無駄じゃ無駄じゃ(?)

すべては無駄なんじゃよ

スマホ時代と知性の死滅

ここの傾向

Gさん(仮名)「なんなんですか、これは(お約束)」

ごいんきょ「いや、ここも対談形式の記事を挟んでいく事にしたんだ」

 

G「いや、そうではなくて、これって『不理意投句』の記事ですよね。今日は『昭和唱和ショー』の日ですよ」

ご「いいんだよ、んなこたあ。どうせ気にしている人なんかいないんだから。今回から、『不理意投句』は水曜、『昭和唱和ショー』は木曜にしたんだ」

 

G「あー、そうですか。たしかに誰も困らないし気にもしてないだろうから関係無いでしょうね(笑)。

  で、今回の『不理意投句』では”黄金のすごろく”を解説しようとしたんですが、その前に言っておきたい事が有るので、この対談なんです」

ご「わしも含めてみんなどうでもいい事だが、一体なんだね」

 

G「当ブログへ検索サイトから来られる方のほとんどは、喧嘩稼業の記事なんですよ」

ご「流石に現役有力誌掲載漫画は強いな」

 

G「そうですね。小林よしのりとかの検索で来る人は、ほぼ0です」

ご「かと言って、喧嘩稼業だけで一週間持たせられないからなあ。と言うか、一週間じゃないな。一ヶ月くらい持たせなければならいのはキツイ(苦笑)」

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ネット社会はデスクトップを蔑ろにしたままでいいんですかい?

G「で、次に多いのが、dポイントに関する記事なんです。特に、”黄金のすごろく”に関する情報を求めてくる人が多いんです」

ご「確かに検索してみても、いまだに扱っている記事が無いな。あれも始まってから何年も経つんだろう? なんでなんだ?」

 

G「やはり、モバイルだけのものだというのが大きいんでしょう。モバイル使用者は、自分で掘り下げた記事を書こうという人が少ないんじゃないですかね」

ご「若者のほとんどはスマホしか使っていないか。スマホじゃ込み入った記事を書くのは難儀するものな。情報格差というのは、受け取る側だけではなくて発信する側にも存在しているな」

 

G「通信料をもう少しなんとかしないと、インターネットの裾野が広がらないと思うんですよね」

ご「そういう視点で語っている人間も、あまり見ないな。みんな、スマホに対応できないと駄目だみたいな視点ばかりだ」

 

G「作り手を育てるためには、デスクトップ回帰の気運を蔑ろにして良いのかなと。そのための提言を、力の有る人たちは考えなくて良いのかなと思いますが」

ご「そうだなあ。スマホとデスクトップと、若い人間が両方を使いこなせる文化や環境を耕していかないと、ネット文化も尻すぼみになる可能性も有るかもしれないな。お手軽ブログばかりが林立してもどうなんだと言うか、考えてみると新しい濃いサイトが出て来なくなった気は、確かにするな」

 

G「ひょっとして、既得権層が新たな力の台頭を未然に防ぐという意図で、そういう意識を啓発しないんでしょうか」

ご「ネットの場合、既得権層と言ってもまだ若い連中だからな。社会に資するという意識は低めかもしれないな。

  だが、WELQの問題なんかを見ていると、志ある人間も少なからずいるわけだから、単にそういう目線が無いだけなのかもしれない」

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知性の死滅ぶり

G「それにしても、”キュレーションメディア”ってなんでしょうね。意味がわからないんですが」

ご「まとめサイトの事みたいだな。どうも、わざわざ込み入った外国語を使いたがる層がいるなあ。そういう連中ほど、普段あまり見ない熟語とか漢字を使われると、わかりづらい文章だとか抜かすんだよ。なに人なんだよ(笑)」

 

G「わかりづらい言葉が有ったら調べようとか、調べさせようとかいう文化が死滅しましたね。我々は、わからない言葉が出たらとにかく辞書を引きましたが」

ご「わしはテレビが人間を堕落させたと思っている。そしてパソコンが止めを刺したな。

  だが、言葉に関して言えば、パソコンは簡単に検索できるという利点が有る。わからない言葉が出て来たら、そこをマウスクリックしながらなぞって反転させて、別のタブにドラッグアンドドロップするだけで意味が出てくるじゃないか。だから、わしは敢えて普段は使われない言葉や字を多用しているんだ」

 

G「それもデスクトップでの話で、スマホだともう少し面倒になりますからねえ」

ご「うーん。パソコンが人間を堕落させ、スマホが更に追い打ちを掛けている構図だな。年々歳々、人間は馬鹿になっていくのかもしれん」

 

G「やはり読書する人間が減った事が根本でしょうか」

ご「だよなあ。漫画とテレビの大衆化によって読書の絶対量が減り、更にパソコンからスマホという波が知性をより脆弱化させたと。

  わしが今の子供の親だったら、スマホなんか与える前に、興味を示す本をどんどん与えるがなあ。それと辞書、事典」

 

G「今の親にも色々な理由が有ってスマホを与えてるんでしょうけどね。基本的には、子供にはあまりに高機能すぎますね、色々な意味で」

ご「もっと”子供にも安全”な端末が開発されても良いと思うが、いまだに出て来ないな、そういうのが。なんか陰謀が有るのかと勘ぐってしまうよ(笑)」

 

まとめ(ここだけ読めば事足りるんじゃないか?)

G「”黄金のすごろく” に関する記事を書こうと思ったら、あまりに他に見当たらないんで、つい長々とこんな話をしてしまいしたが」

ご「確かにスマホ時代の前だったら、もうとっくに誰かがページを作っているわな。わしらのような年寄りが一番腰が軽いという状況は、その世界の人間は非常に危機感を持たないといけない事なんだがな」

 

G「もしかしたら、あのゲームを広めて競争相手を増やすと上位入賞が難しくなってしまうという底意地の悪さというか、ずる賢さなのかもしれませんが(笑)」

ご「いや、それでも、これだけ開設から時間が経って一つもまともに扱ったサイトが無いって、固定パソコン全盛時代じゃ考えられないから。

  まとめると、とにかく子供時代は先ず本を読ませよと。そうして素養を養わせてから、ネット環境は可能な限り良いものを与えよと。

  ネット環境の向上に関しては、業界と政治とがもう少し考えるべきではないかという事だな」

 

G「わし”ら”って言いましたけど、本当は一人なんですよね」

ご「そこは掘り下げんでよろしい(笑)」