無駄じゃ無駄じゃ(?)

すべては無駄なんじゃよ

恥痴呆談「北朝鮮大使館員が暗殺に関与か」

金正男暗殺に大使館員が関与か

Gさん(仮名)「正男さんの暗殺事件ですが、なんと、北朝鮮の大使館員が直接関与していたという話ですよ」

 ごいんきょ「『なんと』って? 北ならべつに不思議は無いだろう(笑)。そもそも大使館員なんて、その国のスパイ活動者だっていうのは世界的な常識だろ」

 

G「変な常識を振りまかないで下さい(苦笑)。でも、常識かどうかはともかく、特に敵対的な国同士の場合は、そういう役割も有りそうですね」

ご「ああ。だからマレーシアとしては面子丸つぶれで、国交を断とうかという話も出ていると言うが、当然だわな。人類普遍の価値観を共有できない国なんだから、テロ集団と認識すべき地域なんだよ、あそこは」

 

G「ところで、この事件と中国はどう向き合うのかという話で、面白い記事が有りましたよ」 

 ご「なるほどな。全体的に、なかなか納得できる話が並んでると思う。張成沢の処刑が全ての鍵を握っていた案件だったのだろうというのはわかる。もっと前の話をすれば、習近平政権となった事が、もしかしたら関係しているのかもしれない」

 

G「なんか、張成沢というのは親中派で、しかも江沢民ツーカーだったという話ですね」

ご「だから張成沢が処刑された時に、中国と通じていたから粛正されたのではないかという話が出たな。しかも、正男の後見的役割もしていた。その2点で睨まれてしまったのかもしれないな」

 

G「もし江沢民に絶大な力が有ったら、張成沢の処刑はできたでしょうか?」

ご「なんとも言えないなあ。だって、金正恩って丸丸っぽいもの(笑)。丸丸を正常な思考回路で判断しようとしても無駄だから」

 

G「丸丸って、放送禁止用語ね。わかりづらいから多用するのやめましょうよ(苦笑)」

ご「ま、一般論で言えば、当然処刑は、ためらわれたとこだろう。だから習近平政権となった事が大きかったのかなと言ったんだ」

 

G「習近平になったから張成沢も遠慮なく処刑できたし、ひいては金正男も処断できたって事ですかね。でも、習近平と近いってわけでもないんですよね、金正恩は」

ご「ああ。いまだに会談してないって話だし、同盟関係の中国と北朝鮮の仲では、かなり異例らしい。中朝関係が微妙な空気というのは、動かないようだな」

 

G「結局、北の軍事独走には中国上層部の誰でも不快感を持っているという事ですね」

ご「そらそうだろうよ。日本とアメリカの関係に置き換えれば、すぐに解るだろう(笑)。尤も、トランプ政権になったら核を持たせてくれるかもなんて夢想していた人々にはわからないか」

 

G「しかし、今週のフライデーでは、正男さんの入れ墨が無いとかで、影武者だったのではないかとか言われてますよ」

ご「うーん…、もちろん影武者の可能性も有るだろうし、逆に、刺青の有った方が影武者だった可能性も有るしな。その辺は我々には計り知れないところだ。ただ、ひと一人が政治的な理由で公然と殺された事は間違いないんだから」

 

G「その死因ですが、矢張りVXガスだったようです」

ご「顔に液体をかけられたって話で、既にVXと思ってたけど。ガスって言うから気体と思っている人も多いだろうけど、殆んど液体だから」

 

G(漫画の喧嘩稼業で覚えた知識を偉そうに……)

 「しかし、大使館員は、どうして聴取されないんでしょう」

ご「治外法権不逮捕特権の問題だろうな。あのコロンボだって、通常の方法では逮捕出来なかったんだから」

 

G(今度はテレビドラマで覚えた知識か……底の浅い奴……)

 

 

 小金井ストーカー事件意見陳述 

G「小金井で地下アイドルの子が滅多刺しにされた事件は、本当に痛ましい事件でしたが」

 ご「これなあ。意見陳述って、なんなのかね? 被害者の感情なんて、わざわざ開陳させなくたって推し量れるだろう」

 

G「いや、例えば『許します』っていう事だって有るじゃないですか。被害者の意向も判決に盛り込ませたいわけでしょ」

ご「そういう場合はいいとして、今回のような場合、わざわざ意見開陳する必要無いじゃない。加害者側に要らぬ憎悪感情を呼び起こさないか? これ、殺人事件じゃないから絶対に死刑にはならないわけで、いつかは必ず世に出てくるんだぞ。あまりに無防備というか、最悪を想定しなさ過ぎじゃないか、日本の司法は」

 

G「確かに、”臨機応変”っていう事が有っても良いとは思いますけどね。役人には有り得ない発想なんですよね、それって(苦笑)」

ご「裁判員制度ってのは、世間知らずの司法関係者には無い視点を取り入れようという発想だったんだろうけど、それって判決の時だけでではなくてさ、取り調べとか、議事進行とかの部分でも取り入れた方がいいんじゃないか?」

 

G「たしかに加害者の反応を見るに、藪をつついてしまった感も有りますねえ」

ご「こういう事件の場合、被害者側の感情は推し量れるわけだから、そんなものは、いちいち陳述させる必要は無いと思うよ。裁判官と、裁判員だけが極秘資料として見る事が出来るようすべきだよ」

 

G「そもそも警察とかの捜査時点だって、いちいち誰それから何々の申し入れが有ったとか言って、憎悪感情を増幅させてしまったって例がありますね」

ご「世間知らずって言うか、究極、おこなんだな」

 

G「”おこ”? 怒ってるって事ですか?」

ご「不思議に思ったら辞書を引く習慣を身に付けたまえ(笑)。とにかく役人なんてのは世間知らずの”おこ”なわけ。『お前、アイツがお前の事”キモイ”って言ってたぞ』って伝えたら、そりゃその”キモイ”って言った奴は殴り込まれるよ(笑)。

  判決の時だけでなく、全体を通しての流れで、もっと様々な視点を取り入れる工夫が必要だとわしは思うし、今回の事に限って言えば、非常に被害者の危険性を増すような真似をさせていると危惧するよ」