プレイリスト『昭和40年代までの歌謡曲』 Amazonプライムミュージック
Amazonプライムミュージックに、ワタクシのようなおっさんが聞きたくなる楽曲が増えてました。
それにしても、折角プレイリストを作成しても、YouTubeみたく他者に公開できないんですね。
お仕着せのプレイリストしか提示されず、後は各人でって事なんだけど、様々なリストの中に、あの曲が有るんだって見つけるって事は多いと思うのですが。
ま、前置きはこのくらいにして、昭和3、40年代生まれのおっさん向けになるであろうワタクシのプレイリストを、これから何回かに分けて公開してみます。
プライム会員の方でプライムミュージックを使っていない方、折角のサービスですから聞きたい曲を見つけてみて下さい。
今回は、昭和40年代までの日本歌謡を集めてみました。
- リンゴの唄(並木路子)
松竹映画『そよかぜ』主題歌
戦後復興を象徴する歌。速いテンポのために明るい歌と人々に記憶されているが、実はマイナー曲調であり、歌詞も「黙って見ている青い空」となっていて、焼け跡で不幸を背負いながら前向きに生きようとした日本人の気持ちが投影しやすかった。(宮川彬良氏説より) - 悲しき口笛(美空ひばり)
松竹映画『悲しき口笛』主題歌
当時12歳のひばりがシルクハットに燕尾服で歌い踊る姿が有名。 - 王将(村田英雄)
洋楽が若者に持て囃され出し、テレビでもポップスが全盛だった当時に船村徹が放った日本調歌謡で、戦後初のミリオンセラーと言われるヒットとなる。作詞の西条八十は、今どきこんな歌を聞く人がいるのかねと船村に語ったという。(船村徹記念館上映映像より) - ズンドコ節(小林明)
近年では氷川きよしで有名だが、戦後、様々な歌手に歌われ続けている。 - 銭形平次(舟木一夫)
フジテレビドラマ『銭形平次』開始・終了主題歌
舟木と言えば『高校三年生』ですが、テレビ音楽特集で入れ漏らしてしまったので。舟木に限らず、ご紹介している歌手は、プライムで検索すれば大抵のヒット曲を探す事が出来ます。 - 伊勢佐木町ブルース(青江三奈)
劈頭の喘ぎ声がNHKに許されず、紅白では応援の女性陣が吹き戻しを「ピュー、ピュー」と鳴らす事で凌いだ。 - 世界は二人のために(佐良直美)
明治製菓『alfa』CMソングより
明治チョコレートアルファで男声歌唱だったCMソングを、水島早苗の弟子でビクターからデビューした佐良直美が、NHK総合テレビ『音楽の花ひらく』で歌い、ヒットに繋がった。 - 好きになった人(都はるみ)
物真似で多用され、永谷園の梅干茶漬けCMでも使われたため、昭和時代には はるみの歌で最も息の長い歌だった。 - 愛のさざなみ(島倉千代子)
美空ひばりが『真っ赤な太陽』でGS路線に行ったのに対し、島倉はハマクラとのコンビで新機軸を打ち出し、大ヒット。 - あなたならどうする(いしだあゆみ)
長くヒットが出なかったが、筒美京平作曲『ブルーライトヨコハマ』で漸く一線級に。本作は同じ筒美作曲だが、「泣く」か「歩く」か「死ぬ」かの三択という歌詞が凄い。 - 人形の家(弘田三枝子)
昭和30年代にはポップス路線で愛嬌を振りまいたミコちゃんが、外見も曲調もガラッと印象を変えて再出発。故に意味深な題。 - 真夏の出来事(平山三紀)
筒美京平が快進撃を始めた頃。 - 愛は傷つきやすく(ヒデとロザンナ)
外人さんが入るデュオという形態のブームを呼んだ二人。 - さらば恋人(堺正章)
元スパイダース・現大御所。やはり筒美京平により再生。 - なみだの操(殿様キングス)
ぴんからトリオに続きコミックバンドが超特大ヒットを飛ばす。これにより東西の芸人レコード発売が大活況に。
まだメロディーも枯渇しておらず、どれも歌が活き活きとしていますが、特に昭和40年代に入ると洋楽を巧みに取り入れて、音楽的にもかなり複雑になっていきます。
演歌のようなものからポップス調まで、非常に幅の広い音楽を日常的に実際の歌唱で聞けていた、歌謡曲の豊かな時代でした。