無駄じゃ無駄じゃ(?)

すべては無駄なんじゃよ

昭和唱和ショー

昭和唱和ショー『火災報知器』

その昔、東京の街中に火災報知器があちこち設置されていたのをご記憶の方はいますかね。 ワタクシは、言われれば有った気がするという程度の記憶しか残っていないのですが、年長の者と話していて存在を知らされ、調べてみました。 すると、写真も見つかりま…

昭和唱和ショー「肥後守」「ボンナイフ」

肥後守(ひごのかみ)と聞いて、なんの事なのかすぐに判る層は、かなり年代が上になると思います。50代でも知っている人間は少ないでしょう。 肥後守 - Wikipedia ボンナイフは、ナイフの一種という事はすぐわかりますが、形を思い浮かべる事が出来る人は、…

昭和唱和ショー「アーノルド・パーマー」

アーノルド・パーマーの訃報を聞いて、あの傘のマークが先ず浮かんだ人は多かったろう。 ジャック・ニクラウス、ゲーリー・プレーヤーらと「ビッグ3」と呼ばれる一時代をプロゴルフ界で築いたが、当時はまだ日本でのゴルフは完全に富裕層だけの遊びで、その…

昭和唱和ショー「緑のおばさん」

ワタクシの子供の頃、学校直近の通学路交差点に、緑のおばさんと呼ばれる女性がいて、子供たちが横断歩道を渡る時機に旗を出して、車に目立つようにしながら横断を促すようにしてくれていました。 いつの間にやら見なくなってしまった気がしてましたが、子供…

洗濯板

記事題を見て、ドキッとする女性も少なくなったろう。 昭和時代には、胸が豊かではない女性の代名詞でもあった言葉である。 何故ならば、こういう外観だからだ。今でも普通にAmazonとかでも売っているのが意外だった。 段々になっているのが肋骨のように見え…

昭和唱和ショー「行水」

先週の「銭湯」に続けての話題です。 こんなクイズ、今では回答できる人もいないでしょう。 *1 たらいにお湯が入っている時点で大体はわかるのですが、タオルと石鹸で決まってきます。ただ、まだ「洗濯」という答えも有り得ますね。 バケツまで考え合わせれ…

昭和唱和ショー「銭湯」

銭湯は今でも有る事は有りますが、ワタクシが子供の頃から考えると、見る影も無いと言って良いかと思います。 なにしろワタクシの小学校時代、同じ組に銭湯の子供がおりましたが、彼がパーマ屋の倅を「風呂屋は儲かる。パーマ屋は儲からない」とからかってい…

昭和唱和ショー「木造校舎」

地方毎に差の有ることではありますが、東京23区の場合、昭和四十年代半ば頃に小学校に通っていた人間までが、木造校舎で学んだことが有るのではないかと思います。 ワタクシが居たのは東京の南端ですから、中央部はもっと早く鉄筋化されていたと思うのですね…

昭和唱和ショー「算盤」

先日の『挿しす世相史』の方で「完全オンライン化」について触れました際に、算盤も扱ってみようかと思い至りましたので、今回は珍しく予告通りの内容です。 そもそも「算盤」という字すら、平成っ子には読めますまい。 ソロバンですね。って、片仮名で書い…

昭和唱和ショー「御巡幸」

日曜のゴー宣道場を見ていたのですが、中で高森明勅が、「被災地を訪れた天皇は歴代で初めて」と今上陛下の事を言っていたと思います。 これは自然災害の被災地という意味で言ったのだと思うけれど、なぜ先帝陛下の御巡幸について、付加的にでも触れなかった…

昭和唱和ショー「扇風機付き電車」

先日の「挿しす世相史」の方で冷房車を扱いましたので、ここではそれ以前を扱ってみたいと思います。 その昔は勿論冷房なんか無く、夏場は窓を開けるだけでした。 しかしそれでも、走り出しさえすればかなりの風が入ってきましたし、今ほどの熱暑ではなかっ…

昭和唱和ショー「チョッキ」

ワタクシの場合、高校時代から記憶力が顕著に衰えを感じていたが、最近は真面目に悩んだら愕然とするくらいに覚えられない。勿論、諦めているから深刻には考えていないが。 その点、幼少時というのは、まさしく砂漠の砂がこぼした水を吸い込むように、覚えよ…

昭和唱和ショー「盆踊り」

今でも日本各地で盆踊りは催されているのでしょうか。少なくとも北関東の当地では、祭は有れども盆踊りは耳にもしません。 おそらく時勢から考えて、ワタクシが子供の頃はやっていた南東京の各地でも、今はやっていないのではないでしょうか。 なにしろ50m…

昭和唱和ショー「緑風会」

先の日曜は参議院選挙でしたが、かつて、と言ってもそんなには昔の話でもなく、戦後昭和に、政党政治制とは一線を画す動きが参議院に有ったのを思い起こせる人は、どのくらいになっているのでしょう。 それが、「緑風会」でした。 *1 『真実一路』『路傍の石…

昭和唱和ショー「現代っ子」

ナウい、とかイマいなんて言葉が使われていた時期も昭和には有ったが、それらはアッと言う間に古びた言葉となってしまった。切り取る時代の範囲を限定した言葉であるほど、その言葉の賞味期限が短くなってしまう。 やはり昭和によく聞いた言葉で、「現代っ子…

昭和唱和ショー「ズック通学鞄」

小学生の通学鞄はランドセル。これはワタクシの子供の頃からずっと不変の用具である。 ところが中学生から、通学鞄に時代性が出てくる。更にその上の高校・大学となると、人によっても変わって来る。 ワタクシの中学時代に多くの人間が使っていた通学鞄は、…

昭和唱和ショー「メチルウイスキー」

本日は宵の口の只今既に、ブラックニッカディープブレンドを4ショット分以上頂いており、結構な加減なのでございます。 ブラックニッカディープブレンド ハイボールタンブラーセット 700ml 出版社/メーカー: アサヒビール 発売日: 2016/05/31 メディア: 食品…

昭和唱和ショー「アメンボ」

雨降りが多くなり、梅雨たけなわという事で、なんか季節に合った話が無いかと考えていて、ふと地面を見たら、水たまりの数々。 そう言えば、子供の頃ってこういう水たまりに、必ずアメンボがいたよなと思い出した。 それで5歳くらい下の同僚に聞いてみたら…

昭和唱和ショー「豆腐売り」

パー プー という些か哀愁が有るというか間が抜けた感じというか、そういうラッパの音が響くのが、昭和40年代頃までの日本の夕方風景だった。 あの音が鳴ると子供達は帰りを意識し、人は夜の訪れを予感する。生活の句読点のような音だったと思う。 町の豆腐…

昭和唱和ショー「寝台車」

寝台車という言葉は、今の人もわかるのだろうか? 昭和時代には電報のギャグで、「シンダイシャタノム」なんてのが有ったのだが、今では電報も昭和語か。次回にでも扱おう(笑)。 つまり新幹線も登場する前は、例えば東京から九州まで列車で行くなんて事に…

昭和唱和ショー「ビフテキ」

数年前、仕事の控え室で冗談を言っていて、ちょっと贅沢な描写をするときに、「ビフテキでも食っちゃうか」と言った瞬間、空気が冷えたのを感じた。 ワタクシは察知して、「……いまビフテキって言わないかな」と笑いながら尋ねたら、ワタクシより6つくらい下…

昭和唱和ショー「チロリアン」

♪ チローリア~ン という澄んだ女声が耳に残る昭和の名CM。あのチロリアンの、千鳥屋総本家が倒産したという報せ。 で、公式サイトを見てみましたらば、 チロリアン 千鳥屋 公式サイト|千鳥饅頭総本舗 いきなり音楽が鳴り出すという、10年前に絶滅したの…

昭和唱和ショー「長者番付」

時節柄、こんなものを扱ってみますか。 正式名称は「高額納税者公示制度」というらしいですが、日本では2006年から公示されなくなってしまいました。 昭和22年からの制度らしく、その顔触れはこんな感じです。 上記ウィキペディアでは何故か昭和29年からしか…

昭和唱和ショー「郵便ポスト」

俺の給料が安いのも、郵便ポストが赤いのも、みんなアベノミクスが悪いんだ。 ってな比喩によく用いられるくらい郵便ポストが赤いというのは日本の常識なわけですが、その形状は、ワタクシが子供の頃はかなり異なるものでした。 その正式名称は、郵便差出箱…

昭和唱和ショー「酒屋」

*1 庇護されていた業界 酒屋と書いて「さかや」と読みます。そんな説明も段々と必要になってくるかもしれないくらい、街中の酒小売業が減りました。 大きな要因は、例によってのアメリカゴリ押し大店法によって大型店が増えたこと、更には、そうした大型店や…

昭和唱和ショー「電話ボックス」

先日、TBSラジオ「森本毅郎スタンバイ」の中で、最近の若者には公衆電話の使い方を知らない者が増えているという事を扱っていた。それを聞いた時には意外な感じもしたが、よくよく考えてみれば当たり前の話で、今後もそれは増えていくのだろう。 そして、今…

昭和唱和ショー「昭和のうちのお父さん」

以前、祖父がよく「人間枕は買うても無い」と、寝転がっていたワタクシをからかっていた事を書いた。 すぐ後に検索してみたら、意外に多くの人がその言葉を書いていて、やはりあれは、祖父も子供の頃に自分の親などにやられていた事だったのだろうと思った。…