無駄じゃ無駄じゃ(?)

すべては無駄なんじゃよ

つくづくお里の知れる女系論者

 凄いな。

 女系論者が日本解体勢力だという事が透けて見えてくるわ。

 女系論者なんて言っても、小林よしのり一派だけど。

 毎日毎日、(国民意識さえしっかりしていれば絶対に有り得ない事なのに)「皇統断絶」と騒ぐくせに、敬宮殿下と同じく皇孫で、しかも現典範でも非常に重大な位置におわす悠仁殿下があわやという事態だったのに、個人崇拝者の小林はともかくとして、高森明勅までいまだにただの一言も言及していない。

 

 内心では「惜しかった」とでも思ってるんじゃないのか。

 普通、あれだけ毎日毎日皇室に関する事を書いていたら、何かしら触れるべき話題だろう。

 以前から、なぜ悠仁殿下がいらっしゃるのに、あそこまで無視した言動を取れるのかと非常なる違和感が有ったが、こういう時に本性が出てくるな。

 連中はやはり、皇室の未来とかよりも、とにかく女系継承を実現させたいだけなのだ。

 

 だから、今回のような事故への対策などもまったく眼中に無い。

 これが万一、畏れ多い例えで非常に申し訳無い事だが、敬宮殿下の乗った車であったなら発狂せんばかりに警備体制の強化を訴えていた事だろう。

 こういう事態が有っても、まるで能天気にこんな報道がされてしまっても知らんぷりとは、正に正体が見えた思いだ。

 世が世なら運転手は切腹宮内庁長官や次長など最低で首という話なのだが、そういう世ではないとは言え、ここまで軽視した発言もどうなのかと思う。

 

 「恋闕」だの「尊皇心」だのと、小っ恥ずかしくって自分からはなかなか語れない言葉を簡単に口にできるというのは、実は、それがその者の中で軽い言葉であるからだ。

 小林は自覚できていないが、彼の「尊皇心」は、ただの個人敬愛である。勿論、それだって尊皇心の一部ではあるけれど。

 その小林が悠仁殿下など眼中に無いのは判っていたが、高森までもとは、一体、女系論者ってなんなのかと思ってしまう。皇室を語りながら同時に醜い言葉や他人を誹謗する言葉を吐くのも、決まって女系論者であるし。

 ワタクシに言わせれば、彼らの言う事を疑い無く聞いている人々は、竹田氏の言う事を疑い無く聞く人間と本質的に同じである。

 どちらも皇統弥栄が最優先ではない。今般の言動を見て、この思いは補強された。

 

 連中が喜々として語っているのは、この記事だ。

 以前から言っているが、そもそも「女系継承」を知らない人間にどう思うか聞いても、なんの意味も無いのである。

 

 だからワタクシが口を酸っぱくして言っているのが、今般、最も大事な事は、事の本質を周知する事だという事だ。

 男系派も、特に女系派は、この点で大いに失格で、ポジショントークで塗り固めた賤しい連中だ。

 充分に国民に周知し、その上で女系やむなしが8割9割となれば、これはもう、象徴天皇としての意義を認めうる事となるのだから、むしろ女系派ほど率先して本質を周知すべきであるのに、二人共すっとぼける戦術なのが腹立たしい。

 

 朝生で三浦瑠理が、国民が「女系」に関心が無いという事はそれだけ意味が無い事なんて口走り、節操の無い小林が後日その発言に乗っていたが、自分たちの立場に固執すると、こうまで愚かな物言いが出来てしまうのである。

 国民がその時点で関心を持っていなければ考慮する必要が無いのなら、政府は都合の悪い事を全て隠蔽しながら進めてしまえば良いではないか。

 そういう事ではないだろう。

 

 知らなければならない事は、責任感ある者、憂慮する者、公正を意識する者であれば、周知する努力を絶対に怠ってはならないのである。

 周知が行き届いた上での衆議が一致した所が民意であるというのが、民主主義を民主主義たらしめる根幹ではないか。

 ワタクシは「民主主義者」ではないが、現状の似非民主主義でも、それは絶対的な原則とすべきもののはずである。

 だから、それに則っていない偽物の民意がいくら出て来たところで、一億人が意識せずともワタクシは世界の片隅で異議を唱え続ける。