無駄じゃ無駄じゃ(?)

すべては無駄なんじゃよ

テレビ主題歌音盤史 ~子供向けドラマ編~(24)

金メダルへのターン!

 漫画でも実写でも、世はスポ根ブーム真っ直中。そんな中、水泳を描いたスポ根物として登場したのがこの番組です。

 原作は少女フレンド連載の漫画で、主人公の鮎子が想いを寄せるのは、日本記録を出す競泳選手。更に女子競泳界の女王・速水理恵を含めた三人が、恋と泳ぎとで競い合うという青春スポーツ根性物です。

 

 テレビでは特撮を駆使して、飛び魚ターンなど数々の漫画ならではの特殊泳法を映像化していました。

 当時の水泳界のスターだった木原光知子も、コーチ役として出演しています。

 

 主題歌は、当初は佐々木早苗が歌っていましたが、後期は同じ歌で、歌手だけ堀江美都子に変更となりました。

 佐々木早苗版はテイチクから発売され、朝日ソノラマソノシートを発売しています。

 堀江美都子版は、コロムビアのみの発売です。

 

 

アテンションプリーズ

 前番組『サインはV』始め、数々の大ヒット作を生み出してきた、TBS日曜19時半の不二家提供枠です。

 この番組も結構なヒット作となり、スチュワーデスという仕事が大いに注目されるようになりました。

 人気番組でしたので、実際にヨーロッパロケなども敢行しています。

 

 この番組も少女フレンド連載作で、職業物とは言え、やはり根性路線。

 日本航空客室乗務員となった若い女の子が、仲間たちと訓練を受けながら成長していく物語でした。

 少年漫画の原作に、そろそろ枯渇感が有って、少女物原作が開拓されていった時期と言えそうです。

 

 時は公害問題で沸騰していた時期で、東京の空はスモッグ三昧。

 抜けるような青空の絵が欲しかった金谷監督は、鹿児島ロケした際に撮っておいた九州の青空を流用したのでした。

 

 音盤は、レコードが東芝レコードの独占で、朝日ソノラマからはドラマを替えてシートが二種類出されました。

 最初のシート音源を使った”ソノラマレコード”も発売されています。

 また、東芝からはLPも出されました。

 

 

おくさまは18歳

 女子生徒に人気のモテモテ教師と、男子生徒に人気のモテモテ女子高生が、実は夫婦だったというお話。

 それがバレたら二人はこの学校にはいられませんと校長から釘を刺されたため、二人はそれを隠し通すために物凄く苦労するというのを面白おかしく見せた、学園ラブコメディーの傑作です。

 この枠の提供は複数社ですが、中でもコカコーラは一貫して主たる提供会社でした。

 

 夫である教師役の石立鉄男と共に主演を務めた岡崎友紀は、この頃、マルベル堂でのブロマイド売り上げが常に女性No.1。実際にモテモテ女子高生だったわけです。

 歌手としては東芝レコード専属だったようで、従って、この作品を含めた岡崎友紀主演コメディーシリーズの主題歌も、東芝レコードから発売されていく事となります。

 

 

ハレンチ学園

 創刊したての週刊少年ジャンプを瞬く間に人気雑誌へと押し上げた、永井豪によるギャグ漫画を原作とした実写ドラマです。

 スカートめくりを始めとしたエロ描写がふんだんに盛り込まれていた漫画を実写化するという事で話題を呼び、東京12チャンネルという関東ローカル局(現在のテレビ東京)の放送にも係わらず、25%を超える視聴率をあげて12チャンネル新記録を作りました。

 

 但し、内容が内容だけに非難囂々でしたが、視聴率は平均25%と言われる高水準だったため、まだ力の無かった12チャンネルは、以後もお手軽に視聴率を稼げるエロ番組を主軸とした路線で行く事となります。

 科学技術教育局として発足した同局は、その内容故に一時は番組制作が出来なくなるという存続の危機に立たされたため、取り敢えずは何よりも経営を安定化させる、そのために視聴率を上げるという事を至上命題にせざるを得なかったのでした。

 

 制作は日活で、こちらも後にロマンポルノ路線に走る事となりますが、この番組の露出度は、それほど高かったわけではありません。

 少しでも批判を和らげるためにでしょうが、番組最後の次週予告では、当時大人気の教育評論家だったカバゴンこと阿部進が毎週、次週の案内をしていました。

 

 主題歌の作曲には山本直純を起用しており、キャニオンレコードから発売されています。

 後発であるキャニオンがテレビ主題歌の音盤を出すというのは、当時は珍しい事なのですが、恐らく内容が内容のため、誇り高かった老舗レコード会社は二の足を踏んだのでしょう。

 

 

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