酒とバカラの日々「トマーティン12年/シーバス・リーガル18年」
競馬
第155回 天皇賞(春)
うーん… 3連複3-6-15だと思ってたけど、たった6倍そこらだものなあ。
3連複で6倍とか、馬鹿馬鹿しくて買えないし。
酒
トマーティン12年
黄金のすごろくで貰った3000ポイント、以前ならdポイントの使い道があまり無くて思案したものだが、やまやがdポイント使えるようになったので、最早ウヰスキー一択となってしまった。
3000円足しに出来るとなると、やはり12年物だろう。
て事で探してみたが、まだ飲んだ事が無いもので、一度は口にしないとならない12年物で、しかも3000円台となると、コイツとなってしまう。
連休の皮切りに新酒の蓋を切る。堪らないね。
香りを嗅ぐと、やや複雑な感じ。支配的なのは甘い香りだが、微かにヨードっぽさも有る。
うむぅ。一口啜ると、ジュラ10年にそっくりだなという感想。
調べてみると、どちらもバーボン樽からシェリー樽と、2つの樽で熟成しているらしい。なるほどな。そりゃ似るだろう。
しかし流石2年の差は伊達ではなくて、こちらの方が、かなり滑らかである。(ジュラ10年もストレートで問題無いが)
丁度この記事を書いている時に玄関のチャイムが鳴って、宅配屋がウヰスキーを運んできた。
来た! 憧れのシーバス・リーガル18年が!
今日はトマーティンだけで終わらせるつもりだったが、連休でもあるし、この瓶を見ては我慢など出来るはずが無い。
夜が更けたらシーバスの方も書いてみよう。
シーバス・リーガル 18年
て事でシーバスの18年である。
12年を飲んだ時には、18年なんか飲める事は無いだろうななんて思っていたが、18年物スコッチにしてはお手頃価格なのだった。
しかも、今やポイントの鬼と化しているワタクシは、楽天の毎日くじやゲーム、ポイントスクリーンなどで細かく稼ぎまくったポイントが3400ポイント程も有った。
なので、その周辺のスコッチを探していたら、シーバス18年の中古酒で3800円というのを見つけてしまったのだ。この値段なら、送料を入れてもお買い得である。
だが、一抹の不安も有った。
ベンリアック20年の時に、少し贅沢したい時には中古酒は避けた方が良いという教訓を得たばかりではないか。
だが、そんな教訓も、諭吉先生の説得力には及ばなかった。
と言うか、諭吉先生がワタクシのところに来て下さらない。
そんなこんなで結局買ってみた。
ワクワクしながら栓を捻ると、なんの抵抗も無く上蓋が右手に残る。
出た。話には聞いていたが、コルク栓ボロボロの刑に遭ってしまったのだ。
瓶の口に、いまだ鎮座するコルク栓の胴体。
ムカムカしながら良い方策を考える。
だが、既にコルク栓はボロボロの状態で、何かで掻き出そうとするとその都度ポロポロと細かくなる。
諦めて、中身をいったん大ジョッキに待避させ、瓶を空にしてから一生懸命コルクを掻き出す。
なんでこんな思いをせねばならぬのだとムカムカしながら。
ニッカを始め、コルク栓から撤退している所が多いのは、これが理由なんだろう。
なんとかコルクを全て掻き出し、水でよく瓶を洗浄し、出来る限り水を切ってから漏斗を使って酒を戻す。
大ジョッキからだから、どうしても脇から伝ってこぼれ落ちる酒が出てくる。
こんな良い酒でこんな思いをする哀しさ、切なさが、下戸に解るか!
気を取り直して一献。
凄い。
リッチ&スムースを売り言葉にしているシーバスだが、12年もさることながら、コイツは本当にスルッと入っていく。
ストレートのウヰスキーが、まるでジュースのように美味い!
勿論、それは或る程度は飲み慣れた人間での話だが、本当にクイクイ入っていく。
アルコール臭さも、ピリピリ感も、殆ど無い。
いやー。これはアカンわ。調子に乗って飲んでると、体を壊すぞ。
良い酒は気をつけないと、量が嵩んでしまう。
それにしても気味が悪いくらいにスムースな飲み口。
ジョニーウォーカーXR20年だって、こんなにスルッとしてない。
シーバスはミズナラは勿論、12年も本当に売り文句通りにスムースである。一体、どのような秘訣が有るのだろう。
スコッチに煙さを欲する人には、却って飲み易すぎるのかもね、シーバスは。