憲法と典範の改正について斬ってみる
蓮舫の国籍問題がちょっと言われているが。
ワタクシが思うに、帰化して即政治家になれるとか、そこからして問題が有るように思うのだが。
それが認められるのであれば、当然、政党の代表になるのも認められる訳だし、であれば内閣総理大臣にだってなれない方がおかしい。
でも、本当にそれで良いのか。ワタクシは非常に疑問を抱いている。
彼女が真底日本を愛して日本人として生きようとしていたとしても、無情なようだが、総理大臣という立場に帰化人一世がなれるというのは制度上問題が有るとワタクシは思う。
これは蓮舫氏がその立場に相応しくないとかいう個別の話ではない。
なんで誰も彼も保守を名乗りたがるのかね(苦笑)。
しかも比較対象が野田佳彦とか、笑い殺す気か(笑)。
まあ帰化人という立場からそういう色にしないと反対勢力から攻撃されるという危機意識なのだろうが、ならばこの機会に改憲へ邁進しないでどうする。
安倍晋三といい、どいつもこいつもやる気なんか1ミリも無いくせに、いかにも「改憲は是」などと謀るのが不愉快だ。
田原は安倍に改憲をやる気が有るか聞いてみて、すぐにはやらないと答えたのが「意外」とか言っている。
あのねえ。
是が非でも改憲しなければならないと思っている人間が、「解釈改憲」なんてするはず無いでしょうが。
安倍晋三は少なくともあの時点でもう、改憲なんかやる気はこれっぽちも無いのよ。
なんで誰もわからないかねえ。
大体、先の参院選でも改憲勢力改憲勢力って、公明党が「改憲勢力」のわけ無いだろうが。
なんで誰も彼も寄ってたかって俺を笑い死にさせようとするんだよ(笑)。
今、真の改憲勢力が3分の2有るかどうかを精査した所ってどこか有る? ワタクシは寡聞にして知らないが。
本当に改憲をする気が有るなら、先ずは公明党を切って、正面から国民に訴えて、それからの話だ。
そもそも当の安倍晋三自身が、改憲勢力の数すら集めようとしてないではないか。
大変で時間のかかる仕事だったら、本当にやらなければならないと思っていたら、もうとっくに動いていなければおかしい。
実はカスゴミ連中も安倍は本当は改憲なんかする気無いって判ってて、危機感だけ煽って反改憲機運を盛り上げたいって寸法なのではないか。
時間が掛かると言えば皇室典範だが、あれだって陛下が言外に示された二年もかからずに替えられるのは間違い無い。
現皇室典範が初めて新聞紙上でその議論を云々されたのは、先に書いたように昭和21年の8月8日であった。
そして衆議院可決を経て貴族院でも可決されたのが、同年の12月25日である。
叩き台が表に出てから成立まで、半年もかかっていないのだ。
陛下が勅語を出された日付が8月8日だったのも、実はこのような比較も出来るという計算だったのかもしれないとすら思える。
それを偶然としても、敗戦時、昭和20年8月16日からと考えても、1年半とかかっていない。
往時は典範のみならず、憲法から経済から、何もかもが現今など比較対象にならないくらい仕事が詰まっていたのに、である。
2年という猶予は、かなり余裕を持ってお定めあそばされたものなのだ。
*1:昭和21年12月25日付読売新聞