無駄じゃ無駄じゃ(?)

すべては無駄なんじゃよ

大手はどこもまともに捉えられない水原希子サントリー騒動

Gさん(仮名)「なんか宣伝炎上沙汰が増えましたねえ。

  しかも今度は、当節流行?のヘイトスピーチまで絡んでいるとか」

ごいんきょ「サントリープレミアムモルツのCMに水原希子を使った事に対して、ネット上で様々な横槍が入ったという事ね。

  しかし、これ、きちんと把握している人間、その上で伝えようとしている人間がいない感じだな、目立つ所では」

 

G「ほ~。例えば?」

ご「荒川強啓デイキャッチで塚越健司が憤ってたけど、曰く、『どうして日本人を使わないんですか?って、なんですか、それ!』と。

  外国人を使ったCMなんていっぱい有るのにとかしか言ってなかったけど、この件でのその言葉は、そういう意味じゃないだろ(笑)」

 

G「ああ、そうですねえ(笑)」

ご「そもそも水原希子がネット民から攻撃されている原点は、これだよな」

水原は中国でも人気が高いのだが、7月、その中国のネット上で「水原が靖国神社に参拝している写真」「水原が旭日旗を背景にポーズをとっている写真」が出回っているとして、「右翼だ」「侵略戦争を肯定している」なる批判が殺到。さらに、天安門に向けて中指を立てている中国の現代美術家の写真作品に対し、水原が過去に写真投稿SNS・インスタグラムで「いいね!」をつけたことも槍玉にあげられ、炎上事件に発展したのである。 

 

そこで今月15日、水原は騒動について自ら英語で説明する動画を中国の動画サイトに中国語字幕付きで投稿。靖国神社旭日旗の写真に写っているのは自分ではないこと、天安門の写真も友人の投稿を促す意味で「いいね!」を押しただけで1時間以内に取り消したことを説明した。

 

G「先ずは中国ネットで攻撃に晒されたんですね」

ご「そう。で、その時に彼女が釈明動画を出したんだが、その解釈を巡って、所謂ネトウヨ側と反ネトウヨ側とが、わしから見ればどちらも自分たちに都合の良い取り方で報じ合っているために、まともに捉えられる人が少なくなってしまった」

 

G「一次情報を常に掘り下げていかないと駄目ですよね、ネット情報は」

ご「で、所謂ネトウヨ側が『どうして”日本人”を使わないんですか?』と言いたくなるのは、この釈明の時に、彼女がワザワザ、私は日本人ではなくて地球市民だみたいな内容で語ったからなんだよ。

  それに対する一種の嫌味としての反撃が、『どうして”日本人”を使わないんですか?』なんだ」

 

G「この記事なんかは、そうした水原自身の言動にも問題が、なんて書いてますけど」

自らへのバッシングや批判が高まる中、「日本人ではないこと」を強調した上で、上記3つを誤爆・誤解であるして釈明をするという「謝罪動画」に対して、違和感もを持つ人は少なくないはずだ。 

 ご「これもまた、きちんと捉えようとしてない記事だな。それも、これだけ若い女性をここまで一方的な偏見で糊塗した記事で攻撃するなんて、まともな大人のすることではない」

 

G「この記事も同類ですかね」

これに対して水原は、中国人に向けて、約5分間の謝罪動画をネットにアップ。その動画の中で水原は、「父親がアメリカ人で、母親は韓国人。自分は日本人ではない」と説明。これがネトウヨ陣営からは「(中国人に対して)日本人じゃないから許して」とアピールしたと捉えられ、批判が殺到したというワケだ。 

ご「こりゃもっと酷い。”『自分は日本人ではない』と説明”と言い切って記事として流している。それも、ダイヤモンドオンラインという看板を背負って。ちょっと酷すぎて、物書きとしてご愁傷様という次元だけど、でも世の中、こういうものなんだよねえ。

  彼女の釈明に関しては、ひろゆきが説明してるんだけど…」

 

G「ん~… ひろゆきさんの言っている事は、表面だけなのでは?(笑)」

ご「以前、上司の『好きなもの食え』問題の時にも、ひょっとしたらと思ったけど、彼は間接的表現を理解するのが苦手みたいだな。

  水原は、自分は多様な文化的背景に生まれた地球市民なのだから、日本人として靖国神社に思い入れるという事は有り得ないという事を遠回しに表現しているんだよね。どこまで自覚しているかは別として。

  かと言って、確かに明言はしていないから、メディアゴンとかダイヤモンドオンラインの記事も、特に若い女性を貶める結果になるという重大さを考えれば、あまりに軽率でけしからんものだ」

 

G「確かに、ここまで名前の出た人々は、どれも一面的な事を全ての説明のように表現してますね」

ご「これは塚越健司の言うような、単純なヘイトスピーチではない。

  ヘイトスピーチとして現出しているが、実際に叩かれているのは、ただ自分の軽率な言動を謝罪すれば何も問題が無かったものを、自分は日本人ではないよという表現を含めながら中国人に対処した、その姑息な姿勢なんだな」

 

G「ああ、そう表現されるとわかりやすいですね」

ご「謝罪動画で不味い対処の一つが、これでね。自分は本当は悪くないんだという事を強く訴えながらやると、あらぬ方向に延焼する。

  彼女の場合でも、知らずやった事とは言えそれを謝罪しようとするなら、”何も知らずにやりました。深い意味はありません。ごめんなさい。以後は気をつけたいです。気分を害された方に謝ります”とだけ言えば良かったのよ」

 

G「それを、わざわざ”自分は本当は日本人ではない”という事を匂わせながらやったものだから、所謂ネトウヨ方面から疎んじられたわけですね」

ご「しかも、ここまでの誰も触れていないんだけど、更に根深いのは、サントリーがそういう企業なんだという事だな(笑)」

 

G「そういう、というのは、所謂ネトウヨ方面に叩かれてきた企業だという事ですね(苦笑)」

ご「叩かれる理由は大企業だから色々と有るんだろうが、最もわかりやすいのは、日本海のことを”東海”と韓国側の表記にしたという話な。

  ちょっと面倒だから今回はその検証はしないけれども(笑)、そういう事が有って、所謂ネトウヨ連中からはチョントリーとか呼ばれてる(笑)」

 

G「紛う方無きヘイトスピーチですね(苦笑)。

  それにしても、なんで誰もその事に触れないんですかね。今回の件を説明するのに欠かせないと思うのですが」

ご「そりゃ君ぃ、サントリー電通の大得意様だからに他ならないだろう(笑)」

 

G「いつもながらの大人の事情ですか(苦笑)」

ご「サントリーが”東海”と記述してたなんて事がネット上で叩かれてるなんて、大っぴらにはしたくないし、させないだろ(笑)」

 

G「だから広告の載る媒体では、ネットであろうと、あまり出ないんですね」

ご「つまりな。この問題で所謂ネトウヨ方面から叩かれている本体は、実は水原希子なのではなくてサントリーなんだよ。サントリーが水原のような言動をした人間をワザワザ使ったのは確信犯だろうと。

  自分は日本人ではないという言説で言い逃れした人間を使ったのは意図的なんだろ、という疑心暗鬼が、所謂ネトウヨ側には有るのさ」

 

G「で、あなた自身はどう思います、これ?」

ご「くだらな過ぎて考えるのも時間の無駄だな。

  水原の過去の釈明に関しては、先に言ったような謝罪の方が良かったと思うけど、何分、まだ若い子だからな。そりゃ、火の粉が降りかかってきたら、取り敢えずそれを払う事に懸命になるだろう。

  だから、そういう済んだ事を蒸し返して若い人間の新たな行く道を塞ごうなんて奴は、品性が卑しすぎる」

 

G「サントリーはどうですか」

ご「サントリーの東海表記の件は、事実とすれば気に食わないな(笑)。

  でも、ソフトバンクの”白州次郎堕とし”の方がはるかに許せないし、あれこそ確信犯だろうと思うのに、なかなか浸透しないね」

 

G「GHQに対して従順ならざる唯一の日本人だったとして2006年にNHKが白州次郎を扱って話題になった後、2007年にあの”白戸家の犬”CMが出て来たんですよね」

ご「白州夫妻の名前が次郎・正子。そして白戸家の父母が次郎・正子。偶然のはずがあるか! よくまあ、ここまで露骨に馬鹿にしたものだよ。”従順ならざる日本人”を、”犬”(なんでも言う事をきく)だと、意識下から洗脳にかかったんだな。

  ま、何も考えずカワイイカワイイで済ませる阿呆視聴者連中だから、奴らもさぞかし溜飲が下がっただろう」

 

G「そう言えば、なんか”10年間ありがとう”とかってCMで、もう終わるのかと話題になってますが」

ご「結局、日本人は馬鹿にされた事もわからずに終わるわけね。毎度の話だけど」