無駄じゃ無駄じゃ(?)

すべては無駄なんじゃよ

恥恥放談「WELQ問題その他」

 

WELQ及びまとめサイトに関して

Gさん(仮名)「今、ネット上の問題で一番大きいのは、DeNAの運営していたというWELQの件でしょうね」

ごいんきょ「うーん。わしもネット民が騒いでいた触りだけは見ていたのだが、いつもの事じゃねーか、なんでこれだけそんなに騒ぐんだとしか思ってなくて、見落としてしまったよ」

 

G「わかりやすい解説はこれですかね」

ご「なるほどー。SEO対策で”死にたい”を使っていたと(苦笑)。プロ野球団まで持っている超一流企業が、これではいかんな、確かに」

 

G「中身が三流ライターによるパクリ記事とトンデモ説ばかりだというのは、確かにWELQだけの問題でもないですね」

ご「だから今、そういう所謂”まとめサイト”が集中砲火を浴びているな。わしとしては、薙ぎ払え!という気持ちだよ(笑)。だが、無くならないだろうな。ネットというのは、卑しい者が勝つ仕組みだよ。尤も、社会そのものもそうなのかもしれないが」

 

G「あなたのブログもまとめサイトに使われた事ありますよね」

ご「これだな」

 

G「まとめサイトに引用された記事を、またあなたが別のブログで引用するというのも面白い図ですね」

ご「これを上手くやれば永久機関が開発できるかもしれんな(笑)」

 

G「そうして引用された時に不快でしたか?」

ご「いや、全然。むしろありがたかったよ。上の場合は、きちんとURLと元サイト名を記述しているからな。ただ、わし個人は不快ではなかったし、ありがたいくらいだったが、著作権という観点から見たら認められないサイトだな」

 

G「引用は著作権者の許可は要らないんですよね」

ご「”引用”っていうのは構成要件が幾つか有るんだよ。上記の場合は、確かにわしの記事に対しての要件を満たしていそうなのだが、記述者の独自の記述が無いだろう。これは駄目なんだ。引用は、あくまでその記事中で従たる位置でなくては。質的にも、量的にも。引用の羅列は独自記事とは認められてないんだよ」

 

G「でも、あなたの場合は不快ではないのだからいいわけですよね」

ご「そうそう。わしの場合は、きちんと出典さえ明記してくれれば、記事の一部を転載する分には構わない。まとめサイトでも、全文とかそれに近い量の転載でない限りは構わないよ。

  著作権というのは権利者が許諾権も持っているわけだから、わしの記事に限って言えば、わしがいいよと言えばそれでいいんだ。だが、そういう人ばかりではないから、まとめサイトも、よりきちんとした姿勢がこれから求められてくるだろうな。

  やはり営利まとめサイトは、流用するに当たって元記事の作者に許諾を得るのは最低限だろう。それに、自身の記事に肉付けするという形の引用でないと。引用の羅列で収益を図るというのは通じなくなっていくだろうし、そうならなくてはならない」

 

G「WELQの場合は、医療サイトという事で更にハメを外しすぎだったようですね」

ご「結局、電通もそうなのだが、社会に資するという姿勢が無いからそうなる。自分たちをそこまで大きくしてくれたのは何なのか。日本だろう。日本社会だろう。日本社会は、日本人が作っているものだろう。

  組織を大きくする過程に於いて、鬼十則のような事は有り得たろう。特にあの時代はそれで通じた。だが、社会的に規範となるべき立場になったら、目指すべきものが変わって来るんだ。そういう立場になっても自社の利益のみを遮二無二肥大化させる事のみに執心しているというのは、これはもう、人ではない。仏教で言う餓鬼だな。

  電通もDeNAも、もう社会に資する事を考えるべき立場になっているんだよ。そこの自覚が出来ていなかったんだ。自社の利益と従業員の福祉を均衡させて考えられないというのは、驕っているからだ」

 

G「お金は有ったんだから、専門の書き手を用意すれば良かったんですよね」

ご「お金が無かったんだろう、きっと(笑)。だが、それならそれで、きちんと事業として、専門の書き手による記事を集めて、それで読者を増やして、広告収入を得るという形にすれば良かったんだな。それなら誰もが幸せになった。書き手は知識に応じた当然の報酬を得て、読者は無料で専門の知見を多数得られて、会社も利益が上がるという形にすべきだったんだな。べつに無料でなくても構わないが。

  社会に資するという視点が有れば、そこは踏み外さなかったろう。格安で書き手を寄せ集めたところで、時間と労力を搾取される人間が増えるだけだし、そうなれば当然、人の感情として、書く事なんかいい加減にもなるだろう。また、安い単価では書き手に責任を負わせる事も出来ない。

  そうして、いい加減な姿勢の書き手を寄せ集めるという事は、当然、内容的に劣る記事が寄せ集まるという事に繋がる。まともな感覚で考えたら、成立するはずがないだろう、こんな構図。

 だって、伝えられてるような単価じゃ、わしなんか絶対に書きたくないよ。わし未満の書き手しか集まらないって事だぞ(笑)。

 

皇室問題

G「退位制度に関する有識者会議が一通り意見を述べ終わったようですね」

ご「竹田恒泰が自分とこの動画で、安倍晋三は先ず極論を言わせておいて、特措法に落とすという戦術だと誉めていたがな。それは、わしも最初から感じていたよ。如何にも、もしかしたら退位を認めないという意見が多くなるのかと思わせておいて、では間を取って特措法でとすれば、まあ仕方無いかとなるのではないかと考えているんだろうと」

 

G「特措法でいいんですかね?」

ご「いいわきゃないだろう。だが、そこが安倍晋三なんだよ。ありゃ怯懦な人間だ。あれが改憲を悲願としているかのように勘違いしている者も多いが、あれは当たり障り無く勤めて自分の名を残したいだけだよ。

  だから、改憲手続きはやりたい。初めて手を付けた男としてな。だが本気で改憲したいなんてこれっぽっちも思っていないから、解釈改憲なんて事を恥も外聞もなく出来る。結果的に、日本に災いを成した宰相として名を残す事となってしまったがな。

  この問題でも同じで、やるべき時にやるべき事が出来ない。火中の栗を拾うのは嫌だという坊ちゃん体質だ。女系派に引導を渡せないんだな。まあ、そうなれば陛下とも相見えなければならなくなるやもしれん。その覚悟も無いんだ」

 

G「あなたは具体的にどうすればいいと考えてるんですか」

ご「譲位に当たっては、皇位継承者同志の総意に基づいて決めることが出来るようにすべきだな。それこそが本来の”譲位”だよ。かつての報道では、皇太子殿下の次には悠仁殿下をというお考えというものも有った。それが事実かどうかはともかく、確かにそれが最も形になるとわしも思うし、それが可能となる形を制度化すべきだと思うね」

 

G「何故、そのようにお考えなんでしょう」

ご「本来、叡慮を詮索するのは畏れ多いことだという事は重ねて言っておく。だが今般に於いては、特に女系派の連中が勝手に陛下のお考えとデッチ上げて流布することが非常に多いから、そんなのは奴らのデッチ上げ、妄想なのだという事も書いておかないとならないからな。

  従ってこれはわしの想像に過ぎんが、女性皇族が今の典範に従って臣籍降下されていった場合、悠仁殿下が皇位にお就きになった際に、皇族が一人もいないという事態も想定されるわけだ。それを避けるために、可及的速やかに悠仁殿下に皇位を継承されたいというのが有るのだと、わしは考えている」

 

G「女性宮家の問題はどうなんでしょう」

ご「叡慮はご透徹であらせられるから、それが進捗しない事もお考えなのだと思う。だから、異論の無い男系男子に拠る継承に沿ってお考えなのだとわしは思っている」

 

G「あなたは女性宮家を認めているんですか」

ご「制度としては、きっと禍根を残すな。しかし、悠仁殿下を様々な形で支えて下さる皇族は確保しなければならない。そこは知恵を絞らないといけない部分で、安倍晋三は逃げている場合ではないんだ。極言すれば八八勅語は、安倍晋三に陛下が詰め寄られたようなものだよ、きっと」

 

G「竹田恒泰と言えば、今日の産経新聞にいい記事が出てますね。元記事は月刊正論ですが」

ご「自分の意見だけに流されず、きちんと三笠宮崇仁殿下について書いているな。皇族以前に、人としてなんと立派な殿下であらせられた事かと感動する記事だな。こういう方を、昭和の自称右翼とか小林よしのりとかは、”赤い宮様”と侮辱したんだよ」

 

G「小林氏が言っていたのは、崇仁殿下のお子様の寛仁殿下ですね」

ご「彼の勘違いでなければ、三笠宮家全体を侮辱したんだろう。畏れ多くも、寛仁殿下が男系維持を訴えられたのは、陛下のご意向に反対するのが目的だったと書いていたからな、アイツは。皇族を平然と侮辱して、どこが尊皇心なんだよ(笑)。

  例えるのも畏れ多く馬鹿馬鹿しく反吐の出る思いとなるが、もし本当に三笠宮家のご意向がそのようなものであれば、陛下は粛然と、ご自身のお考えを通されたであろう。皇后陛下を娶られた時の事を考えれば、容易に推察できるではないか。今上陛下は、是は是として通すだけの意志の強さをお持ちである事は、様々な形で伝えられている。

 

  だが現実にはどうだったか。秋篠宮妃殿下は、何故ご懐妊されたんだ? なぜ妃殿下は、”両陛下からお預かりした大切な命”と悠仁殿下の事を仰るんだ?

  小林一派の言ってる事は、ただの独断なんだよ。奴らは個人崇拝を尊皇心と思い込んでるだけで、連中は、叡慮をデッチ上げ、あまつさえそれを元に言論弾圧まで勝手に図る集団だよ。皇室が代々営々として築いてきた男系継承を根こそぎ否定して憚らないんだからな。保守の仮面を被っているだけ、極左集団よりタチが悪い。

  少しキツイ表現となったが、”尊皇心”なんてものが本当に欠片でも有ったら、三笠宮家に対する侮辱をきちんと謝罪しろ!と、わしは思うね」

 

G「ああまで男系継承を否定する動力はどこから発生してるんでしょうね。男系継承自体は、そんなに特異な事ではないですよね?」

ご「伝統の世界では珍しくもなんともないじゃないか。歌舞伎だってなんだって男系継承だが、あそこまでボロクソに言う人はいない。いたらキチガイだよ(笑)。

  まあ”日本死ね”を称える連中だからな。推して知るべしだろう」

 

 

日本死ねというヘイトスピーチを認める愚か者ども

G「そう言えば、あれが流行語として認められたというのも困りものですね。本当は話題にもしたくないのですが」

ご「まともな”日本人”だったら違和感や嫌悪感を感じるだろう。だが、個人がそれを吐くことは仕方無い面も有るし規制も出来ない。問題なのは、それを世間が認めてしまう事なんだな」

 

G「それに違和感をツイートした俳優が叩かれて、謝罪してましたね」

ご「”日本死ね”という言葉を大企業が認めて、それが大々的に報道されて、それに違和感を表明した人間が逆に謝罪をしなければならないって、どんな国だよ。正に木の葉が沈んで石が泳ぐ世だとしか言い様が無い」

 

G「あれが”職を奪われたブラジル死ね”だったらヘイトスピーチですよね?」

ご「それは法を用いても規制すべきと言っている連中ほど、”日本死ね”を称えているんだからな。なんだか透けて見えてくるだろう(笑)。

  で、そんな人間が”尊皇心”を騙って、皇族を侮辱しながら女系天皇を押し進めてるんだから。誰が信用できるんだよ(笑)」

 

G「今回はいつもより小林叩きが酷いですね」

ご「三笠宮家に対する侮辱を取り消して欲しいからな。それと、根本的には信用しているから。相手が本当のアカだったら、逆にここまで書かないよ。書いても無駄なんだから」

 

G「今回は本当に”恥恥放談”って感じになってしまって、ワタクシの存在ってなんなんだろうと思ってしまいました(苦笑)」

ご「んー。そこはやはり、”一心同体”の限界なのかもしれないな(笑)」