無駄じゃ無駄じゃ(?)

すべては無駄なんじゃよ

金隆山の負けフラグが立つ

週刊ヤングマガジン 2017年29号 

ヤングマガジン 2017年29号 [2017年6月19日発売] [雑誌]

ヤングマガジン 2017年29号 [2017年6月19日発売] [雑誌]

 
今回のカイジ

Gさん(仮名)「あれ? カイジも扱う事にしたんですか」

ごいんきょ「芸術……」

 

G「は?」

ご「芸術だからな あれは」

 

G「芸術って、カイジがですか?」

ご「福本伸行が芸術家だという話だ

  24ページ

  24ページだぞ 今週」

 

G「え? そんなに有りましたっけ、ページ数」

ご「見ろ 見えぬのだ 冗漫な輩には」

 

G「ええ、確かにちょっと驚きましたけど。でも、むしろ冗漫なのは福本先生の描写なのでは?(苦笑)」

ご「ククク……

  わかってない……

  それが地を這う者の見る地平…

 

  福本は鷲……

  大空を悠然と舞い 遥か先の海原を視界に入れている……」

 

G「どうでもいいですけど、ここの時間進行まで遅くなってませんか?(苦笑) まどろっこしいんですけど(苦笑)」

ご「それはそう……

  操っているからな…… 時間ときを……」

 

G「操っているっていうか、間を空けてるだけじゃないですか(苦笑)」

ご「福本の境地を知る者など……

  いる…か……

  あの巨人の星のアニメを作っていた者たちが……」

 

G「そう言えば、あれも凄かったですよねえ、時間稼ぎが。一球投げるのに一週30分費やすとか(笑)」

ご「相撲とてそう

  勝負だけをつけるのであれば20秒かそこら

  それを引き延ばし引き延ばし

  商売として成立させている」

 

G「引き延ばしなんじゃないですか(苦笑)」

ご「絶頂いただき

 

  絶頂が見えても わざと至るのを遅らせる

  遅らせて 遅らせて 遅らせて

  漸く絶頂に至った時に得られる

  至福  快楽  愉悦  恍惚 

 

  理解わからぬのだ! 愚鈍な者には!」

 

 G「福本先生は決してそんな下ネタっぽい言い回しはしませんけどね(苦笑)。

  それにしても、今週新たに詰め込まれていた内容って、黒服は助けに来ないって事と、カイジに目押しを依頼したって事ですね。

  あ、2つも内容が有ったなんて、近年の福本先生にしては内容が濃かったかも(笑)」

ご「それを24ページもに注ぎ込む

  濃密!

  変幻魔術!」

 

G「それ、日本語では”希薄”って言うんですよ(苦笑)。

  どうでもいいですけど、これからもやるんですか、これ?

  ルビとか”……”とか書くの面倒臭いんですけど(苦笑)」 

賭博堕天録カイジ ワン・ポーカー編(13): ヤンマガKCSP
 

 

 

今回の喧嘩稼業

G「いよいよ本格的に金隆山と川口夢斗が激突しましたね」

ご「でもなあ。なんで川口は蹴りを出さないの?」

 

G「ああ、良かった。ここは普通に行くんですね(笑)。

  だって、金隆山に足を取られたら不利になるでしょう」

ご「川口の蹴りって防御不能なんじゃなかったっけ?

  手で取ろうとしたら手が折れるわけでしょ?」

 

G「のはずなんですが、金隆山は別格なんでしょうね(笑)」

ご「だったら、そもそも川口が金隆山に勝てる要素が無いじゃないか(苦笑)」

 

G「うーん… その辺の設定が微妙にアレですね(苦笑)」

ご「木多のやつ、ネット上で言い当てられたから本来考えていた試合運びを変えたんだろう(笑)」

 

G「それはここの話ではないですよね、勿論(笑)。

  どうなんでしょうねえ。それは無い気もしますが、確かに川口の防御不能の蹴りで金隆山を削ろうとしないのはおかしいですね」

ご「ま、まだ途中だからな。これから川口が挽回するわけだから」

 

G「でも、あそこから立てますかね、川口」

ご「立つさ。ああいう引きで試合が終わった事が無い漫画だもの(笑)。十兵衛なんか、顔面正面に高野君の本気の蹴りを喰らっても立ったんだから(笑)。

  この漫画ではむしろ途中経過でああいうやられ方をした人間が逆転して勝つという流れだから、金隆山の負けフラグがビンビン立ってるよ」

 

G「それはともかく、やはり金隆山も陰側に踏み込める人間かもしれないですね、あの表情や繰り出す技を見ていると」

ご「あんな規則の試合に出るって時点で、既に”陽”ではないからな(笑)。あの試合に出る人間で、性質が”陽”なんてせいぜい川口だけだろ。”陰陽”なんて、表で活躍しているかどうかって区別だけだよ」

 

G「川口が立ったとして、流石に金隆山のあれだけの攻撃を受けた後だと、彼の蹴りも”防御不能”ではなくなっているのでは」

ご「だよなあ。ま、息吹かなんか入れて回復するんじゃないの。親父が川口拳治なんだからな。そして、蹴り主体に方針転換して、後はわしが以前に予想した通りになるよ」

 

G「川口が勝つという予想は変えませんか」

ご「勝つねえ。そして二回戦では入江文学を愛する者の哀しみの声が木霊するね」