無駄じゃ無駄じゃ(?)

すべては無駄なんじゃよ

恥痴呆談「安倍晋三も小池百合子も改憲姿勢から見れば”保守”ではない」

Gさん(仮名)「随分と大上段から攻めた記事題ですね(苦笑)」

ごいんきょ「だって本当の事だもの」

 

G「順にわかりやすく言って下さいよ。先ず、安倍さんから」

ご「安倍晋三の場合はわかりやす過ぎだろう(笑)。前回の選挙、あれほどマスコミの連中が愚かしいほどに騒ぎ立てた”改憲勢力”が3分の2を超えているのに、安倍は何かそれらしい事を一度でもやったか?(笑) なんだったんだよ、あの騒ぎは。

  とうとう一度もやらないまま、その勢力を崩す選挙をやろうというのだから、どこが改憲派なんだって話だよ。ま、んなこた、わしははるか昔から指摘している事なので、ここでは今更だがね」

 

G「でも、小池さんの新党も改憲勢力でしょ? そうしたら、今度こそ改憲勢力が3分の2を超えるのでは?」

ご「だから安倍は改憲派じゃないと言うのに(苦笑)。

  ああ。わしが、と言うか、戦後ずっと心ある”日本保守”の人間が唱え続けてきた改憲と言うのは、9条改憲に他ならないからね。もっと分かりやすく言うと、”国軍”を保持するかどうか。

  更に突き詰めて言うと、アメリカによる占領体勢を終わらせたいかどうか、これに尽きるのだ」

 

G「なるほど。すると確かに、小池さんの言う”改憲”も少し趣が異なりますね」

憲法改正地方分権や情報公開など総合的に考えるべきだ。あまり9条にスポットライトを当てると議論がそこに集中し、むしろ視野を狭める

ご「議論を9条に集中させないでどうするんだよ(苦笑)。

  日本が歪な国として映る場合には、独立国の仮面を被らされた被占領国であるという事に起因する部分が大きいのだ。先ずはそこを改め、独立国としての自覚を持たねば何も始まらないだろう」

 

G「小池さんは何を言いたいんですかね?」

ご「サッパリわからん(笑)。この女を過剰に評価する人間が多くて摩訶不思議な思いなのだが、一体、何をやったかね? 五輪に関しても築地に関しても、ただ時間を浪費させただけだっただろう。このままだと国政の次元でも同じ事をやらかすぞ。

  改憲に関しては、地方分権すべきという話なのかな。だとすると、維新と近い立ち位置になるな」

 

G「地方分権というのは正しい道なんでしょうか?」

ご「んなわきゃぁねぇだろうが(苦笑)。

  明治維新というのは、言ってみれば地方分権を中央集権にする闘いだったわけだ。日本よりもはるかに国土・国力が上回る外国勢力に抗するには、一つにまとまらなければならないとな。そして、そのお陰で急速に国力を高める事が出来たのだ。それは外国勢力にすれば恐ろしい事で、だから、なんとか日本が一つにまとまらないようにしたいのだよ。

  あの311震災の時、巷の人々は、なんとか一つにまとまって難局を乗り切ろうと思っていた。だが、カスゴミは言うにことかいて、”一つにまとまろうというのは欲しがりません勝つまではの再来ではないか”とか書きやがったのだ。わしはこの時、こいつらは本当に芯からの屑で滓で塵なのだと理解し、罵倒する事に些かも躊躇いが無くなった。

  あいつらはな、いまだにアメリカ様が敷いた占領体勢から脱しようと抗する事への畏怖心が拭えないのだ。戦後すぐの頃、よほど強烈に“教育”されたのだろう。日本人が一つにまとまるように報道する事は、アメリカ様からキツくお咎めが有ったに違いない。

  日本は国土が狭い。だが、それは一つにまとまるには適しているとも言えるのだ。その長所をむざむざ捨てるのは馬鹿丸出しだろう。いまだ外国勢力の頸木から逃れられぬカスゴミどもの鉦太鼓に惑わされてはならぬ。日本は中央集権でなければいけない。改めるべき事は、その上で改めれば良いのだ」

 

G「地方分権に関してやると、また異常に長くなりそうなので(笑)、それはまたの機会にして改憲に話を絞りましょう」

ご「確かにそれなら話は早い(笑)。安倍も小池も、日本という国を名実共の独立国にしたいとは思っていない。故に、両者共に”日本保守”ではない」

 

G「一刀両断ですね(苦笑)。確かに安倍さんは、改憲の絶好の機会で何も、歩こうともしなかったのだからわかりますけど、小池さんはそこまで言えないのでは?」

ご「いや、だって、”安保法制賛成”でないと入党を認めないんだろ。”改憲”と”安保法制”を同時に認めるって、それは結局は安倍と同じ、アメリカ様を頭目だと法体系から認めるって話だろ。

  あのな、根本的に、なぜ改憲論議というものが戦後すぐからずっと、保守的人間の間で渇望され続けてきたかと言えば、一人前の軍隊を持たないと”独立国”は維持できないからなんだよ。

  更に言えば、アメリカは日本を守る、でも日本はアメリカを守らないという歪な片務体制が、屈辱的だからなんだよ」

 

G「なるほど。改憲というのは、そうした片務的な日米安保を破棄するためでもあるわけですね」

ご「当たり前だろうが!

  勿論、改憲後にアメリカと新たな軍事同盟を結ぶという事に、わしはやぶさかでない。むしろ、そうすべきだろう。向こうが結ぶ気が有ればな。

  だがそれは、アメリカが攻められた時には日本軍が応援に出掛けるという、相互軍事同盟でなければならない。そこを目指さない人間は、”日本保守”ではないんだよ。安保賛成・改憲志向って、何がなんだかサッパリわからん。

  まず間違い無く、あの女にはなんの思想も無いんだよ。小泉純一郎同様、ただのポピュリストに過ぎない、取るに足らぬ政治家だな」

 

G「では、そうした”日本保守”ではない安倍さんと小池さんが本当に改憲に手を付けたらどうなりますかね?」

ご「そんな事、わかりきっているじゃないか。日本人は更に百年単位でアメリカ様の頸木から逃れられず、徐々にイスラム勢力と敵対関係が強められたり、中国との決戦での尖兵を務めさせられたりする事になるな」

 

G「すると、あなたはどちらにも投票しないわけですね」

ご「あたりきしゃりきのこんこんちきよ。わしは多分、投票するとすれば”日本のこころ”あたりかな。ま、今回も棄権の可能性が高いし、また共産党あたりに入れる可能性も有る」

 

G「”日本のこころ”と”共産党”のどちらかに入れるなんて人、日本中であなたくらいなんじゃないですか(苦笑)」

ご「反対勢力を絶滅させない事は、自らの身を律するための知恵だぞ」