無駄じゃ無駄じゃ(?)

すべては無駄なんじゃよ

政治家追求がイジメなのかね

 なんだか逆張り人間が出始めたので、更に捻くれているワタクシは、逆張り逆張りを行ってみようかな(笑)。

「いじめる側にまわらないといじめられる」 舛添「攻撃」に識者の違和感相次ぐ : J-CASTニュース

 はいい!?

 舛添「攻撃」に違和感示すのは「識者」ですか?

 では、「攻撃」しているのは不見識ですか?(笑)

 一般的な意味での識者の中にだって「攻撃」している人はいると思うから、彼らがここで使っている「識者」って、そういう意味だよね。

 

大阪大学菊池誠教授(物理学)は2016年6月15日、「『都知事はセコいので辞めさせます』では民主主義は成り立たないと思う」と指摘。

  セコいから辞めろなんて言ってる人間、一人もいないでしょう。認知能力に問題が有ると思います。セコいのは自由なので、ぜひ都政でもそれを発揮して戴きたかったですね。

 

コラムニストの小田嶋隆さんは、マスコミ、議会、一般人が舛添知事追及に血道を上げた様子を「いじめる側にまわらないといじめられる小学校の教室みたい」と例えている。

  理由の無いイジメと混同させてます。舛添は理由無く「攻撃」されているわけではありませんし、当初は反省の色が全く無かったから自分で問題を拗らせてしまったんです。

 

コピーライターの糸井重里さんは、こんな皮肉の利いたツイートを投稿している。

「『みんなで石を投げれば、こんなことまでできるんだぞ』という物語が、みんな大好きなんだ。そして、投げて投げて追いつめて磔にして『ほらみろ』と言ってから、『なんでこんなことやってるんだっけ?』と気づき、忘れる(このくりかえし)」

  『誰も石を投げずに、誰も何も出来ないんだ』なんて物語が好きな人はいないでしょうね。皮肉屋か揚げ足取り以外は。

 権力者がやりたいように税金使いまくりでも何も文句を言うなと?

 

投資家の山本一郎さんは15日、

「さすがにちょっとメディアリンチで吊るし上がりすぎじゃね?」
とツイート。

  メディアリンチ? テレビの問題だよね。なんでテレビリンチって言わないの? 週刊誌が問題を暴くのは当たり前だし、新聞も事実であれば報道すべきでしょう、そんなもん。

 テレビが執拗にやるのが問題なわけでしょ。問題を誤魔化しているよね。コメンテーターやってらっしゃるのだから、テレビでそれを発言されるべきでしょう、本当に問題提起したいのなら。

 

津田大介さんも同日のツイッターで、「何人かのマスコミ関係者に『さすがに舛添さん叩きだけに終始しすぎじゃないですかね?』と疑問をぶつけてみた」と報告している。 

  これも同じ。テレビでしょ?

 ワタクシはテレビなんてまったく見てないからわからないけれど、週刊誌報道は、これまでと比べて特に異常とは思わないし。

 テレビが執拗って事でしょ? なんで「テレビ」と指摘しないかな。

 仕事は欲しいからですか?(笑)

 

元フジテレビアナウンサーの長谷川豊さんは同日、「教えて!goo」に掲載したコラムで都議会の怠慢を指摘している。

「逃がしてどうすんの?辞めさせてどうすんの? 百条委員会で徹底的に追求すべきところです。『都知事』の職に留まらせることで、追及し、疑惑を洗い出さなければいけないシーンのはずです」

  ワタクシ、どちらかと言えばコイツ嫌いなんだけど(笑)。

 何故か引用する時は、同意できる事を言ってるんだよな。

 ま、追求したり疑惑を洗い出したら、我が身まで傷つくからだよね(笑)。

 そういう事まで指摘してこそ「識者」なんじゃないのかね。

 相手が政治家でも権力者でもなんでも「攻撃」はいけない、でいいのかね、本当に。

 

 小林よしのりも例によって逆張ってるのー。

 小林は、「ジャーナリズムは権力監視に重きを置かなければならないのだ」なんて書いたばかりではないか。都知事って、かなりの権力者だぞ。

 

 だから舛添はつい調子に乗ってしまい、都知事の分際で自分の趣味である外交で成果を挙げようなんて欲張ったのが、そもそもの墓穴だった。

 でも、そのお陰でこれだけのシンパが出来ているとも言える。これが石原慎太郎とかだったら、マスコミが総攻撃して辞任に至ったとしても、誰もイジメだなんて言わないだろう。

 例によって舛添はまたメソメソ泣いて政治家失格をさらけ出したが、自分の不手際で攻撃されて泣くなんて自分しか見えていない人間を政治家として擁護するって、あまりにも盲目過ぎだろ。

 但し、家族、特に子供への執拗な追求が有ったとしたら、それは確かにいただけないので、きちんと泣かずに抗議しましょう。子供ではないのですから。

 でも、そんな涙でも同情票が増えたのだからシメシメでしょうかね。意外とみんなチョロイよね。日本人は甘いから。

 

レ・ミゼラブル」のエピソードに倣って、コソ泥には
銀の食器を与えよ、反省して死にもの狂いで働くから 

  それは「創作物」。現実との区別が出来ないといけません。

 現実には「盗人に追い銭」という言葉が有ります。

 ワタクシも個人的には、無給とまで言ったのだから、まあ現実的に「無給」は有り得ないと計算ずくとは思うが(笑)、かなりの減給の上で続投というのも面白いだろうと思ったけれどね。

 

 でも、辞任まで追い込まれても仕方ないね、ここまで来てしまうと、という感じだ。

 初期の段階で舛添がどういう態度だったか、『なんでこんなことやってるんだっけ?』と気づき、忘れてるんだろうね、逆張り連中は。

 あの時点で、コイツは学力は高いのだろうが馬鹿だなと思ったものだ。そういう人間ってわりと多い。

 ま、それだけあくどい人間ではないとも言えるかもしれない。所詮は小悪党なのだ。

 大悪党だったら政治家として化ける可能性も有るけれど、小悪党はどこまで行っても自分と自分の家族の幸福を最優先で追求するだろうね。

 だから惜しい人材とも思わない。そもそも日本人の政治家には薄情だったしね。世話になった所も平気で裏切るし、自分のためなら。

 いろんな意味で因果応報だったなという感想だ。

 

 それから高森氏の言に発して舛添を首相候補ナンバー1だったなんて見方も小林一派はしているが、あんなの新聞社の恣意的な調査結果で、設問の仕方とかが怪しいと当時から言われてますから。

 そういう見地から言うと、都知事としては続行でも辞任でもワタクシはどうでも良いのだけれど、首相の目が潰えたのは良かったなと安堵はしているよ。