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無駄じゃ無駄じゃ(?)

すべては無駄なんじゃよ

長谷川豊炎上帰結続報 と 9/30朝生「象徴天皇と日本の未来」を見ての感想

社会 恥痴呆談

 長谷川豊続報。

 可哀想だが仕方無い面は有る。

 

読売テレビ総合広報部は「長谷川氏のブログ、およびその後の患者団体による抗議への長谷川氏の対応などから総合的に判断した」と説明した。 

 

  あの釈明文では火種は燻るだろうなと思ったが、案の定だった。

  BLOGOSって、なんの金銭的やり取りも無いんだ。

 そこまでして、あんな炎上文を広めたがる理由がサッパリわからない。

 なんの工作資金も貰っていないのだったら、どれだけの大損なんだ、炎上活動。

 それも、少なくない日本人に無用の嫌悪感と対立感情を植え付けて。

 傍目から見たら気違いそのものである。

 

 公式生番組で、サッチャーのやった透析患者の実質殺しまくりを日本でもやらないと駄目だと訴えていたが、それならそれで、ただでさえ刺激的な内容なのだから、記事題は控えめにするくらいの頭は使って欲しかった。

 どれだけ控えめに書いても、どれだけ畏まって書いても、BLOGOSあたりなら必ず炎上する話題である(笑)。

 様々な面で、方策を誤ったとしか言い様が無い。

 これからの巻き返しは、かなり難しいと思う。ネット文化というのは、大きな躓きは取り返すのは非常に難しいから。

 かなり良い面をいっぱい持っているのだから、次はそういう面をきちんと利用して、つまりテレビの仕事をしているのと同じ緊張感を持って(炎上志向にせよ)やっていくしか無いだろう。

 


 

 さて、朝まで生テレビ「象徴天皇と日本の未来」を見て。

 今回は、全体的な感想としては、とても面白かった。朝まで生テレビという番組としては、よく出来た方の回だったと思う。

 だが、不満も有る。まずは不満から書く。

 

 大体、冒頭の視聴者アンケートが気に入らない。

 皇統に関して何も知識が無い人間に「女性・女系天皇を認めるべきか」どうかと聞けば、そりゃ認めるべきが多いに決まっている。

 だが、小林よしのり高森明勅は卑怯千万にもまったく触れないが、小林も出たネット番組での直接アンケート(つまり投票もし易い)では、賛成と反対が完璧に互角の票数だったのだ。

 つまり、わざわざそういう趣旨のネット番組まで見るくらいの知識を持っている人間では、それだけ女性・女系天皇反対派が増えているという事である。

 悠久の日本史を知れば知るほど、歴代天皇の思いに至れば至るほど、女系天皇など容易に認められなくなる。

 

 だから小林・高森はなるべく歴史的な事を語らない戦略を取り、今上天皇(と、せいぜい昭和天皇)のお人柄ばかりを強調するのだ。

 だが、例えばマザー・テレサにこれだけの日本人がここまでの敬意を持つだろうか。

 個人の人柄や行為の尊さを越えた悠久の英知の積み重ねが有るからこそ、そして日本人の多くはそれをなんとなく肌身で感じるからこそ、簡単に語れない一種の禁忌を感じるのだし、単なる尊敬とか思慕とか敬愛などという言葉で表しきれない思いで天皇を捉える事になる。

 だから、小林が率先して尊皇心尊皇心と口にする事に、非常なる違和感をワタクシは持っている。

 

 小林・高森がそういう戦略を取るのは当然なのだが、それを破折すべき男系派までがそうした皇統に関してまったく語らないのはどういう事なのか。

 竹田恒泰は、若さも有るから、まだそういう思いに至らないのだろう。

 八木秀次は歴史的な知識は少ないのだろうか。番組でもそういう言葉は少なかった気がする。尤もそれ以前に、とにかく「器」の重要さにばかり視点が行っているのだろう。

 渡部昇一はもう年か。でも、田原総一朗だって出てるんだからな。事の重大さに思い至れば、身を押して出るべきではないのか。

 とにかく男系派に小林のような人材が居ない事は、大きな不利である。

 

 そして、きちんとこれまでの皇統の本質を多くの日本人に知らしめて、その上で女性・女系天皇を認めるか問うべきなのだ。

 これこそが今般、最も大事な事であり、その結果での女性・女系天皇容認派が8割、9割という事になれば、これは確かに、日本に於ける「象徴天皇」という事になる。

 ワタクシは以前から言っているが、小林や高森が女性・女系天皇を進めるために皇統を実質的に侮蔑する戦略は、絶対に認めない。徹底的に指弾し続ける。

 何故ならば、そんなものは本当の「尊皇心」ではなく、人柄が民衆に納得できない天皇がお出ましになった際に、容易に瓦解してしまう概念であるから。

 日本人に薄くなってきた「尊皇心」を再構築する、非常なる好機が今なので、これは正に歴代天皇のご英知なのだとワタクシは拝している。

 そのために、「皇統」の周知は、絶対に外してはならない。

 そんな皇統無視の戦略は、原発は絶対に安全と言って、とにかく設置だけを進めた連中と同じ振る舞いなのである。

 

 議論そのものは、番組単独としてみれば最初に書いたように、まあまあ面白かった。特に、話が女性・女系に至る前は整然と進み、なかなか内容が濃かったと思う。

 それが萩谷麻衣子が竹田恒泰を茶化すあたりからおかしくなり、竹田も暴走してしまい、なんと男子誕生を丁半博打に例える始末。あれは失態である。戦略を練り直さないと駄目である。

 そもそも博打に詳しいワタクシから言わせれば(笑)、半が何回続こうと、次に半が出る確率は2分の1である。

 そこで一時的にウンザリしたが、その後はまた話が締まってきて、最後に田原総一朗の功績を称える締めで終わったのも、番組として考えれば上手いまとめだった。

 

 あくまでも慎みを持ちながら天皇について語るということは、特にこの似非民主主義の時代にある天皇制にとって、とても大事な事だと思う。

 今上陛下が民心を掬う事にお心を砕いていらっしゃる事も、流石に英邁な陛下なればと拝する。

 そんな陛下が欲していらっしゃるのは、小手先の策を弄して民衆を誑かした結果ではあるまい。

 知識人たちには可能な限りの知識を披瀝し合ってもらい、その上で糾合された民意を陛下に捧げたいものである。

 勿論、それを陛下がお受けになるかどうかは、ご叡慮次第である。

 

 小林よしのりは、今回は大いに魅せていた。

 ワタクシがよく見ていた頃の朝生時代から出ている唯一の存在というものを見せつけた感じだ。

 養子に関する話で、ここだとばかり竹田との一騎打ちという感じになって、テレビ的にも面白くなりそうだったのに、そこで横から萩谷が茶化してしまって、ダレてしまった。

 彼女も途中まではきちんとしていたのだが、どうも小林に加勢したいという意識が強いのではないか。

 大体、あそこは小林と竹田の場面なのだから、やり合わせるくらいの場は読めるようになってもらいたい。小林が適度に竹田を揶揄するくらいまでは、テレビ的にも絵になるのであるから、あそこは任せておくべきだったのだ。

 

 高森はいつも通りの安定路線だが、八木秀次が安定していたのが、良い意味で非常に意外だった。

 小林一派(道場)からは徹底的に罵倒され、読んでいる方が吐き気を催すくらい醜悪な揶揄をされ続けているのに、それを知ってか知らずか(笑)、きちんと論じ続けている様は、小林一派と違った大人の居住まいというものだった。

 

 竹田恒泰もごく一部で暴走したが(笑)、全体的に今回は、非常に傾聴すべき発言が多かった。

 だが、やはり核心での論理構築がまだ弱い。国民の多数に皇統の大事さ、本質を説明する戦略を構築しないと、現在の劣勢を跳ね返すのは難しい。

 しかし今回は、八木・竹田は、少なくとも失点というものは無かったろう。

 竹田に関しては得点微増、八木に関しては、それまでの印象に不安が有っただけに(笑)、今回で大幅増という評価だ。と言っても、ようやく原点という所だが。以前が悪すぎたので(笑)。

 

 杉田水脈は、ちょっと、まだ脆弱な印象だ。

  三浦瑠麗と青木理は、天皇制の是非を論じる時には意味のある人材だと思うが、今回は正直、話を引き戻す役割で、ちょっとまどろっこしい部分が有った。

 しかし三浦は、前回、ちょっと人(竹田)をからかいながら話すようなところが不愉快だったが、今回はそれがあまり無かったのが良かった。

 また、発言の中に幾つもの問題提起は有った。そういう回であれば、出て来ても面白い人材であろう。

 

 それにしても、皇后に男子誕生を期待する事を「吐き気がする」とまで三浦が言ったのも、そこからかよという感じで不愉快だった。

 あのな。普通の家庭でも、男子を期待する家も有れば、女子を期待する家も有って、そういう「圧力」から女性が逃れる事はできないの。

 なぜ皇室だけを異端視するのかが、まったくわからん。

 これは小林一派にしても同じで、仮に女性・女系天皇が認められても、彼女たちに出産への期待が無くなるわけではない。

 そこを否定してしまったら、王族・皇族とはそもそも成り立たないものなのだ。

 

 つまり、この話はまだまだ論点が尽きない。

 天皇と(似非)民主主義、天皇と人権という観点まで話さない限り、各論者の性根を暴く事はできないのである。

 これは、朝生天皇論として毎週やっても良いくらいのもので、きっと小林も出てくれるはずだ(笑)。

 「象徴」という事で言えば、悠仁殿下のお立場は、まさしく少子化時代の日本を象徴したものだと思い至る。

 皇位継承者が実質的にお一人しかいないというお立場から、見事に国民の期待にお応えになり、再びの皇室繁栄の礎を築かれた時、日本人全体も、再びの拡張時代への夢を紡げるようになるだろう。

 

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