無駄じゃ無駄じゃ(?)

すべては無駄なんじゃよ

挿しす世相史「初の個人タクシー免許合格者が発表される」

 昭和34年12月3日(木)、運輸省が全国陸運局に宛てて、タクシー個人営業に関して運転者に希望を与え公共の福祉に資するようにと要望を出し、免許の審査基準を実情に即して適用するよう通達しました。

 これに伴い東京陸運局では、東京都内のタクシー個人営業第一次審査による免許者の173人を発表しました。

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 これは、売り上げを少しでも増やすため交通規則を著しく無視した悪質運転者が激増、”神風タクシー”と呼ばれ社会問題化した事が背景に有ります。

 そして前年の昭和33年3月、時の中村三之丞運輸大臣が、運転者の固定給の増額や個人営業の認可など、運転者に希望を与える案を発表していました。

 そして運転者たちも個人営業の認可を求めデモ行進したりといった経緯が有って、実現したものです。

 

 この日、合格者となった人々は顔を輝かす一方、不合格者の中には、「この審査は不正だ。紐付き業者からばかり選んだようなものだ」など恨み節も聞こえました。

 日本の経済成長も有って増車の要望は多く、翌年7月には第一次増車が発表されています。

 

 

*1:昭和34年12月3日付読売新聞

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