無駄じゃ無駄じゃ(?)

すべては無駄なんじゃよ

挿しす世相史「横浜マリンタワー開業」

 昭和36年1月15日(日)、横浜の山下公園前に、ヨコハマ・マリンタワーが開業しました。

 これは開港百周年事業の一環として、市民からの発意により建設が計画されたものです。*1

 それを受けて民間運営会社として横浜展望塔株式会社が設立され、総工費3億5千万円で建設されました。

 

 高さは106mで、103m部分に船舶用の灯台が作られ、60万カンデラの赤緑色による燭光は、「世界一高い灯台」として名高いものでした(現在は灯台としては引退)。

 前日の1月14日に披露式が行われた、この新名所は、横浜の顔として長く親しまれていたものです。

 展望台が100m部分に有り、そこには、時の皇太子ご一家(現在の天皇陛下)が訪れる程の名所となっていました。

f:id:sammadaisensei:20170109182003j:plain*2

 

 この時、現在の皇太子殿下(当時浩宮殿下)は、4月から小学校ご入学というご時分でした。

 恐らく皇太子両殿下が、お子様の小学校のご入学お祝いに、横浜の新名所へとお連れになったものかと思われます。

 

 

*1:横浜マリンタワー公式サイト

*2:昭和41年3月29日付読売新聞夕刊

恥痴呆談「トランプはなぜ中国や日本を敵視するのか」 他

 

トランプ政権発足

Gさん(仮名)「いよいよトランプ政権が発足しましたが」

ごいんきょ「次から次とゴールドマンサックスの人間を起用しているな。ゴールドマンと言ったら、小泉と竹中が必死になっていた、日本の郵政民営化の影でも暗躍していた連中だ。今、世界を悪い方向に導いている代表格と言っていいんじゃないか」

 

G「そんな連中を、何故あれほど反ウォール街を標榜していたトランプが重用するのでしょう」

ご「そんなもん、大人の事情に決まってるだろうが(笑)。金だよ、金。アメリカ政権なんて、いつも民間の金の亡者が入り込んでるじゃないか。日本の官僚制なんてかわいいもんだぞ、本当に」

 

G「中国への敵意を剥き出しにしてますね」

ご「日本の名前も出してたがな(苦笑)。あんなもんは日米経済摩擦の頃に日本がやられたのと同じ事だよ。アメリカは自由経済の国ではないからな。自分たちが赤字になると、将棋盤を引っ繰り返して対局をやり直しにさせるんだ」

 

G「でも、南シナ海の問題とか台湾の扱いとか、中国はかなり怒ってますね」

ご「あれだって、要するにアメリカ国内の目を逸らさせてるんだよな。思い返してみな。トランプは、日本から米軍を撤退してもいいくらいにアメリカファーストを謳ってたんだぞ。みんな、そのこと忘れてるのかな(笑)。彼は中国と他の国の関係なんてどうでもいいんだよ。彼の関心は、自分たちの利権を如何に中国が用意するかなんだ(笑)。
  だって、アメリカ人の多くが疲弊しているのは、何よりも貧富の格差が異常に広がっているからだよ。これはレーガン政権の時からそうだったのだが、阿呆は行くとこまで行かないと気がつかないから。

  で、昨今ようやく気がつく人間が増えてきたから大統領選でも問題となっていたわけだけれど、トランプは、もうそんな事はどうでもいいわけ。そこをあまり煮詰めると、自分たち家族の首まで絞めるから。連中だって一応は富裕層の範疇なんだろ、怪しいって話も有るけど(笑)。だから、条件は知らないが、これまで攻撃していた方の富裕層と手を握って、攻撃相手を国外に限定しだしたんだろう」

 

G「しかし、トランプ個人が仮にそうだとしても、アメリカ政策とかの流れというものが有りますよね」

ご「だから。中国叩きはどちらにしても、アメリカの国益にも、トランプの私益にも叶うのよ(笑)」

 

G「なるほど(苦笑)。それにしても、アメリカ人が最も手っ取り早く生活を改善しようと思ったら、国内の貧富の差をなんとかした方が早いのに、その目を逸らされているという事ですね」

ご「そう。これは日本だってそうなんだぞ。今、日本国内もかつてのアメリカのように貧富の差が広がり始めているが、その目を逸らすために、若者に老人を攻撃させようとしている。老人が暮らしにくい世の中になったら、将来自分たちだって困るのだが、阿呆は目先しか見えないから乗っちゃうのがいるんだな。

  命題とすべきなのは老人対若者ではない。富裕層対貧困層なんだよ。その目を逸らされている」

f:id:sammadaisensei:20170114190547p:plain

G「あなたはトランプの減税政策に、最初から警鐘を鳴らしていますね」

ご「だって、貧富の差を解消するのがアメリカ国内の問題を和らげる最も手っ取り早い解決策なのに、トランプ減税ってのは、富裕層の大型減税を含んでるんだぞ。ますます事態は悪化するから。時間はかかってもな」

 

G「日本もアメリカのように極端な階層社会になるのでしょうか」

ご「これは完全にわしの憶測だが、そのように企図している連中が昭和末期から暗躍しているな。日米構造協議、年次改革要望書、TPPなど、姿形は少しずつ変えてきているけれど、どれだけ日本が突っぱねても、絶え間なく日本の構造を搾取しやすいように変えようとしている連中がいる。その間に小泉純一郎のような盆暗や、竹中平蔵のような売国奴が舵を握ってしまうと、その時に一気に国勢が傾いてしまうんだ。安倍晋三も小泉以来の清和会政権だから、同じ穴の狢だよ」

 

G「という事は、安倍政権下でまた日本の国勢が落ちると」

ご「その時は大丈夫なんだ。馬鹿の目を眩まさないといけないから(笑)。その後の十年後、二十年後あたりから、じんわりと国民も実感するようになってくるんだな。

  尤も、TPPがご破算となったのは幸いだったよ。もっと酷いのを押しつけられる可能性も高いし、安倍政権なら唯々諾々と呑む可能性も高いけど(苦笑)」

 

 

慰安婦問題

G「韓国が慰安婦問題での合意を覆しそうですね」

ご「あんなもん、最初から不可能ってわかってるじゃないか。なにが”不可逆的解決”だよ(苦笑)」

 

G「おそらく、国際社会にああした合意を表明させて、それを引っ繰り返したら韓国の非道が表になると考えたのではないですか」

ご「あのなあ。極東の、日本とたかが韓国との諍いなんて、国際社会はまったく関知しないよ(苦笑)。

  あれは解決済みなんだから、政府が関与しない形で当たるしか無かったんだ。それをやっているのが韓国だよ。だから日韓政府にはどうにもならない。そんな事は、あの”不可逆的解決”の当時からやられていたんだぞ。だから絶対に有り得ない事を、安倍晋三は声高に言ったんだよ」

 

G「あの人、”アンダーコントロール”とか、”私の世代で終止符を打つ”とか、有り得ない事を断定的に言うのが好きですよね」

ご「素で言っているなら底ぬけの馬鹿。或る程度は計算して言っているのなら、ただの馬鹿だな」

 

G「どちらにしても馬鹿なんじゃないですか(苦笑)」

ご「だって、まともな人間は有り得ない事を断言できないよ(笑)。多分、その方が民衆受けすると思っているのだろうし、結果的には、そうなっているからな。まともには有り得ない事をまともに聞いている日本人全体も、まともではないという事だよ(笑)」

 

G「いやー、だんだんと反安倍色を出してきてますね(苦笑)」

ご「いや。こんな事は、その時々に言ってきてたことだよ。安倍首相が言葉通りにしていれば、わしは過去ログで大恥を掻いているわけ。でも、こちらはいまだに言う事を変えないで済む。それだけの事。

  安倍晋三が何故、有り得ない事でも断定的に言うかという事では、わしは奴が怯懦な人間だからだと思っている。胆力が無いから、鬩ぎ合いが出来ないんだ。だから少しでも早く、多少は、或いは大幅に譲歩してでも、自分を煩わせることから逃れたいんだよ。それか、完全に逃避するかしか選択肢を持てないんだ」

 

G「それって、彼が尊敬しているであろう岸信介あたりの政治家から見たら、目を覆いたいくらいなんじゃないですか」

ご「昔の政治家は、胆力は凄かったからな。あれは時代的なものなんだろう。それにしても安倍晋三は、坊ちゃん体質で線が細すぎる。あれをコワモテみたいに評価している左翼連中は、眼科か心療内科に行った方がいいよ(笑)」

 

G「今回は毒舌すぎて、ワタクシも面倒みきれません(苦笑)。炎上しても知りませんからね(笑)」

ご「ASKAみたいに三千万アクセスとかなったら、それはそれで嬉しいよ(笑)」

 

G(いくらなんでもそこまではねーよ)

 

 

朝日ソノラマはなぜ鉄腕アトム主題歌を独占できたのか(48)

 昭和46年放送開始のテレビまんがを見ていきましょう。

 

カバトット

 鷹揚なカバくんと、鳥のトットくんの奇妙なやり取りを描いた、放送時間5分のテレビまんがでした。

 放送時間が短いため、開始音楽部分も15秒程しか無く、非常に短い歌でしたが、レコード化に際しては多少長いものとして、歌詞も多くして対処していました。

 本放送時には「チョチョンガ…」の部分からフィルムの音量を落として、生で局アナが「この番組はご覧のスポンサーの提供でお送りします」と読み上げていました。

 一社しか表示されていなかったのに『ご覧のスポンサー』という紹介の仕方は、地方によって提供が違っていたという事になります。関東では日替わりで亀田製菓やホンダ製菓などが表示されていた記憶です。実際、「♪ 亀田のあられ おせんべい」とか、「♪ せんべいあられは鉄火焼き カリポーンパ」というCMを、この時間帯で毎日のように見ていました。

 

 制作はタツノコプロで、局はフジテレビという事で、当時蜜月だったコロムビアの独占音盤化となりました。

 ただ、この頃にこの三者で進められていた『ちびっこのどじまん』出身女性に歌わせるという路線には当て嵌まらず、加世田直人という女声っぽい歌手が歌っています。童謡歌手ではあったようです。

 尤も、正体がわからないので件の番組出身女性という可能性も、完全に排除されるものではありません。名前から考えて、可能性は低いでしょうが。

 

 

アンデルセン物語

 『ムーミン』の作画を東京ムービーから引き継いだ虫プロが、そのカルピス提供フジテレビ日曜19時半の枠で、後番組として制作を請け負ったものです。

 昔話のアンデルセン童話に、キャンティーとズッコという魔法使いの妖精の見習いを狂言回しとして置いて、より低年齢の子供たちに親しみ易い形としていました。

 

 キャンティーは魔法大学に入る事が目的で、上手く登場人物を助ける事が出来たら貰える魔法カードが100枚集まれば入学できるのですが、基本はどうしても物語通りに進んでしまうので、このカードがなかなか貰えないのでした。

 少し後に東映が実写で放送する『がんばれ!ロボコン』の原型のようなものと言えるかもしれません。

 

 そのように、原作をそっくりそのまま放送したわけではないので、開始主題歌の歌詞に「お話ちょっぴり狂ってる」という部分が有りました。

 終了主題歌は、しっとりした曲調の「キャンティーのうた」と弾んだ感じの「ズッコのうた」が、週によって替えて流されていました。

 複数の主題歌を同時に使用するという最初かと思いますし、その後も含めて、あまり例の無い形式だと思います。

 

 音盤としては、虫プロと関係深い朝日ソノラマが、「キャンティーのうた」「ズッコのうた」をそれぞれ開始主題歌と組み合わせたシートとして二種類発売しました。

 開始主題歌を歌っていた桜井妙子というのは、後に『りすのバナー』主題歌なども吹き込んだ朝倉理恵だという事です。

 「キャンティーのうた」「ズッコのうた」は、それぞれの担当声優である増山江威子山田康雄が、役柄通りに歌っていました。

 

 レコードでは、すっかりソノラマを超えるテレビまんが音盤の雄となったコロムビアが三曲入りシングルを発売したのですが、この番組は、それまでのテレビまんが史上で最も関連音盤が展開されたものとなりました。

 というのは、この番組は「みにくいアヒルの子」や「人魚姫」など数々のアンデルセン童話を、それぞれ1~3回で放送するという形態だったのですが、各童話毎に挿入歌を作成するという意欲的な試みが行われました。のみならず、それらは次々にEP盤化され、挿入歌だけで20枚に迫る数が出されたのです。

 そして、一部を収録したLP盤も発売されました。コロムビアによるテレビまんがLP発売の流れは、いよいよ本格化していきました。

 ワタクシの憶測では、ソノラマとの差別化として、LP盤を立てていこうという戦略が有ったものと思っています。

 LP盤が出るという事は、番組制作側にとっても嬉しい事だったでしょう。単純に印税が増えますし、それまで使い捨てされていた音楽が、形となるのですから。

 

 そして、この番組での豊富な挿入歌の制作に関して言えば、コロムビア側の同調は勿論として、虫プロの音響部門を受け持っていたグループ・タックという会社の田代敦巳(当番組音響監督)の意向が大きく関わっていたとワタクシは推察していますが、この番組がテレビ史で語られる機会は皆無に近いものが有るので、そこに言及した文献を見つける事はできませんでした。

 ワタクシがそう推察するのは、後年になってグループ・タックが製作を担当した『まんがこども文庫』で、終了主題歌を毎月替えて12曲作り、それを一枚のLPにするという試みが有ったからです。更には、本格的なオーケストラによる演奏LPまで出すという音楽への拘りを見せたのでした。

 田代敦巳は、商売優先ではなく、あくまでも品質への拘りを棄てない職人肌の音響監督だったのです。その田代が音響監督を務めていたこの番組でそのような動きとなった事に、田代の意向が働いていないはずが無いと、ワタクシは確信しています。

 

 

珍豪ムチャ兵衛

 豊臣再興を願う傘張り浪人の主人公ムチャ兵衛が、豊臣末裔というボケ丸に仕えるという、時代劇調のゆかいまんがでした。ムチャ兵衛は二本差しもできぬ困窮のため、傘を振り回していました。

 『丸出だめ夫』などで昭和40年代前半には赤塚不二夫と共にゆかいまんがの雄であった森田拳次原作の、唯一の昭和テレビまんが化作品です(『丸出だめ夫』は実写映像化、平成にアニメ化。『ロボタン』の発案は大広)。

 しかし不運な事に、丁度テレビの全番組カラー化の端境で制作されたため、モノクロ制作のこの番組は放送機会を逸してしまい、昭和43年に制作開始されたにも関わらず、実際の放送は昭和46年までズレ込みました。

 しかも、既に時代は完全にカラー放送となっていましたので、再放送の時間帯となっていた月曜から金曜の18時という枠で、連日の帯放送されるのが初回放送という扱いとなってしまいました。

 

 そのような特殊な番組ですので、主題歌は当時は音盤化されていないはずです。歌っていたのは熊倉一雄で、作曲が初代『オバQ』の広瀬健次郎です。

 作詞は東京ムービー企画部となっていますが、これは元朝日ソノラマ橋本一郎が、自身の作詞であるとツイッターで明かしました。

『鉄腕アトムの歌が聞こえる』通信bot on Twitter: "私はまた「怪奇大作戦」のサブテーマや70年放映のアニメ「珍豪ムチャ兵衛」の主題歌、それにジャンケンけんちゃんシリーズのいくつかの作詞をしていますが、たまたまそれを耳にすることがあります。すると時間はかなり経っていますが、何か“自分の臭い”のようなものを感じます。" 

  橋本氏が拙作『昭和テレビ探偵団』にて語ってくださった証言によれば、近年、東京ムービー(トムス)が、当時の「東京ムービー企画部」の正体について調査をしているようです。*1

 

 

 

 

昭和唱和ショー「凧揚げ」

Gさん(仮名)「女の子の遊びである羽根付きの次は、男の遊びである凧揚げで行きましょうか」

ごいんきょ「凧摺りも、昭和時代に比べるとほぼ見かけなくなったよなあ。河川敷とかでは、今でもやっている子はいるんだろうか」

f:id:sammadaisensei:20170108220713p:plain

G「どうなんでしょうねえ。何かの企画とかでないと、子供たちが自発的にやっているという事は無いんじゃないですか。つか、凧摺りってなんです? (大体の想像はつくが)」

ご「わしは凧を揚げられた事が一度も無いんだよ。いつも走ると地面をズルズル凧を引き摺ってる姿にしかならないんだな」

 

G「ああ…。 (やっぱりな)

  あれって、不器用な子はできませんよね。やはり運動神経なんかも関係するんでしょうか」

ご「とにかく駄目だった。わしが子供の頃は、自分で凧を作るという事もやったろ。あれでも、上手い子はちゃんと揚がるんだよな」

 

G「はいはい。先ず骨組みを作る所から始めて、最後は尻尾を二本、下部につけてですね。あれこそ、不器用な子には無理な話ですね」

ご「それでも、なんとかちょっと見には凧に見えなくもない物になったんだよ(笑)。でも、いくら走ってもウンともスンとも揚がらない。凧揚げではなくて凧摺りになってしまう」

 

G「市販の凧でも駄目だったんですか」

ご「駄目だったなあ。で、わしより年少の子とかがすぐそばでスイスイ揚げているのを見ると、なんでああなるんだろうと不思議で仕方無くてね。いつも得意な人間が揚げたものを、少しの間だけ糸の部分を持たせてもらうくらいだったな」

 

G「ゲイラカイトって、物凄く揚がるように見えましたよね」

ご「西洋凧で、日本の凧はみな長方形なのに、いきなり蝙蝠みたいな格好の凧がテレビCMで流れてきてな。それがまた、凄い高さまで上がってる映像なんだよ」

 

G「映像だけでなくて、実際にもやはり高く揚がってましたよね」

ご「でも、わしはやはり駄目だったんだ(苦笑)」

 

G(コイツ、典型的な口先男だな…)

 「街中でやってたんですか?」

ご「いや。わしらの頃(1970年代)は、東京ではもう街中では無理だったな。河川敷とか、せいぜいが広い公園での話だ」

 

G「東京にもまだ空き地はチラホラ有りましたが、凧揚げが出来るほど広い空き地は無くなってましたね」

ご「大体、昭和30年頃から子供が凧揚げで死ぬ事件が紙面で増えだしてるんだよ。その頃から、交通事情とか電柱とかが入り組んでくるんだな、東京は」

 

G「凧揚げで死ぬというのは?」

ご「色々なんだが、凧に気を取られての交通事故とか、列車事故、それから屋根でやっていて転落死とか、あとは高圧線に引っ掛かって感電死というのも多かった」

 

G「ああ。車が急速に増えてきたり、電化が進んで電柱が増えて、しかも住宅が密集化してきたもんで、電線も急速に入り組んだりしたものだから、子供に警戒心が無かったんですね」

ご「多分、そうなんだろう。そして、東京電力のピカちゃんが、『送電線のそばでは凧揚げはやらないでね』ってな感じの宣伝をしだすのよ」

 

G「うわー。ピカちゃんなんて言っても誰もわかりませんよ、もう」

ご「『僕、カミナリのピカちゃんです』って自己紹介して始まるCMだったな。こんな子だよ」

f:id:sammadaisensei:20170108222927g:plain

G「可愛いですよね」

ご「ああ。わしは、でんこちゃんなんかより、はるかに好きだったんだがなあ」

 

G「随分と誇張化された顔で、わりと書きやすい顔ですよね」

ご「ツノはアンペアのA、鼻と口はプラスとマイナス、髪の毛が稲妻になってるんだな」*1

 

G「デザインは誰なんでしょうね」

ご「東京電力がピカちゃんに関して完全に封印してしまっているので、一切の情報は明かされていない。声は三輪勝恵が鼻声でなくなったような声で、わりと有名な声優だと思うのだが、どうも名前と結び付かないな」

 

G「凧揚げの話が、ピカちゃんの話に移ってしまいましたが(苦笑)」

ご「一月だから特別二本立てって事にしておこう」

 

G「豪華二本立てですね(笑)」

ご「ああ。物凄く豪華二本立てだ(笑)」

 

 

 

プレイリスト『昭和40年代までの歌謡曲』 Amazonプライムミュージック

 Amazonプライムミュージックに、ワタクシのようなおっさんが聞きたくなる楽曲が増えてました。

 それにしても、折角プレイリストを作成しても、YouTubeみたく他者に公開できないんですね。

 お仕着せのプレイリストしか提示されず、後は各人でって事なんだけど、様々なリストの中に、あの曲が有るんだって見つけるって事は多いと思うのですが。

 

 ま、前置きはこのくらいにして、昭和3、40年代生まれのおっさん向けになるであろうワタクシのプレイリストを、これから何回かに分けて公開してみます。

 プライム会員の方でプライムミュージックを使っていない方、折角のサービスですから聞きたい曲を見つけてみて下さい。

 今回は、昭和40年代までの日本歌謡を集めてみました。

f:id:sammadaisensei:20170108082712j:plain

 

  1. リンゴの唄(並木路子)
    松竹映画『そよかぜ』主題歌
    戦後復興を象徴する歌。速いテンポのために明るい歌と人々に記憶されているが、実はマイナー曲調であり、歌詞も「黙って見ている青い空」となっていて、焼け跡で不幸を背負いながら前向きに生きようとした日本人の気持ちが投影しやすかった。(宮川彬良氏説より)
  2. 悲しき口笛(美空ひばり
    松竹映画『悲しき口笛』主題歌
    当時12歳のひばりがシルクハットに燕尾服で歌い踊る姿が有名。
  3. 王将(村田英雄)
    洋楽が若者に持て囃され出し、テレビでもポップスが全盛だった当時に船村徹が放った日本調歌謡で、戦後初のミリオンセラーと言われるヒットとなる。作詞の西条八十は、今どきこんな歌を聞く人がいるのかねと船村に語ったという。(船村徹記念館上映映像より)
  4. ズンドコ節(小林明)
    近年では氷川きよしで有名だが、戦後、様々な歌手に歌われ続けている。
  5. 銭形平次舟木一夫
    フジテレビドラマ『銭形平次』開始・終了主題歌
    舟木と言えば『高校三年生』ですが、テレビ音楽特集で入れ漏らしてしまったので。舟木に限らず、ご紹介している歌手は、プライムで検索すれば大抵のヒット曲を探す事が出来ます。
  6. 伊勢佐木町ブルース(青江三奈
    劈頭の喘ぎ声がNHKに許されず、紅白では応援の女性陣が吹き戻しを「ピュー、ピュー」と鳴らす事で凌いだ。
  7. 世界は二人のために(佐良直美
    明治製菓『alfa』CMソングより
    明治チョコレートアルファで男声歌唱だったCMソングを、水島早苗の弟子でビクターからデビューした佐良直美が、NHK総合テレビ『音楽の花ひらく』で歌い、ヒットに繋がった。
  8. 好きになった人(都はるみ
    物真似で多用され、永谷園の梅干茶漬けCMでも使われたため、昭和時代には はるみの歌で最も息の長い歌だった。
  9. 愛のさざなみ(島倉千代子
    美空ひばりが『真っ赤な太陽』でGS路線に行ったのに対し、島倉はハマクラとのコンビで新機軸を打ち出し、大ヒット。
  10. あなたならどうする(いしだあゆみ
    長くヒットが出なかったが、筒美京平作曲『ブルーライトヨコハマ』で漸く一線級に。本作は同じ筒美作曲だが、「泣く」か「歩く」か「死ぬ」かの三択という歌詞が凄い。
  11. 人形の家(弘田三枝子
    昭和30年代にはポップス路線で愛嬌を振りまいたミコちゃんが、外見も曲調もガラッと印象を変えて再出発。故に意味深な題。
  12. 真夏の出来事(平山三紀)
    筒美京平が快進撃を始めた頃。
  13. 愛は傷つきやすく(ヒデとロザンナ
    外人さんが入るデュオという形態のブームを呼んだ二人。
  14. さらば恋人(堺正章
    元スパイダース・現大御所。やはり筒美京平により再生。
  15. なみだの操(殿様キングス)
    ぴんからトリオに続きコミックバンドが超特大ヒットを飛ばす。これにより東西の芸人レコード発売が大活況に。

 

 まだメロディーも枯渇しておらず、どれも歌が活き活きとしていますが、特に昭和40年代に入ると洋楽を巧みに取り入れて、音楽的にもかなり複雑になっていきます。

 演歌のようなものからポップス調まで、非常に幅の広い音楽を日常的に実際の歌唱で聞けていた、歌謡曲の豊かな時代でした。

 

漫画投句「桜井裕章敗北」

Gさん(仮名)「文さん勝ちましたねえ」

ごいんきょ「当たり前と言えば当たり前の結果だな」

 

G「あなた、さんざん文さんの死を盛り上げてましたよね(苦笑)」

ご「毎週毎週、”入江文学を愛する者の嘆きが”ってやってたんだけど(笑)、いい加減、書く事が無くなってきててさ。最後の方は早く決着を付けてくんねえかなと思ってたよ(笑)」

 

G「一気に40ページ掲載はありがたかったですね」

ご「朝三暮四だ。お前は(略)」

 

G「これで2回戦は文さんと金隆山・川口の勝者となりましたので、予想の方もやり直さないといけませんね」

ご「そうだなあ。どうせ、また間三週も有るし、それは来週にでもゆっくりやろう」

 

G「あの”人生の終焉”とかいう言葉はなんだったんでしょう?」

ご「あれは卑怯だったな。木多が”終焉”の意味を理解してないんじゃないの?

  毎週、文学の勝利は当たり前って前提で煽ってたけど、あれで『ん?』となったわ。読者予想の結果を裏切ろうとするのはいいんだけど、あれはやってはいけない事だよ」

 

G「しかし、桜井の謎は振るだけ振ってガン無視を決め込むんでしょうかね」

ご「うーん。本筋に関係無い伏線になっちゃうと、いちいち回収していたら話が進まないし回りくどくなるしなあ。その可能性は高いかもしれない」

 

G「腕があんな状態で、文さんは二回戦以後も闘うんでしょうか」

ご「普通なら有り得ない話なんだけど、漫画だしなあ(笑)。田島との因縁が有るから、それこそ死ぬまでやる気のはずだよなあ。尤も、十兵衛に事情を話して全てを預けるという形も有るな」

 

G「ああ。俺の代わりに田島彬をぶっ殺してくれってですか。可能性は皆無ではないでしょうけど、十兵衛と田島の力量差をただ一人わかっているのが文さんですからねえ。それもほとんど有り得ないでしょう」

ご「ま、今回の事で木多は梶原や金田、十兵衛並みに卑怯な手を使うという事がわかったから(苦笑)、今後はそこいらも踏まえて予想していくから」

 

G「予想というか、あなたの場合、ただの煽りですけどね(苦笑)」

 

黄金のすごろく 戦略編

 黄金のすごろくを扱った記事の第四弾です。

 

 

 

基本の戦略

コマ数を稼げるアイテムの使い方

 応用編でも書きましたが、基本はとにかく、一コマでも多く進める事です。

 そのためには、アイテムを徹底的に効率よく使わなければなりません。

 具体的に言えば、先ずはコマ数を稼げるアイテムを使い、なるべく先へ先へ進む。

 コマ数の稼げるアイテムとは、稼げる順に飛行機、汽車、車であり、馬、馬車、場合によって戦車までが該当すると言って良いです。

 

 これらコマ数の稼げるアイテムを、ゲーム冒頭から稼げる順に使っていけば良いのですが、どれも運次第で大して進めない時が有ります。

 飛行機や汽車はサイコロを3つも4つも同時に振れるのでかなり有利ではありますが、ワタクシはこれまで汽車を2回使って、出た目が5と6です。一個でも出る数字しか出した事が有りません。

 このような場合は、持っているアイテムの数と、その期限にもよりますが、良いアイテムの期限が次のゲームでも使えるものであれば、もうそのゲームを諦めて、良いアイテムは次のゲームで使うようにするか考えてみる必要が有ります。

 そして、そのゲームでの上位入賞は諦める事にしたら、確実にゴールするために、薬草、剣、らくだ、ロープなどを使っていきます。

 

代表的コマ数稼ぎアイテム(車、馬、馬車)

 コマ数を稼げるアイテムのうち、飛行機と汽車は特別ですし、そもそも滅多に入手できないので、あまり身近に考える必要は有りません。

 このゲームで上位入賞するキモは、車、馬、馬車で良い目を出す事が出来るかどうかににかかっていると言って良いでしょう。

 中でも車は特に重宝するアイテムで、どんなに悪くても7、最高で12コマ進む事が出来ます。車を数多く持っている場合は、車の連続使用で結構な上位に行けるでしょう。

 ある一つのゲームを優位に運ぶために、これらコマ数を稼げるアイテムを使わずに貯めておいて、あるゲームで一気に使うというのが、ワタクシのよく用いる戦術です。

 但し、全てのアイテムで使用期限が有りますから、これをマメに抑えておく必要が有ります。

 

馬と馬車の違い

 馬車はサイコロを2つ振り合計コマ数進め、馬はサイコロ一つの出た目の2倍のコマ数を進めます。

 従って、どちらも最高だと12コマ進めるのは車と同じですが、最低の場合はたった2コマなので、コマ数を稼ぐ機会でもあり、同時にコマ数が停滞する危機も内包しています。

 しかも、コマ数を稼げるアイテムで特に数多く入手できるのがこの2つなので、この馬と馬車の使い方と、使った時に良い目を出せるかが、成績を安定させる秘訣となります。

 

 例えば、残り12コマの時に使うべきアイテムは、馬でしょうか、馬車でしょうか。

 どちらも最大で12コマ稼げますから、どちらを使っても同じと考えてはいけません。確率を計算する必要が有ります。

 馬はサイコロを一つしか振らないので、6さえ出せばそれが2倍になって12コマ進めます。つまり12コマ進める確率は6分の1です。

 ところが、馬車を使って12を出すためには、2つのサイコロの両方で6を出す必要が有ります。つまり確率は36分の1。なんと、馬の6倍も12を出しづらいのです。

 

車と馬の使い分け

 車も、振ったサイコロで6が出れば、進めるコマ数は12になるので、12コマ進める確率は馬と同じ6分の1です。

 しかし、先にも書きましたように、車は最低でも7コマ進める便利なアイテムですから、このような場合は基本的に馬を使って、車は温存しましょう。

 

 では、残り11コマの場合はどうでしょうか。

 この場合、馬ですと5が出た場合は10コマしか進めず、手前で止まってしまう事になります。

 ところが車ですと、出た目に6を加えるわけですから、5でもゴールする事が出来ます。

 確率を計算すると、馬を使って残り11コマをゴールできる確率は、残り12コマの場合と同じ6分の1。しかし車ですと6分の2=3分の1。

 つまり、残り11コマの時点で車が有れば、3回に一度はそれを使ってゴールできるという事です。

 

まとめ

 このように、アイテムの特色、保有数、使用期限などと、残りのコマ数とをきちんと分析し、常に確率的に最上位にある方法を試行するようにする事、そして、その試行が上手く行かなかった時点でなるべく早めに次のゲームへと戦略を切り替える事が、このゲームの戦略構築に必要な思考であると言えましょう。