無駄じゃ無駄じゃ(?)

すべては無駄なんじゃよ

漫画投句「失踪日記(吾妻ひでお)」

失踪日記

失踪日記

 

Gさん(仮名)「今更何で?って感じの物ですね」

ごいんきょ「いや。最近、安く入手して初めて読んだんで(笑)」

 

G「これって、吾妻先生がホームレスになる話ですよね」

ご「そうそう。描くのが嫌になったのか、飛び出しちゃって、自殺しに山の中に入るんだね。で、死にきれずにそのままホームレス生活に入っちゃう」

 

G「あの吾妻さんの絵と作風で淡々と描かれているから読んじゃいますけど、よく考えればかなり悲惨な話が続いてますよね」

ご「まあね。本当の本物。押しも押されもせぬホームレス生活だからな(笑)。へえ、そうなんだと思う事も多いよ。役立って欲しくないけど(笑)」

 

G「2巻目も有るみたいですね」

ご「アル中編とか鬱病編とか、幾つか出てるみたいだね。よく社会復帰できたなあ(苦笑)。感心するよ」

 

G「吉沢やすみ先生も結構な感じでしたけど、やはり締め切りに追われる漫画家って、精神的に追い込まれていくんでしょうねえ」

ご「この巻では前半がホームレス生活、中盤が配管工生活、後半がアル中病棟生活を描いていて、なかなか盛り沢山だぞ(笑)」

 

G「配管工って凄いですね」

ご「凄い。きちんと仕事が出来るまでになったんだから。なかなか難しい仕事だと思うけど、手先の器用さが活きたのかな」

 

G「ホームレス、配管工、アル中病棟と、それぞれの知識も得られるというのも隠れた見所ですか」

ご「どれも活かせる機会は激低だけどな(苦笑)。だけど、よく帰ってきてくれたというのが多くの読者の感想だと思うよ」