無駄じゃ無駄じゃ(?)

すべては無駄なんじゃよ

挿しす世相史「原水爆禁止世界大会(第一回)開かれる」

 昭和30年8月6日(土)午前8時、広島の平和記念公園に於いて、原水爆禁止世界大会が開かれました。

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  この日は、広島に人類が初めて原爆を投下された日から、丁度十年の記念式典という事で、当事国であるアメリカを含む15ヶ国約50名の代表、全国各県各団体の代表約2000名など、およそ十数万(広島市推定)の参加者が有ったという事です。

 

 その中で、原爆死没者慰霊祭、平和記念式典に続けて、初の原水爆禁止世界大会が行われました。

 これは、前年のビキニ環礁に於ける第五福竜丸等の被爆という事件により、核兵器廃絶の世論が興隆した事に拠ります。

 この時の署名運動の実行委員会が、後の原水爆禁止日本協議会原水協)となりました。

 

 しかし、第五福竜丸被爆という衝撃的な事件で、国民的に盛り上がった核兵器への違和感からの運動も、”運動”というものの常としてイデオロギー対立が生じるなど、年を経るごとに、本来の意義とは様相が異なってきました。

 また、アメリカ側は原子力発電という核の平和利用を日本に伝授する事により、日本人の核への拒否反応を和らげよう、反核運動を分断しようという政策を採り、これもまた効果が有ったと言えましょう。

 

 

*1:昭和30年8月6日付読売新聞夕刊

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