無駄じゃ無駄じゃ(?)

すべては無駄なんじゃよ

「谷山浩子ひとりでオールリクエスト」に行っていたのだ

 ワタクシがオールナイトニッポンを聞いていた頃、二部の最長不倒記録を作っていたのが谷山浩子だった。勿論ワタクシも聞いて即ハマリ、結局は最も嗜好にハマった放送となった。

 その割りには、最後どうなったのかよく覚えていない。たしか最終回まで聞いたと思うが、そこまでハマっていたのに、最終回の切なさとかが記憶に無い。

 この辺は恐らく、森谷ディレクターでなくなっていたのが大きいと思う。

 ああ、そうか。

 ワタクシが谷山浩子のオールナイトを好きだったのは、森谷ディレクターの番組造りに惹かれていたのだな。数十年経って、改めて認識した。

 

 なにしろ谷山浩子という個人には、ほとんど興味が無い。好きな歌は幾つか有るが、全てこの番組で知ったか、ベスト盤に入っている曲だ。

 だが、番組には半端でなくハマった。

 ちなみに当時他に好きだった担当者は、松山千春(二部の頃)、山口良一(二部の頃)、鴻上尚史(二部の頃)、上柳昌彦(二部の頃)、笑福亭鶴光といった面々。

 なんだ。鶴光以外はみんな二部じゃないか。しかも鶴光はサンデースペシャルで二部も通しで担当だし。

 一部は華が有りすぎて、ちょっと面白くなかった。たけしとかタモリの放送もたまには合わせたが、まったく面白くないのですぐに消して二部まで待ったりした。

 山口良一とか松山千春はすぐに一部昇格したが、昇格したらつまらなくなった。

 なんとも複雑多感な時期だったのだと思う。

 そう言えば、どういう切っ掛けかは忘れたが、谷山浩子・上柳昌彦・鴻上尚史で「暗い連帯」と称していた。

 3人ともよく聞いていたワタクシにはグサッときたものだ(笑)。

 

 谷山浩子のオールナイトは、二部最長記録と言われるくらいだから人気は有ったのだろうが、如何せん本人の人気が無いため(爆)、一向に一部昇格の気配が無かった。そこも良かった。

 聞いてどれくらいした頃だろう。もうワタクシの生活の中心にまでなった。

 オープニング曲の「てんぷらサンライズ」を数十年ぶりにYouTubeで聞いた時、凄まじい懐かしさに浸ってしまった程に。

 あとはエンディング直前のコーナー、「おはようございますの朝食屋さん」というコーナーの開始曲だった「おはようございますの帽子屋さん」も忘れ難い曲である。

 「おはようございますの朝食屋さん」というのは、たしかなんでも良いから食べ物を用意して、一緒に食べて下さいという意図不明なコーナーだったと思う。

 ま、聴取者との一体感を図ったのだろうが。

 ノメリ込んでいたワタクシは、勿論なにかしらお菓子なりを用意し、頬張りながら聞いていた。日本全国で、どれだけの人がそこまでして聞いていたのだろうか。

 

 例によって前置きが長くなったが、2月27日のライブ、「谷山浩子ひとりでオールリクエスト」というのを見つけた時、これは絶対に行かなくてはと思い立った。谷山浩子のライブは、初参加である。

 なんと言ってもオールリクエストというのが良い。いにしえの流しみたいじゃないか。お姉ちゃん、あれ歌ってくれよみたいな感じ。そんなライブって、他にやっている人いるのかね?

 もし指名されたら指定したい曲は4つ程用意していた。ワタクシが想定していた4曲は、どれも指定する人がいなかった。

 うち2つは、想い出の「てんぷらサンライズ」と「帽子屋さん」だったが、どちらも誰も指定しないというのも想定外だった。

 濃すぎる。

 

 そう。

 もう表舞台にはほとんど出て来ない谷山浩子のライブに来る人間なんて、誰も彼も一筋縄ではいかぬ浩子ファンなのだ。

 その証拠に、浩子さんは気を使って「パスありです」と言っていたのだが、指名されて曲目を指定できない人は一人もいなかった。

 あなた言えます?谷山浩子の曲名を一つでも(笑)

 それが、みんな指定できるだけでなく、ベスト盤は2枚ばかり聞いている(苦笑)ワタクシでも知らない曲が並ぶ並ぶ。

 本当に、最初の頃はなんだろうコイツらと思った。

 誰も彼も重~い曲を指定するから、ワタクシのようなポップな浩子ファンには居たたまれない時が過ぎていった。

 ちなみに全曲目は以下のようなものとなった。

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 9曲目でようやく、「サーカス」が歌われた。

 あまり好きな曲ではないが、ワタクシのような偽谷山浩子ファンには息の継げる歌だった。

 それまでは弾まない歌がズラズラ並び、「もう少し配置考えて指定しろよ~」とも思ったが、それぞれが聞きたい歌を指定するのだから仕方無い。

 しかしああまで重い曲が続くと、「おはようございますの帽子屋さん、お願いします」とは言いづらい空気になる。

 浩子ファンってこういう人たちだったのか。来たのは間違いだったと後悔の念も芽生え始めた頃の「サーカス」は、本当に救いだった(笑)。でも、あれも重めの歌だけど(苦笑)。

 

 で、間が空いて「ねこ森」が来た時には、本当に頬が緩んだ。ワタクシにとっての谷山浩子とはこの世界なのだよ。

 おどろおどろしないで欲しい(笑)。

 あとは「たんぽぽ」とか出たけどね。ワタクシ好みの曲は少なかったな。

 「黒が続きますねー」とは最初の頃に浩子さん本人も言っていたが、全体的にも「黒」が多めだった印象。

 しかもアンコールで、本当の本当に最後の曲は、本日の締めに相応しいってな感じの真っ黒な曲だったという(笑)。

 ワタクシも同伴者も指名されず、たかだか500人いるかいないかの会場で二人が指名されないのだから、宝くじなんか当たるわけないよな~と納得していたら、最後に当たった人は、以前にも最後に指名された事が有るとか言っていた。なんだか不可思議。

 抽選は、浩子さんが箱に手を入れて半券を引くという方法。

 

 でも、知っている曲は少なかったが、大満足だった。

 即興演奏する浩子さんの懸命さも素敵だったし、もちろん時折間違えるのだけれど、それが恥とか躓きにならない人なのでいいのだ。

 久々の浩子トークも堪能できたし、こんなにお安くて良いのですかという満足度だった。

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