ねっとり!?ネット熱闘録「性の歓びおじさんとノエル少年」
Gさん(仮名)「今回扱おうと思うのは、この話題なんですが」
ごいんきょ「性の歓びおじさんかあ。悲しい話だよな」
G「知らない人のために、一応解説からやらないとなりませんね」
ご「先ず、こういう動画が出回ったんだな」
G「これ、何も知らない状態だと、ただの怖い人ですよね(苦笑)」
ご「『目を合わせちゃいけません』の人だよな(笑)。
でも、その後いろんな人間が彼に接近するにつれ、実はいい人なんだという事が段々と明らかになって」
G「ツイッターとかで若い奴らが一緒に写って貰った写真とかを載せるようになったんですね」
ご「気さくな人みたいでな。動画もどんどん増えていって笑いを取り(笑)」
G「決まり切ったことを言ってないとこが凄いですね(笑)」
ご「或る種の芸人だよな(笑)。ついにはテレビ出演まで果たすという(笑)」
G「本当に面白くて、良い人ですよね、こう見ると。顔だって悪くないし、体も大きいし、なんでモテなかったんでしょう(笑)」
ご「ところが、次第に凶暴化したという話も有る」
G「あれ。どうしたんでしょうね」
ご「恐らく、ネット上で顔が知られて行くにつれ、くだらない付きまといの連中が増えてイライラが募ってたんだろうな。
そして最終的に、こういう結末が……」
G「悲しすぎますよ… なんでこんな…」
ご「取り敢えず、これがネット上を賑やかした性の歓びおじさんの顛末だ。
そして、一番上で紹介した報道に出てくるドローン少年というのは、ネット上ではノエルの名で知られた人間で、この性の歓びおじさんと面識が有ったようなんだな」
G「体張って取材してますね。ネット上の噂話をまとめるだけで小金を稼いでる人間より、よっぽど報道してますよ」
ご「ドローンに関して捕まったりしているけれど、あれだって、まだ法整備されていないってだけの話で、それでいきなり少年を逮捕っていう事態の方がおかしいと、わしは思うよ。
それがそういう捉え方をされずに、ただこの少年が犯罪を犯しているという形でしか大々的には流れないのは、ネットメディア、ネット記者の台頭を怖れる旧媒体の連中による潰しだよな」
G「ま、なんでも先行者は旧来の利権者に抑えつけられながら台頭していくものなんでしょうね」
ご「まあな。
今回、彼がオートロックの建物に勝手に入ったのは、もちろん認められる行為ではない。
だが、ネット上での有名人で、愛す人も多い性の歓びおじさんが殺されたのではないかという噂が流れているのに、既存の報道はどこもそれを報せてくれない。
では、ネット上のことはネット上の人間で決着しようと、実際に家を訪れたことの有る彼が、実地に取材を試みたというのは、”報道”という事の姿勢としては、否定できるものではない。
少なくともネット上では公益性の有る事だと、わしは思うのよ」
G「単に住民に迷惑を及ぼすのが目的の付きまといとは違いますよね」
ご「だから、今回も”逮捕”っていうのもどうなのかなと。住人が通報したのかね? なら仕方無い面も有るが……」
G「やはり旧勢力から疎ましく思われてるって事なんですかね」
ご「くだらない”炎上目的顰蹙動画”なんかよりは、はるかにまともな行動だな。ただ、手法が稚拙すぎる。
この人、戦略的頭脳の方が今一つのような気がするから、きちんとした頭脳を見つけて提携して活動したら、化ける可能性は有るよ。
それにしても、性の歓びおじさんが死んだ、殺されたという話は、あまりにも惨い結末だったな…… 無念」