無駄じゃ無駄じゃ(?)

すべては無駄なんじゃよ

また皇統弥栄でない連中が今度の朝生に出演

 今度の金曜深夜、土曜早朝1時25分から、先月に続けて『朝まで生テレビ!』が皇室問題を扱う。

パネリスト:

平沢勝栄自民党衆議院議員
大塚耕平民進党参議院議員
青木理(ジャーナリスト)
小林よしのり(漫画家)
杉田水脈(前衆議院議員
高森明勅神道学者)
竹田恒泰(作家、明治天皇玄孫)
萩谷麻衣子(弁護士)
三浦瑠麗(国際政治学者)
八木秀次麗澤大学教授)

 

 実質的には、小林よしのり高森明勅という女系派と、竹田恒泰八木秀次という男系派の対決という構図である。

 ワタクシに言わせれば、どちらも皇統弥栄が最優先ではない、私心を投影した言説の連中であるが。

 勿論、それぞれの視点から見ればもっともな言い分も有るのであり、だからこそ先の勅語でも、「摂政」は明確に否定なされた今上陛下にして皇統問題にはまったく触れられなかったのであろう。

 

 本来であれば、有史かるく二千年そこらの「皇統」という、現に確たるものがおはすわけだから、女系派なんぞ蹴散らすのは簡単至極なのだが、これが現今の男系派と言うべき連中に、人材がいない。

 今回はとうとう、八木秀次が出て来てしまった。今やお笑い種となっているY染色体論を、まさか朝生で披瀝しないよな。

 こなた竹田恒泰も、論理展開が脆弱だ。

 なぜ所謂男系派が力を持つ言説を披瀝できないかと言えば、歴代天皇の思いに至っていないからであろう。

 特に、物質的に捉える八木秀次には、そんな事は想像も出来ないし、意味の無い事なのに違いない。その辺は女系派と同じなのだ。

 

 竹田恒泰は、旧宮家の当事者でもあり、本来であれば直接議論に加わるのは不適格なのだが、狡猾な小林よしのりの挑発に乗ってしまったのか、はたまた自意識の成せる業なのか、またご出演とか。

 八木・竹田組と小林・高森組の最大の差は、女性受けするかしないかだ(爆)。だから小林はそういう人選を促している。

 これはもう、圧倒的に小林・高森は女性に好感を持たれる。

 そして論旨が、女性天皇を認めよなのだ。

 どうしたって、八木・竹田組では荷が重い相手だ。

 と言うか、特に八木は出さないように男系派でなんとかしないと駄目じゃないか!(苦笑)

 

 女系天皇とはどういう存在なのか、そして、これまで何故忌避されてきたのか、歴史的にどういう事が有って、その時のご皇族はどのように考え、振る舞われてきたのか。

 そういう事をきちんと説明しないと、なぜ女系を認めないのかが一般人には理解できないじゃないか。

 歯痒いね。

 実際に営まれてきた人々の思いを女系派に無碍に踏みにじられているのに、誰もそれを指弾できないのだから。

 今回も、あまり期待はしないで見る。伝統芸能として。

 と言うか不安だ。 八木……。やらかすなよ(苦笑)。

 それにしても三浦瑠麗はいらないな。よく臆面も無く皇統問題で出てこられるな。