無駄じゃ無駄じゃ(?)

すべては無駄なんじゃよ

安倍晋三が日本に向けて放った第一の矢 = 日本人の安全保障意識解除

 愚かな連中だ。

 

 空気が読めない政治家なんて、クリープを入れないコーヒーみたいなものだろう(昭和語)。

 勿論、空気を作るのが力量ある政治家であるのだが、そのためには空気を読めないとならない。

 絶対に実現できない事に労力を費やすのは、時間その他の無駄遣いとなり、政策実現から遠のくだけだからである。

 大統領候補が揃って否定した時点で、少なくとも「アメリカの出方を注視したい」くらいの物言いに抑えておかなかった時点で、自民党の政治家は揃いも揃って無能の烙印を押せる。

 

 それにしてもワタクシの懸念した通り、日本が段々と世知辛い思いをする流れとなってきている。

 アメリカは当然だが、ロシアも手の平を返したように交渉に一線を明確に引きだし始めているし、中国は中国で、沖縄は日本固有の領土ではないとか事実上として言い出した。

 

 何故ワタクシが日本は世知辛い思いをするようになると書いたかと言えば、これから米中露の提携が始まりかねないからである。少なくとも、そういう駆け引きはされるだろう。

 ロシアも中国も、そのような流れが有りうると踏んでの、観測気球も含めた強気の姿勢であろう。

 これにトランプ施政のアメリカが我関せずの姿勢を貫けば、或いは日本に功利的な姿勢を見せれば、この二国は更につけあがってくる事は明白である。

 

 かと言って、トランプが本当に大統領になった場合(まだワタクシは、うっちゃりの可能性も排除していない)、日本に友好的に親身になってくれると考えるのは、破滅的な愚者であろう。

 とにかく日本としては、危急に安全保障に対する国民意識をまとめなければならない情勢なのだが(本当はとうの昔からだが)、安倍晋三解釈改憲などという姑息な手段で、その意識をガス抜きしてしまったから、恐らく若干の手遅れという事態になるまで、日本人は目覚める事は無くなったとワタクシは見ている。

 少なくとも日本人がまとまらなければ、アメリカだって本気で考えるはずもない。死に体のTPPに入れ揚げる愚かな日本政治家みたいなのは、少ないだろうから。

 

 ワタクシが前から言っていたように、安倍晋三が日本に向けて放った複数の矢が、これから長い期間をかけて次々と日本に突き刺さってくる(それでも急所は逸れる、もしくは届かないとは踏んでいるが)。

 ワタクシは、事ここに及んでは、自民党の総裁任期を一期四年として、五期二十年までに延長すべきだと思っている。

 少なくとも東京五輪終了から十年は彼に続けていてもらいたい。そして、後始末をつけて貰いたい。

 改憲を心配している人、大丈夫ですよ。何十年続けたって、彼は絶対に改憲なんかやらないですから。