以上、住宅全壊約2万戸・半壊十万戸以上、床上・床下浸水40万戸以上という、凄まじい被害を残しました。
当時の住宅は、今よりも木造建築がはるかに多い等の事情は有ったにせよ、”大阪の四分の一が浸水”、”阪神間の全家屋一軒残らず破損を与える”とまで報じられた猛威は、台風の恐ろしさを知らしめました。