無駄じゃ無駄じゃ(?)

すべては無駄なんじゃよ

niconico(苦) 苦労死END

Gさん(仮名)「ニコニコ動画の新仕様であるniconico(く)の発表会が炎上状態だったようですね」

ごいんきょ「そりゃそうだろう。YouTubeに加えてAbemaまで出て来て、どちらも画質は最上で遅延も殆ど無く、おまけに無料でログインしなくても見られる。ところがニコニコときたら、いつまでも殿様気分で(苦笑)」

 

G「凄いですよねえ。画質は最悪、動作はのろい、おまけにログインしないと見られなくて、有料でもそれらが改善されないという…(苦笑)」

ご「そんな状態を何年も放置しておいて、売り上げが激減して、いつまでも同じ経営陣というのも凄い。これはWebサービスの衰退史を克明に残す実験作業なのか?(笑)」

 

G「なんで、そんなに頑なに改善しないんでしょうね?」

ご「そりゃ、首がかかってないからだよ。良し悪しは別として、アメリカ企業だったらとっくに能無しは首になって、劇的に改善させてるか、それが不可能なら撤退しているだろうから」

 

G「でも、対するAbemaも赤字が物凄いわけで、アメリカなら経営者は処断されていそうですね」

ご「やはりYouTubeが総合的に一番強いのかなあ。Amazonもそうだが、彼らは利用者の取り込み方が上手いね。きちんと利益分配するから」

 

G「AmazonだとアフィリエイトYouTubeだとパートナーですね」

ご「ああ。それで利用者を囲い込んだ。

  ニコニコなんかは動画の下で利用者にアフィリエイトを貼らせてるんだけど、その収益金はみんな運営に入るんだろ? ふざけた話でさ(笑)」

 

G「あれって、なんで動画作成者に少しでも入るようにしてないんですかね」

ご「著作権無視の動画が多いから、とばっちりを怖れてるんだろうけど、だったらセコくアフィで稼ごうとなんかしなけりゃいい(笑)」

 

 

G「広告収入も分けない。アフィ収入も分けない。会費は取る。だけど品質向上もしないって、何かがおかしいでしょ根本的に(苦笑)」

ご「しかも有料会員になってても弾かれるとか有るからね。むしろ、使っている奴、しかも有料で使っている奴の気が知れん。病的なMか?(笑)」

 

G「炎上を受けて、”真摯に受け止める”とかコメントしたようですけど」

ご「今までの苦情は真摯に受け止めてなかったのね。そりゃ改善しないわけだ(笑)」

 

 

漫画投句「失踪日記(吾妻ひでお)」

失踪日記

失踪日記

 

Gさん(仮名)「今更何で?って感じの物ですね」

ごいんきょ「いや。最近、安く入手して初めて読んだんで(笑)」

 

G「これって、吾妻先生がホームレスになる話ですよね」

ご「そうそう。描くのが嫌になったのか、飛び出しちゃって、自殺しに山の中に入るんだね。で、死にきれずにそのままホームレス生活に入っちゃう」

 

G「あの吾妻さんの絵と作風で淡々と描かれているから読んじゃいますけど、よく考えればかなり悲惨な話が続いてますよね」

ご「まあね。本当の本物。押しも押されもせぬホームレス生活だからな(笑)。へえ、そうなんだと思う事も多いよ。役立って欲しくないけど(笑)」

 

G「2巻目も有るみたいですね」

ご「アル中編とか鬱病編とか、幾つか出てるみたいだね。よく社会復帰できたなあ(苦笑)。感心するよ」

 

G「吉沢やすみ先生も結構な感じでしたけど、やはり締め切りに追われる漫画家って、精神的に追い込まれていくんでしょうねえ」

ご「この巻では前半がホームレス生活、中盤が配管工生活、後半がアル中病棟生活を描いていて、なかなか盛り沢山だぞ(笑)」

 

G「配管工って凄いですね」

ご「凄い。きちんと仕事が出来るまでになったんだから。なかなか難しい仕事だと思うけど、手先の器用さが活きたのかな」

 

G「ホームレス、配管工、アル中病棟と、それぞれの知識も得られるというのも隠れた見所ですか」

ご「どれも活かせる機会は激低だけどな(苦笑)。だけど、よく帰ってきてくれたというのが多くの読者の感想だと思うよ」

 

 

酒とバカラの日々「キリン ラガー」

競馬

第18回 チャンピオンズカップ

f:id:sammadaisensei:20171204223626j:plain

  ダートは本当にわからん。

 買ったのはみんな中穴馬券で、当たれば数万円という配列。

 下に書いたように、昼間は出掛けていたために、結果は夜までわからず。

 当然、当てにしていないので、いちいち調べないでいたら、メールでJNBへの入金通知が入っていた。

 

 ん!?

 という事は当たった!?

 という事は、数万円の入金が!?

 

 半信半疑というか、1信9疑くらいの気持ちで残高確認。

 すると入金欄に”600円”の記載。

 なんだ、600円って?

 

 15番が取り消しになったので返金措置が執られていたのだった。

 600円戻って来た。

 ま、次回の資金繰りが少し助かった。

 

 

キリンラガー 

 昨日は、動画に出演してくれるという奇特な方の所へ出張った。

 休肝日も無いという人だということで、昼の1時から酒盛りしながら昔のテレビの話を男二人で延々と。

 しかし昔のテレビの話って、キリが無いね。6時過ぎまで喋りまくって、まだまだ幾らでも話せるという感じ。

 このグダグダ動画は近々アップしていきますので、昭和のテレビ話が好きな方は、お暇な時にでもBGV代わりにどうぞ。

 

 で、すぐ前にセブンイレブンが有るとの事なので、そこで取り敢えず無難にアサヒドライでも買っていこうかと思ったが、やはり好きな酒を聞いてみた方が良いなと思い、一度訪問してから聞いてみると、キリンラガーだと。

 親父銘柄が好きだと言っていたが、確かに昭和の男が飲むビールと言えば、キリンビールだった。我が家の親父もそうだった。

 ワタクシも、ドライなんぞ物足りないと思う口なので、非常に有りがたい話。

 正直、コンビニで飲料を買うのは不経済な話で、自分のためには絶対にやらないが、撮影場所を提供して戴いたりと、色々と協力して下さっているので、このくらいは安い出費だ。

 

 やはり酒っていうのは、安酒でもなんでも、料理や雰囲気でいくらでも美味しくなるものだ。

 ビールは基本、生ビールかクラフトビールを中心に飲んでいるワタクシだが、久々のラガーも頗る美味かった。

 二人で500mlを4缶ずつ空けた。

 実に4、50年ぶりに都電に乗ったり、なかなか有意義な日だった。

 

挿しす世相史「初の個人タクシー免許合格者が発表される」

 昭和34年12月3日(木)、運輸省が全国陸運局に宛てて、タクシー個人営業に関して運転者に希望を与え公共の福祉に資するようにと要望を出し、免許の審査基準を実情に即して適用するよう通達しました。

 これに伴い東京陸運局では、東京都内のタクシー個人営業第一次審査による免許者の173人を発表しました。

f:id:sammadaisensei:20171203072133p:plain*1

 

 これは、売り上げを少しでも増やすため交通規則を著しく無視した悪質運転者が激増、”神風タクシー”と呼ばれ社会問題化した事が背景に有ります。

 そして前年の昭和33年3月、時の中村三之丞運輸大臣が、運転者の固定給の増額や個人営業の認可など、運転者に希望を与える案を発表していました。

 そして運転者たちも個人営業の認可を求めデモ行進したりといった経緯が有って、実現したものです。

 

 この日、合格者となった人々は顔を輝かす一方、不合格者の中には、「この審査は不正だ。紐付き業者からばかり選んだようなものだ」など恨み節も聞こえました。

 日本の経済成長も有って増車の要望は多く、翌年7月には第一次増車が発表されています。

 

 

*1:昭和34年12月3日付読売新聞

恥痴呆談「トランプ減税が上院を通過」

Gさん(仮名)「あなたが懸念していたトランプ減税が、上院を通過したようですよ。

ごいんきょ「ホヤホヤの報道だな」

 

G「貴方はトランプ政権誕生直後から、この減税が実施されると世界の状況は悪くなると憂えてましたね」 

ご「まあな。そして、その帰結は数十年、少なくとも二十年は経たないと現れないから、多くの盆暗どもには真因が理解できないともな」

 

G「トランプはレーガン以来の大減税だと誇らしく言っているようですが、実は、そのレーガノミクスこそが世界経済を悪化させた真因であるという事ですね」

ご「ああ。だが、それが現象として現れたのは20年以上経ってからだから、阿呆どもにはそれが理解できないし、あまつさえレーガンはおろかレーガノミクスを称える奴も少なくない。

  紙上でいっぱしに政治や経済を語る奴にこそ多いんだよな、そういうのが。脳味噌を蛆に蝕まれないかCT撮った方が良いよ」

 

G「以前、とある方の文章を名指しでそんな感じで叩いてましたね(苦笑)。

  でも、ついこないだ、トランプ政権は何も出来ていないから、上手くすると減税もこのまま実行されずに済みそうと話したばかりでしたが」

ご「トランプの政策なんか実行させられるかという事は、基本的には民主党の連中も共和党の連中も思ってるんだろうけど、流石に共和党は多数派であり、大統領も名目上は共和党員と、本当に何もやらないと党の信頼度そのものに関わってくるっていう事なんだよな」

 

G「それで、比較的まとまりやすい減税ですか」

ご「普通、減税政策というのは国民に喜ばれるからな。

  ところが、今のアメリカでは必ずしもそうではない。何故か。あのサブプライムローン問題からの一連の流れで、アメリカ人も流石に理解しつつある人が多くなってきたという事だろうな。

  減税より何よりも経済のためにやるべきなのは、中間層の拡充なのだという事に。減税も、そのための減税政策なら大いに良いんだよ」

 

G「財源はどうする気なんでしょうね」

ご「さあ? 北朝鮮を植民地にでもするつもりなのかね、彼の頭の中のお花畑では。仮にアメリカが征服できたとしても、スカスカで皮算用に終わると思うんだけど(笑)。

  尤も、戦争を起こして武器を日本と韓国にどんどん買わせればいいや、くらいの事は考えてるかもしれないね、ホンモノだから」

 

テレビ主題歌音盤史 ~子供向けドラマ編~(28)

美しきチャレンジャー

 世のスポ根ブームはまだ続いており、これは更に、ボウリングブームにも便乗した番組でした。

 TBS日曜19時半からの不二家提供枠で、スポ根ブーム初期を引っ張った『サインはV』から職業根性物と呼ぶべき『アテンションプリーズ』を経てスポ根路線へ戻ったものですが、今回はコーチへの思慕の念という、淡い恋愛物要素も加わっています。

 社会人ボウラーとして活躍する主人公は新藤恵美が演じ、コーチは『ウルトラセブン』でモロボシダン役だった森次晃嗣が演じています。

 

 主題歌は主役の新藤恵美が自ら歌い、所属のRCAからレコード化されました。

 カバー盤の発売は認められていたようで、他社からも別の歌手の歌唱で数多く発売されています。

 東芝が富田智子、キングが中村晃子コロムビア堀江美都子、ユニオンが藤田とし子の歌唱で、それぞれレコードを発売しました。

 

 また、朝日ソノラマ東芝版の富田智子歌唱の物をソノシートとして発売した他、ソノラマレコードとして五十嵐洋子歌唱の物を発売しています。

 勁文社もAB両面ソノラマレコードと同じ物を収録して、レコード発売しましたが、収録ドラマは別の物となっています。

 

 

ワンパク番外地

 東京12チャンネルに開局以来の高視聴率をもたらした『ハレンチ学園』の後番組で、十兵衛役の児島美ゆきと山岸役の小林文彦が、そのままスピンオフ出演しています。

 内容も、子供達だけで砦を作って大人たちと対決するという軽演劇もので、『ハレンチ学園』の世界から離れていないものでした。

 主題歌は、これも主役の児島美ゆきが歌っており、音盤はクラウンレコードから発売されています。

 

 

ガッツジュン

 TBS日曜19時からのタケダ提供枠で、19時半からの『サインはV』と共にスポ根路線を引っ張った『柔道一直線』の後番組です。

 同様に、特撮を用いたスポ根ドラマです。

 原作者は『サインはV』と同じ神保史郎で、しかも最も人気の有るスポーツである野球が題材であったにも関わらず、前作で盛り上がった人気を継続させる事が出来ませんでした。

 これ以後、『月光仮面』時代から日曜の花形枠だった、この枠の人気は凋落していき、続く19時半からの不二家枠共々、子供番組路線からの撤退が近づいていました。

 

 主役を演じたのは藤間文彦で、藤間勘十郎・紫夫妻の子供です。

 主題歌も彼が歌っており、日本コロムビア東芝からレコードが発売されるという、不思議な形態となっています。

 と言いますのは、ビクターがティーカップス、キングがスクールメイツ、ユニオンがサニー・トーンズの歌唱でそれぞれ発売しており、藤間文彦がフリーだったとすると、これらの会社はなぜ彼を起用しなかったのかがわかりません。

 単純に金銭的な問題だったかもしれません。

 他に朝日ソノラマが藤間歌唱のソノシートと、キング盤のスクールメイツ歌唱を収録したソノラマレコードを発売しています。

 

昭和唱和ショー「天袋」

Gさん(仮名)「今回は”てんぶくろ”ですね」

ごいんきょ「言葉だけ聞いたのではわかる人は少なくなっているだろうなあ」

 

G「そもそも押し入れも減ってますかね」

ご「洋間だけって家も増えてるかもね。でも、まだまだ和室も根強く有るだろうし、そういう家では襖も有るんじゃないのかな。ただ、天袋や地袋は減っているかもしれない」

 

G「押し入れの、上の方の部分ですよね」

f:id:sammadaisensei:20171130225245j:plain*1

 ご「そうそう。この図で言うと、上の小さな引き戸の部分な。

  ちなみに、この図では無いけれど、下側に有る場合は地袋(じぶくろ)って言う。旅館なんかで有る所が有るね」

 

G「なんで”袋”なんですかね」

ご「語源的には”含む所”って感じなんじゃないのか」

 

G「じゃあ、フクロウの語源は?」

ご「膨れた感じの鳥だからじゃないのか。つーか関係無いだろ」

 

 

*1:昭和42年9月7日付読売新聞