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無駄じゃ無駄じゃ(?)

すべては無駄なんじゃよ

昭和唱和ショー「御用聞き」

ノンセクション 昭和唱和ショー

Gさん(仮名)「御用聞きなんて言葉、平成生まれにわかりますかね?」

ごいんきょ「サザエさんには出て来ないのかな? 昭和のサザエさんには、三河屋の三平さんってのが出て来て、よく御用聞きしてたけど」

 

G「三河屋ですよねえ、御用聞きと言ったら(笑)。あれは何屋さんなんでしょうか」

ご「サザエさん三河屋は酒屋みたいだけどな。要は、配達でお届けする注文を各戸に聞きに回っていたんだな、昔は」

 

G「電話が有りませんでしたからねえ、ほとんどの家に」

ご「そう。それと車も無かったから、酒のまとめ買いなんかは、配達してもらうって事になっていたわけだ」

 

G「酒屋さん以外ではどんな商売が配達してましたっけ」

ご「んー、ほとんどの商売で御用聞きやっていたんじゃないかな。町の本屋だって、昭和50年代までは普通に配達していたしな。

  スーパーマーケットが進出する前、昭和40年代前半までは、本当にほとんどの商売でやっていたと思う。八百屋、魚屋なんかは勿論、米屋、味噌屋。もう少し前になると、靴屋だの寿司屋、パーマ屋なんてのまで御用聞きに回っていたんだ」

 

G「は~。電話も無い時代、足で稼ごうとしていた人々がいたんですねえ」

ご「足だけじゃないさ。御用聞きで一番大事なのは、なんと言っても弁舌。て事で、御用聞きコンクールなんてのが開かれた事も有るんだ」

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G「ほー。写ってるのは米屋さんみたいですねえ。これは、どんな感じで行われたんです?」

ご「所は有楽町ビデオホール。江戸家猫八…、近年亡くなった元の小猫の親父さんの方な、を相手にしての御用聞きやり取りを競ったみたいだな」

 

G「ああ、相手役の、背中が見えてるのは猫八さんですか」

ご「審査員は小林桂樹とか中村メイコなど、当時の人気スターが何人も集まってのものだったんだな」

 

G「ですねえ。メイコさんとか猫八さんと言ったら、当時は大人気者ですもんね」

ご「で、優勝は履物屋、二位は寿司屋、三位は靴屋だったようだ」

 

G「ん? 履物屋と靴屋って違うんですか?」

ご「履物屋っていうのは、雪駄だの下駄だの草履だののあれだな」

 

G「あー。そう言えば履物屋さんも商店街に有りましたっけねえ」

ご「それにしても、靴の御用聞きなんて有ったんだと、わしも意外だったよ。昭和40年代には、完全に無くなっていたな。

  と言うか、ウチには御用聞きが来たっていう記憶が無いんだ。既に昭和40年代には絶滅状態だったんだろう。やはりスーパーマーケットや電話の普及が大きかったんだろうな」

 

G「今やインターネットで、消費者の方からネット上の店舗に御用聞きよろしく、何か買いたい物は無いかなと立ち寄る感じですねえ」

*1:昭和32年2月25日付読売新聞

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