無駄じゃ無駄じゃ(?)

すべては無駄なんじゃよ

恥痴呆談「加計学園問題 ほか」

加計学園

Gさん(仮名)「今週は扱いたい報道が非常に多いんですが。先ずは加計学園の問題が急展開しましたね」

ごいんきょ「それについては今日、Yahoo!ニュースにこんな投稿が有った。森友の時からわしが言いたい事が、大体入っているな」

 

G「あれ? そうですかね(苦笑)」

ご「つまり、総理大臣の意向が政策に反映される事は当然という事。

  森友の話で言えば、日本本来の立場を意識した教育機関も一つくらい必要だという確固たる意思が有って、それに沿う学校を優遇するくらいは当然だろうという事よ。あとは、ただ安倍を引き摺り下ろせばいいんだという人間の扇動には乗るなという事だ」

 

G「なるほど。確かにそういうような事はあなたも言ってました。

  でも、総理とは言え一政治家の選んだ私学が、タダ同然で土地を取得できるというのは庶民感情に合わないのでは」

ご「こうやって表沙汰になってしまえばな。でも、政治なんてそんなものじゃないか。安倍は長州の末裔だから、特にそういう意識が有るのかもしれないが。

  例えば新幹線。あれの停車駅には有力政治家の意向が強く働いたはずだなんてのは、まともな大人なら誰でも想像できたろう。佐藤栄作内閣の時に山陽新幹線が作られ、田中角栄が派閥の力で最大の影響力を誇る中、上越新幹線が作られた。九州では田中派の大番頭だった二階堂進の意向が噂されていたし、リニアモーターカーでは最大派閥・竹下派の大番頭だった金丸信の地元を通す事に躍起になってたな。運輸官僚上がりの佐藤栄作の佐藤派→田中派竹下派と、見事なまでの運輸利権の継承よ(笑)。

  そうした”実力者”の様々な意向を忖度しながら役人や国鉄・JRが動いてきたってのは、盆暗でなければ誰でも想像がつくだろう。勿論、それらの影で金をボロ儲けしていた政治家の知り合いがウンザリするほどいる事も。そして、こんな事はほんの一例であって、ありとあらゆる所で金とコネと情実で物事が決められているのが人間社会というものなのだよ。わしは前から言ってるだろ。こんな些末で、しかも一応は学業が優遇される事より、いま現在の東京五輪の方がもっと食い物にされてるんだぞと(笑)。

  そういう事がおかしいと思うなら、人間の弱さを制度で囲い込んでいくしか無い。わしが言う実力政治家選挙制のように、政治家が情実から無縁でも立候補・当選できる仕組みを作らないとお話にならないじゃないか。

  ただ安倍晋三を引き摺り下ろせばなんて話は、これまで有った数々のとっ散らかった政変の繰り返しで、わしには馬鹿馬鹿しい話にしか映らない」

 

G「出て来た文書には、『総理のご意向』『官邸の最高レベルが言っていること』と有りますね。つまり、総理が直接に指示したと言うよりは、官邸の首相に非常に近い人物が言っていたという様に理解できます。これって、小林よしのりの指摘を受けてあなたも注目していた、首相秘書官の事なのでは……」

ご「決めつけはいかんよ。決めつけはね」

 

G「またそれですか(笑)。それってダチョウ倶楽部語で翻訳すると、『間違い無いからそう思え』って事ですよね(苦笑)」

ご「なんでワザワザそんなワケの解らない言語で解釈するんだよ(笑)。

  でも、あのオウム事件の時の小林には痺れたがな。あの時の小林の表現力は神がかっていた。最初は、坂本弁護士事件の犯人はオウムだという推理を匂わせてはいても、決して断言せずに『決めつけはいかんよ』と言っていたんだな。

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 しかし、自身がVXガスでの殺害計画の対象になっていたと知ると、即座に『決めつけていいよ! 坂本事件の犯人はオウムだ! 決めつけていいよ!』と、猛烈な迫力で断言したんだ。

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   わしは当時、魂の締め付けられる思いで読んだよ。猛烈に感動したし、嗚咽しながら滂沱たる涙が流れ落ちた。およそ漫画表現にあれだけ惚れ惚れした事は無いし、今後も絶対に無いだろう。今このコマを見ても生々しい感動が有るし、感動で涙が滲むよ。

  あの格好良さは今の世代にも絶対に広く紹介したかったので、以前、それを解説しようとしたんだがな。一寸つまらなくなったんで途中でやめたが(笑)。

  あの頃は小林も光り輝いていたなあ、目映いほどに。本当にネット上になんか来て欲しくなかった(苦笑)」

 

G「今回は他にもやりたい報道が多いですし、この問題は今後も暫く続くでしょうから、詳しくは次回以降に随時やっていきましょうか」

ご「決めつけはいかんよ、決めつけはね」

 

G「何回もやっても、ちっとも格好良くないですから(苦笑)」

 

 

共謀罪

G「さて、その小林さんも大反対していた共謀罪ですが、あなたは賛成なんでしたっけ?」

ご「こんなもんに賛成するわけないだろう(苦笑)」

 

G「ああ、そうなんですか。共謀罪に反対していた著名人を揶揄していたから、てっきり賛成なのかと思いました(笑)」

ご「そりゃ反対は反対なんだけど、一般的な反対派の物言いには反対なのね。反対の反対は賛成かもしれないけれど、反対派の反対は賛成派ではないからな」

 

G「バカボンのパパですか!(苦笑)

  どこが駄目なんですか、反対派の」

ご「だって、共謀罪によって監視社会になるとか言ってるじゃない。それって、お花畑過ぎるでしょ。既に監視社会なのに」

 

G「ああ、そういう話ですか」

ご「わしは小林よしのりとか、自分は既に盗聴されてるって考えてないのかなって、ちょっと疑問が有ったのね。そしたら先日のネット番組で、聞き手の人間がズバリ小林に聞いたのよ。盗聴されてると思いますかって。そうしたら『わからない』って答えたんだよな。

  あぁ、やっぱり……っていう落胆?(苦笑) その程度の認識なんだなって」

 

G「小林さんも既に盗聴対象なんですか?」

ご「いや、小林個人がどうこうの話ではなくて、既に世界的に盗聴も盗撮もされまくってるでしょ。衛星から赤外線だかなんだか使って、結構なとこまで透かして見えてる訳だろ。音声やメールにしても然りで、エシュロンなんてものが既に知られている存在として有る。

  で、そういう事を踏まえた上で、共謀罪だのをどう捉えるべきかという、そういう話を聞きたいのよ、わしは」

 

G「日本政府もそこまでやるんですかね」

ご「まあ無理だね。アメリカ様がそこまで許可するとは思えないし(笑)、どう足掻いても向こうに一日(いちじつ)以上の利が有るし。

  要するに、そういう事では日本は全てアメリカ様の掌の上なんだよ。その2点を踏まえて話さない共謀罪談義なんて時間の無駄だって、わしは思っているって事。

  小林にそう聞いた聞き手は、少なくともそういう認識は持っているようだが、それを論議の俎上に載せようとはしない。彼らにとっては、政権叩きの道具という、非常にちっぽけな次元の話なんだな。だから、わしは馬鹿馬鹿しいって言うんだ。

  わしは先に話した視点での問題提起を、ずっと以前にしているんだよ、実は」

 

G「例によって長くて、どの部分だかわからないんですが(苦笑)」

ご「最後の部分だな(苦笑)。わかりやすく言うと、もう思考だって読み取られる時代に入っているだろうという話だよ」

 

G「う~ん……本当なんですかねえ」

ご「だって、そういうテクノロジーがどんどん表になってきてるじゃない。もう隠せないんだよ。表に出てない最高軍事機密なんか、もっと進んでるはずだよ。遠隔で読み取れるはずだって話も有る」

 

G「もし思考まで読み取られる時代になったら、人間はどうなっていくんでしょうかね」

ご「そこまでの議論をわしは見たいんだがな。ま、そこまで行かずとも、少なくとも一般次元での盗聴や盗撮なんて、少なくともアメ公は絶対にやっているからね。そこを踏まえた上での議論でないと」

 

G「それは決めつけていいんですかね(笑)」

ご「決めつけていいよ! アメリカは世界中で盗撮盗聴をやりまくってる。 決めつけていいよ!」

 

G(過去に報道もされてきた事を格好付けて言われてもなあ…)

 

 

御譲位

G「御譲位に関してですが、政府が”特例法案”で提出したようです」

ご「ふざけた連中だな。御譲位の選択権を陛下に認めないとは」

 

G「なんでなんでしょうね?」

ご「ま、奴らが最も畏れているのは、天皇が意思表示として譲位する事だろうな」

 

G「意思表示として?」

ご「つまり、こんな内閣、政府なんてわしは認めん~っていう意思表示で退位される天皇が出て来ないとも限らないわけ。歴史的にも例は有るようだし。それが怖いんだろうな」

 

G「しかし、次の陛下もすぐにお年を召されますよねぇ。それはどう考えてるんでしょうか」

ご「次の陛下だけじゃないぞ。次の次とされた秋篠宮殿下だって、同じようにお年を召されていくんだぞ。また二十年後に”特例法”、その5年後に”特例法”ってやるんかい。”特例”の特売だな(笑)」

 

G「得得市みたいですね(笑)」

ご「何より、”特例”っていうのが非礼極まるだろ。なんだよ、その上から目線は。特に認めてあげますってか。無礼な奴らだ。そんな非礼無礼を天は見逃さんよ」

 

G「濫りに”天誅”なんて言葉を使わないで下さいよ、時節柄(苦笑)」

ご「じゃあなんて言えば良いんだよ、”天誅”の事を」

 

G「”天罰”でいいじゃないですか」

ご「“天誅”も”天罰”も同じ意味なんだから”天誅”って使ってもいんじゃないの? 駄目かねえ、”天誅”って言葉は」

 

G「時節柄、鬱陶しい事になっても困るからやめて下さいってお願いしてるんです(苦笑)」

ご「”天誅”って言うのをやめてくれって? そんなに危ない言葉かね、”天誅”って?」

 

G「しつこいですって!(苦笑)」

 

 

ランサムウェア

G「日本はそれ程でもなかったようですが、ランサムウェアというのが世界各地で猛威を振るっているみたいで、それがアメリカ情報機関の失態なんだという記事が有ります」

ご 「ほらな。アメ公は世界中の情報という情報を漁りまくっているのよ。決めつけていいよ!」

 

G「それはもう解りましたから(苦笑)。

  しかし、マイクロソフト側としては塞ぎたかった欠陥を、情報機関側が利用したいがために、わざとそのままにさせておいて、あげく、その情報を盗まれて悪用されているって事ですね」

ご「 マイクロソフトが声を挙げたのは、技術者の良心なのかもしれないな。アップルも、政府側が情報開示を要求しても頑として撥ね付けていたし、アメリカ人のそういう部分は美点だな。ま、今回の情報機関など、汚点も非常に多いが(笑)。

  ただ、日本だったら先のアップルのような企業は一つも無いだろうな」

 

G「エロサイトを見ていると、時々金銭を要求される画面が出てブラウザが制御不能になりますね(苦笑)。あれもランサムウェアって事になるんでしょうか」

ご「へぇ~、そうなの。それは初耳」

 

G(白々しいなあ……)

 

 

北朝鮮

G「また習近平さんの面目が潰されましたね(苦笑)」

ご「あれなあ。”祝砲”じゃないかって話も有るが(笑)、んなわけねぇ~(笑)。その前に北が正面から中国非難の声明も出したし、北はかなり中国を面白く思ってないね」

 

G「中国人は面子を重んじるとか言って尖閣問題の時には野田さんをあれだけ叱責したのに、随分と潰しまくってますよねえ、顔(笑)」

ご「日本人よりは、はるかに合理的な所が有るからな。面子に拘るようで、その実、しっかり力関係を量っている。日本人は強く出れば引っ込むと思われてるし、アメリカとか北にはそれは通じないと思っているんだろう」

 

G「これだけナメられてるんじゃ、とても中国に調整能力なんか有るわけ無いですよねえ。どうなっていくんでしょうか」

ご「今、アメリカが極端になだめすかしているよな。わしは、あれが却って不気味なんだ。そうやって退き際を一生懸命に与えておいて、それでも言う事を聞かなかったら、今度こそ本当に実力行使も有り得るかもしれん」

 

G「それって、近々の話ですか」

ご「いや、早くても来年だろ。習近平の内政固めの問題が有るから、とにかく今年は我慢してくれって、中国側が多分アメリカ側に言っていると思う」

 

G「11月の共産党全国代表大会ですね。5年に一度という、中国で最も重要な集まりですか」

 ご「ああ。それが過ぎて無事に習近平が”核心”としての立場を維持できたら、北にも何か見せしめを考えるかもしれないね」

 

G「来年は波乱の年になるかもしれないって事ですか…」

ご「それが大禍無く過ぎたとしても、その次の年は、もうオリンピックの準備だ。暫く日本は安穏とは出来ないな」

 

G「くわばらくわばら」

ご「古い表現だな。君は幾つなんだよ(苦笑)」