無駄じゃ無駄じゃ(?)

すべては無駄なんじゃよ

博士話「スロットマシン登場」

天皇賞

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 今週も爆死。大爆死。

 天皇賞という事で平素の1.5倍も賭けたは良いが、駄目。

 しかし今週も、微かにだがかすってはいる。

 ゴールドアクターよりキタサンブラックを第一に考え、殆ど外さず買っているし、まさかの8も抑えの一つには入れている。

 だが、なかなか目が揃わない。

 ワタクシは2枠8歳馬が意外に健闘しそうな気はしていたのだが、来るとしたらむしろトーセンレーブの方かなと考えていたのだが。

 しかし、カレンミロテックも無視できないとは考えていたのだが、如何せんコマが足りない。いま考えたら枠連で買って1-2も押さえておくという手が有ったなと思うが。

 ま、こうやって未練たらしく振り返るのも愉しみの一つという事で。そのうち目も揃うと信じてやっていこう。

 

パチンコ回顧「スロットの登場」

 目が揃うで、そろそろスロットの話もしてみよう。

 パチンコ回顧と銘打っておいてスロット回顧とはなんぞというイチャモンなどは無いだろう。日本ではパチスロという言葉の方が通りが良いくらい、パチンコとは切っても切れぬものなのだから。

 当然ではあるが、出始めの頃は「パチスロ」なんて言葉は無かった。単に「スロットマシン」と呼ばれていた。

 ワタクシが初めて見たのは、叔父に後楽園球場での読売対大洋戦に連れて行ってもらった時だったと思う。

 

 その試合は堀内恒夫が物凄い球を投げていて、(ワタクシの目には)横から見るとホップしているように見えた。

 よく、ホップというのは目の錯覚と言うが、ワタクシには球の軌道が明らかに軽く弧を描いて上向きになっているように見えた。伸びが有るなんてものではない。変化球かというくらいの上昇度に見えた。

 これは今日は完封するだろう、こんな球を打てるはずが無いと思っていたら、案の定、軽々と危なげなく完封した。

 これは他のテレビで見た試合だったかと思うが、誰だったかは忘れたがネクストバッターズサークルで一回ビュンと素振りをしたら、かなり鋭く見えたので、これはヒット、と言うか長打を打つなと思った。それでもホームランとまでは行かない感じだったので、「二塁打打つと思うよ」と言ったら、本当に二塁打を打った事も有る。

 こういう閃きは年がら年中あるものではなくて、当時はテレビ放送のほとんど全試合を観ていたかと思うが、そんな事を考えた事はその二回以外には無かったと思う。

 今でも取り柄の無いワタクシだが審美眼のようなものだけは多少の自負を持っているが、その頃の鋭さには我ながら及ばない。

 

 なんだかどうでも良い自慢めいた話が長くなったが、話を戻すと、堀内がたしか2対0くらいの僅差で完封勝ちした大洋戦が有った年という事が言いたいわけだ。

 昭和51~53年の間だと思うが、昭和53年かなと思う。

 試合後、後楽園球場から駅へ行く道すがらだったか、「スロットマシン登場」みたいな幟を立てた大きな店が目に入った。客引き役の男が道行く人間に声を掛け、その新しい娯楽に人々を誘い込もうとしていた。

 ワタクシは当時まだ18歳未満だが、これまで書いてきたように手打ち時代からパチンコをやっている身だからして、そういうものに非常に興味が有った。

 それで、物欲しそうな目つきでその店をずっと見ていたら、思惑通り叔父が、「入るか?」と聞いてきた。きっと叔父もやってみたかったのだろう。

 

 ラスベガスあたりのカジノに有るようなスロットマシン自体は、知識としては当然知っていた。ゲームセンターには普通に有ったし、エポック社から家庭用のチンケなスロットマシンが発売された事も有り、ワタクシはそれも買っていた。ところがワタクシが買った安いやつは、止めるボタンが一つ、つまり、3つの絵柄が一度に回っているもので、買った事を激しく後悔したものだ。


 こんなのまで動画アゲてる人がいるんだ。懐かしい(笑)。

 

 その店に有ったスロットは、カジノやゲームセンターに有る物とも多少違っていた。筐体やハンドルの感じはカジノっぽくて本格的だったが、絵柄が決定的に違っていて、ワタクシの記憶では一本「BAR」しか無かったと思う。おそらく新規開店だったはずのその店は、当時としてはかなり広かったが、数百台は有ったろう全てがそのスロットだったように思う。

 ワタクシも叔父も数千円やったが何も揃わず、叔父はこぼしていたし、ワタクシもかなりガッカリした。このスロットは、自分の地元(南東京)では、とうとう一度も見なかった。その後は他でも見た事が無いし、スロットマシン自体をその後しばらく見なかったので、スロットには低迷期が有ったのだと思う。

 

 いまウィキペディアで調べてみたが、「ジェミニ」というのがそうかもしれない。どうも昭和52年のようだ。でも、あんなに絵柄が有ったかな?

 「アメリカンパチンコ」って言ってたかな? その辺は記憶に無い。スロットマシンと書いてあったように思うし、客引きの男もそう案内していたと思う。でも聞き覚えが有るような言葉にも感じる。

 そうそう。メダルを3枚まで入れられて、1枚だと中央だけ、2枚で上下の横でも良くなり、3枚で斜めで揃っても良くなる。

 最初は当然、一枚ずつやっていたのだが、店員が「3枚入れにした方が確率が良くなるんですよ」と言うので、なんか損な感じがしながらも二人とも三枚入れにしたら、アッと言う間にスッてしまった。

 調べたら7が揃えば打ち止めまで一気だったらしいから、そりゃそんな簡単には揃わないわな。これでワタクシにはスロットはつまらないものという先入観がしばらく残る事となった。